時空紛争(仮題)

時空紛争(仮題)

時は令和元年。新しい時代の幕開けとともにさまざまな最新技術が生み出されていった。そんな最中アメリカのとあるベンチャー企業がタイムマシンの開発に励んでいた。そのベンチャー企業はタイムマシンの実験を秘密裏に始めようとしていた。実験場所に選んだのは1945年戦争の敗北によりアメリカの占領下にあった日本である。

実験は成功し2人のアメリカ人研究員が1945年の日本にタイムスリップした。その後2人はGHQ本部に赴くが全く相手にされなかった。研究員2人はタイムマシンの証明をしたいと必死に訴えた。その甲斐あってGHQはタイムマシンの証明のため日本人物理学者、アメリカ人物理学者、GHQの諜報部員の3人を送り込んだ。その結果GHQにタイムマシンの存在を証明し、GHQはタイムマシンの存在を認め即座にタイムマシンの導入を決定した。

その後日本はタイムマシンによる現代テクノロジーの導入により急成長を遂げ、そして今に至る。

そして時は2022年（令和四年）タイムマシンの使用は世界中で一般化しつつあった。その中でも日本のタイムマシン技術は世界でもトップレベルであり江戸時代初期までのタイムスリップを可能としている。

その3年後の2025年（令和七年）日本で世界初となる時間旅行が一般化され、そして江戸時代に住む者も江戸から令和まで旅行が可能であった。そして江戸時代からの移住を可能としており通称江戸移民と言われ蔑まされていた。そんな日本最高の技術成長期の最中事件が起こった。とある江戸幕府の大名が何者かによって暗殺されたのだった。江戸時代では現代人が犯人なのではないかと噂された。これにより江戸時代では暴動が起こり、この事件により2025年からタイムスリップした警視庁が町奉行とともに共同捜査本部を作った。

しかし、そこでまた事件が起きてしまった。捜査に参加していた町奉行の一人が警視庁の刑事2人を斬り殺すという事件が発生した。これにより令和と江戸の両時代のトップたちが会談をしたが和解することができなかった。この関係悪化に対し江戸幕府が2025年の首都東京に武士総勢2万人を送り込むという戦後最悪のテロ事件が起きてしまった。これに対し令和政府は江戸幕府に対し宣戦布告をし、この一連の事件によって同じ国の時空を超えた紛争が始まってしまった。