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第 一章 小学生、中学生 編

永田町 鷹尾 の 欲望 ⑤

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[恭介side]

   今日は『 宿泊学習』がある日だ
一泊二日で 生徒同士   校外で勉強する行事だ

   オリエンテーリング や キャップファイヤー
それを囲んで 『 マイム·マイム』を踊ったりする

   次の日には 皆で料理を造り 一緒に食事をするんだ



  

  ★オリエンテーリングは、地図とコンパスをもちいて
山野に設置されたポイントをスタートから指定された
順序で通過し、フィニッシュまでの所要時間を競う
野外スポーツの一種
                                            ウィキペディアより




   前世を思い出すなぁ

    俺達 仲良し五人組は オリエンテーリングで
地図とコンパスを片手に 悪戦苦闘しながら挑戦
したなぁ

   最も 俺のグループは 完全に 迷ってしまい捜索隊
が 出て 夜になってから保護されて キャップファイヤーを囲む 他の生徒の拍手の中 無事帰還したんだ


   何故 迷ってしまったのかって    ?


   それは 方向音痴の俺に 地図とコンパスを持たせた
皆が 悪いからだ   !

   開き直るなって   !


  「 俺は 方向音痴だから 嫌だ   ! 」 と言ったのに
皆が面倒臭がって 俺に押し付けたからだ

「責任は とらないからな   !」
皆が 了承したので 俺がリーダーになりオリエンテーリングをしたのだが 案の定 迷ってしまったのだ


   だ·か·ら  方向音痴を舐めていた皆が悪いのであって
俺は 悪くない   !

   拍手で 入場する僕達に 教師が
「 今まで いろいろな生徒が いたが遭難そうなんしたのは
お前らが 初めてだよ  !
  何か 言うことは あるか   ? 」

  と 言われたので すかさず俺が

「 そうなん ですよ   !  こまちゃいましたね  ! 」

と 言ったら 教師だけではなく 友人達にまで はたかれた

   場を 和ませようとした ジョークじゃないか
そんなに 怒らなくたって いいじゃないか
  
 その証拠に 待っていた生徒には 受けて大笑いしていた


    まさか その悪夢が 繰り返されようとは この時
僕は 思っていなかった
 






    オリエンテーリング
僕達のグループのメンバーは

  恭介     さくら     真弓     しおり     冬香
 
の 五人だ

   そして なぜか皆が僕に 地図とコンパスを持たせた
あの悪夢が僕の 脳裏に浮かんだので 全力でことわった
のだが キラキラした目で お願いされると ことわれない…………どうしようか。 
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