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七之助&栞 編
You reap what you sow 《自分のまいた種は自分で刈り取る》
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【須々木野 誠side】
エェ~イ、まったくもう !
いつもは、自分の考えた通りに事が運んでいるのに、今回に限って上手くいかない !
正直、栞なんて女は拘る程の女じゃ無いが、手に入らないとなると欲しく成るのが人の性と云うものだ。
時間が差し迫っているからこそ、なにがなんでも栞を手に入れる !
「キャン キャン ! 」
マッケンローが鳴いている。
女受けが良いだろうと飼い始めた犬だけど、いい加減、煩くてしょうがない。
「誠さ~ん、麗華さんがいらしているから降りてきてくださ~い ! 」
「は~い、お母様。 支度が出来次第、直ぐに降ります 」
婚約者の鐘藻地麗華が来ているようだな。
お父様の会社の筆頭株主の娘だから、僕は彼女に頭が上がらない。
ワガママ娘に見初められてしまった為に、もうしばらく独身を楽しもうとしていたのに、結婚することに成ってしまった。
ピロリ~ン ♬ ピロリ~ン ♬ ピロリ~ン ♬
立て続けに来たメールを確認すると、今付き合いをしている彼女達からのメールだった。
内容は似たり寄ったりで、
『いつ逢えるの ?』
『結婚の約束を忘れてしまったの ? 』
『もう愛していないの、誠さん !』
少し遊んだだけなのに勘違いしている女達からのメールにウンザリする。
オオッ~ト、早く降りて行かないと麗華さんの機嫌が悪く成ってしまう。
僕が急いで降りて行くと、麗華さんの他に彼女達が居た !
「誠さん、説明してくださるかしら !
彼女達のことを包み隠さずに話してくださいな 」
麗華さんの後ろには、野呂井未紗、浦見益代、阿久間彩子、
僕が遊んだ女が全員、集まっていた。
♟♞♝♜♛♚
【遼side】
「ア~ア、顔色が真っ青だな色男 !
モテる男は大変だねぇ~。
ぜんぜん、羨ましくは無いけどな !」
俺が挑発すると血走った目をしながら、
「貴様ぁー ! 貴様の仕業か !
一体、僕に何の恨みが有るんだ、本郷遼太郎! 」
まったく、逆恨みにしても酷すぎる奴だな。
「おいおい、仮にも遥かに年上に向かって、名指しは無いだろう。
でも、俺は優しいから特別に『遼ちゃん』と呼んでいいぜ 」
須々木野のボクちゃんは、血管が切れるんじゃないかと云うくらい激昂して、
「もう少しで栞も僕のモノにして、麗華さんと結婚して幸せに成るハズだったのに、よくもブチ壊したなぁー ! 」
ブチキレているボンボンの後ろで冷たい目で見ている彼女達には気がまわらないようだな。
「You reap what you sow ! 」
「貴様ぁー、僕をバカにしているのか !
英語が苦手な僕をバカにしているんだろう ! 」
あららら、確かボンボンはエリート大学を卒業したと思っていたんだが、どうやら裏口入学に裏口卒業だったみたいね。
まぁ、もう逢うことも無いし、特別サービスだ。
「『自分のまいた種は自分で刈り取る』と云う意味だ !
じゃあな、お坊ちゃま ! 」
俺が帰ろうとしたら、襲いかかろうとした誠ちゃんを彼女達が取り押さえていた。
まあ、自業自得だから同情はしないぞ。
♟♞♝♜♛♚
その後、聞いた話しによると、婚約破棄された上に須々木野の家からも絶縁されて追い出されたそうだ。
余計な悪さをしないように、知り合いに頼んで誠ちゃんを海外ボランティアのツアーに招待してもらった。
帰ってくる頃には、もう少しマシな男に成っていることを祈ろう。
エェ~イ、まったくもう !
いつもは、自分の考えた通りに事が運んでいるのに、今回に限って上手くいかない !
正直、栞なんて女は拘る程の女じゃ無いが、手に入らないとなると欲しく成るのが人の性と云うものだ。
時間が差し迫っているからこそ、なにがなんでも栞を手に入れる !
「キャン キャン ! 」
マッケンローが鳴いている。
女受けが良いだろうと飼い始めた犬だけど、いい加減、煩くてしょうがない。
「誠さ~ん、麗華さんがいらしているから降りてきてくださ~い ! 」
「は~い、お母様。 支度が出来次第、直ぐに降ります 」
婚約者の鐘藻地麗華が来ているようだな。
お父様の会社の筆頭株主の娘だから、僕は彼女に頭が上がらない。
ワガママ娘に見初められてしまった為に、もうしばらく独身を楽しもうとしていたのに、結婚することに成ってしまった。
ピロリ~ン ♬ ピロリ~ン ♬ ピロリ~ン ♬
立て続けに来たメールを確認すると、今付き合いをしている彼女達からのメールだった。
内容は似たり寄ったりで、
『いつ逢えるの ?』
『結婚の約束を忘れてしまったの ? 』
『もう愛していないの、誠さん !』
少し遊んだだけなのに勘違いしている女達からのメールにウンザリする。
オオッ~ト、早く降りて行かないと麗華さんの機嫌が悪く成ってしまう。
僕が急いで降りて行くと、麗華さんの他に彼女達が居た !
「誠さん、説明してくださるかしら !
彼女達のことを包み隠さずに話してくださいな 」
麗華さんの後ろには、野呂井未紗、浦見益代、阿久間彩子、
僕が遊んだ女が全員、集まっていた。
♟♞♝♜♛♚
【遼side】
「ア~ア、顔色が真っ青だな色男 !
モテる男は大変だねぇ~。
ぜんぜん、羨ましくは無いけどな !」
俺が挑発すると血走った目をしながら、
「貴様ぁー ! 貴様の仕業か !
一体、僕に何の恨みが有るんだ、本郷遼太郎! 」
まったく、逆恨みにしても酷すぎる奴だな。
「おいおい、仮にも遥かに年上に向かって、名指しは無いだろう。
でも、俺は優しいから特別に『遼ちゃん』と呼んでいいぜ 」
須々木野のボクちゃんは、血管が切れるんじゃないかと云うくらい激昂して、
「もう少しで栞も僕のモノにして、麗華さんと結婚して幸せに成るハズだったのに、よくもブチ壊したなぁー ! 」
ブチキレているボンボンの後ろで冷たい目で見ている彼女達には気がまわらないようだな。
「You reap what you sow ! 」
「貴様ぁー、僕をバカにしているのか !
英語が苦手な僕をバカにしているんだろう ! 」
あららら、確かボンボンはエリート大学を卒業したと思っていたんだが、どうやら裏口入学に裏口卒業だったみたいね。
まぁ、もう逢うことも無いし、特別サービスだ。
「『自分のまいた種は自分で刈り取る』と云う意味だ !
じゃあな、お坊ちゃま ! 」
俺が帰ろうとしたら、襲いかかろうとした誠ちゃんを彼女達が取り押さえていた。
まあ、自業自得だから同情はしないぞ。
♟♞♝♜♛♚
その後、聞いた話しによると、婚約破棄された上に須々木野の家からも絶縁されて追い出されたそうだ。
余計な悪さをしないように、知り合いに頼んで誠ちゃんを海外ボランティアのツアーに招待してもらった。
帰ってくる頃には、もう少しマシな男に成っていることを祈ろう。
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