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vsメルメシア王国
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「ねえねえ我朗くん、放課後少し残ってくれない?」
「少しなら大丈夫だよ」
懐かしい、学校の教室だ。
高校一年生の夏、俺はクラスの人に声をかけられた。
表情や言い方からして告白だと思う。
放課後、言われた通り俺は教室に残った。
「一度しか言わないから聞き逃さないでね」
「わかった」
「すぅ…はぁ……。我朗くん、あなたのことが好きです。付き合ってください!」
この時、俺は人生で初めて告白された。
だけど俺は付き合う気はなかった。
当時はTWFが発売直後、俺は家にいる間はずっとログインをしていた。
だから他の時間が取れない、時間を使いたくなかった。
俺の過ちはこれを全て素直に言ってしまったことだ。
告白してくれた女の子はその場で泣き始めてしまった。
俺は声をかけることすらできなかった。
翌日にはこの話がクラス中、いや学校中に広がっていた。
「ゲームしか見ない最低な男」という最悪な言い方で。
告白してきた女の子は学校で少し人気だったせいで、俺は徐々に居場所がなくなった。
友達も他のみんなと同じようなことをし、俺から離れていった。
居場所がなくなった俺は学校を辞め、別の通信制の学校へ入ることにした。
そんなことがあっても、俺はTWFをやめることはなかった。
むしろ空いた時間にバイトをし、課金までしていた。
その時から、俺の人生はTWFに飲み込まれていたんだ。
……なんでこの夢を見るんだか。
時々見るけど、俺にとって嫌いな出来事だ。
勝手に告白してきて、俺が振ったら学校を辞めるのは俺でしたなんてひどい話だ。
だけど、そんなことがあったおかげでファラとメルと出会ったんだ。
あの時にTWFをやめていたら出会わなかった。
そして、新しい世界にも来れなかった。
嫌な出来事があっても、今につながっているもんだな。
「……寝ていたのか」
目が覚めた。
ベッドに入ったのは覚えている。
ふかふかすぎていつのまにか寝ていたみたいだ。
ちょうど雲が晴れ、月の光が部屋へと入ってきた。
待って、誰かいるみたいなんだけど。
この城って幽霊出るの?
可愛い幽霊か、ファラかメルだったらうれしいんだけどなあ。
「すまない、許してくれ!!」
「おっさんじゃねぇかよ!ってあぶねぇ!!」
よく見てみると国王だ。
寝込み襲ってくれるならこんなおっさんじゃなくて可愛い女の子がよかったよ。
「って思っている場合じゃないな。そのナイフはなんだ?殺す気満々じゃねぇか」
「すまない、許してくれ。ヴェルが私の敵になるなんておかしいことなんだ」
「だから、本人がそう言っていたんだって」
「そんなはずはない!ヴェルは私たちのために命を張って戦っていたんだ!!」
あまりにも過信しすぎている。
疲労のせいで頭のネジでも飛んだか?
「洗脳の魔法を使った跡もないし……。なるほど、そういうことか。これがあいつのやり方か」
国王の異変の原因は魔法ではなく、別の方法だ。
あいつのやり方は、無意識のうちにできてしまっている洗脳だ。
例えばだが、あるところに信頼している友人と初めて会う人、それと自分がいるとする。
友人は嘘をいい、初めて会う人は本当のことを言っている。
明らかにおかしい嘘なら別だが、本当のことのように聞こえる嘘なら初めて会う人ではなく友人のほうを信じるだろう。
ヴェルはガルガン王国のために、危ない前線に立つという行動まで示したんだ。
今日初めて会った俺たちが嘘をついていると勝手に頭が思ってしまっているんだろう。
俺だって仲間のために戦っていたやつがいきなり裏切って、新しく来たやつに「裏切ってましたよ」なんて言われても、実際に見るまでは信用できない。
「だからと言っていきなり殺すのはやりすぎだよな」
「ヴェルよ。戻ってきてくれ……」
「少しなら大丈夫だよ」
懐かしい、学校の教室だ。
高校一年生の夏、俺はクラスの人に声をかけられた。
表情や言い方からして告白だと思う。
放課後、言われた通り俺は教室に残った。
「一度しか言わないから聞き逃さないでね」
「わかった」
「すぅ…はぁ……。我朗くん、あなたのことが好きです。付き合ってください!」
この時、俺は人生で初めて告白された。
だけど俺は付き合う気はなかった。
当時はTWFが発売直後、俺は家にいる間はずっとログインをしていた。
だから他の時間が取れない、時間を使いたくなかった。
俺の過ちはこれを全て素直に言ってしまったことだ。
告白してくれた女の子はその場で泣き始めてしまった。
俺は声をかけることすらできなかった。
翌日にはこの話がクラス中、いや学校中に広がっていた。
「ゲームしか見ない最低な男」という最悪な言い方で。
告白してきた女の子は学校で少し人気だったせいで、俺は徐々に居場所がなくなった。
友達も他のみんなと同じようなことをし、俺から離れていった。
居場所がなくなった俺は学校を辞め、別の通信制の学校へ入ることにした。
そんなことがあっても、俺はTWFをやめることはなかった。
むしろ空いた時間にバイトをし、課金までしていた。
その時から、俺の人生はTWFに飲み込まれていたんだ。
……なんでこの夢を見るんだか。
時々見るけど、俺にとって嫌いな出来事だ。
勝手に告白してきて、俺が振ったら学校を辞めるのは俺でしたなんてひどい話だ。
だけど、そんなことがあったおかげでファラとメルと出会ったんだ。
あの時にTWFをやめていたら出会わなかった。
そして、新しい世界にも来れなかった。
嫌な出来事があっても、今につながっているもんだな。
「……寝ていたのか」
目が覚めた。
ベッドに入ったのは覚えている。
ふかふかすぎていつのまにか寝ていたみたいだ。
ちょうど雲が晴れ、月の光が部屋へと入ってきた。
待って、誰かいるみたいなんだけど。
この城って幽霊出るの?
可愛い幽霊か、ファラかメルだったらうれしいんだけどなあ。
「すまない、許してくれ!!」
「おっさんじゃねぇかよ!ってあぶねぇ!!」
よく見てみると国王だ。
寝込み襲ってくれるならこんなおっさんじゃなくて可愛い女の子がよかったよ。
「って思っている場合じゃないな。そのナイフはなんだ?殺す気満々じゃねぇか」
「すまない、許してくれ。ヴェルが私の敵になるなんておかしいことなんだ」
「だから、本人がそう言っていたんだって」
「そんなはずはない!ヴェルは私たちのために命を張って戦っていたんだ!!」
あまりにも過信しすぎている。
疲労のせいで頭のネジでも飛んだか?
「洗脳の魔法を使った跡もないし……。なるほど、そういうことか。これがあいつのやり方か」
国王の異変の原因は魔法ではなく、別の方法だ。
あいつのやり方は、無意識のうちにできてしまっている洗脳だ。
例えばだが、あるところに信頼している友人と初めて会う人、それと自分がいるとする。
友人は嘘をいい、初めて会う人は本当のことを言っている。
明らかにおかしい嘘なら別だが、本当のことのように聞こえる嘘なら初めて会う人ではなく友人のほうを信じるだろう。
ヴェルはガルガン王国のために、危ない前線に立つという行動まで示したんだ。
今日初めて会った俺たちが嘘をついていると勝手に頭が思ってしまっているんだろう。
俺だって仲間のために戦っていたやつがいきなり裏切って、新しく来たやつに「裏切ってましたよ」なんて言われても、実際に見るまでは信用できない。
「だからと言っていきなり殺すのはやりすぎだよな」
「ヴェルよ。戻ってきてくれ……」
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