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第1章:のんびり気ままなスローライフ!!
第1話:名付け
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俺は自分もドラゴンだと言われて唖然とした。そんなことはないと思いたかったので、じ、自分の体を恐る恐る確認した。
先ずは自分の手を見た。大凡、人のものとは思えないほど長く尖ったそれーー爪。これだけならば爪が長く尖った人間だと思えたがーー冷静になればそんな人間はいないと思うーーそれを否定するかのように俺の手には赤い鱗がある。その赤い鱗は手から腕、足にまでかけてびっしりと生えている(?)。
この時点でもう、頭や顔を確認する勇気は無くなっていた。‥‥‥だが、冷静になれば人間でなくてもいいかもしれない。ドラゴンといえば生物の頂点を意味する代名詞でもある。最初からそれに近い力を持てるなら人間でなくてもいいか。‥‥‥人間に討伐されるかもしれないけど。
俺は楽観的に考えることで心の安定を保った。
「‥‥‥先程から何を考えておる、我(と■■■)の子よ」
‥‥‥こいつ、さっきから重要なことばっかり言いすぎ。‥‥‥一度にたくさん考えられるか‥‥‥!
「‥‥‥俺って‥‥‥あんたの息子で、ドラゴンなのか?‥‥‥」
でもやっぱり、ドラゴンより人間の方がいいという想いは捨てきれなかった。俺は最後の希望を掛けてドラゴンに聞いた。
「あ、『あんた』って‥‥‥まぁ、まぁ良いじゃろう。如何にも、我は其方の親であり、其方は我の子で竜だ」
そして、告げられる残酷(?)なる現実。‥‥‥これで俺はドラゴンだと自覚したーー自覚させられた。
俺が少し悲観していると空から何かが降りてきた。それはドラゴンだった。俺はそのドラゴンを見て、自然と『白き竜』という単語が浮かんだ。
自然とその単語が浮かぶほどに白く、何よりも神々しかった‥‥‥。
「おぉ、戻ったか、サーシャよ。残念な事に『我らの子』は既に生まれてしまった」
「ただいま、フレア。そうですか‥‥‥それは残念です」
‥‥‥真紅の如く赤いドラゴンと白き竜が俺そっちのけで、会話している。
「ーーサーシャよ、我らの子が退屈しておる。話をするのはそろそろやめようか」
「そうですね。では、名付けをしましょう」
‥‥‥俺抜きで、話がトントン拍子で進む。何をしているのかが全くわからない。
「我は炎竜王フレア」
「私は光竜女王サーシャ」
「「これより『名付け』を行う。汝の名は『ネルム』」」
二人ーー二ドラゴンーーが何かを行なって、『ネルム』と唱えた直後、体の至る所が痛みだした。
「グゥルルル‥‥‥」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ‥‥‥!!凄まじい力を全身から感じる‥‥‥今なら何でも出来そうだ。だが、力と一緒に痛みも感じる。今は、痛みで気絶しないようにするのが精一杯だ。
暫くして精神が病みそうな痛みが治まった。だが、もう動けそうに無い‥‥‥。
「疲れたでしょう。お休みなさいな」
俺はその言葉に従うかのように眠りに落ちた。
—————
生まれたばかりの赤ん坊は寝なさい。修正したことによって全く別の作品になった…。
—————
先ずは自分の手を見た。大凡、人のものとは思えないほど長く尖ったそれーー爪。これだけならば爪が長く尖った人間だと思えたがーー冷静になればそんな人間はいないと思うーーそれを否定するかのように俺の手には赤い鱗がある。その赤い鱗は手から腕、足にまでかけてびっしりと生えている(?)。
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俺は楽観的に考えることで心の安定を保った。
「‥‥‥先程から何を考えておる、我(と■■■)の子よ」
‥‥‥こいつ、さっきから重要なことばっかり言いすぎ。‥‥‥一度にたくさん考えられるか‥‥‥!
「‥‥‥俺って‥‥‥あんたの息子で、ドラゴンなのか?‥‥‥」
でもやっぱり、ドラゴンより人間の方がいいという想いは捨てきれなかった。俺は最後の希望を掛けてドラゴンに聞いた。
「あ、『あんた』って‥‥‥まぁ、まぁ良いじゃろう。如何にも、我は其方の親であり、其方は我の子で竜だ」
そして、告げられる残酷(?)なる現実。‥‥‥これで俺はドラゴンだと自覚したーー自覚させられた。
俺が少し悲観していると空から何かが降りてきた。それはドラゴンだった。俺はそのドラゴンを見て、自然と『白き竜』という単語が浮かんだ。
自然とその単語が浮かぶほどに白く、何よりも神々しかった‥‥‥。
「おぉ、戻ったか、サーシャよ。残念な事に『我らの子』は既に生まれてしまった」
「ただいま、フレア。そうですか‥‥‥それは残念です」
‥‥‥真紅の如く赤いドラゴンと白き竜が俺そっちのけで、会話している。
「ーーサーシャよ、我らの子が退屈しておる。話をするのはそろそろやめようか」
「そうですね。では、名付けをしましょう」
‥‥‥俺抜きで、話がトントン拍子で進む。何をしているのかが全くわからない。
「我は炎竜王フレア」
「私は光竜女王サーシャ」
「「これより『名付け』を行う。汝の名は『ネルム』」」
二人ーー二ドラゴンーーが何かを行なって、『ネルム』と唱えた直後、体の至る所が痛みだした。
「グゥルルル‥‥‥」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ‥‥‥!!凄まじい力を全身から感じる‥‥‥今なら何でも出来そうだ。だが、力と一緒に痛みも感じる。今は、痛みで気絶しないようにするのが精一杯だ。
暫くして精神が病みそうな痛みが治まった。だが、もう動けそうに無い‥‥‥。
「疲れたでしょう。お休みなさいな」
俺はその言葉に従うかのように眠りに落ちた。
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生まれたばかりの赤ん坊は寝なさい。修正したことによって全く別の作品になった…。
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