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日本人の登場②
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「全軍!突撃ー!」
「うおぉぉ!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「始まりましたか」
「少々警戒した方がいいと思うけどね…」
「気になるのはあの溝ですが…多分あそこには油が仕込まれているのでは?」
「兵が入ったら火矢を射てくると?」
「だと思います。セレーネもそれに気づいている様子…水魔法の使えるものを後ろに残しいつでも魔法を発動できるようにしております」
「…それだけなのか?」
「え?」
「それだけなのか…と聞いている。溝の先になにがあるか確認を急がせ…」
ドドドドドドドドドッ!!!!!
「しまった!遅かったか!」
「…大丈夫です!私達は島国の民!泳ぐことには慣れています!溝の中に水がたまる程度に被害は抑えられます」
「あぁ、そうだったな…いや、まて!撤退だ!前の部隊に溝から早く出ろと言え!溝の中の水は…泳げない!」
「は?」
「撤退の合図を出すんだ!早くしろ!」
「は、はい!」
ゴーン…ゴーン…
私が無理矢理撤退の合図を出させたため、急遽軍事会議が開かれることとなった。
「マサヤ閣下…どうして撤退の合図を出されたのか説明をお願いします」
「閣下は…あの水が泳げないという」
「臆病者なんじゃないか?」
「水程度で…撤退させるとは…」
「黙れ…小僧共…閣下にはなにか考えがあって撤退させたのだ」
「ドリンコに先に言われたのは癪だが…私も同じ意見だな」
「ドリンコ殿とグリーズ殿意見が会うなど珍しい…聴く価値はあるかもしれんな」
「マサヤ閣下…説明をお願いします」
「わかった。私がなぜ溝からすぐに出るように言ったのかを教えよう…言葉でいうよりも体験をしてもらった方がいいかもしれないな…」
アイテムボックスから水と油を透明なグラスに入れて出す。
三つの透明なグラスを机に置き左端に水の入ったグラス、真ん中に油の入ったグラス、右端に何も入っていないグラスを置く。
「では、説明をする…今回は実験がわかりやすいように透明なグラスを用意させてもらった。この中に氷を入れてどうなるかを見てもらいたい。ちなみにこの氷を人間とみたててもらおう」
全員が頷いたのを確認して実験を開始する。
今回使う氷は空気の入っていない透明な氷だ。
私も小学生の頃の夏の課題でコンビニの氷を使って実験したものだ。
「まず、水に氷を浮かばせてみよう」
「浮くだろうな…」
「まぁ、みなさんもご存知のとおり、浮かびます。では、油の方は?」
「水が浮かんだんだぞ?浮かんでくる…だろ?」
「私は一応これでも学園長をしておりましてね?ちなみに油に氷を入れると…」
氷を油に入れて…
「…沈むが正解です」
「な!」
「これはっ!」
「では、次の実験に移りましょう…先程の敵の作った溝と同じように水と油を一緒のグラスに入れるとどうなりますか?」
「それは…混ざるだろう。液体同士だぞ?」
「…私の国には水と油という言葉がありましてね?…その意味は、混ざりあわない正反対の性格や性質といったことを表す言葉として使われるのです。ちなみにその言葉の通り…」
水を入れて油を入れる。
「水と油は混ざりません」
「…」
「もうここまでくればおわかりでしょう?」
「…油では下に水では上に氷は留まった。つまり、氷に逃げ場がない」
氷を入れてみる。
「正解です」
「つまり、閣下はこの結果を知っているが故に撤退を指示したと?」
セレーネから質問が飛ぶ。
「無論、氷と人間は違います。仮に油の中で泳がされたとしても苦労はしますが泳げるでしょう…通常ならば」
「今回は皆が鎧を着ていた…もちろん鎧を着てでも泳げるように訓練していたが…油となると話は別ですね」
「そゆこと…初めての戦争だから神経質になっているみたいだが許して貰えると助かるな」
「私はマサヤ閣下が正しいことを言っているように見える。皆に異議がなければこれで終わりにしたい」
「異議ありません」
「同じく」
「では、これで終わりということで…解散」
「うおぉぉ!!!!」
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「始まりましたか」
「少々警戒した方がいいと思うけどね…」
「気になるのはあの溝ですが…多分あそこには油が仕込まれているのでは?」
「兵が入ったら火矢を射てくると?」
「だと思います。セレーネもそれに気づいている様子…水魔法の使えるものを後ろに残しいつでも魔法を発動できるようにしております」
「…それだけなのか?」
「え?」
「それだけなのか…と聞いている。溝の先になにがあるか確認を急がせ…」
ドドドドドドドドドッ!!!!!
「しまった!遅かったか!」
「…大丈夫です!私達は島国の民!泳ぐことには慣れています!溝の中に水がたまる程度に被害は抑えられます」
「あぁ、そうだったな…いや、まて!撤退だ!前の部隊に溝から早く出ろと言え!溝の中の水は…泳げない!」
「は?」
「撤退の合図を出すんだ!早くしろ!」
「は、はい!」
ゴーン…ゴーン…
私が無理矢理撤退の合図を出させたため、急遽軍事会議が開かれることとなった。
「マサヤ閣下…どうして撤退の合図を出されたのか説明をお願いします」
「閣下は…あの水が泳げないという」
「臆病者なんじゃないか?」
「水程度で…撤退させるとは…」
「黙れ…小僧共…閣下にはなにか考えがあって撤退させたのだ」
「ドリンコに先に言われたのは癪だが…私も同じ意見だな」
「ドリンコ殿とグリーズ殿意見が会うなど珍しい…聴く価値はあるかもしれんな」
「マサヤ閣下…説明をお願いします」
「わかった。私がなぜ溝からすぐに出るように言ったのかを教えよう…言葉でいうよりも体験をしてもらった方がいいかもしれないな…」
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三つの透明なグラスを机に置き左端に水の入ったグラス、真ん中に油の入ったグラス、右端に何も入っていないグラスを置く。
「では、説明をする…今回は実験がわかりやすいように透明なグラスを用意させてもらった。この中に氷を入れてどうなるかを見てもらいたい。ちなみにこの氷を人間とみたててもらおう」
全員が頷いたのを確認して実験を開始する。
今回使う氷は空気の入っていない透明な氷だ。
私も小学生の頃の夏の課題でコンビニの氷を使って実験したものだ。
「まず、水に氷を浮かばせてみよう」
「浮くだろうな…」
「まぁ、みなさんもご存知のとおり、浮かびます。では、油の方は?」
「水が浮かんだんだぞ?浮かんでくる…だろ?」
「私は一応これでも学園長をしておりましてね?ちなみに油に氷を入れると…」
氷を油に入れて…
「…沈むが正解です」
「な!」
「これはっ!」
「では、次の実験に移りましょう…先程の敵の作った溝と同じように水と油を一緒のグラスに入れるとどうなりますか?」
「それは…混ざるだろう。液体同士だぞ?」
「…私の国には水と油という言葉がありましてね?…その意味は、混ざりあわない正反対の性格や性質といったことを表す言葉として使われるのです。ちなみにその言葉の通り…」
水を入れて油を入れる。
「水と油は混ざりません」
「…」
「もうここまでくればおわかりでしょう?」
「…油では下に水では上に氷は留まった。つまり、氷に逃げ場がない」
氷を入れてみる。
「正解です」
「つまり、閣下はこの結果を知っているが故に撤退を指示したと?」
セレーネから質問が飛ぶ。
「無論、氷と人間は違います。仮に油の中で泳がされたとしても苦労はしますが泳げるでしょう…通常ならば」
「今回は皆が鎧を着ていた…もちろん鎧を着てでも泳げるように訓練していたが…油となると話は別ですね」
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「異議ありません」
「同じく」
「では、これで終わりということで…解散」
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