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七之助&栞 編
幸運を呼ぶホワイト・ウィッチィー ④
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【魔魅side】
俊夫が、俊夫が美少女に膝枕をされているのを見て思わず、栞に渡すはずのお土産を俊夫に投げつけていた。
「ぐえぇぇぇ !……」
美少女は、咄嗟に避けた為に投げつけた土産は俊夫のお腹に命中した。
「アンタなんか知らない、お幸せにね ! 」
来た道を戻ろうとしたら、
「誤解でござる ! 拙者と俊夫殿は、たんなる散歩仲間でござる!」
すごい勢いで先回りをして、わたしを通せんぼした美少女の頭には犬耳が付いていた。
お尻からは尻尾が垂れ下がり普通の人間じゃ無いことを理解したけど……
「俊夫が、ケモナーだと云うのは知っていたけど、ロリコンだとまでは知らなかったわ !
ニートで引きこもりでケモナーな上にロリコンなんて最低よ ! 」
激おこぷんぷん丸カム着火インフェルノォォォォオオウ……の気分よ。
騒ぎを聞きつけた栞が、わたしの側まできて
「魔魅、いい加減にしなさい !
そんなんだから、学園でのアダ名が『瞬間沸騰機』なんて言われるのよ。
キチンと俊夫くんと話し合いをしなさい ! 」
栞が真剣に怒った……
あの滅多に怒らない栞が……
「これだけ言っても帰ると言うなら、もう親友なんて辞めるからね! 」
ガーン ! ガチしょんぼり沈殿丸……
わたしがすごく落ち込んでいるのに気がついた栞が、
「ほ~ら、本当に喜怒哀楽が激しいんだから、魔魅は。
わたしが付いて行ってあげるから、俊夫くんの所まで行きましょう」
ウグゥ、栞には本当に頭が上がらない。
わたし達の関係を知らない人は、わたしが栞をリードしていると思っているようだけど、いざというときに度胸とクールに判断出来る栞に、わたしがリードされているのが本当なんだよね。
栞に連れて行かれて、あらためて俊夫と話し合いをした。
そこで初めて知ったのは、わたし達は離婚をしていなかったのだ。
わたしの父母と俊夫の父母が話し合いをして、冷却期間を設けることにしたらしく、知らなかったのは、わたしだけだった。
「俺、ダイフクモチと一緒に散歩しているウチに、いろいろな人と知り合いに成ったんだ。
悩んでいたのは俺だけじゃ無くて、皆が それぞれに思い悩んで頑張っていることを知ったんだよ。
魔魅、もう一度、俺にチャンスをくれ……チャンスをください !
やっぱり、俺は魔魅のことが好きだから、やり直すチャンスをください、お願いします! 」
わたしだって、俊夫のことが嫌いに成ったワケでは無い。
ただ、あまりのふがいなさに呆れてしまっただけなのに、いつまでも引きこもりで表に出て来なく成ったから、此方も意固地に成ってしまっただけなのよ。
「わかったわ。
もう一度だけ、わたし達やり直しましょう。
ただし、またヘタれるようなら容赦しないからね ! 」
わたし達が和解したのを見計らったように、
「待たせたな !
サファイア、コイツらを商店街まで俺っちに乗せて行けば良いんだな ! 」
ひょろ長い布の妖怪が現れた。
「俺っちは有名妖怪だから知っているだろう。
妖怪世界のアイドル『一反木綿』とは、俺っちのことだ !
悪いが、サインはしない主義だから諦めてくんな! 」
アッ、コレ面倒くさいタイプだ。
わたし達は適当に併せることにした。
一反木綿は、わたし達を乗せて商店街まで送ってくれることに了承してくれた。
わたし達を乗せた一反木綿はサファイアに、
『あばよ、サファイア、いい夢見ろよ! 」
わたし達を乗せ一反木綿は商店街どころか、わたしの店火の車の屋上まで送ってくれた。
♟♝♞♜♛♚
あれから二年目、わたし達は一緒に火の車で一緒に働いている。
偶然か神様の悪戯か、わたし達と栞夫婦の間には同級生の子供が出来た。
俊夫も心を入れ替えたように真面目に働いている。
わたしは、 幸運を呼ぶホワイト・ウィッチィー。
わたし達の幸せはスタートしたばかり。
これから絶対に幸せに成ってやるんだから !
※作者より
次回より新章に成ります。
引き続き よろしくお願いします🙇
俊夫が、俊夫が美少女に膝枕をされているのを見て思わず、栞に渡すはずのお土産を俊夫に投げつけていた。
「ぐえぇぇぇ !……」
美少女は、咄嗟に避けた為に投げつけた土産は俊夫のお腹に命中した。
「アンタなんか知らない、お幸せにね ! 」
来た道を戻ろうとしたら、
「誤解でござる ! 拙者と俊夫殿は、たんなる散歩仲間でござる!」
すごい勢いで先回りをして、わたしを通せんぼした美少女の頭には犬耳が付いていた。
お尻からは尻尾が垂れ下がり普通の人間じゃ無いことを理解したけど……
「俊夫が、ケモナーだと云うのは知っていたけど、ロリコンだとまでは知らなかったわ !
ニートで引きこもりでケモナーな上にロリコンなんて最低よ ! 」
激おこぷんぷん丸カム着火インフェルノォォォォオオウ……の気分よ。
騒ぎを聞きつけた栞が、わたしの側まできて
「魔魅、いい加減にしなさい !
そんなんだから、学園でのアダ名が『瞬間沸騰機』なんて言われるのよ。
キチンと俊夫くんと話し合いをしなさい ! 」
栞が真剣に怒った……
あの滅多に怒らない栞が……
「これだけ言っても帰ると言うなら、もう親友なんて辞めるからね! 」
ガーン ! ガチしょんぼり沈殿丸……
わたしがすごく落ち込んでいるのに気がついた栞が、
「ほ~ら、本当に喜怒哀楽が激しいんだから、魔魅は。
わたしが付いて行ってあげるから、俊夫くんの所まで行きましょう」
ウグゥ、栞には本当に頭が上がらない。
わたし達の関係を知らない人は、わたしが栞をリードしていると思っているようだけど、いざというときに度胸とクールに判断出来る栞に、わたしがリードされているのが本当なんだよね。
栞に連れて行かれて、あらためて俊夫と話し合いをした。
そこで初めて知ったのは、わたし達は離婚をしていなかったのだ。
わたしの父母と俊夫の父母が話し合いをして、冷却期間を設けることにしたらしく、知らなかったのは、わたしだけだった。
「俺、ダイフクモチと一緒に散歩しているウチに、いろいろな人と知り合いに成ったんだ。
悩んでいたのは俺だけじゃ無くて、皆が それぞれに思い悩んで頑張っていることを知ったんだよ。
魔魅、もう一度、俺にチャンスをくれ……チャンスをください !
やっぱり、俺は魔魅のことが好きだから、やり直すチャンスをください、お願いします! 」
わたしだって、俊夫のことが嫌いに成ったワケでは無い。
ただ、あまりのふがいなさに呆れてしまっただけなのに、いつまでも引きこもりで表に出て来なく成ったから、此方も意固地に成ってしまっただけなのよ。
「わかったわ。
もう一度だけ、わたし達やり直しましょう。
ただし、またヘタれるようなら容赦しないからね ! 」
わたし達が和解したのを見計らったように、
「待たせたな !
サファイア、コイツらを商店街まで俺っちに乗せて行けば良いんだな ! 」
ひょろ長い布の妖怪が現れた。
「俺っちは有名妖怪だから知っているだろう。
妖怪世界のアイドル『一反木綿』とは、俺っちのことだ !
悪いが、サインはしない主義だから諦めてくんな! 」
アッ、コレ面倒くさいタイプだ。
わたし達は適当に併せることにした。
一反木綿は、わたし達を乗せて商店街まで送ってくれることに了承してくれた。
わたし達を乗せた一反木綿はサファイアに、
『あばよ、サファイア、いい夢見ろよ! 」
わたし達を乗せ一反木綿は商店街どころか、わたしの店火の車の屋上まで送ってくれた。
♟♝♞♜♛♚
あれから二年目、わたし達は一緒に火の車で一緒に働いている。
偶然か神様の悪戯か、わたし達と栞夫婦の間には同級生の子供が出来た。
俊夫も心を入れ替えたように真面目に働いている。
わたしは、 幸運を呼ぶホワイト・ウィッチィー。
わたし達の幸せはスタートしたばかり。
これから絶対に幸せに成ってやるんだから !
※作者より
次回より新章に成ります。
引き続き よろしくお願いします🙇
応援ありがとうございます!
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