溺愛御曹司の独占欲から逃れたい

鳴宮鶉子

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異常なほどな溺愛

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   わたしには許嫁がいる。産まれた時からわたしはこの人の奥さんになると両親から刷り込まれてた。

「凛子……おはよう」

   朝の6時、目覚ましの音で目を覚ますと婚約者の東條総司《とうじょうそうし》さんがわたしを組み敷いていて、わたしの唇にキスを落とす。

「……今日も帰宅が深夜過ぎるから、凛子、可愛がらせて」
   艶っぽい表情でわたしに微笑み、わたしが着ているベビードールの上から 胸の膨らみを両手で触りながらディープなキスをする。
   キスをしたままわたしの着ているベビードールを慣れた手つきで剥ぎ取り、パンティーも剥ぎ取る。

「ゆっくりできないのが残念。凛子……愛してる」

   パジャマを脱ぎ捨てた総司がベッドデッキの上に置いてるゴムのパッケージを1つ取り、開封し、装着させてわたしの中に割入ってくる。
   寝起きなのに総司のキスでわたしの中はパプロフの犬は潤い、彼を受け入れる。
   濃厚なキスをしながら奥まで突かれ、体中を愛撫でされ、わたしがイッたタイミングで総司も果てる。

「……凛子、まだ俺のを締め付けてる。酔いにしたりたいけど会社に行こうか」

   わたしの中から抜き、ゴムを外しちり紙にくるんで捨てると総司さんはトランクスを履いてシャワーを浴びに行く。

   ベッドの上に剥ぎ取られたベビードールを身に纏い、キッチンへ行き、昨日の夜に下準備をしていた朝食をダイニングテーブルに並べる。

   今日は和食の日。鮭の塩焼きとひじきの煮物、豆腐とエノキのお味噌汁とご飯。
   シャワーを浴びて、仕立てのいいブランド品のスーツを着て、ネクタイを締めて髪をセットした総司さんが席に着くと一緒に朝食を食べる。

「行ってくる。今日は外回りは午後からだから、午前中は社にいる。迎えの車を寄越すから専務室に来い」

   玄関でわたしの下顎に手を添え、長いディープなキスをし、わたしを抱きしめて家から出ていく。

   わたしの5歳年上の許嫁はわたしの事を溺愛してる。


「……総司、ここ、職場だよ」

「内鍵してるから大丈夫」

    応接セットのソファーに押し倒されて総司さんにキスをされる。
    そして、ディオールの淡いベージュのスーツの上着の下から手を入れ胸を触られた。

「しばらく接待続きで凛子の相手ができない」

  触るだけでなく総司さんは顔を入れ、右の頂を口に含まれ、思わず甘い声が出かけたら口を塞ぐ。
   総司さんがスカートの下から手を入れ、ストッキングとパンティを下にずらし、潤った窪みに指を入れ刺激し、指でわたしをイカせた後にブレザーのポケットからゴムのパッケージを出し、逞々しく勃った自身をスラックスのジッパーを下げて取り出して装着させてわたしの中に埋める。

    強く激しく奥を突かれ、5分ほどで総司が果てて抜くとすぐにスーツの乱れを治す。

「少し早いけどランチに行こう。その後、送っていく」

   11時過ぎ。スッキリした顔をして総司がわたしの手を取り、専務室から出た。
   秘書の堂本直樹さんは今しがた専務室でわたしと総司がやってた事を気づいてる。
   総合小売業最大手 オアシスの専務は多忙で、わたしを抱かないと仕事に精が出ないと豪語し、わたしの中に精を出し仕事をする。
   総司に抱かれる事がわたしの務めになっていて、自分の存在意義がたまに虚しくなる事があった。



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