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街防衛戦
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…は?
今外壁の上に立っているのだが…異常な景色だ…。なぜなら、魔物が波となって襲ってくる景色が見えるからだ。
「な、なんだ…これは…。」
「報告と違うじゃねぇか…。」
「さてと、やりますかね…。」
「なんで驚いてないんだよ!」
「いや、驚きましたけど?でも戦うしかないじゃないですか…。だったら愚痴を言っても意味無いですし…。」
「そうだぞ若いの!」
「バエルトのやつがいりゃあ楽になるんだけどよ…まぁ、仕方ねぇわ!俺らのパーティは参加するぜ!」
そういえば…10年前にもあったって言ってたな…。
「ここで逃げたら10年前に死んだ仲間の顔を見れなくなっちまうからな!俺は引かねぇぜ!」
…まぁ、団結力は強いんだな…安心したよ。
「さて、少しぐらい削ってやるか…。」
俺はアイテムボックスから魔道大砲を取り出す。
「うおっ!?なんだ!?」
「じゃあ行くぜ!お前ら!耳を塞げ!」
防音用のイヤーマフをつける。
ドォォン!…………ドッカーン!
…えげつな…。こんな威力があったんだ…魔道大砲…。これは封印決定だな…。
「なんだ今のは!?数万は削れたぞ!?」
ここは…。俺の迫真の演技で…。
「うおぉぉぉ!壊れたー!俺の大砲が!」
「あれが大砲だと?…ありえん…。」
「耳が…痛てぇ…。」
さりげなく大砲をしまう。
「ここにあった大砲はどこだ!」
太った貴族…。関わらないことが賢明だな。
それよりも…結構削れたな…。これなら勝てる可能性だってあるんじゃないか?
「マサヤ!」
「バルネスさん…とリオンさん。」
「マサヤさん…あの大砲もうしまったのかい?」
「申し訳ない…壊れてしまったみたいで…直す気は正直ありませんので…。」
「マサヤ…魔術符以外にもこんなのやべぇの持ってたんだな…。」
「ははは、過去の遺物ですよ…。」
「アーティファクトを簡単に出すんじゃねぇよ…。でも、助かった。」
「おい貴様!今大砲と言ったな!あの大砲はどこだ!どこにやった!」
…貴族に聞かれたか~…。
もうなんか…面倒くさくなってきたな…。貴族とか平民とか…どうでもいい。子供になりてぇ…。
「どこにやろうと俺の勝手でしょ?いちいち貴族に許可を求めなくてはいけないんですか?」
「貴様!私に反抗するか!兵士よ!こいつを殺せ!」
「殺すでない!その御方を敵に回すのであればその瞬間我らバエルト商会及び領主ゼツネット様を敵に回すと思え!これより私バエルトと…」
「我らラッネスト家はこの戦いに参加する!冒険者諸君!また一緒に戦おうぞ!」
「「「「「おーー!!」」」」」
「こ、これはこれは…ゼツネット様…。」
「貴殿は…アタツナ男爵であったな…兵士達よ!こやつを牢へ!」
「なんと!?ゼツネット様!?」
「早く行け!これよりここは戦場だ!邪魔をするやつは貴族でも許さん!ラッネスト家の名にかけて冒険者及び兵士達の名声は約束しようぞ!」
「「「「「おー!!」」」」」
なんか…やっぱり普段からリーダーシップとってる人って違うんだなぁ~って思わさせられるよね。
「マサヤ殿お久しぶりですね…先程は男爵が失礼をしました。申し訳ない。」
「お気になさらず…それよりも凄いですね、みんなゼツネットさんの一声でさらにまとまっていますよ。」
「それくらいは当然ですね…私だって死にたくはないですし…10年前の経験で冒険者の強さ、そして、団結力の重要性は理解していますからね…。」
「マサヤさんお久しぶりです。」
「アルペギアくん?」
「息子にもこのような経験はさせといた方がいいと思ってね。まさか私が生きている間に二度も経験することになるとは思わなかったけどね?」
「それもそうですね…経験ですか…確かに大事ですね…。アルペギアくんはスクロールは使ったことはあるかい?」
「はい!学校で使わせてもらいました!MPを使わなくても使えるものですよね?」
「そうかそうか…なら使い方はわかるわけだ…。」
「え?…まぁ、一応は…。」
「息子になにかさせるつもりだな?マサヤ殿。」
ニヤリ
「もちろんですとも。これでアルペギアくんは歴史に名を残すかもしれないね~。」
「…へ?」
「全員聞いてくれ!今回の大役が決まった!エクスプロージョンの魔術符を使うのは次期領主のアルペギアだ!」
「「「「「「「おーー!!」」」」」」」
「えぇーー!!!」
「魔術符とは…本当に貴方は規格外だ…。」
「頑張れよ!次期領主様!」
「頑張れよ!アルペギア様!」
『アルペギア!アルペギア!アルペギア!』
大声援…。
「ハハハハハ!頑張れよ!アルペギアくん!」
「頑張れ息子よ…ちなみに私は魔術符なんて超貴重品触ったことすらない…助けてやれなくてごめんな!」
「お父様!?」
「じゃあこれが魔術符ね…しっかりと持っていてくれよ…これはこの街の希望だからな!…ちなみに俺の自腹だから失敗したりするなよ?タイミングは教えるから…な?」
「…もうなにを言っても変わらないんですね?…わかりました!」
今外壁の上に立っているのだが…異常な景色だ…。なぜなら、魔物が波となって襲ってくる景色が見えるからだ。
「な、なんだ…これは…。」
「報告と違うじゃねぇか…。」
「さてと、やりますかね…。」
「なんで驚いてないんだよ!」
「いや、驚きましたけど?でも戦うしかないじゃないですか…。だったら愚痴を言っても意味無いですし…。」
「そうだぞ若いの!」
「バエルトのやつがいりゃあ楽になるんだけどよ…まぁ、仕方ねぇわ!俺らのパーティは参加するぜ!」
そういえば…10年前にもあったって言ってたな…。
「ここで逃げたら10年前に死んだ仲間の顔を見れなくなっちまうからな!俺は引かねぇぜ!」
…まぁ、団結力は強いんだな…安心したよ。
「さて、少しぐらい削ってやるか…。」
俺はアイテムボックスから魔道大砲を取り出す。
「うおっ!?なんだ!?」
「じゃあ行くぜ!お前ら!耳を塞げ!」
防音用のイヤーマフをつける。
ドォォン!…………ドッカーン!
…えげつな…。こんな威力があったんだ…魔道大砲…。これは封印決定だな…。
「なんだ今のは!?数万は削れたぞ!?」
ここは…。俺の迫真の演技で…。
「うおぉぉぉ!壊れたー!俺の大砲が!」
「あれが大砲だと?…ありえん…。」
「耳が…痛てぇ…。」
さりげなく大砲をしまう。
「ここにあった大砲はどこだ!」
太った貴族…。関わらないことが賢明だな。
それよりも…結構削れたな…。これなら勝てる可能性だってあるんじゃないか?
「マサヤ!」
「バルネスさん…とリオンさん。」
「マサヤさん…あの大砲もうしまったのかい?」
「申し訳ない…壊れてしまったみたいで…直す気は正直ありませんので…。」
「マサヤ…魔術符以外にもこんなのやべぇの持ってたんだな…。」
「ははは、過去の遺物ですよ…。」
「アーティファクトを簡単に出すんじゃねぇよ…。でも、助かった。」
「おい貴様!今大砲と言ったな!あの大砲はどこだ!どこにやった!」
…貴族に聞かれたか~…。
もうなんか…面倒くさくなってきたな…。貴族とか平民とか…どうでもいい。子供になりてぇ…。
「どこにやろうと俺の勝手でしょ?いちいち貴族に許可を求めなくてはいけないんですか?」
「貴様!私に反抗するか!兵士よ!こいつを殺せ!」
「殺すでない!その御方を敵に回すのであればその瞬間我らバエルト商会及び領主ゼツネット様を敵に回すと思え!これより私バエルトと…」
「我らラッネスト家はこの戦いに参加する!冒険者諸君!また一緒に戦おうぞ!」
「「「「「おーー!!」」」」」
「こ、これはこれは…ゼツネット様…。」
「貴殿は…アタツナ男爵であったな…兵士達よ!こやつを牢へ!」
「なんと!?ゼツネット様!?」
「早く行け!これよりここは戦場だ!邪魔をするやつは貴族でも許さん!ラッネスト家の名にかけて冒険者及び兵士達の名声は約束しようぞ!」
「「「「「おー!!」」」」」
なんか…やっぱり普段からリーダーシップとってる人って違うんだなぁ~って思わさせられるよね。
「マサヤ殿お久しぶりですね…先程は男爵が失礼をしました。申し訳ない。」
「お気になさらず…それよりも凄いですね、みんなゼツネットさんの一声でさらにまとまっていますよ。」
「それくらいは当然ですね…私だって死にたくはないですし…10年前の経験で冒険者の強さ、そして、団結力の重要性は理解していますからね…。」
「マサヤさんお久しぶりです。」
「アルペギアくん?」
「息子にもこのような経験はさせといた方がいいと思ってね。まさか私が生きている間に二度も経験することになるとは思わなかったけどね?」
「それもそうですね…経験ですか…確かに大事ですね…。アルペギアくんはスクロールは使ったことはあるかい?」
「はい!学校で使わせてもらいました!MPを使わなくても使えるものですよね?」
「そうかそうか…なら使い方はわかるわけだ…。」
「え?…まぁ、一応は…。」
「息子になにかさせるつもりだな?マサヤ殿。」
ニヤリ
「もちろんですとも。これでアルペギアくんは歴史に名を残すかもしれないね~。」
「…へ?」
「全員聞いてくれ!今回の大役が決まった!エクスプロージョンの魔術符を使うのは次期領主のアルペギアだ!」
「「「「「「「おーー!!」」」」」」」
「えぇーー!!!」
「魔術符とは…本当に貴方は規格外だ…。」
「頑張れよ!次期領主様!」
「頑張れよ!アルペギア様!」
『アルペギア!アルペギア!アルペギア!』
大声援…。
「ハハハハハ!頑張れよ!アルペギアくん!」
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「お父様!?」
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