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番外編
図書館に眠る主 終
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「どうもお客様――って神の代理人じゃないですか!」
「「「えっ?」」」
NPCなのに神の代理人について話すのは初めてだ。
もしかしてだけど。
「OP(Official Player)の人か?」
「そうだよ!今回のイベントにで最初に到着した人にはこうして会うようにって言われたんだー。あっ、あまり人には言わないでね!」
やっぱりそうだったのか。
OPはイベント等に配属されるTWFのアルバイトの人達だ。
NPCやプレイヤーとは違い、ゲーム内で仕事をする人のこと。
時給も良いらしく、倍率はものすごく高いとのこと。
なぜNPCではなく、こうしてOPが配属されるには理由がある。
それは、主に重要なことがある時に必要となる。
「あ、私はユーと言います」
「よろしくな、ユー。それで今回はどういう用件で現れたんだ?」
「みんなが憧れるギルドの人はけっこう冷たいですねー」
「そりゃあ残念だったな。それでどうなんだ?わざわざこうしているってことは、他に何かあるんだろう?」
「特にないですよ。たまたまイベントがあって配属されただけなので」
「なんだ、そうだったのか」
「むぅ……。反応が薄いと少し悲しいですね」
だって特にないなら言うことないじゃん。
そんな反応取れるほど器用ではないんだし。
「いきなりなんだけど、話を進めるから問題を出すね!」
「問題?」
「そう!問題は簡単、この中にある一冊だけ本を持っていっていいよ!」
「どんな本でもいいのか?」
「うん!」
元々持って帰るつもりだったんだが。
主がどれでも一冊だけ持っていけばいいと言っているんだ。
無理をする必要がなくなった。
で、問題なのはユーの首にぶら下がっているものだ。
それは本が付いているネックレスだ。
「ふっふーん」
「今回のクエストは考えることばっかりだな」
「そうでしょー!新しいジャンルを取り入れようと始めたクエストだからね」
「……言っていいのかよ、それ」
この人OPに向いていなさそうだけど大丈夫か?
「そういえば本を一冊持っていっていいという話、勝手にそう言うことしていいのか?」
「大丈夫です!今回は私が出ましたが、今後ここに出てくるNPCの台詞なので」
今回俺たちが最初にたどり着いたから、こうしてわざわざ言っているのか。
別にNPCの時と同じ対処をすればいいのか?
「それでどの本がいいですか?」
「そうだなあ……」
「ん?これがいいんですか?」
こいつ、わざと前に差し出してきたな。
下にある大きな本とこの本、どちらかを迷わせるために。
まあ、答えは決めていたからいいけど。
「じゃあありがたくこれを貰うよ」
「あ、あれ……?」
「どうした?一冊くれるんだろう?」
メルはまだよくわかっていなさそうだが、ファラは分かっていた。
「い、一応どうしてこれを選んだのか聞かせてもらえますか?」
「簡単な話だ。恐らくユーはその下の大きい本を選ぶと思ったんだろう?」
「うぐっ!?」
「図星みたいだな。こっちを取ると俺たちは2冊取ってしまうからな」
大きな本は召喚系か分からないが、大きな本にはユーが入っていた。
ユーは首にネックレス型の本をぶら下げている。
仮に大きな本を選ぶとネックレスもとることになるから2冊となる。
なぜ大きな本を選ぶかと考えたのか。
恐らく最初に大きな本を見た時、クエストの本ではないかという話を聞いていたからじゃないのかな。
もしくは単純に大きいものを選ぶ人間だと思われていたとか。
「誤魔化せると思ったのに。ダメでしたか」
「いや、むしろ最後が一番楽だったぞ」
すぐに答えが出たから楽だった。
まだロックロックロックが降ってくる方が分かりづらかった。
「ではこれをどうぞ」
「どうも」
本のネックレスを渡された。
手に取ってアイテム名を見ると、図書館の主の証とあった。
「これがクエストの……」
「そうです!あとそのアイテムはクエスト終了後にもらえますので」
「へぇー」
「反応薄いですよ……」
アイテムの詳細には、これを装備するとここの図書館の位置が分かり、いつでも中に入ることができるとのこと。
イベント限定ステージかと思ったが、そうでもないみたいだ。
「それでは、クエストクリア!おめでとうございます!」
「よし!」
最後がどうあれ、クエストクリアだ!
新しいクエストはやっぱり楽しいものだな。
こうしてイベントクエスト、図書館に眠る主が終わった。
「「「えっ?」」」
NPCなのに神の代理人について話すのは初めてだ。
もしかしてだけど。
「OP(Official Player)の人か?」
「そうだよ!今回のイベントにで最初に到着した人にはこうして会うようにって言われたんだー。あっ、あまり人には言わないでね!」
やっぱりそうだったのか。
OPはイベント等に配属されるTWFのアルバイトの人達だ。
NPCやプレイヤーとは違い、ゲーム内で仕事をする人のこと。
時給も良いらしく、倍率はものすごく高いとのこと。
なぜNPCではなく、こうしてOPが配属されるには理由がある。
それは、主に重要なことがある時に必要となる。
「あ、私はユーと言います」
「よろしくな、ユー。それで今回はどういう用件で現れたんだ?」
「みんなが憧れるギルドの人はけっこう冷たいですねー」
「そりゃあ残念だったな。それでどうなんだ?わざわざこうしているってことは、他に何かあるんだろう?」
「特にないですよ。たまたまイベントがあって配属されただけなので」
「なんだ、そうだったのか」
「むぅ……。反応が薄いと少し悲しいですね」
だって特にないなら言うことないじゃん。
そんな反応取れるほど器用ではないんだし。
「いきなりなんだけど、話を進めるから問題を出すね!」
「問題?」
「そう!問題は簡単、この中にある一冊だけ本を持っていっていいよ!」
「どんな本でもいいのか?」
「うん!」
元々持って帰るつもりだったんだが。
主がどれでも一冊だけ持っていけばいいと言っているんだ。
無理をする必要がなくなった。
で、問題なのはユーの首にぶら下がっているものだ。
それは本が付いているネックレスだ。
「ふっふーん」
「今回のクエストは考えることばっかりだな」
「そうでしょー!新しいジャンルを取り入れようと始めたクエストだからね」
「……言っていいのかよ、それ」
この人OPに向いていなさそうだけど大丈夫か?
「そういえば本を一冊持っていっていいという話、勝手にそう言うことしていいのか?」
「大丈夫です!今回は私が出ましたが、今後ここに出てくるNPCの台詞なので」
今回俺たちが最初にたどり着いたから、こうしてわざわざ言っているのか。
別にNPCの時と同じ対処をすればいいのか?
「それでどの本がいいですか?」
「そうだなあ……」
「ん?これがいいんですか?」
こいつ、わざと前に差し出してきたな。
下にある大きな本とこの本、どちらかを迷わせるために。
まあ、答えは決めていたからいいけど。
「じゃあありがたくこれを貰うよ」
「あ、あれ……?」
「どうした?一冊くれるんだろう?」
メルはまだよくわかっていなさそうだが、ファラは分かっていた。
「い、一応どうしてこれを選んだのか聞かせてもらえますか?」
「簡単な話だ。恐らくユーはその下の大きい本を選ぶと思ったんだろう?」
「うぐっ!?」
「図星みたいだな。こっちを取ると俺たちは2冊取ってしまうからな」
大きな本は召喚系か分からないが、大きな本にはユーが入っていた。
ユーは首にネックレス型の本をぶら下げている。
仮に大きな本を選ぶとネックレスもとることになるから2冊となる。
なぜ大きな本を選ぶかと考えたのか。
恐らく最初に大きな本を見た時、クエストの本ではないかという話を聞いていたからじゃないのかな。
もしくは単純に大きいものを選ぶ人間だと思われていたとか。
「誤魔化せると思ったのに。ダメでしたか」
「いや、むしろ最後が一番楽だったぞ」
すぐに答えが出たから楽だった。
まだロックロックロックが降ってくる方が分かりづらかった。
「ではこれをどうぞ」
「どうも」
本のネックレスを渡された。
手に取ってアイテム名を見ると、図書館の主の証とあった。
「これがクエストの……」
「そうです!あとそのアイテムはクエスト終了後にもらえますので」
「へぇー」
「反応薄いですよ……」
アイテムの詳細には、これを装備するとここの図書館の位置が分かり、いつでも中に入ることができるとのこと。
イベント限定ステージかと思ったが、そうでもないみたいだ。
「それでは、クエストクリア!おめでとうございます!」
「よし!」
最後がどうあれ、クエストクリアだ!
新しいクエストはやっぱり楽しいものだな。
こうしてイベントクエスト、図書館に眠る主が終わった。
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