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元Sランクの俺、マッサージを受ける
しおりを挟む数日ぶりに今まで泊まっていた『一服亭』に戻ってきたレンは、いつも笑顔で仕事をしている宿屋の店主であるふくよかなおばさんと会話を交わす。
どうやらしばらく帰ってこなかったので心配だったらしく、次顔を見せるまで当分は泊まっていた部屋を残しておくつもりだったらしい。
だがあまりにも帰りが遅いので部屋を空けようとしたところにちょうどレンが帰ってきたので、部屋を残しておいた甲斐があったと喜んでいた。
「でもねぇ……今は部屋が3部屋しか空いてないのよ。こればかりはどうしようもないの。ごめんなさいね」
「いえ、部屋があるだけで充分ですから。では相談してきますので、少し待っててくれますか?」
「はいよ。大丈夫、この時間帯にお客さんは来ないから、ゆっくり話しなさいよ」
レンはおばさんに背中を押してもらい、出入り口付近に置かれている柔らかい丸椅子に座っている3人の元に向かい、早速本題を切り出す。
すると最初はパッとしない声を漏らす3人であったが、なにかを考えているのか各々腕を組んだり頬に指を当てたりしながら考え事をし始めた。
『お主の要望はないのかの? それを加味して考えたいのだがの』
「俺の意見なんているのか? あー……まぁ、強いて言うならリラックスしたいから静かに過ごしたいな。体も痛くはないが、疲労のせいか少し重いし」
『な、なら……私がマッサージしましょうか……? それに、私には癒しの力がありますので、筋肉の疲労だって緩和させることができます』
「マッサージ、か。そういえば最近マッサージなんてされたことなかったから、いいかもな」
よくレンは1人でマッサージやストレッチをしているのだが、やはり1人だと痒いところに手が届かないし、限度もある。
だが2人なら無理しなくても体の疲れを解すことができ、効率もいい。そう考えると、ライゴルグの提案は悪いものではないのだ。
しかしレンはそれよりも心配すべきところがあった。
「その、ライゴルグはいいのか?」
『え……わ、私ですか?』
「あぁ。仮にも俺は男だから、過ごしづらいかもしれないぞ? それに、ベッドも小さいからのびのびできないと思うし」
『それなら安心してください。私は普段ライオウガと生活してますので、慣れてますよ』
「そうか、ならいいんだがな。リルネスタと黒竜姫は1人部屋でもいいか?」
そうレンが聞くと、黒竜姫は『妾はそれで構わぬ』と言っていたが、リルネスタはどこか納得していないように眉を寄せて顎を指に置いていた。
「黒竜姫は宿に泊まるの初めてでしょ? なら分からないこともあると思うから、教えるために一緒の部屋にした方がいいと思うな。それに、黒竜姫と仲良くなりたいし!」
『むぅ、仲良くなるというのはよく分からぬが、確かに教えてもらわぬと分からないこともあるからの。せっかくじゃから大賢者の意見を尊重しようかの』
「決まりだね!」
リルネスタが誘い、黒竜姫が素直に聞き入れて受け入れる。
そんな予想だにしなかった光景を前にレンは口を半開きにしていたが、仲が良いことはいいことなので、レンは『分かった』と告げてカウンターで1人待つおばさんの元へ戻る。
そして2部屋分の料金を払い、2つの鍵を貰ってからレン達は2階の階段を上って2階に移動し、1番奥の部屋とその隣の部屋の前にたどり着く。
1番奥の部屋の鍵はリルネスタに手渡しし、一言言葉を交えてからレンはライゴルグと泊まる部屋の鍵を開け、中に入る。
レンは早速机の上に荷物を置いて椅子に座るが、ライゴルグはどうすればいいのかソワソワしながら部屋の中を見渡していた。
『これが人間が生活する環境なのですね……なんだか興味深いですね』
「やっぱり魔物から見ると色々と違ってくるんだな」
『そうですね。ベッドだけでなく椅子や机なんて使いませんし。そもそも屋内で生活するなんて、魔物を除けば人間だけですよ』
「そういうものなのか」
今まで考えてきたことがないことであったが、そう言われると納得するところも多々ある。
やはり魔物にとっては人間が生活するには欠かせない物は邪魔に見え、余計な物という認識になるのだろう。
そもそも魔物は人間と違って一部例外はいるが屋内ではなく屋外で生活しているので、こういった施設を借りること自体不思議で仕方がないのである。
「じゃあ早速だが……頼めるか?」
『は、はいっ。マッサージですね。お任せください』
「もちろん服は脱ぐよな?」
『……は、はい。お、お願いします……』
レンが服を脱ごうと服を捲ると、ライゴルグはサッと顔を背けてしまう。
そのせいでレンも無駄に意識してしまい、なんとも言えない雰囲気になる。
だがこのままでは息すらしづらくなるので、レンは脱いだ服を適当に畳み、上半身だけ裸になってベッドの上にうつ伏せで寝そべった。
「多分、汗でベタついてる可能性があるが……大丈夫か?」
『なら、先に背中だけ拭いてしまいましょう』
ライゴルグは浴槽のある部屋の扉を開け、そこでタオルを濡らしてから強めに絞り、水っけを飛ばす。
そしてレンの背中にタオルを当て、首から腰辺優しく拭き、右腕左腕と汗を完全に拭き取ってライゴルグはタオルを机の上に置いていた。
『で、では……始めますね?』
「あぁ。遠慮なく頼む」
『ぜ、善処します』
リラックスしきったレンの背中に、ライゴルグのひんやりと冷たい小さな手が触れ、筋肉が疲労してる箇所が的確に解されていく。
その力加減は絶妙で、少し痛いのだが気持ちがいいものなのでレンはだらしない声を上げていた。
「すげぇ……こんなに気持ちいのは初めてだ……」
『んっ……そ、そうですか……? 喜んでいただけているなら、恐悦至極です……』
実際にライゴルグのマッサージはお世辞抜きで気持ちのいいもので、既にレンは背中全体の筋肉が解され、完全に脱力しきっていた。
それだけでなくライゴルグは首の根元や、腕、そして肩など、レンが今まで酷使してきた筋肉の疲労がこの一瞬で回復していき、今すぐ外に出て走れるほどの力がレンの体からみなぎってきていた。
それはライゴルグの持つ高すぎる治癒能力の効果で、回復し過ぎて回復しようのない体にライゴルグの力が手を伝って直接流し込まれているので、逆に治癒効果が過剰に足されていっているのだ。
その凄まじい治癒効果のせいで睡魔がレンを襲う。
この心地よい中で眠れるならどれだけ幸せなのか、考えるだけで気分が良くなるのだが、そんなレンの睡魔は先ほどからライゴルグによって追い払われていた。
『んっ……ふぅ…………』
「…………」
『勇者様の背中、とても大きくて、それでいて硬くて、立派です……』
「そ、そうか……」
たまに聞こえる艶かしい吐息と、狙っているのか狙っていないのかよく分からない言い回しに、レンの頭の中は煩悩に塗れてしまっていた。
だがライゴルグはそのつもりではないと分かっているので、レンは枕に顔を埋めて頭の中で『煩悩滅却、煩悩滅却』と唱え続けるが、まるでそれを嘲笑うかのように頭の中が煩悩に埋め尽くされる。
やはり分かってはいても、レンは男だ。
性欲はもちろんあるので、どうしても気になって仕方がないのである。
『んふぅ……はぁ、はぁ……どうですか? 気持ちいいですか?』
「あ、あぁ。文句なしで気持ちいいぞ。で、でもな?」
『は、はい……どうかしましたか?』
「……いや、やっぱりなんでもない」
さすがに気まづいのでライゴルグの手を止めようとしたが、振り返るとそこには汗を流しながら真剣にマッサージを続けるライゴルグの姿があったので、止めようにも止めることができずに終わってしまう。
そんな天国だけど地獄のような時間が過ぎ、約30分後にはいつの間にかライゴルグによるマッサージは終わっており、レンが気付くころには既にライゴルグは額に浮き出た汗を手の甲で拭いて一息ついていた。
『あの、どうでしたか?』
「いや~、予想よりも気持ちよくてビックリした。あ、これは嘘でもお世辞でもないぞ? 本当に、ライゴルグさえ良ければまたお願いしたいくらいだ」
『そうですか、それならよかったです』
顔色一つ変えず冷静に返事をするライゴルグだが、耳は真っ赤に染まり、それでいて口角だけ上に上がっていたので褒められて喜んでいることが隠しきれていなかった。
しかしそんなライゴルグもレンの上半身を見て耐えきれなくなったのか、手で顔を覆って俯いてしまう。
なのでレンが服を着直してベッドに腰を下ろすと、ライゴルグは胸に手を当て、ホッと息を吐いていた。
『勇者様はもう休まれるのですか?』
「まぁ、やることないならな。ライゴルグはどうするんだ? ベッドで寝るか?」
『そ、そんな! い、一緒にだなんておこがましいことできませんっ!』
「……言葉足らずだったな。ライゴルグはベッドで寝るのか? それとも椅子で寝るのか?」
『~~~ッ!』
とんでもない勘違いを指摘され、恥ずかしさのあまりにライゴルグは顔を真っ赤になっており、頭からは湯気が立ち上っていた。
まさに穴があったら入りたいという言葉がピッタリで、ライゴルグは目を泳がせすぎて目を回していた。
「だ、大丈夫か……?」
『は、はい。コホン。取り乱してしまい申し訳ございません。話を戻しますが、私は10日間睡眠をとらなくても動けますので、勇者様はベッドで休んでいてください』
「そうか。そらならいいのだが……本当にいいのか?」
『はい。私は勇者様が睡眠をとっている時に尻尾だけ人化魔法を解除し、勇者様の体に隠れた傷がないか検査します。ルドの渓谷では急いで直したので、まだディオマインによる怪我があるかもしれません。なので一晩かけてじっくり確認させてもらいます』
「それはありがたいが、無理はするなよ?」
『お気遣い、ありがとうございます』
疲れを癒すため、レンはベッドに寝転がって布団を被るが、ここまで至れり尽くせりすぎて申し訳なくなってしまい、気になって眠れなくなってしまう。
だが目を開けるとライゴルグが椅子から降りてベッドに駆け寄り、心配そうな顔で『どうかしましたか?』と聞いてくるので、レンは目を開けたくても開けれずにいた。
ライゴルグの尽くしっぷりはまるで癖になってしまうようなもので、下手すればダメ男になってしまいそうになるほど面倒見が良く、居心地の良いものであった。
そんなライゴルグに甘えるのも有りなのだが、レンはせっかくなのであることを尋ねることにした。
「なぁ、ライゴルグ」
『はい、どうかされましたか?』
「俺はライゴルグに色々されて感謝してるんだ。だから……あれだ、礼をしたくてさ。なにか欲しいものとかないか?」
『勇者様は優しいお方ですね。あいにくですが、私にはそこまで物欲がないので、欲しいものがなにかと聞かれてもお答えできません』
聞く前から分かっていた返答ではあるものの、レンは義理堅い性格なので、引かれたとしてもどう押そうか悩み耽っていた。
だがなにも言葉が見つからない。
それは眠気のせいもあるが、ここからどうライゴルグに言葉を投げかけてもライゴルグがなにかを欲しがる未来が見えなかった。
なのでレンは諦めて意識を水底に沈めていくと。
『ですが……強いて言うのなら、いつか2人で世界中の美しい景色を見て回りたいですね』
と、ライゴルグは消え入るような声で呟いていた。
その時にはレンの意識はほぼ沈みかけていたが、それでもレンは確かに『2人で行けたらいいな』と言葉にしていた。
それを聞き、ライゴルグは声にならない声を上げながらも音を立てずにベッドの側に寄り、尻尾だけ人化魔法を解除して尻尾をレンの胸に当て、レンを起こさないように布団を整えてから検査を開始した。
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