3 / 49
小学生編
暴露話 利根田 理子の苦手なもの
しおりを挟むやあ諸君こんばんは、おはようこんにちは?
私だ、利根田 理子だ。個人的には此処に引っ張り出されたくなかったのだがお上からの電波的な指令により此処に立たされている。私に休暇はないのだろうか。時給を上げて欲しい。
え? レギュラーもとい役員階級には時間給はない? むしろ愛の使者なら無償で馬車馬のように働け?
男……じゃなくてもサラリーマンはつらいよ
まぁいい、私も女だ。女は度胸だ。
という訳で今回は私の苦手なものを暴露しよう。思うに日頃の感謝の気持ちを表すのならば私ではなくお上が身体を張るべきだと思うのだがどうだろう?下に全てやらす上などクソだと思わないか?だろう?そうだろう?諸君もそう思うだろう?
え?コリネトの暴露話など露程も興味ない?引っ込めクソ野郎?お、おう、お上がそんな哀れな好感度とは思わなかったんだ…なんかすまんな…。わかった…機動戦士ではないがこの利根田 理子もオメガバース布教の為に日夜闘う愛の先導士もとい戦士である
であるからして
利根田 理子 いきまーす!!
あれはな、私がまだ五歳の超絶プリティーな愛らしきモブ顔かわい子ちゃんであり、自分が花粉症を前世から持ち越しているとまだ知らなかった純真な頃のことだ……
え? お前のどこが純真だ? 墨汁レベルで真っ黒だろ?
この愛の戦士に何を言っているのかなきみは? 月に代わってお仕置きがてらケシカス塗れにしてやるから後で覚えておけよ
まあいい、正直花粉症とずっ友など絶望感しかないがまあいい。ブタクサなど私が総理大臣になったら全て燃やし尽くしてやると国民の代表として誓ってあげる所存だがまあいい。
問題はここからである。
あれは私がかもめ組のみんなと公園までお散歩した時のことだ。
正直私の精神年齢は三十路の成人女性であるので、この時も同年代ながら大人の女性の風格を漂わせ私はお姉さん気取りでみんなの面倒を見ていた。
「やー! りこちゃんはわたしとあそぶのー!」
「わたしとやくそくしてたのー!」
「りこちゃんあっちであそぼー!」
みよ、このモテ具合。
天上天下、我が天下。
これぞ我がハーレムであろう。人呼んで楽園の女王とはこの私のこ……すんません調子乗りました。
まあここまでは私も鼻の下を伸ばし鼻高々になる形だったのでよかったのだ。
問題はここからであった。
「わーたーしーとー!」
「おいぶす、さらにぶさいくになってるぞ」
「やー!」
「あっちー!」
一人ムカつく野郎もとい健太という雑音が入っていたがそこもまあいい。
勿論後でこけたフリして水浸しにした泥団子をぶん投げてやったがまあいい。
大人気の私は体を前後左右から引っ張られた。どこの処刑方法だ。
左に一、右に一、前にあっかんべーと舌を出して指差しながらげらげら馬鹿にしてくる敵一、後ろに一である。
四面楚歌か。女もつらいよ
子供の力と侮るなかれ、加減のない力程恐ろしきものはない…。
あれが江戸時代に子供が体験したという経験なのだろう…。しかも三人だから更に痛い。私も流石に今世これで終わりかと覚悟したほどである。
享年五歳。美人薄命。儚き命であった…。そして名奉行大岡越前守忠助さんは流石に降臨してはくれなかった。
というわけでモテ過ぎて意識を飛ばしかけた私なのだが、名奉行の代わりに救いの手を差し伸べてくれたのは我らが園長先生である。
園長先生好きです結婚してください。歳の差五十五歳とか同性愛とかこの愛の前では然したるものです。
だが不幸な事故が重なった。
そう、偶然であり不幸過ぎる事故である。
まず一つ、神出鬼没と名高い園長先生が急にこれこれとたしなめる様に現れたことで驚いた全員が全員手を離したこと
一つはここが公園であり、そこらの排水溝からは水気が。そこらの芝生には隠れやすそうな茂みも多かったこと
一つは私も急にふっとばされたことでたたらを踏むも踏ん張り切れず、すんごい勢いで前方へと吹っ飛んだこと
一つは健太の運動神経がよかったのであいつは私を受け止めるということもせず避けやがったこと
そして最後の一つは―――
前方の吹っ飛んだ茂みの下でのんびり休んでおられたカエル様が、ちょうど我が腹の落下地点にいたこと……だ……!!!
目が合ったアマガエル様は最期の最後までつぶらな瞳をされていらした………
スローモーションの様に今でも思い出せる………
お腹の下で断末魔の悲鳴もなく幼稚園の制服へとリアルド根性蛙されてしまった彼の姿を―――
不屈の闘志をもつ私といえど、あの時ほど立ち上がることに恐怖を覚えた時はない。
なんかべっちょという音がしたのである。なんかじんわりしてる気がするような気がするのである。なんか絶対腹の下に何か――――
その後、あれだけ遊びたがられてモテモテだった私だが、掌を返されたように皆私を遠巻きにし、その日は距離を置かれて泣きながら帰宅した。三十路でも泣く時は泣くのである。ほら、身体年齢五歳だし。
大号泣だった。もう何の水分か分からないものでいっぱいだった。そしてド根性蛙様も恐らく大号泣だった。主に血ほか自主規制で。そして洗濯することになった園長先生も流石に冷や汗だった。主にグロ過ぎるので。
最初はぴょんヨシ女ぴょんヨシ女と馬鹿にしていた健太でさえ何か慰めてきてたが、私の心の傷はとてつもなく深かった。マリアナ海溝も真っ青なくらい深かった。
つまりだ、私は何が言いたいかというと―――
カエルが大の苦手である
別段読まずとも本編に支障はない☆
普段はやらないが、今作は布教が主目的なのでリップサービス多めである
うむ、同士諸君、入信を心待ちにしておるぞ
そして上手い人が書いた作品を早くわしも読みた……
げふん
まぁ雰囲気で気楽に楽しんで頂ければ幸いです(笑)
ではでは~♪
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
嫌われ公女に転生したけど、愛されたい願望を捨てたら全員がデレてきた
桃瀬さら
恋愛
嫌われ公女ナディアは、婚約破棄され学園で孤立し、家族からも見放されていた。
どれほど努力しようが周囲からは「嫌われ公女」と蔑まれ、誰も味方なんていない。
「もういい。愛されたいなんて、くだらない」
そう心に誓った瞬間から、状況が一変した。
第二王子が婚約破棄を撤回し跪き、寡黙な騎士団長が「君を守りたい」と熱く迫ってくる。
そして、冷ややかな兄まで「婚約など認めない。家を出ることは許さない」と……。
愛されることを諦めた途端、なぜか執着される。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる