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中学生編
17、中学二年生 異名をとる。残念どれも本人不評
しおりを挟むやあ諸君おはよう。私だ、利根田 理子だ。中学二年生になったぞ。中二病発生者も多発し、クラスで右目を押さえる子もいるお年頃だ。大丈夫だ、私はそれを微笑ましい目で眺めてあげよう。
私の前の席の子なんて、帰宅部に入ったのに出会いがないとひたすらブツブツ呟いているからな。帰宅部な時点でやはり出会いは減るし、むしろそれは入ったと言わないんじゃと思うが、優しいりこちゃんはその背も生ぬるく見つめてやるぞ。この世界にも悲しきラブコメ本の被害者はいるものなのである。なんと罪深きことであろう。
さて、そんなこんなで中学二年生にして大躍進を遂げた者たちがいた。聖也くんは何を思ったか、いや、まぁ理由はあのお爺ちゃん医師だと即座に分かるが、医者になるとさらりと言っていた。とはいえお花ちゃんとの時間は大事にしているので、なんだかんだいつも通りである。
お花ちゃんは少し痩せた。とはいえまだあのふんわり柔らかなぽちゃ気味は残っている。個人的にはもう全然痩せなくていい!このままでいいよお花ちゃーん!と止めたいのだが、何故か美尻モデルに憧れてうんうんと運動している。床の上で腹筋をしようとして、ぷるぷると三センチだけ背を浮かせている姿は身悶えして死ぬかと思った。可愛さで私が。
だが大躍進を遂げたのは彼らではない。
私はふと隣に居る大神に目を向けた。屋上にて二人でこっそり休憩中である。何故かって?こいつ何か有名な外国サイエンス雑誌の論文発表者の中に、共同著名で名前が載ってやがったのである。本人に聞いたところ「あいつら巻き込みやがった」と顔をひくつかせて激怒していたが。
両親の助手をしていただけだと本人は言い張っているが、普通に凄い。両親的には実績を残してやりたかったんだろうか?もしかしたらガチで巻き込み目的な気もする。うーん、あの人たちのことはよく分からん。
教室に大慌てで入って来た教頭先生に嫌々連れて行かれた大神が、すんごい不機嫌そうに戻って来た時は何事かと思ったが、そういう事情だったらしい。針金虫みたいな教頭先生のあの慌て様は初めて見たからびっくりした。
大神の強い意向とやらで口留めしたからか、直接聞いた私くらいしか知らない話だけど、先生の誰かが漏らしたのかふんわりと「あいつなんか博士らしーぜ」と広まっている。そのせいで一部の女子からは更に熱烈視線だし、知りたがり男子たちからめげない猛者たちが絡んで来るので、一緒に避難してきたという寸法だ。こいつの不機嫌モードでも近付けるあたり、案外みんな図太いのであろう。
私はベンチでまた変な文字で書かれたのを読んでる大神を見た。大神は焔色の無造作な髪が乱れるのを気にも留めずに何か書き込んでいる。
私は大神の研究について解説してもらったけど、専門用語満載のやつはチンプンカンプンであった。なんだ、アルファ型先天性分泌物質過剰症候群の成長ホルモン抑制におけるサモヘロン薬の効能と指定物質抑制能力の有無って。
長すぎてアルファしか分からんかったぞ。しかもこれを一発目は英語だったか、ドイツ語だったか、そんなんで言われた時のあの頭を叩きたくなる衝動な。なんだ、訳すとニュアンスが少し違うって。知るかーい
速攻で「分からん。訳すと」と聞いた私は悪くない。てか大神は私を賢いと思ってる節があるが、私の知識は文系の一般大学までである。許してくれ。
というわけで、本当に賢い奴あるある、纏めと解説が分かりやすい大神先生の簡単解説曰く「アルファの長期抑制剤」だと。最初はメリットが浮かばなかったのだが、お爺ちゃん医師を思い出して分かった。なるほど、私が心配されたあの頭が良過ぎて死んでしまったり、背が高くなり過ぎる病気の患者にとっては、寿命が延びたり一般人と同じ生活が出来るとてつもない希望の光であろう。
本人はまだ未完成だと言っているが、正直、本当に感動した。
「大神、あんた本当に凄いね」
この年で誰かを救えるなんてと本気でしみじみと言ったら、珍しく大神が照れてたのは蛇足であろうか。
そんなこんなで益々人気者なのに遠巻きに憧れられてる大神であるが、ただいま横で凄まじい顔で唸っている。なるほど、広まった異名も言い得て妙であろう。
「大神」
「…なんだ?」
私が声を掛けたからか、半眼で大神が顔を上げた。なんかすんごい不機嫌そうな顔だが、どうせ問題が解けなかったからとかの些細な理由で、実際は不機嫌でもないのであろう。こいつ、威圧感があり過ぎて眉を動かすだけで人がびびるのである。顔が良過ぎるのも迫力があって大変なもんなんだなと若干気の毒に思いつつ、にまりとからかった。
「”赤鬼博士”だって?」
「それを広めた奴は潰してやる」
「あっはっは! いいじゃん、似合ってるし」
そう言うと今度は顔を顰めて本当に威圧感満載の顔になった。赤鬼も真っ青なくらいお似合いである。
本人はすこぶる不本意だが、こりゃ定着まっしぐらであろう。
「つか博士号なんて持ってねーし、助手だし、赤鬼ってなんだよ」
「顔じゃない? まぁ異名なんて適当でそれっぽかったらいいんだよ、赤鬼博士さん…ぶっくくく」
「ほお……?」
くくくと屋上の胸程までの銀色い柵にもたれながら笑えば、怒らせたのか大神が一オクターブ音程を下げた。なんか地獄からやってきそうである。名前とかも狼っぽいのに、鬼にジョブチェンジしたことが色々ツボだ。
「怖い怖い。折角きゃーきゃー言われてんだから楽しんどきなよ。くくく」
「興味ねぇし嫌だから逃げて来たんだろうが。それとも、俺が聖也みてぇになった方が望ましいか?」
つ…と急に真顔で聞かれるものだから、その想像をしてしまう。すぐに頭を振った。
「鳥肌がやばい」
「だろ」
被害の凄さも悲惨そうだが、何より社交的な大神とかガラじゃなさ過ぎて気味の悪さしかない。
げんなりした顔でお互い頷けば、運動場から声がした。そちらを見下ろせば、風が砂埃を運んでくる気がする。
「あ、あれ健太じゃない? 一位やるねぇ」
マラソン大会が近いので、グラウンドには白線とロープが残されっぱなしなのである。休み時間でさえ走り回るとは、あいつもベータ離れした体力お化けだとついげんなりしてしまう。やはりあいつだけ猿の血が強いに違いない。
それでも、大躍進を遂げた腐れ縁の健太の元気そうな様子につい頬が緩んだ。
「そーかよ」
「何怒ってんのさ。健太に人気取られて嫌な訳でもあるまいし」
「怒ってねぇ」
「はいはい」
やれやれと肩を竦めるも、大神はつーんと何故か拗ねている。本人これで無自覚なのだから、一回カメラで撮影してやろうか悩むところだ。
なんだかんだ大神と健太も付き合いは長いから、変なライバル意識でも仲間意識でもあるんだろう。
健太は中学一年生にしてレギュラーを取った後は、中学二年生にしてエースとして大活躍している。この前、意気揚々とシュートを覚えたと自慢して来たので取り合えずおだてたのだが、イマイチカーブもシュートも違いが分からん。チェンジアップがうんたらって何だ。
とはいえ、部活に行くのが楽しそうな様子は、あの時背中を押してあげてよかったと思えた。老婆心で押した先がもし崖だったらと、未来の見えぬ身では不安と隣合わせではあったから。
県内ではバッテリーの子と合わせて”剛力猿と智謀家”バッテリーとして恐れられてるが、当の本人は「猿いらねえだろ! 何で裕のが偉そうなんだよ!」と不評である。猿が本質だろうと私は果てしなく気に入ったのだが。てか異名が付くことを恥ずかしがってない辺りとか、偉そうな方がいいとか言う辺り、あいつもまだまだ中二男子だと思う。
「大神、健太の異名聞いた? あんたみたいに」
運動場へと向けていた視線を後ろへとやれば、乱雑に紙を全部仕舞った大神がゆらりと動いて、瞬きしたらすぐ近くに立っていた。
動きが肉食獣染みていてやられる方はたまったもんじゃない恐怖である。
「あいつの話はもういいだろ」
「私が苦手なの知ってて態と囁くんじゃないって」
咄嗟に囁かれたせいでぞわぞわした耳を押さえて離れれば、犬歯を見せて愉快そうに笑う大神が居る。こいつ、声変わりが終わって風邪を引いたみたいな掠れ声が無くなったら、何か色気満載の低い声になったのである。その艶めかしさマジでヤメロあほ大神め
体躯が段々成獣になってきてるのに、じゃれつきは今まで通りなのだから質が悪い。こいつ将来絶対女泣かせの未来しか見えんぞ悪童め
抗議を込めてしっしと追い払っていると、大神は今度は反撃だと言わんばかりに焔色の目をきらめかせた。
「お前こそ、”変態淑女”だっけ? お前が一番ひでぇよな」
「それを言っちゃぁおしまいだよ!」
見事なカウンターに思わず崩れ落ちる。ぐふう、肉食獣め、弱点の突き方がえげつなさ過ぎるぜ……
呆れた様な大神の視線が突き刺さるが、私は諦めずに立ち上がった。天高く拳を突き上げる。
「だけど、布教は諦めない!!」
「いや、諦めろよ」
外野の声に負けては道は切り開けないのである。イエス布教!ノー諦め!
私が反撃布教モードに入ったことが分かったのだろう。顔を引き攣らせて恐る恐る忍び足で逃げようとしていた大神の首根っこを即座にとっ捕まえる。逃がすと思うでか
「大神くん。同性愛ってどう思うかね」
「……俺は自分に関わんなきゃどーでも……」
「素敵だよね分かる分かるよ大神くん! 君と聖也くんで書いてくれと言われた時は私も迷った。かなり迷ったが私はお花ちゃんを裏切ることは出来ず泣く泣く君とぼんたくんのめくるめくラブロマンスを――」
「おいやめろ」
「まぁ流石にそれはしてないけどさ」
脱力した大神は頭が痛そうに唸っているが、怒ったり嫌悪したりしない。そのことに甘えていると自覚して苦笑が漏れる。
心底拒絶されたなら拒絶されたでこの世界に諦めが付いて楽だったろうにと思わなくもないから。
「前に言ったの覚えてる? アルファは雌でも孕ませられて、オメガは雄でも産めるって」
「……ああ。オメガの雄に子宮があるって作った設定だろ? 男女の性でなく第三の性での区分に重きを置いてるのは、興味深い発想ではあるが非現実的だろう。ホルモンバランスとか身体構造とかどうなってんだ」
「……まー科学者から見たらそんなもんだろうね。所詮”創造上の産物”だから。でも大神くん」
皮肉げに笑い、脱力していた大神を押せば大神は少し驚いた様に目を開きながらも素直に屋上に転がった。その胸の上に横座りで乗っかり見下ろせば、少し動揺しつつも透明感のある視線が返ってくる。
「私がアルファだとして、大神がオメガだとしたら、このパターンでも子供出来るんだよ。それってすっごく、興奮しない?」
顔を近付けてお返しとばかりに耳元で囁く。さわさわと赤と黒の髪が混じる。
触れている体の体温が更に上がって、何処か危うい色気が漂っていた空気を前に大神が顔を顰めた。
「……変態め。それって俺が産むのかよ。悪夢だな」
「えー。これで壁ドンしながら女の子に囁いて布教したら、イチコロなのに」
「お前……、そのせいで変態淑女って呼ばれてんだから自重しろ。どんだけ女落とす気だ」
「自重なんてしーまーせーんー。布教は生き甲斐なんで!」
「もっとマシなのにしろよな」
呆れた様に大神がため息を吐けば、先ほどまでの艶っぽい空気が飛んで行く。
ひょいっとどけば、何でもなかったかの様に大神が立ち上がった。大神ならすぐにどかせられただろうに、その信頼は妙にむず痒い。
布教は、世界を少しでも自分の知ってる世界に近付けたいという我儘な開き直りだ。私がこの世界を生きるための命綱を手放すことはまだ出来ない。
まぁお陰様で意外と同志は増えているので、変態と四方八方から言われまくりつつも楽しんではいる。
さてそろそろチャイムが鳴るし帰るかと声を掛けようとして、不意に腕を引っ張られた。
バランスを崩して咄嗟に何か掴もうとした手が宙を切る。嗅ぎ慣れた匂いが近付いたと思った瞬間―――
がぶりと音がした気がした。
「いったー!! こんのクソ大神! やり返し方が物理攻撃とか鬼か!! てか鬼め!!」
「はっ、いい気つけ薬だろ」
憤慨で真っ赤になりながら後ろを振り向けば、何故か朗らかに笑うやつがいる。
噛まれた首根っこをさすれば歯形が付いてそうで、ドエスな鬼畜野郎の称号も異名にくっ付けるべきに違いないと本気で思う。
逃げ出したが後ろからは愉快そうに笑う声が響いて、負けた気分がして益々顔を顰めた。
くっそう、愛の美少女布教天使は負けないからな! 萌えと布教は世界を越えさせるぜ!
自らを鼓舞して慰めるりこちゃんだったが、屋上に残された大神も自身の耳を触ってちょっと興奮した自分を悔しがってたので、案外引き分けだったことには気付かなかったようである。
あとがき
筆が乗ったのでえいやっと~☆
中学二年生は小康状態ですね~☆
中学三年生の一人はまさかの展開なんですが、読めた方いたら拍手したい(笑)
んではでは☆
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