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元夫からのプロポーズアゲイン
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「……結衣、もしかして、妊娠してる?」
2組並べて敷かれたシングル布団の右側に足を伸ばして座っている将生くんが、私のお腹を見て気づいた。
「……病気では無いよな?子宮筋腫は無かったし、卵巣嚢腫も無かったはず」
将生くんはいつも不妊専門クリニックについてきてくれてた。
そして、私以上に熱心に先生から話を聞いていた。
「……うん。卵巣年齢45歳だけど、赤ちゃんできた」
「相手はレインボーライオンで出会った一夜限りの相手?」
「違う!!」
思わず否定してしまった。
身体だけの関係でできた子供じゃない。
「……父親が誰かは気にしない。お腹の子は結衣の子なんだから、それだけで愛おしいよ」
「…………」
将生くんは、私がレインボーライオンで知り合った男性とワンナイトラブをしていた事を知っていた。
「BARで知り合った初対面のその場限りの男と肉体関係持った私、穢らわしくない?普通なら軽蔑して離れるよ!!」
将生くんと別れてから自暴自棄になり、とんでもない事をしていたと今になって後悔してる。
「一夜限りの相手に気持ちがいってないならいい。不妊で追い込まれやけを起こしていただけ。だから、結衣を穢らわしいとは思わないし、軽蔑もしない。俺も……結衣が居なくなって、勃たなくなった。インポになった」
将生くんがインポになったと知り、驚く。
インポになってしまったら不妊症の私と別れて他の女性と結婚しても、子作りできないから子供は産まれない。
「結衣以外の女とそもそも付き合う気なかったし、一生独身で仕事に生きようとしてた。だけど、結衣がレインボーライオンで神崎拓磨と呑んで酔ってホテルの部屋に向かってるのを見て、結衣を取られたくないと思った。俺がやってる事、ストーカーかもしれないが、結衣を取り戻したいんだ。結衣の事が好きだ、愛してる!!俺の奥さんに戻って欲しい!!」
将生くんからのプロポーズアゲイン。
「無理。将生くん以外の男の子供を妊娠してるんだよ……」
「結衣の子は俺の子。一緒に育てたい!!」
将生くんの事が嫌いになって別れたわけじゃない。
不妊体質で子供を授かる事ができなくて、奥さんでいる事が申し訳なくて、将生くんの前から居なくなった。
「ごめんなさい。将生くんの奥さんには戻れない」
拓磨くんに抱かれ、拓磨くんの事を好きになり愛してしまった。
だから、将生くんの事を愛す事ができない。
「断られても何度でもプロポーズする。結衣が他の男と結婚しない限りチャンスはあるから」
将生くんは布団の中に入り、私に背を向けスマホをいじり始めた。
これ以上は何も話さない方がいいと判断したのだろう。
私とよりを戻すために札幌支社に異動した将生くん。
北海道に3棟クラウドタワーを建築するとかで、細かい設計の訂正などをする口実で無理やり出てきた。
雪道は危ないからと外出時に車を出してくれ、ネットスーパーで買い物してるから困ってないけど日用品は食料を差し入れしてくれる将生くん。
将生くんの優しさに甘え頼ってしまってるけど、拓磨くんの事を忘れる事ができず、夫婦に戻る決断ができなかった。
2組並べて敷かれたシングル布団の右側に足を伸ばして座っている将生くんが、私のお腹を見て気づいた。
「……病気では無いよな?子宮筋腫は無かったし、卵巣嚢腫も無かったはず」
将生くんはいつも不妊専門クリニックについてきてくれてた。
そして、私以上に熱心に先生から話を聞いていた。
「……うん。卵巣年齢45歳だけど、赤ちゃんできた」
「相手はレインボーライオンで出会った一夜限りの相手?」
「違う!!」
思わず否定してしまった。
身体だけの関係でできた子供じゃない。
「……父親が誰かは気にしない。お腹の子は結衣の子なんだから、それだけで愛おしいよ」
「…………」
将生くんは、私がレインボーライオンで知り合った男性とワンナイトラブをしていた事を知っていた。
「BARで知り合った初対面のその場限りの男と肉体関係持った私、穢らわしくない?普通なら軽蔑して離れるよ!!」
将生くんと別れてから自暴自棄になり、とんでもない事をしていたと今になって後悔してる。
「一夜限りの相手に気持ちがいってないならいい。不妊で追い込まれやけを起こしていただけ。だから、結衣を穢らわしいとは思わないし、軽蔑もしない。俺も……結衣が居なくなって、勃たなくなった。インポになった」
将生くんがインポになったと知り、驚く。
インポになってしまったら不妊症の私と別れて他の女性と結婚しても、子作りできないから子供は産まれない。
「結衣以外の女とそもそも付き合う気なかったし、一生独身で仕事に生きようとしてた。だけど、結衣がレインボーライオンで神崎拓磨と呑んで酔ってホテルの部屋に向かってるのを見て、結衣を取られたくないと思った。俺がやってる事、ストーカーかもしれないが、結衣を取り戻したいんだ。結衣の事が好きだ、愛してる!!俺の奥さんに戻って欲しい!!」
将生くんからのプロポーズアゲイン。
「無理。将生くん以外の男の子供を妊娠してるんだよ……」
「結衣の子は俺の子。一緒に育てたい!!」
将生くんの事が嫌いになって別れたわけじゃない。
不妊体質で子供を授かる事ができなくて、奥さんでいる事が申し訳なくて、将生くんの前から居なくなった。
「ごめんなさい。将生くんの奥さんには戻れない」
拓磨くんに抱かれ、拓磨くんの事を好きになり愛してしまった。
だから、将生くんの事を愛す事ができない。
「断られても何度でもプロポーズする。結衣が他の男と結婚しない限りチャンスはあるから」
将生くんは布団の中に入り、私に背を向けスマホをいじり始めた。
これ以上は何も話さない方がいいと判断したのだろう。
私とよりを戻すために札幌支社に異動した将生くん。
北海道に3棟クラウドタワーを建築するとかで、細かい設計の訂正などをする口実で無理やり出てきた。
雪道は危ないからと外出時に車を出してくれ、ネットスーパーで買い物してるから困ってないけど日用品は食料を差し入れしてくれる将生くん。
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