52 / 71
第二章 勇者召喚
くるもの拒まずは無理だから
しおりを挟む
風に揺らめく薄いグリーンの長い髪は緑の木漏れ日に煌めき、淡く同色の睫毛は碧い目を彩る。目を奪い、奪われてたまるか!
「納得出来ない」
「何が」
「変わらないじゃないか」
「はあ?」
毒づく俺が不可解だという顔のライバ。確かに骨格はひと回り、声も太く、腕や足の要所の肉付きも無駄なく男らしさを醸し出すが変わらない所があった。
「顔だ、顔」
「あぁ、エルフ族はこういう顔だ。何だ、この顔に文句があるのか。人間でいう整ってる顔だろ?これで平均的だ」
「……なんだと。文句ある様な無い様な」
「まあいいじゃないか。どんな顔でも都合のいい悪いがある」
達観したイケメンだった。物凄い敗北感。いや別に張り合うわけじゃない。俺は獣だ。狼で魔獣だ。くそうカッコイイ。それなのに追い剝ぎか。ははっ、追い剝ぎ!ぐっと拳を作り満足感に浸る。 いや待てよ。
「なぜ盗賊を?」
「この耳は魔族の特徴。人の敵。人間は容姿を個体情報材料にしてよく見てるだろ?長居はバレる。魔族と違う女性の鋭さに驚くね」
ライバは尖った耳をトンっと示した。
「魔法を使えばいいだろ」
「アホか。容姿や擬似擬態は上位しか使えん高度な魔術だ。どれだけ魔力消費するか考えただけで恐ろしい。当たり前の様に言ってくれるが、ルーの住む大陸は魔法より上位の魔術使用が多いということか?」
「いや、部分ならと言ってみただけだ」
「俺は無理だね。それに君はあれだけ早く走れるのは筋力強化や特殊能力か?」
「元々ある能力だ」
「へえ」
誤魔化しごまかしで俺はやっていけるだろうか。ライバは本当に信用できるかまだ様子見だ。元偵察要員なんだ。用心するに越した事はない。
それに高度な魔術?擬態が高度?既に数日人化してるが消費感や疲労は全くない。そんなに凄い事だったのか。じゃあ、プーもだ。確かに上位クラスの魔獣と云われている。という事は古竜であるリリーちゃんも余裕で人化可能だ。見た事無い、いや見たくないぞ。クルフェルのような変なギャップは精神衛生上良くない。モザイク加工必至。隣に立つライバも何か考えている様だった。
小高い丘の眼下には町がある。城のある都市と桁違いの小規模だが、領主や貴族の屋敷は贅沢な大きさで並び、有力者の趣味に応じた商店もそこそこ揃えた発展具合。続き長屋的なアパートも緑も多くいい景観だ。
「この町で何を」
「精霊の服、戦況確認、食料、酒か。荷も持たず帰郷しようとするルーがおかしい」
御尤も。手ぶらじゃ旅人とは言えない。
「資金は」
「幾らか余裕がある」
「盗賊で」
「言うな。弓の手入れをしてて忘れてたが、もしかしてエルンカの体部を回収したか?」
その瞬間、大人しく足元で転がってたプーがムクリと起きて、俺のマッキントッシュコートの中に潜り込んだ。
「あ、コラ!」
前合わせから、ばあっ!とバンザイをして出て来たプーの手にはエルンカの牙。そしてその前に狩りで食べた角ウサギの角を持っていた。えっへん!とバンザイをしたまま何故か偉そうな顔。
「……お前なあ」
「良いものを隠し持ってるな。そのコートどうなってるんだ、まさかまだ他に」
「欲張るな」
「ふーん?」
「フン」
「ははっ、足りない時は頼むよ。行くか」
「それならいい」
苦笑したライバは町に歩き始めた。頭にはフードを被り髪でしっかり耳を隠して。金はいつ何処でもトラブルの元だ。必要無いから持ってないけどな。俺は恨めしげにプーを睨んでやるが目が合うとニコッと笑った。
「プーの服買うぞ。行くか」
ブンブンと歓喜の舞なのかヘドバン並みの高速頷きをした可愛い魔獣を抱き上げた。コートの中へ入れ、合わせから顔だけ出させて丘を駆け降りた。
チクチクと刺さる。痛い。居心地が悪い。なるほど。都合のいい悪いがあるとは名言だ。イケメンの匙加減もひと工夫がいるのは女王で知った。そして歩くだけで視線が集中するのも辛い。
「プーを返せってんだ」
ライバは精霊に服を!とプーを真っ先に連れ去った。アイツ、子持ちだと視線が減るとか絶対確信犯だろ。やるべき事を片付けるかと店先の椅子に座る老齢の男に声をかける。
「尋ねるが、町に冒険者組合《ギルド》はあるか」
「……若いの、戦はどうした」
「終わってない。別口だ。ギルドは?」
「……そうか、まだか。息子も帰ってくるかのう。ギルドはこの奥を右じゃ」
男は項垂れた。町の住民の視線はそっちだったか。俺、勘違い。自惚れてた。やっぱり人の気持ちも薄れた獣だと自嘲して軽く鼻で笑った。まあ、どうしようも無い。周りに構ってられないとギルドのドアを開けた。
一斉に視線を浴びるが、気にせず受付と思しきカウンターに向かう。戦争中だろうが前線に出なくていい者は食い繋ぐために討伐をこなすし依頼も来ているようだ。
「買取だけは可能か」
「どのようなものでしょう」
職員は中年くらいで元冒険者なのか女性だが目尻から耳朶にかけて傷跡か残る。柔和でいて時に鋭くギルド内を見ていてスキが無いのが面白く感じた。
「エルンカの牙とウサギの角だ」
「測量しますね。お待ちください」
先にギルドに来たのは今回は現金が必要かもと考えた。価値も相場も知らないが何とかなる。それに実はギルド初体験。無表情を頑張っているが多少なり緊張している。
「お待たせしました。合わせて三十万フラですが宜しければこちらにサインを」
「それでいい」
羽ペンを持ち気付く。異世界の字は勉強中だったが書類が全く読めない。違う文字だ。素直に職員に告げる。
「悪いが他の大陸から来て違う文字で読めない。サインは自国の文字でいいか」
「構いませんよ」
受領の注意を説明してもらい、字を習ったクロウの名を借りてループス・シャズナルとサインをした。
「ギルド身分証はお持ちですか?」
「持ってない」
「冒険者で登録しますか?戦時中ですし、他国の方は何かと移動が厳しくなります。あれば討伐し易くなりますよ」
少し考えた。獣だし勝手に狩るし登録する必要性は無いと判断。ギルドを後にした。
三十万。これはどの位の価値なのか。ライバと合流前に初めての買い物でもしてみるかと商店を目指す。
「ちょっとアンタ」
プーの服は買ってくれてるとして、その金額を返すのが先ずひとつ。暫くエルフと旅となると魔狼に戻る訳もいかず。何かに困るとすれば物理に不安がある体。防具がいる。
「アンタよ!いい男!聞いてる?」
いい男。そう言われてみたいが、積極的な女性は気が強い気もする。あ、防具もいるけど、荷袋もいるかな。
「待ちなさいよ!」
ぐんっと服が引かれた。振り返ると誰もいない。気のせいにしては声が大きかったが、先を急ぐかと歩を進めようとした。
「ちゃんと見なさいよ!」
振り返り誰もいないが、それもワザとらしかったか。視線を声のする下に向けると小柄な少女がいた。紺色のフードを深く被り顔が見えないが、薄い灰緑の髪が三つ編みで胸元に乗っている。スルーしたいのは魔力を感じたから。見るとライバと同じ位の魔力を纏っていた。
「……何だ」
「ギルドでエルンカ狩ったの聞いて、その実力にお願いがあるの!たすけて!」
「断る」
「えっ」
防具と荷袋。ライバと合流は一時間後。町の時計台があるトコまで戻るのに十分か。買い物して丁度だ。スタスタと商店を目指す。
「ちょ、待って!まってよ!」
いや無理。クエスト発生とか冗談言ってたけど全部相手してたらストレスでハゲる。丸くなったって言われても無理。
「ムカつく!」
え、こっちの台詞。誰かれ助けてくれるなんて世の中善人だけじゃないんだ。冷たいだろうが魔力持ちは怪しい。少女を後ろに近くの防具屋に入った。
「納得出来ない」
「何が」
「変わらないじゃないか」
「はあ?」
毒づく俺が不可解だという顔のライバ。確かに骨格はひと回り、声も太く、腕や足の要所の肉付きも無駄なく男らしさを醸し出すが変わらない所があった。
「顔だ、顔」
「あぁ、エルフ族はこういう顔だ。何だ、この顔に文句があるのか。人間でいう整ってる顔だろ?これで平均的だ」
「……なんだと。文句ある様な無い様な」
「まあいいじゃないか。どんな顔でも都合のいい悪いがある」
達観したイケメンだった。物凄い敗北感。いや別に張り合うわけじゃない。俺は獣だ。狼で魔獣だ。くそうカッコイイ。それなのに追い剝ぎか。ははっ、追い剝ぎ!ぐっと拳を作り満足感に浸る。 いや待てよ。
「なぜ盗賊を?」
「この耳は魔族の特徴。人の敵。人間は容姿を個体情報材料にしてよく見てるだろ?長居はバレる。魔族と違う女性の鋭さに驚くね」
ライバは尖った耳をトンっと示した。
「魔法を使えばいいだろ」
「アホか。容姿や擬似擬態は上位しか使えん高度な魔術だ。どれだけ魔力消費するか考えただけで恐ろしい。当たり前の様に言ってくれるが、ルーの住む大陸は魔法より上位の魔術使用が多いということか?」
「いや、部分ならと言ってみただけだ」
「俺は無理だね。それに君はあれだけ早く走れるのは筋力強化や特殊能力か?」
「元々ある能力だ」
「へえ」
誤魔化しごまかしで俺はやっていけるだろうか。ライバは本当に信用できるかまだ様子見だ。元偵察要員なんだ。用心するに越した事はない。
それに高度な魔術?擬態が高度?既に数日人化してるが消費感や疲労は全くない。そんなに凄い事だったのか。じゃあ、プーもだ。確かに上位クラスの魔獣と云われている。という事は古竜であるリリーちゃんも余裕で人化可能だ。見た事無い、いや見たくないぞ。クルフェルのような変なギャップは精神衛生上良くない。モザイク加工必至。隣に立つライバも何か考えている様だった。
小高い丘の眼下には町がある。城のある都市と桁違いの小規模だが、領主や貴族の屋敷は贅沢な大きさで並び、有力者の趣味に応じた商店もそこそこ揃えた発展具合。続き長屋的なアパートも緑も多くいい景観だ。
「この町で何を」
「精霊の服、戦況確認、食料、酒か。荷も持たず帰郷しようとするルーがおかしい」
御尤も。手ぶらじゃ旅人とは言えない。
「資金は」
「幾らか余裕がある」
「盗賊で」
「言うな。弓の手入れをしてて忘れてたが、もしかしてエルンカの体部を回収したか?」
その瞬間、大人しく足元で転がってたプーがムクリと起きて、俺のマッキントッシュコートの中に潜り込んだ。
「あ、コラ!」
前合わせから、ばあっ!とバンザイをして出て来たプーの手にはエルンカの牙。そしてその前に狩りで食べた角ウサギの角を持っていた。えっへん!とバンザイをしたまま何故か偉そうな顔。
「……お前なあ」
「良いものを隠し持ってるな。そのコートどうなってるんだ、まさかまだ他に」
「欲張るな」
「ふーん?」
「フン」
「ははっ、足りない時は頼むよ。行くか」
「それならいい」
苦笑したライバは町に歩き始めた。頭にはフードを被り髪でしっかり耳を隠して。金はいつ何処でもトラブルの元だ。必要無いから持ってないけどな。俺は恨めしげにプーを睨んでやるが目が合うとニコッと笑った。
「プーの服買うぞ。行くか」
ブンブンと歓喜の舞なのかヘドバン並みの高速頷きをした可愛い魔獣を抱き上げた。コートの中へ入れ、合わせから顔だけ出させて丘を駆け降りた。
チクチクと刺さる。痛い。居心地が悪い。なるほど。都合のいい悪いがあるとは名言だ。イケメンの匙加減もひと工夫がいるのは女王で知った。そして歩くだけで視線が集中するのも辛い。
「プーを返せってんだ」
ライバは精霊に服を!とプーを真っ先に連れ去った。アイツ、子持ちだと視線が減るとか絶対確信犯だろ。やるべき事を片付けるかと店先の椅子に座る老齢の男に声をかける。
「尋ねるが、町に冒険者組合《ギルド》はあるか」
「……若いの、戦はどうした」
「終わってない。別口だ。ギルドは?」
「……そうか、まだか。息子も帰ってくるかのう。ギルドはこの奥を右じゃ」
男は項垂れた。町の住民の視線はそっちだったか。俺、勘違い。自惚れてた。やっぱり人の気持ちも薄れた獣だと自嘲して軽く鼻で笑った。まあ、どうしようも無い。周りに構ってられないとギルドのドアを開けた。
一斉に視線を浴びるが、気にせず受付と思しきカウンターに向かう。戦争中だろうが前線に出なくていい者は食い繋ぐために討伐をこなすし依頼も来ているようだ。
「買取だけは可能か」
「どのようなものでしょう」
職員は中年くらいで元冒険者なのか女性だが目尻から耳朶にかけて傷跡か残る。柔和でいて時に鋭くギルド内を見ていてスキが無いのが面白く感じた。
「エルンカの牙とウサギの角だ」
「測量しますね。お待ちください」
先にギルドに来たのは今回は現金が必要かもと考えた。価値も相場も知らないが何とかなる。それに実はギルド初体験。無表情を頑張っているが多少なり緊張している。
「お待たせしました。合わせて三十万フラですが宜しければこちらにサインを」
「それでいい」
羽ペンを持ち気付く。異世界の字は勉強中だったが書類が全く読めない。違う文字だ。素直に職員に告げる。
「悪いが他の大陸から来て違う文字で読めない。サインは自国の文字でいいか」
「構いませんよ」
受領の注意を説明してもらい、字を習ったクロウの名を借りてループス・シャズナルとサインをした。
「ギルド身分証はお持ちですか?」
「持ってない」
「冒険者で登録しますか?戦時中ですし、他国の方は何かと移動が厳しくなります。あれば討伐し易くなりますよ」
少し考えた。獣だし勝手に狩るし登録する必要性は無いと判断。ギルドを後にした。
三十万。これはどの位の価値なのか。ライバと合流前に初めての買い物でもしてみるかと商店を目指す。
「ちょっとアンタ」
プーの服は買ってくれてるとして、その金額を返すのが先ずひとつ。暫くエルフと旅となると魔狼に戻る訳もいかず。何かに困るとすれば物理に不安がある体。防具がいる。
「アンタよ!いい男!聞いてる?」
いい男。そう言われてみたいが、積極的な女性は気が強い気もする。あ、防具もいるけど、荷袋もいるかな。
「待ちなさいよ!」
ぐんっと服が引かれた。振り返ると誰もいない。気のせいにしては声が大きかったが、先を急ぐかと歩を進めようとした。
「ちゃんと見なさいよ!」
振り返り誰もいないが、それもワザとらしかったか。視線を声のする下に向けると小柄な少女がいた。紺色のフードを深く被り顔が見えないが、薄い灰緑の髪が三つ編みで胸元に乗っている。スルーしたいのは魔力を感じたから。見るとライバと同じ位の魔力を纏っていた。
「……何だ」
「ギルドでエルンカ狩ったの聞いて、その実力にお願いがあるの!たすけて!」
「断る」
「えっ」
防具と荷袋。ライバと合流は一時間後。町の時計台があるトコまで戻るのに十分か。買い物して丁度だ。スタスタと商店を目指す。
「ちょ、待って!まってよ!」
いや無理。クエスト発生とか冗談言ってたけど全部相手してたらストレスでハゲる。丸くなったって言われても無理。
「ムカつく!」
え、こっちの台詞。誰かれ助けてくれるなんて世の中善人だけじゃないんだ。冷たいだろうが魔力持ちは怪しい。少女を後ろに近くの防具屋に入った。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる