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遺伝子検査
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「理翔、行かなくてよかったの?」
お迎えにきてるママ達。
いつも以上によそゆきな格好をしていたから、幼稚園の帰りにそのままクリスマスパーティーに向かうと思われる。
子供のクリスマス会でラグジュアリーホテルのホールを借りるなんて、生活レベルが違い過ぎる。
マイクルソフト本社でAI開発をしながら日本でアプリゲーム開発の会社を立ち上げたらしい翔輝くん。
月に250万円ぐらいの収入はありそうだけど、18億円のタワマン分譲したらさすがに貯蓄は底をついたと思う。
ホテルのホールを借りてのブュッフェ付きレセプションパーティー、2時間で100万円ぐらいかかりそうだ。
「みんなも行きたくないって行ってたよ。お行儀よくしないといけないし楽しくないって」
子供のためのクリスマス会だけど、ママ達の娯楽で遊ぶスペースとか用意してない気はする。
「クリスマスプレゼント楽しみだな」
サンタクロースの正体を知ってるのに、プレゼント貰いたさに知らないふりをする理翔。
サンタさんへの手紙に“新型iPhoneProが欲しい”と買いてあり、購入した。
「彩音……話したい事がある。今から少し、時間をくれないか」
マンションに着くとエントランスに翔輝くんがいた。
「理翔くんには聞かれたくない話だから、家に置いてきて欲しい。手短に話すから」
理翔は翔輝くんが翔真くんの父親だと知っている。
子供同士の揉め事で親同士が話し合いをする事があるから、同じクラスで世話係をさせられてる自分が何かやらかしたのかもと思ったのか、不安そうな表情を浮かべた。
「理翔の前で言えない事を聞くつもりはありません。失礼します」
話し合いをスルーする。
「理翔の父親についての話だ」
英語で書かれた遺伝子検査の結果の用紙をスーツの胸ポケットから出し、開いて見せてきた。
「……理翔、家の中で待ってて」
「う……ん」
理翔に父親の話はした事はない。
話すつもりもなかった。
「どこで話すんですか。立ち話で終わらせれる話ではないですよね」
園のママ達はクリスマスパーティーに参加して居ないけど、子供が多いマンション、会話を聞かれ、人伝てで内容を広められたらたまったもんじゃない。
翔輝くんと2人きりでいるのも浮気と捉えられ、不倫してると噂されるかもしれない。
「1階の会議室を借りた」
住民専用のレンタルミーティングルーム。
コンシェルジュに鍵を開けて貰い、中に入る。
「これを見て」
いつのまにか理翔の髪の毛を採取し、遺伝子検査に出していた。
知能指数と外見から理翔が翔輝くんの息子なのは確実。
遺伝子検査の結果も100%と書いてあった。
「それと、これは翔真の」
渡された遺伝子検査の結果を見て、目を見開く。
「0%って……」
翔輝くんに知能指数も外見も似てない。
性格も違いすぎると思っていた。
「ちなみに父親は判明してる。今も週3で会ってホテルで逢瀬を重ねてる」
探偵に撮らせた写真とその男の子供という証拠になる遺伝子検査の結果の書類を最後に出してきた。
「俺の稼いだ金で好き勝手してるし、それに、この女に騙されて俺は彩音と別れた。彩音が他の男ともやってるとこんな写真を撮って俺に見せてきた」
ポケットから取り出された誰にも見られたくない現場写真。
学校帰りに拉致されホテルに連れ込まれ輪姦された写真。
酷な事に挿入されてる写真に、中出しされ白濁が溢れ出てる写真もあった。
「実行犯は翔真の実の父親とその友人達。証拠も抑えてる」
思い出したくなかった過去。
理翔を授かった時、生理周期的に翔輝くんの子だとわかったから産む事を決断したけど、もしこの男達の誰かが父親だったらと思う事もあった。
「麗奈にはしっかり制裁を与えて離婚をする。彩音、その後、俺と最高してくれないか。やり直したい。俺を理翔くんの父親にしてくれ」
麗奈ちゃんはどうしようもないくらい性格が悪い女だ。
ママ友をたくさん作り、私をシカトするよう仕向けたりしてた。
中高一貫校時代、しょっちゅう女子特有の仲間はずれや陰湿ないじめをしていた。
「麗奈への制裁はありがたいですが、再婚はお断りします。私が妊娠した事を伝えた時、見捨てましたよね。理翔は貴方の血をひいてますが、貴方に捨てられた子です。私にも理翔にも関わりを持たないで下さい。理翔が待ってるので失礼します」
高校卒業直前に両親が事故で亡くなり、子育てを頼れる人はいなかった。
多額の保険金が入ったからシングルマザーで大学に通いながら子育てができたけど、風邪を引いた時とかかなり困った。
「母さん、大丈夫?」
家に戻ると理翔が不安そうに私に駆け寄ってきた。
「大丈夫。クリスマスだからボードゲームでもしようか」
パズル道場ではまったボードゲーム。
理翔とときとぎ遊ぶ。
全く勝てないけど。
理翔さえいればいい。
可愛い息子を授かった事に感謝する。
お迎えにきてるママ達。
いつも以上によそゆきな格好をしていたから、幼稚園の帰りにそのままクリスマスパーティーに向かうと思われる。
子供のクリスマス会でラグジュアリーホテルのホールを借りるなんて、生活レベルが違い過ぎる。
マイクルソフト本社でAI開発をしながら日本でアプリゲーム開発の会社を立ち上げたらしい翔輝くん。
月に250万円ぐらいの収入はありそうだけど、18億円のタワマン分譲したらさすがに貯蓄は底をついたと思う。
ホテルのホールを借りてのブュッフェ付きレセプションパーティー、2時間で100万円ぐらいかかりそうだ。
「みんなも行きたくないって行ってたよ。お行儀よくしないといけないし楽しくないって」
子供のためのクリスマス会だけど、ママ達の娯楽で遊ぶスペースとか用意してない気はする。
「クリスマスプレゼント楽しみだな」
サンタクロースの正体を知ってるのに、プレゼント貰いたさに知らないふりをする理翔。
サンタさんへの手紙に“新型iPhoneProが欲しい”と買いてあり、購入した。
「彩音……話したい事がある。今から少し、時間をくれないか」
マンションに着くとエントランスに翔輝くんがいた。
「理翔くんには聞かれたくない話だから、家に置いてきて欲しい。手短に話すから」
理翔は翔輝くんが翔真くんの父親だと知っている。
子供同士の揉め事で親同士が話し合いをする事があるから、同じクラスで世話係をさせられてる自分が何かやらかしたのかもと思ったのか、不安そうな表情を浮かべた。
「理翔の前で言えない事を聞くつもりはありません。失礼します」
話し合いをスルーする。
「理翔の父親についての話だ」
英語で書かれた遺伝子検査の結果の用紙をスーツの胸ポケットから出し、開いて見せてきた。
「……理翔、家の中で待ってて」
「う……ん」
理翔に父親の話はした事はない。
話すつもりもなかった。
「どこで話すんですか。立ち話で終わらせれる話ではないですよね」
園のママ達はクリスマスパーティーに参加して居ないけど、子供が多いマンション、会話を聞かれ、人伝てで内容を広められたらたまったもんじゃない。
翔輝くんと2人きりでいるのも浮気と捉えられ、不倫してると噂されるかもしれない。
「1階の会議室を借りた」
住民専用のレンタルミーティングルーム。
コンシェルジュに鍵を開けて貰い、中に入る。
「これを見て」
いつのまにか理翔の髪の毛を採取し、遺伝子検査に出していた。
知能指数と外見から理翔が翔輝くんの息子なのは確実。
遺伝子検査の結果も100%と書いてあった。
「それと、これは翔真の」
渡された遺伝子検査の結果を見て、目を見開く。
「0%って……」
翔輝くんに知能指数も外見も似てない。
性格も違いすぎると思っていた。
「ちなみに父親は判明してる。今も週3で会ってホテルで逢瀬を重ねてる」
探偵に撮らせた写真とその男の子供という証拠になる遺伝子検査の結果の書類を最後に出してきた。
「俺の稼いだ金で好き勝手してるし、それに、この女に騙されて俺は彩音と別れた。彩音が他の男ともやってるとこんな写真を撮って俺に見せてきた」
ポケットから取り出された誰にも見られたくない現場写真。
学校帰りに拉致されホテルに連れ込まれ輪姦された写真。
酷な事に挿入されてる写真に、中出しされ白濁が溢れ出てる写真もあった。
「実行犯は翔真の実の父親とその友人達。証拠も抑えてる」
思い出したくなかった過去。
理翔を授かった時、生理周期的に翔輝くんの子だとわかったから産む事を決断したけど、もしこの男達の誰かが父親だったらと思う事もあった。
「麗奈にはしっかり制裁を与えて離婚をする。彩音、その後、俺と最高してくれないか。やり直したい。俺を理翔くんの父親にしてくれ」
麗奈ちゃんはどうしようもないくらい性格が悪い女だ。
ママ友をたくさん作り、私をシカトするよう仕向けたりしてた。
中高一貫校時代、しょっちゅう女子特有の仲間はずれや陰湿ないじめをしていた。
「麗奈への制裁はありがたいですが、再婚はお断りします。私が妊娠した事を伝えた時、見捨てましたよね。理翔は貴方の血をひいてますが、貴方に捨てられた子です。私にも理翔にも関わりを持たないで下さい。理翔が待ってるので失礼します」
高校卒業直前に両親が事故で亡くなり、子育てを頼れる人はいなかった。
多額の保険金が入ったからシングルマザーで大学に通いながら子育てができたけど、風邪を引いた時とかかなり困った。
「母さん、大丈夫?」
家に戻ると理翔が不安そうに私に駆け寄ってきた。
「大丈夫。クリスマスだからボードゲームでもしようか」
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理翔とときとぎ遊ぶ。
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理翔さえいればいい。
可愛い息子を授かった事に感謝する。
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