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23話
おじさんは相変わらずマッサージするように胸全体を優しくもみほぐして笑みを零すばかりで決定的な刺激はくれそうもない。胸だけでイクなんて無茶だ。せめてもっと……。
「ん、どうしたんだい?何か言いたげだね」
「………、……だ……さい……」
「すまない、よく聞き取れなかった。もう少し大きくハッキリ言ってもらっても、いいかな」
「っ……ち、くび、……触って……ください……!」
やっと絞り出した声は、とても震えていた。恥ずかしい。ただでさえ恥ずかしい恰好をしているのに、なんてはしたない事を言っているんだろう。でも、これ以上じれったい触り方はとても耐えられない。時間が経過すればするほど、頭が冷えてきて、自分の痴態を実感させられて、どうしようもなく辛い。もっと、もっと狂おしい刺激が欲しい。
「ほう……、それは……こうかな?」
「ひっ……ぃんッ……!♡」
僕の胸を揉み解していただけの、おじさんの指がそろりと突起の周りをツツ、と触れる。それだけなのに過剰に身体が反応して跳ねた。ただ揉まれているだけよりはいいけれど、そうじゃない……もっと……。
「あ、ぁ……そこも……いいけど……も、もう少し……っ」
「ん?どうすればいいのかな」
じれったい。いつもなら欲しいタイミングで、きゅっきゅと摘まんで弄んでくれるのに、どうしてもそうしてくれない。どうしてだろう。そう思いながらも、身体はどんどん持て余して耐えられなくなってくる。耐えられなくて必死にどうすればもっと気持ち良くなれるのか必死に考え始める。
「つまんで……ください……クリクリして、欲し、い…ッ!」
「なるほど。こうかな?」
「はぁっ……!ぁんっ♡」
おじさんの指が突起の切先を掠める。ゆるい刺激なのに、それまで触れられる事をお預けされて待ち焦がれていた突起の神経は、期待余ってゾクゾクッと突き抜けた信号を身体に送る。焦らされたせいか、いつもよりも強く感じる気がする。
「っ、ぁ、はぁ…っ……んんっ♡」
突起を指先で弾き、特にきゅっと摘んでクリクリされる。それだけで甘美な快楽が先ほどより身体に行き渡っていく。
先ほどより待ち望んだ刺激を与えられ、身体を捩りながらそれを必死に感じようとする。しかし、まだ達する予感は遠く、ぬるい刺激の中、もっともっと強い刺激が欲しくて仕方なくなる。だって僕はその強い享楽を知っているのだから───。
「お、おじさっ……」
「どうしたんだい?」
「お願いします……手を自由にしてください……片っぽだけでもいいので……」
「ほう。それはどうして?」
「あッ♡ぅ……このままじゃイケません……せめて気持ちよくなるように手で動かしたいっ……んん、ですぅ……♡」
突起をコリコリ、ピンピンと弄ばれながら、僕はおじさんに懇願する。このままじゃ辛い。はやく、はやくイキたい……!
「そうか……まだ君には辛い課題だったかな。どれ、それじゃあ……」
おじさんは了承してくれたのか、膝の上にのせていた僕の頭をベットへ下ろした。その言動に安心してホッとしたのもつかの間。おじさんは手足の拘束は解かず、添い寝をするように僕の左側の傍らに寄り添った。
「お、おじさ……?……ひぅッ♡」
「さ、大サービスだ。きっと君ならこうすれば達する事ができるよ」
ふぅ、と耳に息を吹きかけられて思わずビクンと身体が跳ねてしまう。そう言うとおじさんはローションを片手に取ると、手に馴染ませように塗り付けると、それを脇から回し込み、僕の右胸にまたマッサージするように塗り付け始める。
「っ……」
「大丈夫だよ。さぁ、もう君ならできるから……」
「お、おじさん……気持ち良いけど、これじゃまだ……ッあぁん!?」
ぬるりとしたローションまみれの手が突起をゆるゆると転がしていくと、じわじわしながら急に神経を直接触られたようなピリっとした快感が突き抜き始めた。
「あっ!♡あぁ……んっ……♡ひぅっ……♡」
手の動きは先ほど変わらないのに、ローションが付けられただけで、まるで神経が剥きだしになったように強い刺激が背筋を走っていく。たしかにさっきよりは強くて気持ちいけど、まだイクまではもう少し足りな……、
「アッ!?ぁ、あ、ぁぁッ、ああっ……んぁっ!♡♡」
おざなりだった左胸にもぬるりとした触感が這わされていく。それは右胸のローションまみれの手ではなく、指より厚みと温かみがある───おじさんの舌が突起に絡みついてきたのだ。
「やっ、やっ、それダメ……ッ!♡お、おじさん……!♡」
唇も使ってじゅるじゅると胸にしゃぶりつきながらも舌は突起を器用にコロコロと転がしてはねぶってくる。左胸もぬるりとした指でローションを塗り付けられながらコリコリと弾かれ続けると、先ほどまで温い刺激だったそれが急に強い快楽に変わって僕の身体を襲ってくる。その刺激に身体を必死によじり、内から暴れる快楽が暴れ、達する感覚が押し寄せてきた時だった。
「ひッ──ぃ!?♡あっぁあぁッァッ──ッ゛!!♡♡♡」
暴れる快楽に身体を激しくよじっていると、すっかり忘れていた微妙な位置に留まっていたディルドがなにかの拍子に当たったのだろうか。グン、と押し進み、丁度敏感な部分に当たり、ビリッとした脳天を駆けていく快楽が走り、僕は強く身体を弓なりにしならせて小刻みに痙攣した。
「っ……♡……は……ぁ……はあ……っ♡♡」
「ほら、言っただろう?君ならできるって」
ずっと触られずに終わった僕の自身は、透明交じりの白濁がとろとろと零れ、滴たっていた。
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