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昇降機
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「いきなりすぎるって。もう乳ボーロのストックはないぞ? 材料の片栗粉はサーカの屋敷のキッチンに忘れてきたし」
「だよなぁ~。俺様がキッチンまで取ってくるが?」
キリマルは何故か爪を出し入れしながら喋ってる。怖いって。
「せっかちだな。まだ体が汚いから、不衛生な状態で料理を作りたくない。ナノマシンが垢を食い尽くすまで待てって。ダンジョン出る頃には奇麗になってんだろ」
「むぅ」
肩を落とす宇宙最強の悪魔は、どことなく可愛く見えた。
砕けた態度の悪魔とは対照的に、聖職者のパンとウィングは緊張で固まっている。他のメンバーはもう慣れたのだろう。慣れたつっても、腹の奥底にある恐怖の感情は拭えないけどな。
「で、オビオ。なんで垢塗れなんだ? くっさ」
「竜化してたんだよ。ダンジョン最深部なら、障壁の霞も届かないからと思ってさ。で、人間に戻ったら、ドラゴンだった部分は垢になるんだよ。垢の中から這い出てきたから、とても汚い」
「竜化するほどの強敵がいたのか。相手はなんだ?」
「腐食ブレスを吐く、厄介なドラゴンゾンビだよ」
キリマルにかかれば、ドラゴンゾンビなんて雑魚だろうから、あまり言いたくはないなぁ。「お前は雑魚か」とか言われそう。
が、キリマルからネガティブな反応は返ってこなかった。
「あぁ、あいつは厄介だよな。魔剣も腐敗させるからよ。アマリがブレスに浸食されてヤバかったから、急いで鞘にしまって、爪でバラバラにしてやったわ」
「えっ! そうなのか!」
トウスさんが驚き、魔剣必中を胸前で握りしめた。
「おうよ。お前の魔剣もオビオがいなけりゃ、溶かされていただろうよ、トウバの息子。まぁドラゴンゾンビのレベルにもよるがな。俺様が戦ったのは、実力値百の古竜ゾンビだ」
む、無理無理。流石に古竜の百は無理。
「なぁキリマル。どのみち急がなくても、タイムワープした時間に戻れば、実質ゼロ秒で戻る事になるんだし、材料があるサーカのキッチンまで同行してくれ」
と言いつつも、俺たちがキッチンに戻った頃の時間に移動すればいいのでは? という野暮な事は言わない。
「空間を切り裂いて、近道を作ってやれるが?」
「いや、日記を取ってこなきゃ。あと、ピーターに地図を作らせているから、普通に帰り道を知りたい。最短コースで、ダンジョンの隅々までマッピングできてないと思うけど、地図を描いて冒険者ギルドに持っていけば、ピーターの報酬になるしさ」
「そこまで考えてくれてたのか、オビオぉ~」
ピーターが白々しい涙目で、俺に抱き着こうとしたが「くせぇ」つって離れていった。「くせぇ」って言いたかっただけだろ。
「日記なら既に私のバックパックに入っている」
なんとも用意周到な事で、サーカさん。余程日記を見られたくないんだろうね。
「じゃあ、さっさと帰ろうぜ」
そう気軽に言ってくれるなよ、キリマル。
「それが出来たら、苦労しないんだよ。なんせ俺らはサーカの転移失敗でここに来たんだから。それに転移罠があちこちにある。行きと同じ転移床に乗ったところで、帰りも同じ場所に転移するとは考えにくいだろ。常識的に考えて」
「サーチング。奥の壁に仕掛け扉がある」
いきなりキリマルの腰の脇に浮く魔刀・天邪鬼(アマリ)から、無感情な声が聞こえた。
「椅子の裏の壁?」
「そう。よく見ると、とても小さな穴がある。そこに何かを差し込めば、扉は開く。先には昇降機がある」
便利だなぁ、魔剣天邪鬼。ヒジリにはウメボシ。キリマルにはアマリという便利キャラがいるが、俺にはいない。
「それから何かが逃げた。四角いパーツにゴキブリの脚が生えたような何かが、排水溝を通って、遠ざかっていった」
「シズクかな? まぁ逃げるなら深追いはしないでいいか」
追ったところで得られるものはない。感情も無く知性も低いアンドロイドに、カズン家への復讐なんてできないだろうし。
ピーターが解錠ツールの一つを使って穴を押している間、キリマルが少し離れた場所にいるウィングとパンさんを、じっと見つめていた。(と言ってもキリマルには目がない。実際は顔や体にある光るクラックから、常に全方位を見ているのだけども)
「なんで、あの二人を顔を向けているんだ? キリマル」
「いや、あいつら聖職者だろ?」
「だからって殺すなんて言うなよ?」
「そうじゃねぇ。聖職者は不死者に強い分、気に当てられやすい。ここは言わば、大きな墓みたいなもんだからな。瘴気が漂ってんだわ。ハゲの方は、酔っ払いみたいに陽気になっているが、爽やかイケメンは、感情がむき出しになってる。治すなら殺してやろうか?」
強い魔法使い程、精霊の影響を受けやすいのに似てるな。つまり対精霊使い戦だと実力の高いメイジは弱くなる。イグナちゃんを単独で倒せるとしたら、やっぱ精霊使いだろうなぁ。でもこの星に来て一年ちょいだが、俺は強い精霊使いを聞いた事も見たこともない。究極の精霊使いは、精霊に乗っ取られて自我を失い易いと聞いた事があるからな。
脳内の話が横道に逸れる前に、俺はキリマルを睨んだ。
「やっぱり殺すとか言ってんじゃん。いいよ、地上に出れば治るだろうし。道理でウィングもパンさんも、なんか変だったわけだよ」
魔刀天邪鬼で殺した相手は、完璧な状態で生き返る。
刀の強力な呪いをものともせず、殺意の強いキリマルだからこそできる芸当である。でも治るからって、あの二人が死ぬところを見たくはない。
「開いたよ」
どや顔のピーターが、振り返って皆に声をかけた。そして、自分の皮鎧で爪を擦って、磨き上げる仕草をしたが、俺以外の誰もが彼を見てなかった。
俺じゃなきゃ見逃していたね。それにしてもピーターの自慢げな顔が萎えていく経過を見るのは面白いなぁ。ぬっふっふ。
実に狭いエレベーターだ。
いや、スマートな樹族や小柄な地走り族がいるので普通に乗れば狭くない。パーティーメンバーに大きな悪魔がいるから狭いのだ。
「このむき出しの壁に鼻が擦られて、無くなりそうな勢いなんだが?」
俺は扉の無い昇降機の端で、鼻先が削られては再生する、を繰り返していた。鼻が無くなるってのは嘘で、少々話を盛ってみただけだ。
「だったら俺様は背中が無くなりそうだ。実際は痒いだけだが。横を向けばいいだろうが、オビオ」
キリマルは後ろの扉枠の所で背中を壁に擦られている。俺も背中を向ければよかった。身動き取れない今となってはどうしようもない。
横を向くとトウスさんとキスしそうなので嫌だ。反対側は壁だが、そっちを向けば鼻が潰れてみっともない。
それより気の毒なのは、ウィングな。俺の真後ろ、尻の辺りにいる。正気に戻ってきたのか、悪臭に苦しんでいるようだ。
「い、いつ臭いは消えるんだい? オビオ」
ハンカチで鼻を抑えているのか、妙に鼻声だ。
「ちょっとは臭くなくなっただろ? 今更なんだよ。あんだけクンカクンカしといて」
「それは言わない約束だろ? あれは人生最大の汚点だね」
こいつ・・・。言ってくれるッ!
「『びょくのごとも、好きっていっでぐれよぉぉぉ!!』」
誇張して、あの時のウィングの真似をしてやった。ウィング以外のパーティメンバーから、失笑苦笑が聞こえる。ウケた! やったね!
「わぁ、やめてくれよ! ・・・あ、匂いが無くなった」
「どれどれ」
ウィングを盾にして、匂いから遠ざかっていたサーカが無理やり前に出てきた。声が近い。
「くんくん。ほんとだな。いつもの良い匂いがする」
尻を嗅いでいるであろうサーカを想像するとなんか笑える。
「あ、ずるいよ、サーカ!」
二人はぎゅうぎゅうのエレベーターの中で押し合っている。あんまり煩いとキリマルに殺されるぞと忠告しようと思ったが、丸い手鏡越しに見るキリマルは、ムクの頭を撫でていてご満悦だ。あらま、宇宙一恐ろしい悪魔が、子煩悩になっちゃってる・・・。
だが、時々意味もなくピーターの頭のとんがりに軽く嚙みついていた。いや、意味があるのだろう。あいつは邪悪だからなぁ。
他人の心を読もうと思えば読めるキリマルは、ピーターの邪な思考を読み取っているに違いない。一体何を考えているんだ? ピーターは。
そうこうしている間に、昇降機は最上階、地上に到着。
エレベーター入口前には、人間サイズの引き戸があった。俺は細いから、かがめば通れるけど、筋肉マンのヒジリは無理だろうな。きっと強引に破壊して出るだろう。キリマルは影に潜れるので、扉を通れる。
あっ! ってか、最初から何人かはピーターかキリマルの影に入ってりゃ、狭い思いをしなくてすんだんだ! なんで誰も思いつかなかったんだ! 俺らはうっかり屋さんな高レベルパーティだな。
「だよなぁ~。俺様がキッチンまで取ってくるが?」
キリマルは何故か爪を出し入れしながら喋ってる。怖いって。
「せっかちだな。まだ体が汚いから、不衛生な状態で料理を作りたくない。ナノマシンが垢を食い尽くすまで待てって。ダンジョン出る頃には奇麗になってんだろ」
「むぅ」
肩を落とす宇宙最強の悪魔は、どことなく可愛く見えた。
砕けた態度の悪魔とは対照的に、聖職者のパンとウィングは緊張で固まっている。他のメンバーはもう慣れたのだろう。慣れたつっても、腹の奥底にある恐怖の感情は拭えないけどな。
「で、オビオ。なんで垢塗れなんだ? くっさ」
「竜化してたんだよ。ダンジョン最深部なら、障壁の霞も届かないからと思ってさ。で、人間に戻ったら、ドラゴンだった部分は垢になるんだよ。垢の中から這い出てきたから、とても汚い」
「竜化するほどの強敵がいたのか。相手はなんだ?」
「腐食ブレスを吐く、厄介なドラゴンゾンビだよ」
キリマルにかかれば、ドラゴンゾンビなんて雑魚だろうから、あまり言いたくはないなぁ。「お前は雑魚か」とか言われそう。
が、キリマルからネガティブな反応は返ってこなかった。
「あぁ、あいつは厄介だよな。魔剣も腐敗させるからよ。アマリがブレスに浸食されてヤバかったから、急いで鞘にしまって、爪でバラバラにしてやったわ」
「えっ! そうなのか!」
トウスさんが驚き、魔剣必中を胸前で握りしめた。
「おうよ。お前の魔剣もオビオがいなけりゃ、溶かされていただろうよ、トウバの息子。まぁドラゴンゾンビのレベルにもよるがな。俺様が戦ったのは、実力値百の古竜ゾンビだ」
む、無理無理。流石に古竜の百は無理。
「なぁキリマル。どのみち急がなくても、タイムワープした時間に戻れば、実質ゼロ秒で戻る事になるんだし、材料があるサーカのキッチンまで同行してくれ」
と言いつつも、俺たちがキッチンに戻った頃の時間に移動すればいいのでは? という野暮な事は言わない。
「空間を切り裂いて、近道を作ってやれるが?」
「いや、日記を取ってこなきゃ。あと、ピーターに地図を作らせているから、普通に帰り道を知りたい。最短コースで、ダンジョンの隅々までマッピングできてないと思うけど、地図を描いて冒険者ギルドに持っていけば、ピーターの報酬になるしさ」
「そこまで考えてくれてたのか、オビオぉ~」
ピーターが白々しい涙目で、俺に抱き着こうとしたが「くせぇ」つって離れていった。「くせぇ」って言いたかっただけだろ。
「日記なら既に私のバックパックに入っている」
なんとも用意周到な事で、サーカさん。余程日記を見られたくないんだろうね。
「じゃあ、さっさと帰ろうぜ」
そう気軽に言ってくれるなよ、キリマル。
「それが出来たら、苦労しないんだよ。なんせ俺らはサーカの転移失敗でここに来たんだから。それに転移罠があちこちにある。行きと同じ転移床に乗ったところで、帰りも同じ場所に転移するとは考えにくいだろ。常識的に考えて」
「サーチング。奥の壁に仕掛け扉がある」
いきなりキリマルの腰の脇に浮く魔刀・天邪鬼(アマリ)から、無感情な声が聞こえた。
「椅子の裏の壁?」
「そう。よく見ると、とても小さな穴がある。そこに何かを差し込めば、扉は開く。先には昇降機がある」
便利だなぁ、魔剣天邪鬼。ヒジリにはウメボシ。キリマルにはアマリという便利キャラがいるが、俺にはいない。
「それから何かが逃げた。四角いパーツにゴキブリの脚が生えたような何かが、排水溝を通って、遠ざかっていった」
「シズクかな? まぁ逃げるなら深追いはしないでいいか」
追ったところで得られるものはない。感情も無く知性も低いアンドロイドに、カズン家への復讐なんてできないだろうし。
ピーターが解錠ツールの一つを使って穴を押している間、キリマルが少し離れた場所にいるウィングとパンさんを、じっと見つめていた。(と言ってもキリマルには目がない。実際は顔や体にある光るクラックから、常に全方位を見ているのだけども)
「なんで、あの二人を顔を向けているんだ? キリマル」
「いや、あいつら聖職者だろ?」
「だからって殺すなんて言うなよ?」
「そうじゃねぇ。聖職者は不死者に強い分、気に当てられやすい。ここは言わば、大きな墓みたいなもんだからな。瘴気が漂ってんだわ。ハゲの方は、酔っ払いみたいに陽気になっているが、爽やかイケメンは、感情がむき出しになってる。治すなら殺してやろうか?」
強い魔法使い程、精霊の影響を受けやすいのに似てるな。つまり対精霊使い戦だと実力の高いメイジは弱くなる。イグナちゃんを単独で倒せるとしたら、やっぱ精霊使いだろうなぁ。でもこの星に来て一年ちょいだが、俺は強い精霊使いを聞いた事も見たこともない。究極の精霊使いは、精霊に乗っ取られて自我を失い易いと聞いた事があるからな。
脳内の話が横道に逸れる前に、俺はキリマルを睨んだ。
「やっぱり殺すとか言ってんじゃん。いいよ、地上に出れば治るだろうし。道理でウィングもパンさんも、なんか変だったわけだよ」
魔刀天邪鬼で殺した相手は、完璧な状態で生き返る。
刀の強力な呪いをものともせず、殺意の強いキリマルだからこそできる芸当である。でも治るからって、あの二人が死ぬところを見たくはない。
「開いたよ」
どや顔のピーターが、振り返って皆に声をかけた。そして、自分の皮鎧で爪を擦って、磨き上げる仕草をしたが、俺以外の誰もが彼を見てなかった。
俺じゃなきゃ見逃していたね。それにしてもピーターの自慢げな顔が萎えていく経過を見るのは面白いなぁ。ぬっふっふ。
実に狭いエレベーターだ。
いや、スマートな樹族や小柄な地走り族がいるので普通に乗れば狭くない。パーティーメンバーに大きな悪魔がいるから狭いのだ。
「このむき出しの壁に鼻が擦られて、無くなりそうな勢いなんだが?」
俺は扉の無い昇降機の端で、鼻先が削られては再生する、を繰り返していた。鼻が無くなるってのは嘘で、少々話を盛ってみただけだ。
「だったら俺様は背中が無くなりそうだ。実際は痒いだけだが。横を向けばいいだろうが、オビオ」
キリマルは後ろの扉枠の所で背中を壁に擦られている。俺も背中を向ければよかった。身動き取れない今となってはどうしようもない。
横を向くとトウスさんとキスしそうなので嫌だ。反対側は壁だが、そっちを向けば鼻が潰れてみっともない。
それより気の毒なのは、ウィングな。俺の真後ろ、尻の辺りにいる。正気に戻ってきたのか、悪臭に苦しんでいるようだ。
「い、いつ臭いは消えるんだい? オビオ」
ハンカチで鼻を抑えているのか、妙に鼻声だ。
「ちょっとは臭くなくなっただろ? 今更なんだよ。あんだけクンカクンカしといて」
「それは言わない約束だろ? あれは人生最大の汚点だね」
こいつ・・・。言ってくれるッ!
「『びょくのごとも、好きっていっでぐれよぉぉぉ!!』」
誇張して、あの時のウィングの真似をしてやった。ウィング以外のパーティメンバーから、失笑苦笑が聞こえる。ウケた! やったね!
「わぁ、やめてくれよ! ・・・あ、匂いが無くなった」
「どれどれ」
ウィングを盾にして、匂いから遠ざかっていたサーカが無理やり前に出てきた。声が近い。
「くんくん。ほんとだな。いつもの良い匂いがする」
尻を嗅いでいるであろうサーカを想像するとなんか笑える。
「あ、ずるいよ、サーカ!」
二人はぎゅうぎゅうのエレベーターの中で押し合っている。あんまり煩いとキリマルに殺されるぞと忠告しようと思ったが、丸い手鏡越しに見るキリマルは、ムクの頭を撫でていてご満悦だ。あらま、宇宙一恐ろしい悪魔が、子煩悩になっちゃってる・・・。
だが、時々意味もなくピーターの頭のとんがりに軽く嚙みついていた。いや、意味があるのだろう。あいつは邪悪だからなぁ。
他人の心を読もうと思えば読めるキリマルは、ピーターの邪な思考を読み取っているに違いない。一体何を考えているんだ? ピーターは。
そうこうしている間に、昇降機は最上階、地上に到着。
エレベーター入口前には、人間サイズの引き戸があった。俺は細いから、かがめば通れるけど、筋肉マンのヒジリは無理だろうな。きっと強引に破壊して出るだろう。キリマルは影に潜れるので、扉を通れる。
あっ! ってか、最初から何人かはピーターかキリマルの影に入ってりゃ、狭い思いをしなくてすんだんだ! なんで誰も思いつかなかったんだ! 俺らはうっかり屋さんな高レベルパーティだな。
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