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野獣御曹司が愛おしい

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強くぎゅっと抱きしめられ、耳裏、耳耳朶、首筋、肩と、唇を這わされる。

「……そろそろ、いい?」

スーツのジャケットのボタンを外し、タイトスカートからブラウスを引き抜くと裾から大きな手が入ってきて、やんわりと胸を揉んでくる。
背後から私の頬に啄むようなキスを何度かし、唇を塞いできた。
肉厚な舌が私の舌を絡め取り、酸欠になりそうになる。
ブラジャーから膨らみを出され、乳房もみくちゃにされていたのが、いきなり尖りを指で引っ掻くよう弄られ、身体が弓なりに反応してしまう。

「服が邪魔。脱ごうか」

唇が離れると私の身体をくるっと半回転させ、ブラウスのボタンを外してからブレザーと一緒にするりと取り去ると下に落とす。そして、バンザイさせられキャミソールとブラジャーを纏めて私の頭から引っこ抜き投げた。

両乳房を大きな手で包み込まれると形が変わるぐらい揉みくちゃにされながら中央に寄せられる。
そして、その谷間に顔を埋め、乳房をぺろっと舐められる。

「大きく育ったなぁ。堪らない」

立ち上がってる私の乳首を舌でツンっとつつき、焦らされるようにゆっくりと舐め転がされる。
ざらついた舌の感触とそっと触れる感覚にビクッと身体が揺れて、もっと触って欲しくて堪らなくて苦しくなる。

「……創真さん、焦らさないでっ」

私がおねだりすると、もう一方の乳首を軽く指で摘まれつねられた。

「……結芽って感じやすい身体してるよな。俺に感じてイク顔が堪らない」

つねられた方の頂を吸われる、焦らされてた方の頂点を指の腹で擦られ、ビクンと身体が跳ねて、立っていられなくなる。

「ベッドに行こう」

私をお姫様抱っこし、ベッドルームに連れて行く。
そして、豪華すぎるキングサイズのベッドに下ろすとタイトスカートを脱がせ、ストッキング、ショーツをを剥ぎ取った。

ベッドから立ち上がり、ブレザーを脱ぎ捨て、ネクタイを緩めて引っこ抜き、せかしくシャツのボタンを外し、肌着と共に脱ぎ捨てた。
カチャカチャとベルトも外し、スラックスとボクサーパンツも一緒に脱ぎ捨てた。

レアに近いステーキと生クリームが好物で人の5倍は食べてるのに、なんで身体に脂肪がつかないのか。
運動を全くしてないのに腕と胸板とお腹にしっかり筋肉がついてる。
美しすぎる上半身についつい目が行き、見惚れてしまう。

そして、その下は目を逸らしたくてもいってしまう、天狗の鼻のように勃ち上がってる雄の槍。
こんな太くて長いものがまた私のナカに埋められるのがと思うと、初めての時は恐怖だったけど、2度目の今は愉しみで、眺めてるだけで子宮がキュンとして愛蜜をよだれのように垂らしてしまう。

全裸になった創真さんが覆いかぶさるように私を組み敷くと、猛獣のような激しいキスをしてきた。
息つく間もなく舌を絡められ、絡み合う唾液を吸いとられる。
唇を解放され、酸素不足に陥った私が呼吸を整えてると、創真さんの身体は私の股間にあり、両足を持たれぐっと左右に開かされた。

割れ目に沿って指を滑らすと溢れ出てる愛蜜がくちゅくちゅと卑猥な水音をさせ泡立ってるのがわかる。
潤沢な露が溢れてヌルヌルのそこを舌できれいにされ、秘裂の襞を指で広げられると、その奥にある花心をいきなり口に含み吸われた。

「やっ……!!いきなりは、やめて」

猛烈な快感に襲われ、身体が痙攣する。創真さんの口がニッと弧を描く。

テクニシャンな創真さんに、私は翻弄される。
まな板の上の魚みたいにイッて身体をピチピチと震わせてる私の秘部を容赦なく攻める創真さん、愛壺に差し入れられた指が浅い所を高速で掻き出すように刺激し、吸われてぷくっと膨れた花心はざらついた舌で嬲られ、ずっと身体をひくひくさせてイカされ続ける。

「……結芽、そろそろ、これ、欲しくない?」

いつ私のナカに入ろうかとタイミングを伺ってる勃ち上がったままの雄を掴まされた。

コクンと頷く。
手から離された雄の剛直をすぐにナカに挿れてくれるのかと思ってたら、乳房を掴まれ谷間を作りその間に差し入れ、前後に擦り付けてきた。

「……結芽ちゃんのお口の中に挿れたいけど、ダメ?」

私に跨り、膝立ちをして獰猛な剛直を刀のように構えた創真さん。
目の前にでーんと見せられた雄槍の先端を口に含むため、上半身起き上がり、そして四つん這いになり、両手で反り上がった太くて長い屹立を握りしめる。

いつも遼佑にさせられてた。
創真さんの先端を頬張ると遼佑のものよりかなり大きくて苦しい。
口の中で舌で舐め吸いつくも、あまりに大きくて上手くできない。
ふんわりとぎゅっ、竿を握る手に強弱をつけ、ゆっくりと激しく、扱くスピードも変える。
太さと長さも立派すぎるこれを挿れられて気持ちよく感じてしまう自分。
昔は創真さんよりもかなり小さい遼佑のものを挿れられるのが痛くて苦痛だった。

「……ちょっと苦しいかもしれないけど、ゴメン」

創真さんと遼佑のサイズの違いについて考えてたらいきなり頭を掴まれ、大きな逸物を喉の奥まで挿れられた。
そして、無理矢理ピストンされ、窒息死しそうなぐらいの苦しみに涙目になるも、だんだんそれが快感になった。

「……出そう」

口から解放された途端に発射され、飛沫を飛ばし顔にかけられた。

「……ゴメン、結芽」

やってしまったと慌てふためきだした創真さんがベッドデッキの上にある箱からティッシュを数枚とると、私の顔を拭う

かなり嫌な事をされたのに赦せる私がいて、さすがに反省して、ぶら下がってる男の竿を手で握り、裏筋に沿って下から上に舌を這わせ、先端を舌先で突く。
何度か遼佑に飲まされて吐きそうになった苦味が、創真さんのだと好ましい味に思えた。

「創真、どうして欲しい?」

「……へっ!?」

ぺろりと円を描くように先端を舐めただけで元気を取り戻した雄の槍。
膝立ちしてる創真の屹立を乳房でサンドイッチし、唾液を垂らしゴシゴシと摩擦する。

「……っ下から見上げられ、されるのやばい……。んっ、は……」

創真が気持ちよそうに喘いでるのが嬉しい。
裏筋を何度か舐め、苦しいけど喉奥まで挿れたりを繰り返す。

「……結芽、気持ちいけど、ナカに挿れたい」

私の肩に両手を置くと押し倒すと両脚を持ち上げ、ズボッと蜜壺に埋め込んだ。
潤っていていてすんなりと大きな逸物を飲み込んだ私の秘めた所が剛直を咥えて締め付ける。

「……すぐにはイカない!!」

そう言って腰を振っていた創真だけど、ものの5分で身体を硬直させて、ビクビクと射精した。
最奥まで押し込まれ1番深い所でぴゅるぴゅると熱い飛沫が巻き散らされ、
それを搾り取ろうと壁が収斂する。

「……1度では終わらない!!」

本当にこの人、IQ250以上あるのかと疑ってしまう言動。
野獣化していて、2度も達してるのにすぐに回復して勃ち上がった雄の槍で私の子宮口を激しく突いてくる。
両腿を抱え上げられ腰を浮かせた体勢から、ぐるりと身体を反転させられ、四つん這いにされのしかかられる。

「……この体勢が1番好き」

左手で私の腰を支え膨れ上がった欲望で最奥を突ら抜きながら、耳元でそう囁くとそのまま耳を甘噛みされ、下顎に手をやりクイッと後ろを向かされ舌を絡める濃厚なキスをされた。

根元まで挿れ込まれ奥をグイグイと突かれる。子宮口を強く擦られるから、ナカがきゅうきゅうと収縮を繰り返す。

噛みつくような濃厚なキスが解かれると、胸の先端を抓られのけ反った私の乳房を掴み、反対の手の指で陰核を強く擦られ、一瞬で達した私と共に、創真も果てた。

快感で身体をガクガク震わせる私のお腹を、創真がさする。

「ーー結芽、愛してる。結婚しよう。大切に結芽も子供も可愛がるから」

首を縦に頷き、見上げて創真の唇に自分からキスをした。



*****
「36歳でもまだまだできるもんだな。年齢的に3回で限界だと思ったけど、止まらなかった」

帰りの飛行機の中で寝ればいいと、あれから明け方まで、ずっと求められた。
お互いの体液で身体がベタつき、お風呂の中でもひたすら繋がる行為をした。
今までに経験した事がない最高に気持ちがいい男女の営みを知ってしまった。

「やりすぎ、野獣!!絶倫男!!」

「結芽だって、後半は自分から上に乗って腰振ってたじゃん!!あれはすごい眺めだった」

始発の飛行機に搭乗する予定で時間がないのに創真が私の両胸を掴んできたから、思いっきり手の甲を抓った。
顔をしかめて胸から手を離すも、創真が私の身体を抱きしめる。

「これからは毎日、結芽を抱いてもいいんだよな。奥さん」

それから私は毎日、野獣化した創真に隙があれば襲われた。





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