料理をしていたらいつの間にか歩くマジックアイテムになっていた

藤岡 フジオ

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飛んでダンジョン

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 ひとまず安泰となったウィングの元領地に安心した我らバトルコック団は、モティ教皇庁から左遷された(実際は見捨てられた)助司祭のキーヨフにフランちゃんたちの補佐を頼んで、飛んできたのが埼玉だった。

 いや、ヒジリの故郷、埼玉だったらどんだけ良かったか。ここは、どこかのダンジョン。ただの地下室とは違う不穏な気配や空気を感じる。

「ほら、言わんこっちゃない! イグナちゃんに【転移】を頼めば良かったんだ! なんで意地を張った、サーカ!」

 暗闇の中、多分サーカがいるだろう位置に向かってそう言うと、背中の方から彼女の「ふん」という返事が聞こえてきた。そして、ここぞとばかりにピーターが追い打ちをかける。

「そうだぞ、イグナちゃんの能力、一度見覚えの下位互換である早覚えの分際で、生意気だぞ!」

 マジックアイテムや魔法書を探して旅をし、樹族国を網羅しているイグナちゃんにかかれば、カズン領に俺らを飛ばす事など造作もない事だ。

「まぁ、落ち着け、オビオにピーター。何事も実践しないと上達しないもんだ。俺だってこの魔剣に出会ってなければ、剣スキルの上達はもうちょっと遅かったかもしれん」

 パーティのお父さんであるトウスさんは、サーカを庇ってそう言い、魔剣必中を抜いて見せた。暗闇で鈍い赤光を放つそれは、トウスさんの言葉に説得力を持たせる。

 そう。素振りや稽古では中々、スキルは上がらないからな。命のやり取りをしてこそ、スキルはぐんと上がる。魔剣必中は必ず敵に当たるので、尚更スキルが上がりやすい。

「そ、そうだな。すまんかった、サーカ。俺がピンチの時も、急いで飛んできてくれたんだもんな」

 最近、なんだかサーカと距離が出来たような気がする。彼女は俺とウィングとの事を気にしているのだろうか? サーカが一歩引いている感じだ。だから俺も自然と似たような態度をとってしまう。でも俺がピンチの時に、リスクを冒してまで転移してきてくれたんだ。だから彼女からの愛情は感じるのだけど・・・。

 謝罪の意味を込めて、サーカの肩に手を置いたつもりだったが、手触りが違う。間違って隣にいたムクの頭を撫でていた。ムクはおかっぱ頭だからすぐに分かる。

「光をくれ、ウィング」

 いくら五感が優れている俺でも、こう暗くては何も見えない。他メンバーは暗闇でも視界を保つことができる手段があるが、俺は必要最低限の光がないと全く何も見えない。勿論、夜目の効くマジックアイテムを持っていたが、あれは壊れやすい。酷いときは一回使って壊れた事もある。なので、店で見つけても中々手が出なかった。

 ウィングは無言で、エペを掲げると魔法の光が現れた。光源はわからないが、光は辺りを照らす。

「やたらと整然としたダンジョンだな。こんな迷路を一体誰が作ったんだ」

 周りは赤レンガで作られている。つまり誰かが、わざわざダンジョンの最下層まで材料を持って来て、壁を作ったんだ。

 丁度袋小路になっており、背後の壁にはドアが一つ。

「う~ん、開けてみますか。とりあえずピーター、扉に罠がないか調べてくれ」

「嫌だね」

 即答。

「なんでだよっ!」

「暗殺者になってから、罠解除のスキルが落ちてんだよ。肉壁のオビオが開ければいいだろ。どうせ罠でダメージを受けてもさぁ、すぐに回復するんだし」

「あ~。盗賊の頃のピーターは、まだ可愛げがあったなぁ。罠を一発で見抜いて、俺らに警告までしてくれてたのに。なぁ、もし扉を開けて一歩踏み込んで、床に転移魔法陣があり、飛ばされた先が、マグマの中や石の中だったらどうする? 流石の俺でも死ぬぞ」

「そうなったら、大理石の立派な墓を建ててやるから、心配すんなって。あ、でもマグマの中だったら、再生しては火傷して、また再生しては火傷しての繰り返しだな。無限の苦しみを受けるなんて、物語の悪者の最期みたいで素敵じゃんか。キヒヒッ!」

 こいつ、キリマルに似てきたな。流石同じ悪人。

「言ったな! 上手い飯が食えなくなってもいいのか! 誰だ、こんな邪悪などんぐり族を、誉れ高きバトルコック団に入れた奴は! リーダーをここに呼べ!」

「お前だよっ!」

 ピーターと言い争っているうちに、ムクがトテテと走って、無造作に扉を開けてしまった。

「わぁ、ムク! 駄目だよ!」

 俊敏な暗殺者はムクを抱きかかえて、仕掛け矢が飛んでこないだろう位置に移動する。ピーターもトウスさんもムクには優しい。トウスさんは、ムクを我が子と重ね見ているのだろうが、ピーターはなんでだ? まぁどうせ邪な動機だろう。

 しかし、何も起きなかった。ただの扉である。

「魔法陣は?」

 サーカとウィングが同じタイミングで「ない」と答えた。【魔法探知】を常駐させてたのか。転移罠のマグマ云々の話は、全く無意味だったわけだ。これは恥ずかしい。

 恐る恐る、ドアの敷居を跨ぎ、部屋に足を踏み入れる。勿論何も起きない。「ビビり過ぎなんだよ」と急かすピーターが尻を押した。

 部屋に入り数秒観察してから、俺は驚く。

「なんだここ、生活感のある部屋になってるな。誰かが住んでたみたいだ」

 ベッドが四つ、箪笥が一つ。あと台所や、体を洗う大きな桶まで置いてある。トイレも一応あり、便座の奥底に干からびた汚物処理用のスライムが一匹いた。多分、誰かがおしっこでも浴びせれば、復活するだろう。

「取り合えず、もう夜だ。休もう。明日からここを拠点にして、少しずつ探索し、上への階段を見つけるしかないな。幸いな事にピーターはサブがメイジで、コモンマジックの【魔法地図】を覚えている。それだけが頼りだ。いいか、俺たちは、ダンジョン向きのパーティじゃねぇ。慎重にやらねぇと直ぐに全滅する可能性もあるから、気を抜くなよ」

 トウスさんはがそう言うと、ムクが手足をジタバタさせた。

「サーカお姉ちゃんの転移魔法で、地上に出ようよ。ダンジョンは暗くて怖いよ! 暗いところ嫌い!」

 ムクは以前から闇を恐れる。鑑定の指輪のお陰で、その理由を知っているが、なるべく自分の心の中にしまっておこうと思う。ヒジリも彼女に寄生する存在に感づいているかもしれない。もし、ムクがヒジリの探求心を刺激してしまったら、俺はいよいよヒジリと本気で喧嘩をしなくちゃいけなくなるな。

 何故なら彼女に宿る二つの魂は、互いを必要とし、支え合って生きているからだ。分離すれば、多分どちらも死ぬ。そんな事、絶対にさせるわけにはいかねぇ。

 などと憂いていると、トウスさんがムクを諭すように言った。

「それは賢くないな。実際はここが何階層かもわからねぇし、闇雲に上階に転移したら、雲の上でしたってパターンもある。闇雲だけに、な。或いは岩山の中とかよ」

 珍しくトウスさんが駄洒落を言ったので、ムクが「ウフフ」と笑う。

 二人の会話を聞いていたピーターが、ベッドにドサッと寝ころんで、欠伸を噛み殺しながら、トウスさんに教える。

「ここは最下層、地下十階ですぜ、白獅子の旦那」

「地上への出口の座標はわかるか? ピーター」

「残念ながら」

「じゃあ、地道に上を目指すしかねぇな」

 ここでピーターとトウスさんの会話が途切れる。俺は何となくベッドを見た。シーツの上に埃がない。それどころか、ノミやダニもおらず清潔だ。でも箪笥には、埃が積もっている。

「ベッド、気持ちいなぁ。あ、オビオは残念だな。デカすぎて、この小さなベッドで寝るのは無理だよ。キヒヒ!」

 ピーターのいう通り、ここのベッドは小さいので、身長二メートル半ある俺が寝るのは無理だ。トウスさんでもギリギリ足を延ばせるか、伸ばせないかの大きさである。

「地下にある部屋だから、汚れたシーツを洗ったり干したりするのが面倒で、固定化の魔法をかけたんだな」

 試しに、箪笥の上の埃を一つまみ、ベッドに振りまいてみたが、埃はベッドを避けて落ちた。でも俺たちが乗っても弾き飛ばされないのは、何でだ? どうやってゴミと人を区別してんだ? 魔法って不思議だなぁ。

「ふむ、かなりの魔法の使い手と見たね。固定化が二百年も続くようになっている」

 ウィングがベッドを鑑定して、驚いている。当然、多少付与魔法を齧っている俺も驚き、ベッドを鑑定してみる。

「本当だ! 二百年って凄いな! 付魔師は樹族だ! 魔人族じゃないのか、珍しいな。名前はイキュア・ニトーリ。誰か知ってっか?」

「丁度、百年前に亡くなった有名な付魔師だな。今でもアルケディア城下町に店があるぞ。それにしても、こんな高級品をダンジョンに置くなんて、狂気の沙汰だ。誰の所有物だ?」

 サーカも自分用と決めたベッドに腰を掛けて、持ち主の鑑定を始めたが、探れなかったのか残念そうな顔をする。

「所有者はいないようだな。これを利用する人の為のベッド。所有者が決まっているわけではなさそうだ」

 俺が鑑定の指輪で視て、サーカに教えた。

「太っ腹だな。余程の金持ちだとは思うが、迷宮の最下層に置かれた高級ベッドも、たまったもんじゃない」

 本当だったら、このベッドも普通の屋敷の一室に在りたかったはず。それが何の因果か地の底に置かれた。

 俺は自分用のエアベッドを亜空間ポケットから出して、入り口を塞ぐようにして設置した。これで寝る時に見張りを立てる必要はない。

 そして寝ころんで、ぼそりと呟く。

「はぁ~。メリィが妊娠したかー」

 共に冒険をした、元仲間の妊娠は複雑な気分にさせるものだ。やっぱりライトさんとエッチしたんだろうなー。ライトさんも軽薄だな。もう妻の事は忘れてしまったのだろうか? でも忘れるのが早すぎるな。なんかおかしい。

「妊娠つっても、地走り族の中では、遅い方だよ。十五歳くらいが結婚適齢期だからな」

 未だに周りに子供のふりをしているピーターが言う。お前ぐらいの年が適齢期か。なるほど、なるほど。地走り族は寿命が普通の人間とそう変わらないのに、早熟なんだよなぁ。まぁ好奇心が強すぎて、危険な場所に行き、寿命前に死ぬことが多いからな。

「え! じゃあ、タスネ子爵は適齢期過ぎまくりじゃんか」

「今度、子爵に会ったら、オビオが悪口言ってたって伝えとくわ」

「やめろ」

 俺は口止め料に金貨一枚をピーターに投げた。こいつは本当に言うからな。

「毎度あり!」

 その金はギャンブルで消えるんだろうなぁ。犬死にになる金貨よ、すまん。まぁ、いいや。話を切り替えよう。

「オーガと地走り族は交配できないのに、レッサーオーガである人間と地走り族は交配できるのかぁ。知らなかった。そういや聖下はオーガや地走り族と子作りできるらしいし」

 まぁ俺はカズン領の魔王のお陰で、誰とでも子作りができるんですけどね。何となく下腹部の淫紋がある辺りを摩り、少しにやける。

「なに? もしかしてお前、サーカがいるのに、メリィも狙ってたのか?」

「勘違いすんなよ、ピーター。マター家とキリマルが関わってるって以上、メリィの子は間違いなく、ダーク・マターだ。一体どんな成長をするのだろうかと気になってさ。悪党になったら嫌だな」

「問題は、どっちに似るかだ。人間族ならどうなるかわからないよ。オビオ以外の人間族を見たのは、現人神様や、
ライト・マターさんや、ブライトリーフ領の塔に住む、か弱い人間族だからね。彼らの情報は少な過ぎる。地走り族に生まれれば、盗人かスカウトかレンジャーになる可能性が高い」

 いつの間にか、ピーターは俺の横に寝ころんで、天井を見ている。

「そうか。交配できる異種族の子は、どちらかにしかならないもんな」

 俺はそう言って、ピーターを無理やり押し出し、ベッドから落とす。人形のように無表情のまま、ぎこちなく落ちたどんぐり族は、そのまま陰に沈み、自分のベッドの上に浮き出た。何がしたいんだよっ! お前はっ!

「えーっと、ドワーフと地走り族とノームは近縁種だから、結婚できるんだよな。樹族は樹族同士。そういうや、闇側種族も基本的に、同族同士だな」

 意外と異種族交配は少ない。獣人だって近縁種じゃないと子作りはできない。

「子供か~。欲しいな~」

 地球では、子孫を残す権利を得るのが難しい。二十一世紀の宝くじのように、一等の確率がほぼ0に近いのと同じなのだ。俺を生んでもいい権利を得た時の、両親の喜びようは尋常じゃなかったらしい。一晩中踊っていたそうな。

 誰が当選したのかも、全国に知れ渡るので、両親が道を歩けば皆から祝福を受ける。さぞかし気分も良かっただろうな。

「子供・・・」

 地球人である俺と、この星の住人の子作りの観念や価値観には雲泥の差がある。俺にとって子を成すという事は、神様から与えられた最高のプレゼントみたいなもんだ。

 しかし、この星の住人は子を簡単に捨てる。なので孤児院が多い。ピーターも親に捨てられた一人である。体に欠損があるロケート団の隊員たちは、もっと酷い目に遭っている。赤ん坊の時に、小さな子船に入れられて川に流されていた。女団長のクローネさんが、そういった境遇の赤ん坊を拾っては育てていたそうな。

 この星の現状に、少し憤りや怒りがこみ上げてきた俺だったが、視線を感じてそちらに向くと、子供が欲しいという発言に激しく反応した者が二人いた。

 サーカとウィングだ。

 寝ころんでいたベッドからガバっと半身だけ上げて、俺を凝視した後、二人とも横目で静かなけん制をし、また寝ころんだ。

 ま、まさか。今夜、夜這いしに来たりしないだろうな。流石に恥ずかしいぞ、皆が寝てる中での、そういった行為は。
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