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お見合い相手は御曹司
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母からの電話で突然お見合いするはめになったわたし。
釣書もなく、相手の情報が全くない中でのお見合いで、気が乗らない……。
銀座のプリンセスホテルの最上階にある三つ星高級レストランのコース料理を食べに行くぐらいの気持ちで、服装も普段仕事で着用してるレッツパッセの女子アナファッションのフォーマルなワンピースにシャネルのネックレスとパンプス、バッグで待ち合わせ場所のホテルのロービーへ向かう。
「なんで着物をレンタルして着てないのよ。まあ、悪くはないけど、この子は……」
待ち合わせの15分前に到着したわたし。
到着してすぐに、わたしを見てため息を吐く母……。
母は黒の訪問着を着ていた。そして父も、普段着ているスーツよりも質の良い物を新調して着用していた。
両親のわたしのお見合いに対する熱い姿勢に、お見合い相手と結婚する気が全く無いわたしは困った。
礼儀として、場をセッティングされたからお会いはする。
でも、どんなに良い方だとしてもお断りするつもりでいた。
待ち合わせ時間の5分前に、ダンディーな背の高くきれいな顔立ちをした白髪の男性が父と母に近づいて来た……。
まさかわたしのお見合い相手が、この祖父と年が変わらなさそうな初老な男性??っと焦る。
「天沢さん、京都からよく来て下さいました。息子の総司は仕事の電話で今出てこれないので先にレストランに向かいましょう」
この初老の男性がお見合い相手でなくて安心したわたし。
初老の男性のエスコートで最上階のレストランに父と母と向かう。
「愛里さんは実に凛子さんにそっくりで美しいお嬢様ですね。是非、わたしの息子に嫁いで頂きたい」
レストランに着き、初老の男性がわたしをじっと見つめ微笑みながら言った。
席に着いて間もなくして、背の高い思わず見惚れてしまうほどの端正な顔立ちをした高級そうなスーツを見にまとった男性がわたし達の前にやってきた。
「愛里さん、紹介しよう、孫の総司。プリンスホテルグループの次期社長だ。そしてわたしは現在、会長を務めてる」
初老男性の出で立ち振る舞いから、普通の人とは思えなかった。
まさか、お見合い相手がプリンセスホテルグループの御曹司とは思わなくて、鳩が豆鉄砲を食らったような反応をしてるわたし。
「久我さん、娘にはお見合いをする事しか話してなくて、戸惑ってるようですみません」
父が固まってるわたしを見て、お見合い相手の久我さんに一言かける。
お見合い相手の情報を先に知らせてくれなかった両親を軽く睨みつける。
「総司、こちらのお嬢さんがお前のお嫁さんになる愛里さんだ。わかっとると思うが、嫌われないように大事に接するように」
プリンスホテルグループの会長が孫の総司さんに厳しい視線を向けた。
総司さんがわたしの前の席に座る。
「愛里さん、緊張なさらないで下さい。あなたにお会いできる日を楽しみにしてました」
わたしに優しく微笑みかけてきた美しすぎる総司さんを見て、わたしはトマトみたいに顔を赤めてると思う。
「愛里さんは大島建設でインテリアプランナーをなされてるのですね。うちの札幌と福岡に建設したグランドプリンセスホテルの客室の内装デザインを愛里さんが手掛けらたそうで、拝見させて頂きました。とてもセンスが良くて、高級感のある仕上がりは素晴らしかったです」
入社3年目にグランドプリンセスホテルの客室の内装デザインをさせて貰った。
初めて1人でデザインをさせて貰った仕事で予算内に収める事やインテリアの配置に手こずり、大変だった記憶がある。
悩み考えた末に、白を基調にシンプルな空間にアンティーク風の照明をつけ高級感を引き出した。
昔に手がけたデザインをクライアント先のプリンセスグループの次期社長に誉められ嬉しく思った。
「今は何を手掛けられていらっしゃるのですか?」
総司さんがわたしの仕事に興味を抱いてくれるのが嬉しい。
「結婚式場やレストランのインテリア内装デザインをさせて貰ってます」
女性視点の繊細なデザインを求められる仕事を多く手掛けてる。
指名で仕事を受けるようにもなり、仕事にやりがいを感じてる。
「仕事ができる女性は素敵です。わたしのパートナーとなって頂きたい。愛里さん、わたしとの結婚を前向きに考えて下さいませんか」
銀座プリンセスホテルの35階の最上階にある三つ星高級ホテルで、ディナータイムに出るような豪華なフレンチを堪能しながらわたしの仕事についてを話題にし、気持ちを上げてくれて、楽しく食事の時間を過ごした。
総司さんは見た目も性格も良くて、良い方だなと思った。
でも、この場で結婚を前向きに考えるとは言えなかった。
プリンセスホテルのグループの次期社長と結婚なんて荷が重すぎる……。
食事の後、わたしの両親と総司さんのお爺様と別れ、総司さんと2人で夕方まで都内をデートする事になった。
地下の駐車場に着いて行き、赤いフェラーリ・812スーパーファストエプソン の助手席に乗り、アクアパーク品川に連れて行って貰った。
車の運転をしながらもわたしに話題を振ってくれた総司さん。
水族館でもわたしのペースでゆっくり展示の鑑賞に付き合ってくれて、わたしの興味関心に寄り添ってくれた。
夕食は誘って下さったけれど、ランチの時間帯なのにディナー並のコース料理が出て、お腹がすいてなくてお断りをした。
19時過ぎにわたしを住んでいる賃貸マンションに送り届けてくれた総司さん。
「日曜日にまたデートをしましょう。ディナーをご一緒にしたいのでら14時に迎えに参ります」
総司さんとのデートはとても楽しかった。
7時間しか一緒に過ごしてないけれど、総司さんが素敵な人だから、結婚を前向きに考えてもいいかなと惹かれるわたしがいた。
釣書もなく、相手の情報が全くない中でのお見合いで、気が乗らない……。
銀座のプリンセスホテルの最上階にある三つ星高級レストランのコース料理を食べに行くぐらいの気持ちで、服装も普段仕事で着用してるレッツパッセの女子アナファッションのフォーマルなワンピースにシャネルのネックレスとパンプス、バッグで待ち合わせ場所のホテルのロービーへ向かう。
「なんで着物をレンタルして着てないのよ。まあ、悪くはないけど、この子は……」
待ち合わせの15分前に到着したわたし。
到着してすぐに、わたしを見てため息を吐く母……。
母は黒の訪問着を着ていた。そして父も、普段着ているスーツよりも質の良い物を新調して着用していた。
両親のわたしのお見合いに対する熱い姿勢に、お見合い相手と結婚する気が全く無いわたしは困った。
礼儀として、場をセッティングされたからお会いはする。
でも、どんなに良い方だとしてもお断りするつもりでいた。
待ち合わせ時間の5分前に、ダンディーな背の高くきれいな顔立ちをした白髪の男性が父と母に近づいて来た……。
まさかわたしのお見合い相手が、この祖父と年が変わらなさそうな初老な男性??っと焦る。
「天沢さん、京都からよく来て下さいました。息子の総司は仕事の電話で今出てこれないので先にレストランに向かいましょう」
この初老の男性がお見合い相手でなくて安心したわたし。
初老の男性のエスコートで最上階のレストランに父と母と向かう。
「愛里さんは実に凛子さんにそっくりで美しいお嬢様ですね。是非、わたしの息子に嫁いで頂きたい」
レストランに着き、初老の男性がわたしをじっと見つめ微笑みながら言った。
席に着いて間もなくして、背の高い思わず見惚れてしまうほどの端正な顔立ちをした高級そうなスーツを見にまとった男性がわたし達の前にやってきた。
「愛里さん、紹介しよう、孫の総司。プリンスホテルグループの次期社長だ。そしてわたしは現在、会長を務めてる」
初老男性の出で立ち振る舞いから、普通の人とは思えなかった。
まさか、お見合い相手がプリンセスホテルグループの御曹司とは思わなくて、鳩が豆鉄砲を食らったような反応をしてるわたし。
「久我さん、娘にはお見合いをする事しか話してなくて、戸惑ってるようですみません」
父が固まってるわたしを見て、お見合い相手の久我さんに一言かける。
お見合い相手の情報を先に知らせてくれなかった両親を軽く睨みつける。
「総司、こちらのお嬢さんがお前のお嫁さんになる愛里さんだ。わかっとると思うが、嫌われないように大事に接するように」
プリンスホテルグループの会長が孫の総司さんに厳しい視線を向けた。
総司さんがわたしの前の席に座る。
「愛里さん、緊張なさらないで下さい。あなたにお会いできる日を楽しみにしてました」
わたしに優しく微笑みかけてきた美しすぎる総司さんを見て、わたしはトマトみたいに顔を赤めてると思う。
「愛里さんは大島建設でインテリアプランナーをなされてるのですね。うちの札幌と福岡に建設したグランドプリンセスホテルの客室の内装デザインを愛里さんが手掛けらたそうで、拝見させて頂きました。とてもセンスが良くて、高級感のある仕上がりは素晴らしかったです」
入社3年目にグランドプリンセスホテルの客室の内装デザインをさせて貰った。
初めて1人でデザインをさせて貰った仕事で予算内に収める事やインテリアの配置に手こずり、大変だった記憶がある。
悩み考えた末に、白を基調にシンプルな空間にアンティーク風の照明をつけ高級感を引き出した。
昔に手がけたデザインをクライアント先のプリンセスグループの次期社長に誉められ嬉しく思った。
「今は何を手掛けられていらっしゃるのですか?」
総司さんがわたしの仕事に興味を抱いてくれるのが嬉しい。
「結婚式場やレストランのインテリア内装デザインをさせて貰ってます」
女性視点の繊細なデザインを求められる仕事を多く手掛けてる。
指名で仕事を受けるようにもなり、仕事にやりがいを感じてる。
「仕事ができる女性は素敵です。わたしのパートナーとなって頂きたい。愛里さん、わたしとの結婚を前向きに考えて下さいませんか」
銀座プリンセスホテルの35階の最上階にある三つ星高級ホテルで、ディナータイムに出るような豪華なフレンチを堪能しながらわたしの仕事についてを話題にし、気持ちを上げてくれて、楽しく食事の時間を過ごした。
総司さんは見た目も性格も良くて、良い方だなと思った。
でも、この場で結婚を前向きに考えるとは言えなかった。
プリンセスホテルのグループの次期社長と結婚なんて荷が重すぎる……。
食事の後、わたしの両親と総司さんのお爺様と別れ、総司さんと2人で夕方まで都内をデートする事になった。
地下の駐車場に着いて行き、赤いフェラーリ・812スーパーファストエプソン の助手席に乗り、アクアパーク品川に連れて行って貰った。
車の運転をしながらもわたしに話題を振ってくれた総司さん。
水族館でもわたしのペースでゆっくり展示の鑑賞に付き合ってくれて、わたしの興味関心に寄り添ってくれた。
夕食は誘って下さったけれど、ランチの時間帯なのにディナー並のコース料理が出て、お腹がすいてなくてお断りをした。
19時過ぎにわたしを住んでいる賃貸マンションに送り届けてくれた総司さん。
「日曜日にまたデートをしましょう。ディナーをご一緒にしたいのでら14時に迎えに参ります」
総司さんとのデートはとても楽しかった。
7時間しか一緒に過ごしてないけれど、総司さんが素敵な人だから、結婚を前向きに考えてもいいかなと惹かれるわたしがいた。
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