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諦めた恋だった side頼翔
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中高一貫校に入学した日、俺は恋をした。
小さくて細くて、肌が雪のように白くきれいな凛子に……。
ゆるいてんぱの茶色がかった艶々した髪。ぱっちりとした二重まぶたの大きな瞳に小さいけどふっくらした唇。
美少女すぎるぐらいの美少女だった凛子に俺は近づき、夏休みが始まる直前に彼氏彼女な関係になった。
中高一貫校時代の6年間と大学に入ってからの1年半、俺は彼女だけを愛し、彼女を大切にしてきた。
大学を卒業し、就職をして仕事に慣れた後に凛子と結婚しようと思っていた。
大島建設の社長をしてる親父から、
『不景気の煽りで経営が傾きそうだ。頼翔、すまないが大学を卒業したら会社が生き残るために政略結婚してくれ』と言われるまでは……。
凛子を手放したくなかった。
大学生になって、凛子と身体関係を持ってからは凛子に完全に溺れてしまってた。
これ以上、側にいたら凛子を手放せなくなる。
俺は……凛子と別れることにした。
凛子と俺は東大の建築学科に通っていた。
だから、常に俺の隣には凛子がいて、それが当たり前の事で、凛子と別れる方法に悩んだ。
凛子を傷つけ、嫌われないといけない。
それで俺は、男友達から誘われた合コンへ行き、俺に寄ってきた女をラブホに連れ込み一夜限りの関係を持った。
凛子にばれて泣かれ咎められた時に、俺は、『身体が合わない』と最低な言葉を投げかけた。
……凛子は俺から離れていった。
凛子の身体が1番良くて、凛子と別れてから3桁ぐらいの女を抱いた。
でも、凛子以上の女は現れず、その行為に対して虚しさを感じるようになった。
女遊びを辞め、建築の勉強に専念するようになり、学士課程修了後、大島建設で建築士としてマンションやショッピング、ホテルの設計に携わり、俺の手がけた建築物が世界的に認められるようになり、会社の業績は戻り、俺の頑張りを認めて貰え、政略結婚をしないで良くなった。
だが、俺が仕事に没頭し女っ気がない事を気にした親父が、取引先からお見合い写真を貰ってくる。
俺はそのお見合い写真の山から凛子を見つけ、
『父さん、俺、この子と結婚する。明日から2ヶ月間アメリカだから婚姻届にサインしとくからそれを先方にわたして籍を入れて俺のマンションに住まわせといてくれないかな』
俺は凛子と会わず、会社の力で凛子を嫁にした。
アメリカ出張から戻り、夜中に凛子が待つマンションへ戻り、7年間もの間全く働かなかった雄の本能が暴走し、俺を拒絶しようとする凛子に、
『凛子、お前は俺の嫁だ。お前が俺に楯突けば即離婚して、お前の実家は倒産だからな!!』
と脅し、抱いた。
凛子の心を取り戻してから身体の関係を持ちたかったが、彼女を一目見ると本能を抑える事ができなかった。
別れた理由が理由だから、俺を性欲の塊だと凛子は思ってる。
俺が凛子の事だけを愛し、凛子以外の女には性欲は湧かないと伝えたい。
どうしたらいいかを俺は凛子を抱き潰して朝を迎えるたびに考えてしまった。
小さくて細くて、肌が雪のように白くきれいな凛子に……。
ゆるいてんぱの茶色がかった艶々した髪。ぱっちりとした二重まぶたの大きな瞳に小さいけどふっくらした唇。
美少女すぎるぐらいの美少女だった凛子に俺は近づき、夏休みが始まる直前に彼氏彼女な関係になった。
中高一貫校時代の6年間と大学に入ってからの1年半、俺は彼女だけを愛し、彼女を大切にしてきた。
大学を卒業し、就職をして仕事に慣れた後に凛子と結婚しようと思っていた。
大島建設の社長をしてる親父から、
『不景気の煽りで経営が傾きそうだ。頼翔、すまないが大学を卒業したら会社が生き残るために政略結婚してくれ』と言われるまでは……。
凛子を手放したくなかった。
大学生になって、凛子と身体関係を持ってからは凛子に完全に溺れてしまってた。
これ以上、側にいたら凛子を手放せなくなる。
俺は……凛子と別れることにした。
凛子と俺は東大の建築学科に通っていた。
だから、常に俺の隣には凛子がいて、それが当たり前の事で、凛子と別れる方法に悩んだ。
凛子を傷つけ、嫌われないといけない。
それで俺は、男友達から誘われた合コンへ行き、俺に寄ってきた女をラブホに連れ込み一夜限りの関係を持った。
凛子にばれて泣かれ咎められた時に、俺は、『身体が合わない』と最低な言葉を投げかけた。
……凛子は俺から離れていった。
凛子の身体が1番良くて、凛子と別れてから3桁ぐらいの女を抱いた。
でも、凛子以上の女は現れず、その行為に対して虚しさを感じるようになった。
女遊びを辞め、建築の勉強に専念するようになり、学士課程修了後、大島建設で建築士としてマンションやショッピング、ホテルの設計に携わり、俺の手がけた建築物が世界的に認められるようになり、会社の業績は戻り、俺の頑張りを認めて貰え、政略結婚をしないで良くなった。
だが、俺が仕事に没頭し女っ気がない事を気にした親父が、取引先からお見合い写真を貰ってくる。
俺はそのお見合い写真の山から凛子を見つけ、
『父さん、俺、この子と結婚する。明日から2ヶ月間アメリカだから婚姻届にサインしとくからそれを先方にわたして籍を入れて俺のマンションに住まわせといてくれないかな』
俺は凛子と会わず、会社の力で凛子を嫁にした。
アメリカ出張から戻り、夜中に凛子が待つマンションへ戻り、7年間もの間全く働かなかった雄の本能が暴走し、俺を拒絶しようとする凛子に、
『凛子、お前は俺の嫁だ。お前が俺に楯突けば即離婚して、お前の実家は倒産だからな!!』
と脅し、抱いた。
凛子の心を取り戻してから身体の関係を持ちたかったが、彼女を一目見ると本能を抑える事ができなかった。
別れた理由が理由だから、俺を性欲の塊だと凛子は思ってる。
俺が凛子の事だけを愛し、凛子以外の女には性欲は湧かないと伝えたい。
どうしたらいいかを俺は凛子を抱き潰して朝を迎えるたびに考えてしまった。
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