76 / 227
第76話 遊園地。
しおりを挟む
今日は近所にある遊園地「黄金ワールド」に来ている。メンバーは俺、あかっち、七海ちゃん、うさぎ女の4人だ。七海ちゃんと以前相談した結果ここに決まった。
七海ちゃんから「とにかく面白い遊園地があるんです」とオススメされ、ここにしたが、まず入口の時点で不のオーラが滲み出ている。従業員が真顔でようこそ黄金ワールドへと書いた看板を持って突っ立っている。入場ゲートを通った先には錆び付いた観覧車やジェットコースターが見えてきた。なんだここ。黄金要素どこにあんだよ。
とまぁ……散々文句を言ったが、久しぶりの遊園地だ。
ちょっぴりテンションが上がっている。
「赤坂様!今日はよろしくぴょんぴょんぴょん!」
「…………店長。ちょっといいっすか?」
「ん?どうした?」
「バイトのメンバー4人で遊びに行くって話っすよね?……なんであの子が来てるんすか?」
「い、いや、あの子はゆ、柚子ちゃんだよ??」
「思いっきりぴょんぴょん言っていましたよ!」
「き、聞き間違いじゃないか??ふぇーとぴょんってほら、なんか似てるし、うん」
「間違える訳ないじゃないっすか!というか外見が思いっきり違うでしょ」
「と、とにかく柚子ちゃんだと思って今日一日楽しめ!!」
「何訳わかんないこと言ってんすか!」
「全く店長さんは……。私が事情を説明しましょう」
嘘が超下手な俺の代わりに、七海ちゃんが上手い事フォローを入れてくれた。本当に俺だけで計画しなくてよかったと改めて思う。
「……要するに柚子ちゃんは事情があっていけなくなって、代わりにあの子が来たってことっすよね?」
「そういうことだ」
「はぁ……まあいいっすけど……」
「あ、見てください。マスコットキャラクターの黄金にゃんですよ」
前方から黄金の兜をかぶった猫のようなキャラクターがこっちにやってきた。こんな遊園地だからどんな変なのが出てくるのかと思ったが小さな手をパタパタさせてて何だか可愛い。グッズとか売ってたらせっかくだし買おうかな。
「きぃぃぃ!!!どすこいどすこい!黄金ワールドにようこそきぃぃぃ!」
前言撤回。なんだこいつ。
七海ちゃんから「とにかく面白い遊園地があるんです」とオススメされ、ここにしたが、まず入口の時点で不のオーラが滲み出ている。従業員が真顔でようこそ黄金ワールドへと書いた看板を持って突っ立っている。入場ゲートを通った先には錆び付いた観覧車やジェットコースターが見えてきた。なんだここ。黄金要素どこにあんだよ。
とまぁ……散々文句を言ったが、久しぶりの遊園地だ。
ちょっぴりテンションが上がっている。
「赤坂様!今日はよろしくぴょんぴょんぴょん!」
「…………店長。ちょっといいっすか?」
「ん?どうした?」
「バイトのメンバー4人で遊びに行くって話っすよね?……なんであの子が来てるんすか?」
「い、いや、あの子はゆ、柚子ちゃんだよ??」
「思いっきりぴょんぴょん言っていましたよ!」
「き、聞き間違いじゃないか??ふぇーとぴょんってほら、なんか似てるし、うん」
「間違える訳ないじゃないっすか!というか外見が思いっきり違うでしょ」
「と、とにかく柚子ちゃんだと思って今日一日楽しめ!!」
「何訳わかんないこと言ってんすか!」
「全く店長さんは……。私が事情を説明しましょう」
嘘が超下手な俺の代わりに、七海ちゃんが上手い事フォローを入れてくれた。本当に俺だけで計画しなくてよかったと改めて思う。
「……要するに柚子ちゃんは事情があっていけなくなって、代わりにあの子が来たってことっすよね?」
「そういうことだ」
「はぁ……まあいいっすけど……」
「あ、見てください。マスコットキャラクターの黄金にゃんですよ」
前方から黄金の兜をかぶった猫のようなキャラクターがこっちにやってきた。こんな遊園地だからどんな変なのが出てくるのかと思ったが小さな手をパタパタさせてて何だか可愛い。グッズとか売ってたらせっかくだし買おうかな。
「きぃぃぃ!!!どすこいどすこい!黄金ワールドにようこそきぃぃぃ!」
前言撤回。なんだこいつ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
212
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる