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魔刀の花弁
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俺はあてがわれた部屋に入ると白くて清潔なベッドに寝転んだ。
たまたま空き部屋があったらしく、今日からここが俺様の部屋だ。ベッドと机以外何もねぇ。
退屈なので俺は天邪鬼を隅から隅まで眺める。
そういや、この刀はインテリジェンスウェポンだって言ってたな。あれだろ? 喋る武器ってやつだ。じゃああの戦いの最中の声は、コイツだったかもしれねぇな。
「おい」
刀に声をかけてみた。他人が見ていたら俺は間抜け野郎に見えるかもしれねぇが、部屋の中は俺だけだ。ビャクヤがドアの向こうで【読心】の魔法を使っていたら別だがよ。
返事はねぇ。ただの屍のようだとか馬鹿な事を言いそうになったが、グッと堪えて飲み込む。
そしてまたまじまじと柄の辺りを見ていると、端っこの縁頭が取れるように見えた。
「なんだ? 薬入れにでもなってるのか?」
俺はキャップのような縁頭を取ろうと思ってひぱってみた。
「そこを取ってはダメ」
ほーらみろ! やっぱり喋った! 素直クール系の無感情な声が刀から聞こえてきた。
「喋れるなら自己紹介ぐらいしろ」
「・・・。貴方は私の名前を既に知っている」
「それでも相棒には、挨拶をするもんだ」
「私の名前は天邪鬼。私を作った博士は、この刀に女性の人格を植え付けた」
「ほー。博士はなんて名前だ?」
「ハイヤット・ダイクタ・サカモト。始祖の神様」
「なんだか日本人っぽい苗字が含まれているな。地球人か?」
「地球人が何かは知らない。でも彼は星のオーガ」
「もういいや。ちんぷんかんぷんだ。専門用語ばかり出てくるゲームでもやってるような気分だぜ。この縁頭をなんで取っちゃあいけねぇんだ?」
「それは・・・。下着だから・・・」
「はぁ? じゃあこの下にお前さんの大事なものがあるってのか? 何のために?」
「知らない・・・。博士がそう作った」
「ふーん」
俺は容赦なく縁頭を取って、刀の女性器を拝む。
「いや・・・・。見ないで」
確かに柄の中に桜色をした女性器がある。ただし、欲情したところで性器が小さすぎて、これを使おうとする奴は余程の短小だ。
「刀の癖に綺麗なもの持ってんじゃねぇか。使った事あんのか?」
「ない。早く元に戻して」
「しゃあねぇな」
俺は縁頭をはめて元に戻した。
「おめぇはいつから、この世にいるんだ?」
「神話の時代からいる。でも私は同じシリーズの中では若い」
「神話ねぇ・・・。まぁどうでもいいか。他にもお前みたいなのがいるのか?」
「いる。一番初めがデルフォイ。聖なる光の杖と呼ばれている。二番目がワイルダー。相手の骨を砕く大剣だったけど、何かの不具合で人格を失った。三番目が私」
「皆、呪いの武器なのか?」
「私だけ・・・。刀を作り”小さな虫“を付着させ、人格を与えたのは博士だけど、私に魔法を籠めたメイジは博士を恨んでいた。だから私は博士に仇なす為の呪いを付与された。私だけが兄妹の中で呪われている」
「ほー。お前に呪われるとどうなんだ?」
「気が狂う。常に精神を狂わせる周波数を私は発生させている。でも貴方はそれに同調した。貴方は最初から狂っていたから」
「言ってくれるねぇ」
俺はなんかムカついたので、縁頭を脱がした。
「いや・・・。恥ずかしいから止めて・・・」
構わず俺は柄からはみ出る、ぷっくりとしたそれを舌でねぶってみた。
「んっ! やだ・・・」
割れ目に沿って舌先を這わせると、天邪鬼の刀身がカタカタと震え始めた。。
「今後俺に従属するなら止めてやるが? 例えば人を殺せるようにしてくれるとかよ。(そうすりゃビャクヤを斬り殺せる)」
「それは・・・あっ! 無理・・・。私の意思で、この呪いや能力はどうにもならない・・・、ん!」
それは残念だなぁ。なんだ、いっちょ前に濡れてきやがった。小指を入れてみる。
中はもうヌルヌルで小指がすんなりと入っていく。
「あぁぁぁ!」
刀が更に激しくカタカタと震え出した。
ボンっと煙が出て刀が小さな裸の女に変わる。黒い長髪で身長150センチくらいの大人の女性だ。
「おほ? おめぇ人になれるのか?」
「自分でも・・・はぁはぁ・・・。知らなかった。きっと男を喜ばせる為に変身できるのだと思う」
「ほー。オナホみたいなもんか。博士はエロイ奴だったんだな」
「うん、博士はいつも女性を追いかけていた。そしていつもフラれていた」
息を荒げて俺に寄り添う天邪鬼のストレートの髪を撫でながら、俺は天井を見る。
(まぁでも・・・、俺はあんまり性欲がねぇんだよなぁ・・・。人を殺す欲求に性欲が吸われているのかもしれねぇ・・・)
「し・・・、しないの?」
黒くて丸い目が俺を潤んだ目で見つめる。どこか不安そうな目でもある。
「ん? ああ。刀に戻っていいぜ?」
天邪鬼はホッとした顔をした。
「ありがと・・・」
彼女は俺の頬にキスをすると、女の姿から刀に戻ったので縁頭を装着した。
刀をベッドの脇に置き、この奇妙な世界で今後どう立ち回るかを考えたが、眠気の方が勝って、そのまま翌朝まで眠ってしまった。
たまたま空き部屋があったらしく、今日からここが俺様の部屋だ。ベッドと机以外何もねぇ。
退屈なので俺は天邪鬼を隅から隅まで眺める。
そういや、この刀はインテリジェンスウェポンだって言ってたな。あれだろ? 喋る武器ってやつだ。じゃああの戦いの最中の声は、コイツだったかもしれねぇな。
「おい」
刀に声をかけてみた。他人が見ていたら俺は間抜け野郎に見えるかもしれねぇが、部屋の中は俺だけだ。ビャクヤがドアの向こうで【読心】の魔法を使っていたら別だがよ。
返事はねぇ。ただの屍のようだとか馬鹿な事を言いそうになったが、グッと堪えて飲み込む。
そしてまたまじまじと柄の辺りを見ていると、端っこの縁頭が取れるように見えた。
「なんだ? 薬入れにでもなってるのか?」
俺はキャップのような縁頭を取ろうと思ってひぱってみた。
「そこを取ってはダメ」
ほーらみろ! やっぱり喋った! 素直クール系の無感情な声が刀から聞こえてきた。
「喋れるなら自己紹介ぐらいしろ」
「・・・。貴方は私の名前を既に知っている」
「それでも相棒には、挨拶をするもんだ」
「私の名前は天邪鬼。私を作った博士は、この刀に女性の人格を植え付けた」
「ほー。博士はなんて名前だ?」
「ハイヤット・ダイクタ・サカモト。始祖の神様」
「なんだか日本人っぽい苗字が含まれているな。地球人か?」
「地球人が何かは知らない。でも彼は星のオーガ」
「もういいや。ちんぷんかんぷんだ。専門用語ばかり出てくるゲームでもやってるような気分だぜ。この縁頭をなんで取っちゃあいけねぇんだ?」
「それは・・・。下着だから・・・」
「はぁ? じゃあこの下にお前さんの大事なものがあるってのか? 何のために?」
「知らない・・・。博士がそう作った」
「ふーん」
俺は容赦なく縁頭を取って、刀の女性器を拝む。
「いや・・・・。見ないで」
確かに柄の中に桜色をした女性器がある。ただし、欲情したところで性器が小さすぎて、これを使おうとする奴は余程の短小だ。
「刀の癖に綺麗なもの持ってんじゃねぇか。使った事あんのか?」
「ない。早く元に戻して」
「しゃあねぇな」
俺は縁頭をはめて元に戻した。
「おめぇはいつから、この世にいるんだ?」
「神話の時代からいる。でも私は同じシリーズの中では若い」
「神話ねぇ・・・。まぁどうでもいいか。他にもお前みたいなのがいるのか?」
「いる。一番初めがデルフォイ。聖なる光の杖と呼ばれている。二番目がワイルダー。相手の骨を砕く大剣だったけど、何かの不具合で人格を失った。三番目が私」
「皆、呪いの武器なのか?」
「私だけ・・・。刀を作り”小さな虫“を付着させ、人格を与えたのは博士だけど、私に魔法を籠めたメイジは博士を恨んでいた。だから私は博士に仇なす為の呪いを付与された。私だけが兄妹の中で呪われている」
「ほー。お前に呪われるとどうなんだ?」
「気が狂う。常に精神を狂わせる周波数を私は発生させている。でも貴方はそれに同調した。貴方は最初から狂っていたから」
「言ってくれるねぇ」
俺はなんかムカついたので、縁頭を脱がした。
「いや・・・。恥ずかしいから止めて・・・」
構わず俺は柄からはみ出る、ぷっくりとしたそれを舌でねぶってみた。
「んっ! やだ・・・」
割れ目に沿って舌先を這わせると、天邪鬼の刀身がカタカタと震え始めた。。
「今後俺に従属するなら止めてやるが? 例えば人を殺せるようにしてくれるとかよ。(そうすりゃビャクヤを斬り殺せる)」
「それは・・・あっ! 無理・・・。私の意思で、この呪いや能力はどうにもならない・・・、ん!」
それは残念だなぁ。なんだ、いっちょ前に濡れてきやがった。小指を入れてみる。
中はもうヌルヌルで小指がすんなりと入っていく。
「あぁぁぁ!」
刀が更に激しくカタカタと震え出した。
ボンっと煙が出て刀が小さな裸の女に変わる。黒い長髪で身長150センチくらいの大人の女性だ。
「おほ? おめぇ人になれるのか?」
「自分でも・・・はぁはぁ・・・。知らなかった。きっと男を喜ばせる為に変身できるのだと思う」
「ほー。オナホみたいなもんか。博士はエロイ奴だったんだな」
「うん、博士はいつも女性を追いかけていた。そしていつもフラれていた」
息を荒げて俺に寄り添う天邪鬼のストレートの髪を撫でながら、俺は天井を見る。
(まぁでも・・・、俺はあんまり性欲がねぇんだよなぁ・・・。人を殺す欲求に性欲が吸われているのかもしれねぇ・・・)
「し・・・、しないの?」
黒くて丸い目が俺を潤んだ目で見つめる。どこか不安そうな目でもある。
「ん? ああ。刀に戻っていいぜ?」
天邪鬼はホッとした顔をした。
「ありがと・・・」
彼女は俺の頬にキスをすると、女の姿から刀に戻ったので縁頭を装着した。
刀をベッドの脇に置き、この奇妙な世界で今後どう立ち回るかを考えたが、眠気の方が勝って、そのまま翌朝まで眠ってしまった。
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