史上最強魔導士の弟子になった私は、魔導の道を極めます

白い彗星

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第十四章 他学年試合編

1051話 対戦相手は

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 朝食を食べ終えた私たちは、教室に向かう。お腹いっぱいだし、やる気も充分!

「では、後々会いましょう」

「うん。ばいばーい」

「ばいばーい」

 教室の前でノマちゃんと別れ、私とフィルちゃんは自分の教室に入る。
 すると、すでにほとんどのクラスメイトが集まっていた。

 みんな、落ち着きなく座っていたり、仲のいい子同士で集まって話をしていたり。このあとの他学年試合に気を向けているみたいだ。

「あ、やっほダルマス」

「! あぁ」

 近くにいたダルマスに気づいた私は、手を上げて声をかける。こちらに気づいたダルマスもまた、小さく返事をした。

「いやぁ、いよいよ今日だね。身体の調子は大丈夫? 昨日の疲労が残ってない?」

「見くびるな。あんなもの、一晩休めばなんの問題もない」

 それは強がりなところもあるのかもしれないけど、でも大丈夫そうだな。
 魔導剣士としてのダルマスの実力は、すでに私の想像以上だ。ここに、さらに使い魔の力が加わるというのだから驚きだ。

 まあ……不死鳥であるあのちっこい鳥が、どんな具合に力を発揮するのかはわからないけども。

「ま、お互い頑張ろうよ。期待してるよー」

 パシン、とダルマスの肩を叩く。

「ん、あぁ」

 さてさて。かくいう私も頑張らないとなー。

 そして時間は流れて、ホームルームの時間へ。それと同じくして、サテラン先生が教室に入ってくる。
 みんな、黙って席に座っていた。

「よし……揃ってるな。今日も欠席はなし。大切な行事だからな、休んだらもったいない」

 教室内を見回して、みんな揃っていることを確認する先生。
 そういえばこのクラス、今まで欠席した子っていたかなー。

 なんて考えながらも、先生は話を進めていく。このすぐ後、他学年試合が始まることについてだ。

「このあとは、試合が行われる場所に移動する。言うまでもないが、周囲には結界を張っている……思う存分暴れるといい」

 一定以上のダメージを無効化してくれる結界。これがあるから、たとえ死ぬほどのダメージを受けたってだいぶ軽減される。
 ただし、なにもかもが軽減されるわけじゃない。疲労や魔力の消費は普段通りだし、熱や冷気といった『痛み』とは少し違ったものの影響は変わらない。

 結界はかなり硬く、壊れることはない……はずなんだけど、魔導大会じゃこれを壊されて乱入されちゃったもんなぁ。
 まああの後、結界の補強がされたらしいけど。

 その話は今は置いておこう。

「クラス対抗という点では、お前たちにとっては「デーモ」クラスとの試合以来になるな二人三人ならともかく、クラスのみんなと協力して……というのも、お前たちには大切な経験になるだろう」

 コーロランとのクラスとの試合。あの時は、色々と悩んでいたコーロランが私にクラス対抗の試合を挑んできたんだよな。
 あの時とは、もちろん違う。私たちも、きっと向こうも。

 コーロランに、ノマちゃんに……今じゃ、ラッへだっている。
 相変わらず記憶は戻らない。けど、エルフであることに変わりはなく……魔力の扱いは、以前とほとんど同じように使いこなせている。

 あれから、授業で個々の知識や技術を上げてきた。たまに、何人か組んでその中で競い合ったり、逆に力を合わせてみたり。
 その成果を、ついに出すのだ。

「では、そろそろ移動したいところだが……なにか質問があれば、聞くぞ」

 時間を確認しつつ、先生はみんなを見回す。
 とはいえ、質問がある人は今日までの間にしている。これは一応の確認だ。

 誰も質問がないことを確認して、先生はうなずく。それが合図のように、みんな立ち上がった。そして、教室を出る。

「いやぁ、いよいよだね!」

「うぅ……緊張してきたわ」

 廊下では、私たちの他にもクラスごとに移動が始まっていた。
 隣を歩くクレアちゃんはなんとも言えない表情を浮かべていた。眉間にしわを寄せてみたり、唇をとがらせてみたり。面白いな。

「まあまあ、落ち着いて。ほら深呼吸して、ひっひっふー」

「……それ違うやつよね」

 じっ……とクレアちゃんが私を睨む。てへっ。
 でも、おかげで緊張はほぐれたんじゃないのかな。

 そんなこんなで、校舎から出る。試合会場となるのは、まさに私たちが「デーモ」クラスとの試合で使った場所だ。
 グラウンドにある、試合会場。二つのクラスが入るくらいの余裕はある広さで、そこで勝ち抜きの試合が行われる。

 一年生、二年生、三年生と……それぞれ学年ごとにわかれて、並ぶ。
 そして一番前の踏み台に上った校長が、いろいろと挨拶をする。

 ……長い話はいいから、早く始めてくれないかなぁ。

「それでは、今から各クラスの試合相手を発表します」

 とりあえずみんな全力でがんばろう……みたいな話が終わり、いよいよ本題へ。
 三学年それぞれ四つのクラスがある。締めて十二のクラスが、勝ち抜き戦で試合を行う。

 別の学年と当たることもあれば、当然同じ学年と当たることもある。せっかくだから、別の学年とやりたいものだ。
 そんなことを考えながら、次々と発表されていく……

「次は、一年生「ドラゴ」クラスと……」

 お、私たちのことだ。さあて、相手は誰かな……?

「……えぇ、相手は二年生の……」

 そして発表されたクラス……それは確か、シルフィ先輩のいるクラスだった。
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