ゲームの世界に転移したおっさん…でも3000年後の世界でした。

K

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あぁ…貴族か…はぁ…。

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お礼を言われた後にロックケージについて聞かれた。

「私は学園で魔法などについて学んでいるのですが先ほどのロックケージって土魔法であっていますよね?」

「そうですね…。あっていますよ?」

「あんなに早く魔法を展開するなんて凄いですね!」

「そうか?普通だろ…。」

「学園でも見たことの無い速さでした!詠唱はしてなかったようにも見えたのですが…していたのですか?」

もしかしてこの世界の魔法って詠唱しないといけないものなのか?

「詠唱?」

「えっ!?詠唱を知らないんですか?」

「あぁ、というかそんなのあるの?」

「ありますよ!?少し待っててくださいね!」

そう言うとすぐに馬車の中に入って一冊の本をもってきた…。

「これです!詠唱辞典!この本に詠唱の事とか書かれてますよ!」

「ふーん、少し見ていい?」

「どうぞ!」

ふむふむ、魔法を使うにはイメージが大事…魔力は生きる者全てが保有している…他にもいろいろと書いてあるがこれは…

「読みづらいな…。」

すごく読みづらい…。ところどころ消えてるし…。

「そうなんですよね~…でも3000年前の資料の写しですから少し読めるだけでも貴重なんですよ?」

ん?最後に消えかけてるけど文字が…ナニナニ?…ミ…ネ…ル…ヴァ!?

「まてまてまて!ミネルヴァだと!?」

「ミネルヴァ様がどうかしたのですか?」

「えっ!?様づけ?…なんで!?それとまだ生きてるのか!?」

「なんでって…ミネルヴァ様は神ですよね?知らないんですか?それと生きてはいませんよ?3000年前に亡くなったそうです。」

いやいや、確かにミネルヴァは神の名前だけど…それプレイヤーだから!中身は普通の人間だから!トッププレイヤーの1人で魔法職を極めてた人だから!…てことはこれって…あいつの魔法全書じゃねぇか!?あいつこのゲームが終わるからってアイテム自作してたもんなぁ~…。フレンドに一斉配布してたやつだから俺これ持ってるわぁ~…。しかも「余っちった…。テヘッ」って言って俺に押し付けてきたやつ!
…これの完全版を俺は大量に持ってるわけだが…隠しておこう…。後で見ておくか…。まさかこんなに役に立つものをもらっていたとは…いつもあいつは要らなくなったものだけ押し付けてくるから使えるのか使えないのかわからないんだよ!

「あ~、そうか?ありがとう…。それとミネルヴァは…あ~なんでもない。」

「ミネルヴァ様です。この世界の魔法職の殆どがミネルヴァ教の信徒です。最悪は敵とみなされる可能性がありますのでお気をつけて。」

「お、おぅ…。」

ミネルヴァ…ミネルヴァが神…ウケる。

「ん?」

[馬車]・ω・*) ソーッッ♪

[馬車])≡サッ!!

[馬車]ω・*)コソーリ・・・

なんだあの可愛い生き物は…見つかったと思って馬車に隠れたり…出てきたりしてる。

「あの子は僕の妹のルルネディアです。恥ずかしがり屋なので許してあげてください…。」

「いえいえ、少し気になっただけだから大丈夫。」

その後もミネルヴァがどのくらい凄いことをしたかを聞かされ続け少し暗くなってきた…。

「アルペギア様!そろそろ出られないと暗くなってしまいます!」

「わかった!…申し訳ありませんがお礼をしたいと思いますので一緒に乗ってもらえませんか?」

はぁ…やっぱこうなるか…。

「遠慮して…」

「拒否権はありません。」

「え~…。はぁ、わかりましたよ…。」

「では、こちらへ!」

「あぁ」

ガチャ

「うわぁぁ!」

「おっと、危ないよ。」

馬車のドアを開けるといきなりアルペギアの妹の確か…ルルネディアだっけ?…が倒れ込んできたので泥がドレスにつかないように助けてあげる。

「ありがとぅござぃますぅ…。」

あ、ちょっと泣かないで…。
はぁ…こういう時はモフモフだろ!

「パーン…泣かせるな…。」

「プルリィー…(そんな無茶な…)」

パーンが目の前で縦に伸びたり横に平たくなったりして笑わせようと必死である。

「励ましてくれてるの?グスッ」

「プルリィー!(そうだよ!)」

この中では俺以外にパーンの言葉がわかるの人はいないのでパーンは必死にうなづきそうだよって伝えてる…。

「ありがとう。触っていい?」

「プルリィー!(いいよ!)」

あ、どうよ!みたいな感じでこっちを見たけど縦や横に引っ張られて笑えてくる…。プププ…。

「楽しい…。」

「ハハハハハ!そんなに楽しかったかい?」

「うん!この子可愛いしすごく面白い!」

そうかそうか…わかってくれるか。

「この子頂戴!」

…今なんていった?

「ま、待て!ルルネディア!訂正しろ!このモフーリアは彼の使い魔なんだぞ!?」

「いいじゃん!!私たちは貴族なんだから奪ってよ!!」

(怒)

「…不快だな。」

「待ってもらいたい!今のは妹が悪かった!すまない!ルルネディア!少し黙ってなさい!それとモフーリアを彼に返して!」

「嫌です!これは私のです!」

「駄々をこねるな!取り上げろ!」

「はっ!ルルネディア様失礼します。」

「嫌!私のなの!触らないで!」

バタンッ

「どうされました!?」

外からも来たよ…。

「いえ、少々問題が…。」

「ど、どうしたんです?」

「実は私の使い魔を気に入られたようでして…。」

「なるほど…申し訳ありません…。あ、そういえばお名前をお聞きしていませんでしたね…。すみませんが教えてもらえませんか?」

「あ、そうでしたね…マサヤです。よろしく。」

「よろしくお願いします。」

「パーン…戻ってきなさい…。アルペギア君。」

「は、はい!」

「次はありません。」

「わかりました!少し外に出ていてもらってもいいですか?ルルネディアはもともとあんな子ではないんです!どうか少しだけ時間を!お願いします!」

「わかった…いいだろう。少し待ちましょう。」

アルペギアの指示で馬車にアルペギアとルルネディアだけを残して全員外に出た…。

「なんで!?平民のものは私たちのものでしょ!?」

「馬鹿なのかお前は!そんなこと誰に教えてもらった!」

「ファルケス兄様です!」

「チッ!あいつは民を道具としか思っていないクズだ!いいかルルネディア…民がいなければ貴族なんて存在しない。そして私たち貴族は民の代表でしかない!それを忘れてしまえばそれは代表者ではなく貴族としての力悪い事にを使う略奪者だ!」

「…ごめんなさい。じゃあ、平民のものは奪ったらダメなの?」

「当たり前だ。これを忘れてはいけないよ?」

「わかったわ…。ねぇアルペギア兄様…。」

「どうした?」

「私さっきの人に謝りたい…。」

「そっか!わかった…聞いてみるよ!」

ガチャ

「マサヤさん!少しよろしいですか?」

「…わかりました。」

はぁ、めんどくさいなぁ~…。

「それで…何でしょうか?」

「その、使い魔を奪おうとしてすみませんでした!」

…謝っただけましか…。

「…はぁ。…わかった今謝ったことで手打ちにしときましょう。」

「ありがとうございます!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
作者の時間

ルルネディアちゃんは素直なんですよ…?素直すぎて悪い人に騙されてしまうんです…。
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