68 / 330
文化祭 After...
しおりを挟む
【嵐side】
「ファワァ~、もう朝かぁ。
今日は、文化祭の後片付けをした後に授業があるんだよなぁ~
…………サボ「後片付けをサボったら、お仕置きすると お母ちゃんが言っていたのじゃ ! 」
「うぇぇぇっー ! 」
いつの間にか由利凛が俺の部屋に来ていた。
「遅いから起こしに来て上げたのじゃ !
妾も一応、幼馴染みだから嬉しいよね、お兄ちゃん!」
ニヤニヤしながら言いやがって、由利凛の奴 !
「 ところで、蛍先生には告白したのか、嵐お兄ちゃん !
蝶子ちゃんは別として、巧お兄ちゃんやロッキー君にまで協力して貰ったんだから無駄にはしていないよね ? 」
この悪魔め…………邪神だったな、コイツ。
「 まだだよ ! ガキじゃあるまいし、相手の事を考えずに自分の気持ちを押し付けてもクリス……蛍先生も困るだろう !
俺は空気が読める男なんだよ ! 」
一瞬、ポカーンとした由利凛が呆れたように、
「今時、鈍感系主人公は流行らないのじゃ、嵐お兄ちゃん !
しつこい男は論外だけど行動力の無い男も相手にされないと思うのじゃ !」
知った風な事を言いやがって !
そういう自分は、どうなんだよ……と言いたい処だが、意外とコイツはモテるんだよな。
学園の男子生徒には、妹達は高嶺の花らしく声を掛けずらい存在らしく愛想の良い由利凛にターゲットを変えるようだ。
もちろん、明日菜や英里香、パラスに告白した勇者も居たが、見事に撃沈していた。
「安らかに眠ってくれ、蛇武、葛真、項牙、俺はお前達の勇気を忘れない !」
ツンツン ツンツン と 由利凛が俺を突付いて、
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、 その三人は死んでいないのじゃ !
確かに、屍のように元気は無いけど……」
そうかぁ~、ゾンビのように生気が無いから……
「いつまでも巫山戯ていないで、顔を洗ってきなさいよ !
皆、とっくに食卓に付いて待っているんだからね ! 」
英里香に物凄く怒られてしまった…………そんなにカリカリしていると嫁に行き遅れるぞ !
ジロッ !
「喧嘩なら買うわよ、嵐お兄様 ! 」
「直ぐに顔を洗って行くから、勘弁してくれよ ! 」
部屋から洗面所に向かう俺を睨んでいる英里香にニヤニヤ笑う由利凛。
アア、癒しが欲しいなぁ~ !
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
食卓に行くと既に全員集合していた。
二家族、潮来家 5人、大江戸家 11人 で座卓を3つ繋げて食べるのは久しぶりだな。
父ちゃんの隣には、タビとボンドが座っていて遅れてきた俺を見詰めていた。
この二匹の猫たちは、俺たちより年上のせいか、偉そうなんだよなぁ~。
朝御飯を食べている間に由利子オバチャンが文化祭の事を父ちゃんや母ちゃんに報告していたが、全員が苦笑いをしていた。
もちろん怒られることも無く、流石 俺達の父ちゃん、母ちゃん達だと尊敬していた。
何処かのスケベ親父とは大違いだな !
その日、文化祭の後片付けをして授業が終わった俺達、三年一組は ファミリーレストランで楽しく打ち上げをした。
残念ながら、由利子オバチャンや蛍先生は不参加だったが仕方ないよな。
※作者より
次の更新は、11月3日に成ります。
そして、次からは奇数日更新に成りますので、よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
「ファワァ~、もう朝かぁ。
今日は、文化祭の後片付けをした後に授業があるんだよなぁ~
…………サボ「後片付けをサボったら、お仕置きすると お母ちゃんが言っていたのじゃ ! 」
「うぇぇぇっー ! 」
いつの間にか由利凛が俺の部屋に来ていた。
「遅いから起こしに来て上げたのじゃ !
妾も一応、幼馴染みだから嬉しいよね、お兄ちゃん!」
ニヤニヤしながら言いやがって、由利凛の奴 !
「 ところで、蛍先生には告白したのか、嵐お兄ちゃん !
蝶子ちゃんは別として、巧お兄ちゃんやロッキー君にまで協力して貰ったんだから無駄にはしていないよね ? 」
この悪魔め…………邪神だったな、コイツ。
「 まだだよ ! ガキじゃあるまいし、相手の事を考えずに自分の気持ちを押し付けてもクリス……蛍先生も困るだろう !
俺は空気が読める男なんだよ ! 」
一瞬、ポカーンとした由利凛が呆れたように、
「今時、鈍感系主人公は流行らないのじゃ、嵐お兄ちゃん !
しつこい男は論外だけど行動力の無い男も相手にされないと思うのじゃ !」
知った風な事を言いやがって !
そういう自分は、どうなんだよ……と言いたい処だが、意外とコイツはモテるんだよな。
学園の男子生徒には、妹達は高嶺の花らしく声を掛けずらい存在らしく愛想の良い由利凛にターゲットを変えるようだ。
もちろん、明日菜や英里香、パラスに告白した勇者も居たが、見事に撃沈していた。
「安らかに眠ってくれ、蛇武、葛真、項牙、俺はお前達の勇気を忘れない !」
ツンツン ツンツン と 由利凛が俺を突付いて、
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、 その三人は死んでいないのじゃ !
確かに、屍のように元気は無いけど……」
そうかぁ~、ゾンビのように生気が無いから……
「いつまでも巫山戯ていないで、顔を洗ってきなさいよ !
皆、とっくに食卓に付いて待っているんだからね ! 」
英里香に物凄く怒られてしまった…………そんなにカリカリしていると嫁に行き遅れるぞ !
ジロッ !
「喧嘩なら買うわよ、嵐お兄様 ! 」
「直ぐに顔を洗って行くから、勘弁してくれよ ! 」
部屋から洗面所に向かう俺を睨んでいる英里香にニヤニヤ笑う由利凛。
アア、癒しが欲しいなぁ~ !
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
食卓に行くと既に全員集合していた。
二家族、潮来家 5人、大江戸家 11人 で座卓を3つ繋げて食べるのは久しぶりだな。
父ちゃんの隣には、タビとボンドが座っていて遅れてきた俺を見詰めていた。
この二匹の猫たちは、俺たちより年上のせいか、偉そうなんだよなぁ~。
朝御飯を食べている間に由利子オバチャンが文化祭の事を父ちゃんや母ちゃんに報告していたが、全員が苦笑いをしていた。
もちろん怒られることも無く、流石 俺達の父ちゃん、母ちゃん達だと尊敬していた。
何処かのスケベ親父とは大違いだな !
その日、文化祭の後片付けをして授業が終わった俺達、三年一組は ファミリーレストランで楽しく打ち上げをした。
残念ながら、由利子オバチャンや蛍先生は不参加だったが仕方ないよな。
※作者より
次の更新は、11月3日に成ります。
そして、次からは奇数日更新に成りますので、よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
23
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる