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六道・門番編
chapter15 巧妙
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俺達は船着場から船に乗った
船頭もちろん霊華だ
周りはまた白い霧がかった景色だ
だが前と違うところがある、青白い火の玉がフヨフヨと浮いてる
時には霊魂も飛んでいる
まるでお化け屋敷のように
そんな景色を見て改めて俺は、魂だけこの世界に来てることを把握する
「なぁ、ここ薄気味悪くねぇか?」
「んーそうかな~?
善霊だけだから、まだましな方だよー」
「そうなのか…善霊って無害なのか?」
「うん、虫とかトカゲとかの魂だからね~全くもって無害さ~」
「ははっ、そうなんだっ……」
若干苦笑いの圭助に、霊華は飛びかう霊魂になんの動揺もしない
流石に冥界で船頭をやってる事がある
現世だったら真っ先にスクープ現象だ
「ん!?、あれはっ!!」
俺達の前に黒い霊魂が見えた
霊華の目つきが鋭くなる
「圭助、あたしに向かって銃撃って!」
「はっ?んなことしたら危ねぇーだろっ!」
「あたしは大丈夫、だから早く撃って」
何故か目の前の船頭は、自信があると言わんばかりに狙撃を要求する
肩にかけたまま鎌を長めに持つ
俺は戸惑ながらも銃を抜き、霊華の背中に銃を構えた
「っ、わかんねーが死ぬなよ霊華!」
"ダンッ"
俺は言われた通り霊華に向けて撃った
霊華はニヤリと笑い、後ろを見ず瞬時に鎌を振る
弾は鎌に当った瞬間弾が青白く光り、左前に軌道を変えた
その軌道は黒い霊魂へ向かい見事命中!!
そして霊魂は、一瞬で跡形も無く消滅した!
「ふぅ~、危なかった。あれ悪霊だよ~あれっ、口開いてるよ」
霊華は振り向き言った
圭助はポカンと口を開けたまま
そして我に帰る
「えっ、嘘だろおいっ!今後ろ見なかったろ!」
「うん、見なかったよ。でもわかってたから」
「流石に死神様々か・・・、弾に何かしたのか?!」
そう目の前で黒い霊魂が一瞬にして
消えたからだ
それと、アホだけだと思ってた霊華が以外と強い事に気がついたから
「弾に鎌を当てた時に、成仏させる力を弾に込めたから」
「そうか、もしかして俺にもそれ出来るのか?」
「うん、出来るね~。まぁ鍛冶屋で武器を強化したらだけどねっ!」
「ははっ、なんか楽しみだなそれ」
圭助はかすかに笑う
早く強化したい、そして強くなり梶谷を成仏させてやる
そう強く思いがこみ上げて手が震える
船頭もちろん霊華だ
周りはまた白い霧がかった景色だ
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「なぁ、ここ薄気味悪くねぇか?」
「んーそうかな~?
善霊だけだから、まだましな方だよー」
「そうなのか…善霊って無害なのか?」
「うん、虫とかトカゲとかの魂だからね~全くもって無害さ~」
「ははっ、そうなんだっ……」
若干苦笑いの圭助に、霊華は飛びかう霊魂になんの動揺もしない
流石に冥界で船頭をやってる事がある
現世だったら真っ先にスクープ現象だ
「ん!?、あれはっ!!」
俺達の前に黒い霊魂が見えた
霊華の目つきが鋭くなる
「圭助、あたしに向かって銃撃って!」
「はっ?んなことしたら危ねぇーだろっ!」
「あたしは大丈夫、だから早く撃って」
何故か目の前の船頭は、自信があると言わんばかりに狙撃を要求する
肩にかけたまま鎌を長めに持つ
俺は戸惑ながらも銃を抜き、霊華の背中に銃を構えた
「っ、わかんねーが死ぬなよ霊華!」
"ダンッ"
俺は言われた通り霊華に向けて撃った
霊華はニヤリと笑い、後ろを見ず瞬時に鎌を振る
弾は鎌に当った瞬間弾が青白く光り、左前に軌道を変えた
その軌道は黒い霊魂へ向かい見事命中!!
そして霊魂は、一瞬で跡形も無く消滅した!
「ふぅ~、危なかった。あれ悪霊だよ~あれっ、口開いてるよ」
霊華は振り向き言った
圭助はポカンと口を開けたまま
そして我に帰る
「えっ、嘘だろおいっ!今後ろ見なかったろ!」
「うん、見なかったよ。でもわかってたから」
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そう目の前で黒い霊魂が一瞬にして
消えたからだ
それと、アホだけだと思ってた霊華が以外と強い事に気がついたから
「弾に鎌を当てた時に、成仏させる力を弾に込めたから」
「そうか、もしかして俺にもそれ出来るのか?」
「うん、出来るね~。まぁ鍛冶屋で武器を強化したらだけどねっ!」
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圭助はかすかに笑う
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