Sランクパーティから追放された俺、勇者の力に目覚めて最強になる。

石八

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元Sランクの俺、作戦を決行する







 再び訪れるオールイーターによって作られた大穴は、以前と少しばかり雰囲気が違っていた。

 立っているだけでも伝わってくる圧迫感と、威圧感。それは通常のオールイーターからは感じられなかった特別なもので、いかに目の前のオールイーターが別格であることが分かるだろう。

 だがレン達は先ほどとは打って変わって、どこか自信や不安に満ちた面立ちをしていた。

 しかしユークからは以前逃げ出した時に見え隠れしていた恐怖に冒された様子はなく、緊張しつつもレンが考案した作戦を絶対に成功させるという強い意志が見られた。

「よし、二人共。頼んだぞ」

「うん、任せて!」

「努力はする。万が一のときはレンとシスティに頼むよ」

 それだけ言い残し、リルネスタとユークは威嚇しているオールイーターのいる方向へと歩いていき、レンとシスティはそこから離れた場所でひっそりと待機する。

 リルネスタ達とオールイーターまでの距離はおよそ20メートル弱。普通ならまだ安全な距離感であるが、全長が10メートルほどあるオールイーターにとっては大した距離ではないことは確実だ。

 だが今回レンが考案した作戦を成功させるには警戒しつつも十分に接近する必要がある。しかしそれはかなり危ないことなので、レンの横で待機しているシスティは杖を握りしめていつでも魔法を展開できる態勢を整えていた。

「これくらいかな……ユークさん、できますか?」

「……一応練習したからね。できるかできないかじゃなくて、やらないとダメだ。リルネスタさん、お願いするよ」

「はいっ、では……いきます……!」

 緊張が走る中、リルネスタは鞄の中に隠しておいたあるものを取り出し、一度深呼吸をしてからユークとアイコンタクトをとる。

 そしてユークがリルネスタの目を見て頷き、準備が完了する。その直後、リルネスタは鞄から取り出したあるものを思いっきり天井に向かって放り投げた。

「お願いしますっ!」

「よし、任せてくれ!」

 リルネスタが取り出したあるものとは。それは先ほど逃げ出した時、オールイーターが過剰に反応した銀貨であった。しかも、その数は一瞬では数え切れないほどの数であり、キラキラと輝く銀貨が宙に舞い、大穴の真ん中へと降り注いでいく。

 だがその直後 チャリン と、銀貨と銀貨がぶつかる音が響く。しかし銀貨はまだ宙に舞っており、今もなお地面に降り注いでいる真っ最中であった。

 しかし次から次へと チャリン、チャリン という金属特有の音が鳴り響いていき、それに対して二匹のオールイーターが反応する。

『グギャァ!』

『グギャアァウゥ!』

 天の恵み。まるでそう言わんばかりに意気揚々と銀貨の元へ駆け寄る二匹のオールイーターは、二箇所に分けられていた銀貨の塊に飛びつき、丸呑みしていく。

 そしてその瞬間、リルネスタは杖を振り上げ、ユークは小さくガッツポーズをしていた。

「展開、フロストバーン!」

 リルネスタが氷魔法の《フロストバーン》を魔言を唱えず発した瞬間、二匹のオールイーターから低い破裂音が響き、動きが鈍くなる。

 なにが起こったのか分からないといった様子で立ち上がろうとするオールイーターであったが、自分の足元に広がっていた赤い液体の水たまりに足を滑らせて倒れてしまう。

 ついさっきまでなかったのに、なんで足元に水たまりがあるのだろう。と、オールイーターが首を傾げると、その水たまりは自分の裂けた腹部から流れ出た血液でできたものであると判明し、絶句する。

 いつの間にこんな傷を負ってしまったんだ?
 そんな疑問を抱いたまま、二匹のオールイーターは為す術もなく力尽き、呆気なく戦闘が終末を迎えるのであった。

「とりあえず、一安心だな。これであとはヴァーナライト鉱石を持って帰るだけだ」

「あ、あの……少し聞いてもいいですか?」

「ん? 別に構わないが……あまり長引かせるなよ? 結構解体には時間かかるからな」

「はい、それは承知の上です」

 早速クエストの目的であるヴァーナライト鉱石を持ち帰るため、レンは未だ状況をあまり理解していないリルネスタとユークの元へ歩み寄ろうとする。

 だがそんなレンをどこか申し訳なさそうな表情を浮かべるシスティが声をかけて止める。なのでレンは用事を聞くため立ち止まったが、早く終わらせたいのか体は完全にシスティとは別の方向を向いていた。

「えーと……その、レンさんって何者なんですか?」

「何者って、俺は普通の人間だぞ? エルフとか、獣人みたいな亜人族じゃなくて、耳も丸いし尻尾も生えてないごく普通の人間だ」

「い、いえ……そうではなくてですね。レンさんがどうやって生まれ、生きてきたかは知りません。ですが、ギルドランクに見合わない知識や実力、そして柔軟な発想。どれをとっても私達より上をいっています。単刀直入に言って、私はレンさんに裏があるのではないかと思っています」

「まぁ、人は誰だって裏がある。それはシスティもそうだろ? もし俺に裏があったとしても、自分から明かすことはない。それに、そういう詮索は冒険者内ではあまりしない方がいい──と、俺の父親が教えてくれたぞ」

「そうですか……その、いきなり失礼しました。突然変なことを聞いてしまって」

「大丈夫だ、これくらい慣れている」

 隠し事をするのは慣れないが、詮索されることに対してレンは慣れを覚えていたので、過剰な反応をすることなく会話を終わらせる。

 そしてシスティを連れてリルネスタとユークの元へ向かうと、二人共溜まった疲れが戻ってきたのか座り込んでしまっていた。

「よく頑張ったな。これも、リルネスタとユークのおかげだ」

「いやいや、これは全部レンの作戦があったからこその勝利だ」

「確かに作戦を考案したのは俺だが、それを実行したのはお前達だ。俺は後ろで見てただけだからな」

「細かいことはいいじゃないか。今はこの成功を喜ぼうじゃないか」

「まぁ、それもそうだな」

 そう言い、レンはユークを置いて動かなくなったオールイーターの近くでしゃがみこみ、腰に収められているナイフを取り出し、早速ヴァーナライト鉱石の回収に取り掛かる。

 それを見てユークやシスティはレンの動きを真似てぎこちないながらもヴァーナライト鉱石を硬い鱗とともに剥ぎ取っていく。

「ねぇねぇ、私はなにをすればいいの?」

「そうか、リルネスタは剥ぎ取り用のナイフを持ってなかったな。んー、そうだな。とりあえず周りを警戒しつつ、待機で」

「分かった。一応ライトを展開してもっと明るくしておくね?」

「あぁ、頼んだぞ」

 レンに頼まれ、リルネスタは少し遠い場所から《ライト》を展開し、他の魔物が侵入してこないか大穴の入口を見張っていた。

 そんな中、レンはポーチの中に詰まってるアイテムを見て『買いすぎたな』と後悔しつつも、ヴァーナライト鉱石を剥ぎ取りつつ自分が考案した作戦について思い返していた──




「レン、教えてくれないか。銀貨とペンだけであの強敵を無傷で倒す方法を」

「落ち着け。正確には銀貨とペンだけじゃない。リルネスタとユークにも協力してもらう必要がある」

「わ、私と」

「僕かい?」

 まさか自分達が指名されるとは思いもしなかったのか、二人共素っ頓狂な声を上げてぽかんと呆気にとられたような顔になる。

「その、レンさん。私は……」

「システィと俺はあくまで作戦が失敗したときのフォローをするだけで、特になにかあるわけじゃない。つまり、待機だな」

「そ、そうですか……」

 自分が力になれないことが悲しいのか、悔しいのか、システィは下唇を噛んで少し俯いてしまう。

 別にシスティが力不足だからというわけではない。むしろ魔法職として、十分すぎる役割を果たしているだろう。

 だが今回の作戦を決行するには、システィではなくリルネスタである絶対的な理由があったのだ。

「じゃあ、作戦を話すぞ」

「あぁ、頼む」

 ユークからの反応をもらい、レンが残りの二人の顔を見ると静かに頷いており、既に作戦を聞く準備は万端であった。

 なのでレンはもう一度脳内で作戦を復唱し、咳払いをしてから口を開いた。

「これから、リルネスタには銀貨にペンでオールイーターの弱点である氷魔法の術式魔法の魔法陣を書いてもらう」

「術式魔法って……あらかじめ魔言を唱えながら魔力を込めて魔法陣を書くあれだよね?」

「あぁ、そして展開時は魔法の名前を発するだけで展開するやつだ。このペンで銀貨に魔法陣を書くのは難しいと思うが、今はとりあえず沢山術式魔法の魔法陣を書いた銀貨を作ってもらいたい」

「わ、分かった。それで、ユークさんはどうするの?」

「ユークは、ちょっと厳しいことをお願いすることになる」

 真剣な表情でレンがそう言うので、ユークは生唾を飲み込んで額から汗を流す。

 いったいこれならどんな無理難題を押し付けられるのか。そんな覚悟が目に見えたが、レンがユークに頼んだものは聞いただけではそんな無理難題に聞こえるほど厳しいものではなかった。

「術式魔法の魔法陣が書かれた銀貨をリルネスタが思いっきり天井に向かって投げるから、それに向かってユークは銀貨を弾き飛ばして銀貨にぶつけ、地面に落ちる頃には二箇所に分けてほしい」

「…………は? ごめん、それをやる理由が僕には分からないんだが」

「一見意味が無いように聞こえるが、意外と重要な役割だ。今回の作戦を大雑把に言うと、リルネスタしか使えない術式魔法が込められた銀貨を食わせて、体内で展開してしまおうという作戦だ。オールイーターは銀貨を噛み砕かずに飲み込むし、いくら酸性のヨダレがあるにしてもすぐに銀貨は溶けない。だから体内で展開してしまえば頑丈な鱗を全部無視して楽に倒せるってわけだ」

「な、なるほど……それはいい作戦だ。でも、それならリルネスタさんが投げるだけじゃダメなのか?」

「まず、地面に落ちてからだと一匹のオールイーターが銀貨を多く食べてもう片方のオールイーターが倒せないかもしれない。それに空中で音を鳴らすことで、お前達が襲われるという可能性も下げられるんだ。もし銀貨を食べなかったら術式魔法が展開して俺達が危険な目に遭う。だからこそユークの銀貨を渡す技術が生きるというわけだ」

 今回の作戦のメインはあくまでリルネスタの術式魔法であり、ユークはリルネスタの術式魔法が込められた銀貨をオールイーターに食わせるだけの布石に過ぎない。

 だが作戦の成功確率をより高くするには、どうしても決定打が足りなかった。そして、その決定打がユークの銀貨を渡す技術というわけで。

「偶然か……いや、そこはどうでもいい。とりあえず今からユークは俺が投げた銀貨に銀貨を弾き飛ばしてぶつけるという技を覚えてもらう。10回やって9回当てる気持ちでやらないと、今回の作戦は成功しない。どうだ、やるか?」

「……あぁ、やってみせる。僕にできるかは分からないけど、やらなくちゃいけないんだ。絶対にものにしてみせるよ」



─────────



「まさか、本当に成功させるなんてな。しかも、命中率は100パーセント。練習から1回も外さないって、やっぱいあいつはおかしいな」

 今になって、自分が考案した作戦がいかに変だったかが分かって羞恥を覚えるレンであったが、すぐにそんな羞恥も消えてなくなる。

 なぜなら、そんな変で、博打のような作戦でも信じて実行し、成功させた仲間達を見て『恥ずかしい』なんて思うのは失礼だと思ったからだ。

「まぁ、何がともあれ、一件落着だな」

 目の前にあるヴァーナライト鉱石を全て剥ぎ終え、レン達は大きいものと小さいものを分けてまとめていく。

 そしてリルネスタを呼び、これからどうやってヴァーナライト鉱石を持ち帰るかを相談する。

 そのときの達成感に満ち溢れたリルネスタ達の表情は、レンにとってきっと忘れられないものになるだろう。
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