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闘技場4
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強力な魔法を得る代わりに生身の体を代償にした異世界の魔法使いは、自分を召喚した者が気に入らないのか、闘技場関係者用席にいる樹族をじっと睨んでいた。
「力不足なり」
そしてそのまま召喚者である樹族を指差す。
樹族は巻物をポトリと落とし、糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。
隣にいた他の闘技場関係者は驚き腰を抜かしながら言う。
「ば、馬鹿な! 強力な結界が張ってあるのだぞ。しかも主従の契約で、主を攻撃出来ないはずだ!」
「主従の契約とは主と従に力の差が有ってこそのもの。未熟な其方達がどうして我輩を従わせられようか。更に其方たちの繰り出す術式は未熟で幼い。呪印を身に纏っているだけだ。己が物としておらん。結界を破る事など容易である」
自分がなぜ毎回この世界に呼び出されるのかが納得のいかないリッチは、天を仰いで何処かにいるであろう宇宙の理を決める神に嘆いた。
「神よ・・・。せめて私がこの世界に呼ばれる条件や法則を教えてくれたまえ! この世界の者たちにとっては百年から数百年に一度の召喚かもしれんが、我輩は一日置きから一週間置きで未熟者に召喚されておるのだ。魔法研究の最中に召喚される事がッ! どれ程腹立たしいか! さぁ、我輩を召喚した愚かなる蛆虫どもよ! 後悔して息絶えるがよい」
リッチの指は隣にいた闘技場関係者にも向き、彼らもあっさりと事切れる。
「きゃああああ!」
会場はパニックになり逃げ惑う人々でごった返した。
最早観戦どころではない。
結界を無視するリッチの魔法はいつ自分たちに向くかわからないのだ。出口に大勢が殺到し、誰もが我先に逃げ出そうとしている。
鯖柄の猫人はリッチを見て驚き、近くにいるゴブリンやオーク達に警告をする。
「あいつはただのリッチじゃねぇぞ! エルダーリッチだ! 分かるか? 古代のリッチだ! お前ら、目立たないように闘技場の端にでも身を潜めていろ! くそったれめ! 何だってこんな化け物を召喚しやがったんだ! 俺達は結界と鉄格子のお陰で逃げようにも逃げられやしねぇ。あいつの興味がこちらに向きませんようにと神様に祈るしかねぇな。・・・・って、何やってんだ! あの馬鹿オーガ!!」
猫人やゴブリン達が目立たないように闘技場の端まで逃げているのに対し、ヒジリは後ろ手を組んでのんびりと歩いてリッチの横に立ち肩を叩いている。
「何用か、恐れ知らずのニンゲンよ」
「ん? 今、私をニンゲンと呼んだかね? オーガではなく?」
「我輩の世界にもヒューマン種はおる。我輩とて元はニンゲンである」
ヒジリは人間扱いされた事が嬉しくなり、この元人間のエルダーリッチに親しみを感じた。
それはリッチも同じなのか、ローブのフードから覗く空虚なる眼窩は、自分を恐れずに好意的な顔をする人間を興味を抱いている。
「ほう」
「骸骨の人よ、同じニンゲンのよしみで、ここの住民達を殺さないでもらいたい」
「今はニンゲンではないが、な。その願いを聞き届けても良いが、代償としてお前の命の次に大事な物を供物として捧げてもらうが?」
恐らくヒジリはこの骸骨のような男を力でねじ伏せる事は出来る。しかし何故かそんな気にはなれなかった。
先程彼が嘆いた言葉を思い返すと、彼もまた被害者だといえるからだ。憎むとすれば、よく判らない非現実的なシステムが支配するこの星の何かなのだ。
「う、う~む。そうなるとこれか」
ヒジリは肩のポケットから名残惜しそうに二十二世紀の携帯ゲーム機「プライステーション・ビスタ」を取り出した。
バーチャルリアリティが主流の二十二世紀において、デザインや作りを敢えて二十一世紀風にしてあり、ほぼ無限に稼働するバッテリーを備えた液晶画面は、スライド式の二層になっている。
上の画面がメインで、下の画面はステータスや地図などを見るサブ画面だ。限定販売で世界に一万台程度しか無く、メーカーはおふざけで出した商品だったが、拡張性の高いソフト開発ツール機能が内蔵されており、世界中にいる個人レベルのゲーム制作者がこぞって参加した。
その結果、数多くの名作ソフトを世に残し、互換性のある違法な類似品が巷に溢れた。
本物のプライステーション・ビスタは多くの人手に渡ったが、類似品のお陰で使用頻度は低い。
とはいえ、過去の大災害や戦争で生き延びたプライステーション・ビスタはそう多くない。
ヒジリが持っているそれはピカピカで、新品のように綺麗だった。
「この画面の中の小人を操って敵を倒していく暇つぶしの玩具なんだが、私はこれを手に入れる為に貴重な品々を複数回トレードしたのだ。本当の本当に心の底から手放したくないのだが、仕方あるまい。やり方はこうやって、こうして・・・」
エルダーリッチはヒジリに顔を寄せて興味深そうにゲームを見ている。
「ヒジリ! なにやってるのよぉ! 早く逃げて!」
廊下を逃げ惑う人々からエルダーリッチの名を聞いたフランは、貴賓室でハラハラしながらヒジリを心配して叫ぶが声は届かない。
タスネやシルビィもドアを開こうとしているが、廊下でごった返す人々がドアを塞ぎ、びくともしない。
ウメボシはただヒジリとエルダーリッチの様子を見ているだけだった。
エルダーリッチがゆっくりとヒジリの前に干からびた手を出す様子を見て、イグナは絶叫した。
「だめ! エルダーリッチがヒジリに【死の手】をしようとしてる! 逃げてヒジリ!」
いつも無表情で感情を表に出さないイグナも、今回ばかりは拳を握りしめ涙目で叫でいた。
が、その声はフランの時同様、悲鳴にかき消されて届かない。
シルビィもタスネも急いで窓ガラスまで近寄ってこの世の終わりのような顔をしてヒジリを見ている。愛しいオーガが強力な魔法使いに殺されようとしているのを黙って見るしかないからだ。
タスネは心配しながらも自分以上に動揺するイグナに問う。
「ヒジリって魔法が効かないから大丈夫なんじゃないの? 何でそんなに心配しているの? イグナ」
「ヒジリの魔法無効化がアンチ魔法によるものなら体を覆うように発動してる。だから直接触られると死の魔法は効いてしまう可能性が高い」
イグナ自身も習得している闇魔法【死の手】は未熟な者が使うと相手の体力を奪うだけだが、エルダーリッチ程の魔法使いになるとその名の通り、触れた相手の生命力を瞬時に奪うのだ。
しかも召喚者を殺した時に見せた、離れた相手の心臓を止める【死】と違って【死の手】の成功率は段違いに高い。
皆の心配とは裏腹にエルダーリッチは別に【死の手】をしようとしているわけではなく、プライステーション・ビスタをとても気に入り、ヒジリと握手をしようとしているだけであった。
ヒジリが握手をすると、表情こそ判らないがエルダーリッチの声には明るさがあった。
「契約完了なり。この供物を我が主に差し出せば、少しは顔を覚えてくれるやもしれん・・・。さらばだ、異界のニンゲン」
と一言残し闇の渦となり消え、闘技場の観衆を混乱させ恐怖させたエルダーリッチは元の世界に帰っていった。
「力不足なり」
そしてそのまま召喚者である樹族を指差す。
樹族は巻物をポトリと落とし、糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちた。
隣にいた他の闘技場関係者は驚き腰を抜かしながら言う。
「ば、馬鹿な! 強力な結界が張ってあるのだぞ。しかも主従の契約で、主を攻撃出来ないはずだ!」
「主従の契約とは主と従に力の差が有ってこそのもの。未熟な其方達がどうして我輩を従わせられようか。更に其方たちの繰り出す術式は未熟で幼い。呪印を身に纏っているだけだ。己が物としておらん。結界を破る事など容易である」
自分がなぜ毎回この世界に呼び出されるのかが納得のいかないリッチは、天を仰いで何処かにいるであろう宇宙の理を決める神に嘆いた。
「神よ・・・。せめて私がこの世界に呼ばれる条件や法則を教えてくれたまえ! この世界の者たちにとっては百年から数百年に一度の召喚かもしれんが、我輩は一日置きから一週間置きで未熟者に召喚されておるのだ。魔法研究の最中に召喚される事がッ! どれ程腹立たしいか! さぁ、我輩を召喚した愚かなる蛆虫どもよ! 後悔して息絶えるがよい」
リッチの指は隣にいた闘技場関係者にも向き、彼らもあっさりと事切れる。
「きゃああああ!」
会場はパニックになり逃げ惑う人々でごった返した。
最早観戦どころではない。
結界を無視するリッチの魔法はいつ自分たちに向くかわからないのだ。出口に大勢が殺到し、誰もが我先に逃げ出そうとしている。
鯖柄の猫人はリッチを見て驚き、近くにいるゴブリンやオーク達に警告をする。
「あいつはただのリッチじゃねぇぞ! エルダーリッチだ! 分かるか? 古代のリッチだ! お前ら、目立たないように闘技場の端にでも身を潜めていろ! くそったれめ! 何だってこんな化け物を召喚しやがったんだ! 俺達は結界と鉄格子のお陰で逃げようにも逃げられやしねぇ。あいつの興味がこちらに向きませんようにと神様に祈るしかねぇな。・・・・って、何やってんだ! あの馬鹿オーガ!!」
猫人やゴブリン達が目立たないように闘技場の端まで逃げているのに対し、ヒジリは後ろ手を組んでのんびりと歩いてリッチの横に立ち肩を叩いている。
「何用か、恐れ知らずのニンゲンよ」
「ん? 今、私をニンゲンと呼んだかね? オーガではなく?」
「我輩の世界にもヒューマン種はおる。我輩とて元はニンゲンである」
ヒジリは人間扱いされた事が嬉しくなり、この元人間のエルダーリッチに親しみを感じた。
それはリッチも同じなのか、ローブのフードから覗く空虚なる眼窩は、自分を恐れずに好意的な顔をする人間を興味を抱いている。
「ほう」
「骸骨の人よ、同じニンゲンのよしみで、ここの住民達を殺さないでもらいたい」
「今はニンゲンではないが、な。その願いを聞き届けても良いが、代償としてお前の命の次に大事な物を供物として捧げてもらうが?」
恐らくヒジリはこの骸骨のような男を力でねじ伏せる事は出来る。しかし何故かそんな気にはなれなかった。
先程彼が嘆いた言葉を思い返すと、彼もまた被害者だといえるからだ。憎むとすれば、よく判らない非現実的なシステムが支配するこの星の何かなのだ。
「う、う~む。そうなるとこれか」
ヒジリは肩のポケットから名残惜しそうに二十二世紀の携帯ゲーム機「プライステーション・ビスタ」を取り出した。
バーチャルリアリティが主流の二十二世紀において、デザインや作りを敢えて二十一世紀風にしてあり、ほぼ無限に稼働するバッテリーを備えた液晶画面は、スライド式の二層になっている。
上の画面がメインで、下の画面はステータスや地図などを見るサブ画面だ。限定販売で世界に一万台程度しか無く、メーカーはおふざけで出した商品だったが、拡張性の高いソフト開発ツール機能が内蔵されており、世界中にいる個人レベルのゲーム制作者がこぞって参加した。
その結果、数多くの名作ソフトを世に残し、互換性のある違法な類似品が巷に溢れた。
本物のプライステーション・ビスタは多くの人手に渡ったが、類似品のお陰で使用頻度は低い。
とはいえ、過去の大災害や戦争で生き延びたプライステーション・ビスタはそう多くない。
ヒジリが持っているそれはピカピカで、新品のように綺麗だった。
「この画面の中の小人を操って敵を倒していく暇つぶしの玩具なんだが、私はこれを手に入れる為に貴重な品々を複数回トレードしたのだ。本当の本当に心の底から手放したくないのだが、仕方あるまい。やり方はこうやって、こうして・・・」
エルダーリッチはヒジリに顔を寄せて興味深そうにゲームを見ている。
「ヒジリ! なにやってるのよぉ! 早く逃げて!」
廊下を逃げ惑う人々からエルダーリッチの名を聞いたフランは、貴賓室でハラハラしながらヒジリを心配して叫ぶが声は届かない。
タスネやシルビィもドアを開こうとしているが、廊下でごった返す人々がドアを塞ぎ、びくともしない。
ウメボシはただヒジリとエルダーリッチの様子を見ているだけだった。
エルダーリッチがゆっくりとヒジリの前に干からびた手を出す様子を見て、イグナは絶叫した。
「だめ! エルダーリッチがヒジリに【死の手】をしようとしてる! 逃げてヒジリ!」
いつも無表情で感情を表に出さないイグナも、今回ばかりは拳を握りしめ涙目で叫でいた。
が、その声はフランの時同様、悲鳴にかき消されて届かない。
シルビィもタスネも急いで窓ガラスまで近寄ってこの世の終わりのような顔をしてヒジリを見ている。愛しいオーガが強力な魔法使いに殺されようとしているのを黙って見るしかないからだ。
タスネは心配しながらも自分以上に動揺するイグナに問う。
「ヒジリって魔法が効かないから大丈夫なんじゃないの? 何でそんなに心配しているの? イグナ」
「ヒジリの魔法無効化がアンチ魔法によるものなら体を覆うように発動してる。だから直接触られると死の魔法は効いてしまう可能性が高い」
イグナ自身も習得している闇魔法【死の手】は未熟な者が使うと相手の体力を奪うだけだが、エルダーリッチ程の魔法使いになるとその名の通り、触れた相手の生命力を瞬時に奪うのだ。
しかも召喚者を殺した時に見せた、離れた相手の心臓を止める【死】と違って【死の手】の成功率は段違いに高い。
皆の心配とは裏腹にエルダーリッチは別に【死の手】をしようとしているわけではなく、プライステーション・ビスタをとても気に入り、ヒジリと握手をしようとしているだけであった。
ヒジリが握手をすると、表情こそ判らないがエルダーリッチの声には明るさがあった。
「契約完了なり。この供物を我が主に差し出せば、少しは顔を覚えてくれるやもしれん・・・。さらばだ、異界のニンゲン」
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