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第14話 ふぇー。4
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「……ありがとうございます。またお越しくださいませ」
「接客にも慣れてきたね」
今日のシフトは柚子ちゃんと一緒だ。会うのがちょっとだけ久しぶりになる。
「ふぇー」
「相変わらず俺と喋るのは全く慣れてないね」
俺が最初に指導してから以降、何回か一緒に入ることがあったが、ずっとこの調子だ。改めて思うが、何故俺だけにふぇーって言うんだろう。一体どういう感情なのだろう。ここは一つ聞いてみることにしよう。
「あのさ、前から気になってたんだけど、なんで俺と会話する時だけふぇーって言うの?」
「ふぇ?」
「いや、なんでかなーって」
「ふぇ?」
「気になってさ……」
「ふぇ?」
気のせいか、無言の圧力みたいなのを感じる。いや、ふぇって言ってるんだけどさ。諦めずにもう少しだけ粘ってみよう。こういうのは、真摯に向きあうことが大切なのだ。
「いや、俺も皆みたいに柚子ちゃんと普通に喋りたいなーって思ってさ」
「ふぇ?」
「皆が羨ましいんだよ。楽しそうに喋っててさ」
「ふぇ?」
「……ごめんなさい」
「ふぇ?」
そろそろ心が折れてきた。もう少し精神面を鍛えてから挑戦するべきだった。非常に後悔している。
しかし、ここでふと、あかっちが前に言っていた言葉を思い出す。
「たぶん柚子ちゃんは日本語とは違う言語で店長に話かけてるんっすよ」
冗談半分であかっちは言っていたが、本当にそうなのかも知れないとこの時思ってしまった。だから俺は、
「ふ、ふ、ふぇー……」
とりあえず言ってみることにした。
「接客にも慣れてきたね」
今日のシフトは柚子ちゃんと一緒だ。会うのがちょっとだけ久しぶりになる。
「ふぇー」
「相変わらず俺と喋るのは全く慣れてないね」
俺が最初に指導してから以降、何回か一緒に入ることがあったが、ずっとこの調子だ。改めて思うが、何故俺だけにふぇーって言うんだろう。一体どういう感情なのだろう。ここは一つ聞いてみることにしよう。
「あのさ、前から気になってたんだけど、なんで俺と会話する時だけふぇーって言うの?」
「ふぇ?」
「いや、なんでかなーって」
「ふぇ?」
「気になってさ……」
「ふぇ?」
気のせいか、無言の圧力みたいなのを感じる。いや、ふぇって言ってるんだけどさ。諦めずにもう少しだけ粘ってみよう。こういうのは、真摯に向きあうことが大切なのだ。
「いや、俺も皆みたいに柚子ちゃんと普通に喋りたいなーって思ってさ」
「ふぇ?」
「皆が羨ましいんだよ。楽しそうに喋っててさ」
「ふぇ?」
「……ごめんなさい」
「ふぇ?」
そろそろ心が折れてきた。もう少し精神面を鍛えてから挑戦するべきだった。非常に後悔している。
しかし、ここでふと、あかっちが前に言っていた言葉を思い出す。
「たぶん柚子ちゃんは日本語とは違う言語で店長に話かけてるんっすよ」
冗談半分であかっちは言っていたが、本当にそうなのかも知れないとこの時思ってしまった。だから俺は、
「ふ、ふ、ふぇー……」
とりあえず言ってみることにした。
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