44 / 44
第44話 虚弱聖女と嫉妬
「まさか、レイ様とルヴィスさんが、そういう関係だったなんて……」
心の声が、思わず独り言となって唇から洩れてしまった。
システィーナ様とルゥナ様との話し合いは、驚きの連続だった。
でも今一番頭の中を占めているのは、レイ様とルヴィスさんの関係だ。
ティッカさんが少し興奮しながら、
「やはり……そうなのですね!」
と呟いていたのも気になるし。
胸の奥が苦しい。
相手がレイ様が好きな相手が長年連れ添ったルヴィスさんなら、と納得しつつ、でも納得したくない自分もいる。
まるで心の中に、別の自分がいるみたいで、とても気持ちが悪い。
ふと気づけば、私の目の前には、城の屋上が広がっていた。明々とした王都の光が、瞳の中に飛び込んでくる。
ふと、クロラヴィア王国に残された育ての親ネルロ様のことが頻繁に頭を過った。私が幸せを享受している間、あの方は一体どんな目に遭っているのだろう。
私は……向き合わなければならないのかもしれない。
追放された故郷と、もう一度――
思考が奥深くに沈んでいく。
そのとき、
「一体誰かと思えば、今度はセレスティアルか。今宵は来客が多いのう」
底抜けの明るい声が、夜の静寂を震わせた。
声の方向を見ると、システィーナ様がいらっしゃった。レイ様と謁見したときとは違い、肌を覆う服を身につけていらっしゃる。
月夜と街の光に照らされたシスティーナ様のお姿は、とてもお美しい。
近づいてくる私の視線に気づいたのだろうか。
「なんじゃ、セレスティアル。お主、もしかしてわしに惚れたのか?」
といたずらっ子のような含み笑いを浮かべられた。冗談だとは分かっていても、同性である私すら一瞬ドキッとしてしまう。
同性なのに、一体何をどうしたら、これほど美しく、艶やかな女性になれるの? 秘訣があったらお聞きしたい――なんて、私、一体何を考えているのだろう。
さっきから気持ちがまとまらない。
考えなければならないことが山積みなのに……
「……なんじゃ、その渋い顔は」
少し呆れたようなシスティーナ様の発言によって、自分の鬱々とした気持ちが表に出ていることに気づく。
間違った捉え方をされたと思い、私は慌てて首を横に振った。
「い、いいえ! あのっ、ちょっと色々と自己嫌悪に陥っていて……だから、システィーナ様のせいでは!」
「分かっておる、分かっておる。悩んでいるようじゃな? レイ王のことか?」
「な、何故それを……」
ずばり言い当てられ、心臓が跳ね上がった。そのせいで、心にとどめておくべき言葉が口を衝いて出てしまった。
しまったと口を押さえたけれど、すでに遅い。
システィーナ様は口元を扇で隠すと、目元を細めた。してやったり、といった表情だ。
隠し事は無理そう。
私は長く息を吐き出すと、少し口ごもりながら言葉を紡いだ。
「あ、あのっ……レイ様に想い人が……あのっ、そのっ、よ、喜びたいのに、驚きが先に来ているというか……」
私の言葉を聞き、システィーナ様は小さく声を上げた。扇を持っていない手が、やった! と言わんばかりに拳を作る。
「ふふっ、やっと気づいたんじゃな? だがそれほど驚くことか? あの男は好意を隠せぬから、皆気づいていたと思うぞ?」
「そっ、そうなのですか!?」
「なんじゃ……お主、気づいておらんかったのか?」
「は、はい……全く。仲は良いとは……思っていましたが……」
「仲が良いにしては、度が過ぎとったじゃろう。手を繋いだり、くっついたり」
「そ、そんなことまで!?」
レイ様とルヴィスさん、くっついていたっけ!?
「いや、何故お主が驚く? しとったじゃろ! わしらの目の前で!!」
「いえいえ! レイ様とルヴィスさんがそんなことされてたら、絶対に覚えてますって!」
私の返答に、システィーナ様が信じられない様子で瞳を見開いた。
パンっと扇を閉じる音がした。システィーナ様が、閉じた扇の先で額を押さえている。
そして深すぎるため息。
「はぁぁぁぁぁ……まさか、これほどの鈍感が実在するとは、思わんかったのぅ……」
「? どうかされました?」
「いや、こっちの話じゃ……」
どこか遠い目をしながら、システィーナ様が首を振った。
でも気を取り直したように再び扇を開くと、先ほどのように口元を隠した。
深緑の瞳が、スッと細くなる。
「で……お主は、レイ王がルヴィスを好きだと知って、何を思ったんじゃ?」
「えっ? そ、それは……」
苦しい。
でも無理やり口角を上げると、声を明るく努める。
「う、嬉しい……ですよ。お二人は幼い頃からの関係ですし……で、でも同性っていうのに驚いたというか……」
「なら、ルヴィスが女性じゃったらいいのか? もしくは、別の女性なら良いのか? 例えば……あの場にいたティッカとかいう侍女とか」
急に私の周囲から音が消えた。
ただ一つ聞こえてくるのは、体の中で鳴り響く心臓の音だけ。
まるで緊張しているかのように、ものすごい速さで鳴り響いている。それに合わせて、全身の血が駆け巡り、体が熱くなる。
その熱が頭の中にも回ってるみたい。熱の塊を無理やり詰め込まれ、何も考えられなくなっていく。
私、ちゃんと立ててる?
私、ちゃんと呼吸できてる?
好きな人と幸せになるレイ様を、祝福、でき、る……?
「わ、わしが悪かった! こんなところをレイ王に見られれば、大変じゃっ!」
システィーナ様の慌て声とともに、両肩を掴まれゆすられる。
沈んでいた意識が、急に現実に引き戻された。
どんな時も余裕そうなシスティーナ様が、困惑した様子で私の顔を覗き込んでいた。
「ほれ、泣くな。可愛い顔が台無しじゃぞ?」
「泣いて、る……?」
頬に伝う生暖かいものに触れると、指先が濡れた。一筋の涙が頬を伝って流れていたのだ。
システィーナ様に言われるまで、全く気づかなかった……
しかし自分が泣いていると気づいた瞬間、心の奥深くに押し込んでいたものがはじけ飛んだ。ぽろぽろと大粒の涙になってこぼれ落ちて止まらなくなる。
口元を手で覆いながら、嗚咽に変わりそうになる声を言葉に変える。まるでせき止められていた水の流れが、一気に放流されたかのように止められない。
「わたしっ……レイ様とルヴィスさんの幸せを――いいえ、レイ様が愛する人と幸せになることを心の底から祝いたいんです。喜びたいんです! なのに……なのにっ!」
あの方は私に居場所をくれた。
こんな私を大切にしてくれた。
そして
『俺は、セレスティアルが好きだ』
幸せをくれた――
気づきたくなかった。
認めたくなかった。
「なのに……よ、喜べない……わたし……」
大切な人の幸せを望めない醜い心なんて、いらない。
こんな自分を、消してしまいたい。
涙が止まらない。
声はとうとう嗚咽へと代わり、何を言っても言葉にならなかった。
美しく煌めく街の光と星空の元、私の嗚咽が響く。
不意に体が温もりに包まれた。
システィーナ様が、私を抱きしめてくださっていた。
肩を震わせて泣く私の背中を優しく撫でながら、まるで子どもに語りかけるような柔らかな声色で仰った。
「それはのぅ、セレスティアル。『嫉妬』と呼ばれるものじゃ」
嫉妬――
言葉は知っている。
自分よりも恵まれた他人を恨み、妬むときの感情。
そして――自分の好きな相手が別の相手に関心を向けるのを、許せないときの感情。
だけど、
「わ、わたし……ルヴィスさんのこと、すき、です! ティッカさんのことだって!」
お二人だけじゃない。
ルミテリス王国で出会った人たち皆が大好きだ。
温かくて優しくて、私が大切にしたいと思っている人ばかり。
妬む理由なんてない。断言できる。
システィーナ様の声色が、私の鼓膜を震わせる。
「ならば、逆に考えてみようかの。ルヴィスとティッカが恋仲なら、お主はどう思う?」
「……嬉しい、です。心の底から祝福、できま、す……」
「なら、わしとルヴィスはどうかのぅ?」
「えっ、あ、あのっ、驚きはしますが……お祝いできると、思います……」
「他の者は祝福でき、レイ王だと嫉妬してしまう。もう答えは明白じゃろ?」
ふふっと軽やかな笑い声が、空気を震わせる。
システィーナ様が私の両肩を掴んで体を離すと、深緑の瞳を細めながら、真っ直ぐ私を見据えた。
「お主がレイ王に抱く好意――人はそれを『恋』と呼ぶんじゃ」
心の声が、思わず独り言となって唇から洩れてしまった。
システィーナ様とルゥナ様との話し合いは、驚きの連続だった。
でも今一番頭の中を占めているのは、レイ様とルヴィスさんの関係だ。
ティッカさんが少し興奮しながら、
「やはり……そうなのですね!」
と呟いていたのも気になるし。
胸の奥が苦しい。
相手がレイ様が好きな相手が長年連れ添ったルヴィスさんなら、と納得しつつ、でも納得したくない自分もいる。
まるで心の中に、別の自分がいるみたいで、とても気持ちが悪い。
ふと気づけば、私の目の前には、城の屋上が広がっていた。明々とした王都の光が、瞳の中に飛び込んでくる。
ふと、クロラヴィア王国に残された育ての親ネルロ様のことが頻繁に頭を過った。私が幸せを享受している間、あの方は一体どんな目に遭っているのだろう。
私は……向き合わなければならないのかもしれない。
追放された故郷と、もう一度――
思考が奥深くに沈んでいく。
そのとき、
「一体誰かと思えば、今度はセレスティアルか。今宵は来客が多いのう」
底抜けの明るい声が、夜の静寂を震わせた。
声の方向を見ると、システィーナ様がいらっしゃった。レイ様と謁見したときとは違い、肌を覆う服を身につけていらっしゃる。
月夜と街の光に照らされたシスティーナ様のお姿は、とてもお美しい。
近づいてくる私の視線に気づいたのだろうか。
「なんじゃ、セレスティアル。お主、もしかしてわしに惚れたのか?」
といたずらっ子のような含み笑いを浮かべられた。冗談だとは分かっていても、同性である私すら一瞬ドキッとしてしまう。
同性なのに、一体何をどうしたら、これほど美しく、艶やかな女性になれるの? 秘訣があったらお聞きしたい――なんて、私、一体何を考えているのだろう。
さっきから気持ちがまとまらない。
考えなければならないことが山積みなのに……
「……なんじゃ、その渋い顔は」
少し呆れたようなシスティーナ様の発言によって、自分の鬱々とした気持ちが表に出ていることに気づく。
間違った捉え方をされたと思い、私は慌てて首を横に振った。
「い、いいえ! あのっ、ちょっと色々と自己嫌悪に陥っていて……だから、システィーナ様のせいでは!」
「分かっておる、分かっておる。悩んでいるようじゃな? レイ王のことか?」
「な、何故それを……」
ずばり言い当てられ、心臓が跳ね上がった。そのせいで、心にとどめておくべき言葉が口を衝いて出てしまった。
しまったと口を押さえたけれど、すでに遅い。
システィーナ様は口元を扇で隠すと、目元を細めた。してやったり、といった表情だ。
隠し事は無理そう。
私は長く息を吐き出すと、少し口ごもりながら言葉を紡いだ。
「あ、あのっ……レイ様に想い人が……あのっ、そのっ、よ、喜びたいのに、驚きが先に来ているというか……」
私の言葉を聞き、システィーナ様は小さく声を上げた。扇を持っていない手が、やった! と言わんばかりに拳を作る。
「ふふっ、やっと気づいたんじゃな? だがそれほど驚くことか? あの男は好意を隠せぬから、皆気づいていたと思うぞ?」
「そっ、そうなのですか!?」
「なんじゃ……お主、気づいておらんかったのか?」
「は、はい……全く。仲は良いとは……思っていましたが……」
「仲が良いにしては、度が過ぎとったじゃろう。手を繋いだり、くっついたり」
「そ、そんなことまで!?」
レイ様とルヴィスさん、くっついていたっけ!?
「いや、何故お主が驚く? しとったじゃろ! わしらの目の前で!!」
「いえいえ! レイ様とルヴィスさんがそんなことされてたら、絶対に覚えてますって!」
私の返答に、システィーナ様が信じられない様子で瞳を見開いた。
パンっと扇を閉じる音がした。システィーナ様が、閉じた扇の先で額を押さえている。
そして深すぎるため息。
「はぁぁぁぁぁ……まさか、これほどの鈍感が実在するとは、思わんかったのぅ……」
「? どうかされました?」
「いや、こっちの話じゃ……」
どこか遠い目をしながら、システィーナ様が首を振った。
でも気を取り直したように再び扇を開くと、先ほどのように口元を隠した。
深緑の瞳が、スッと細くなる。
「で……お主は、レイ王がルヴィスを好きだと知って、何を思ったんじゃ?」
「えっ? そ、それは……」
苦しい。
でも無理やり口角を上げると、声を明るく努める。
「う、嬉しい……ですよ。お二人は幼い頃からの関係ですし……で、でも同性っていうのに驚いたというか……」
「なら、ルヴィスが女性じゃったらいいのか? もしくは、別の女性なら良いのか? 例えば……あの場にいたティッカとかいう侍女とか」
急に私の周囲から音が消えた。
ただ一つ聞こえてくるのは、体の中で鳴り響く心臓の音だけ。
まるで緊張しているかのように、ものすごい速さで鳴り響いている。それに合わせて、全身の血が駆け巡り、体が熱くなる。
その熱が頭の中にも回ってるみたい。熱の塊を無理やり詰め込まれ、何も考えられなくなっていく。
私、ちゃんと立ててる?
私、ちゃんと呼吸できてる?
好きな人と幸せになるレイ様を、祝福、でき、る……?
「わ、わしが悪かった! こんなところをレイ王に見られれば、大変じゃっ!」
システィーナ様の慌て声とともに、両肩を掴まれゆすられる。
沈んでいた意識が、急に現実に引き戻された。
どんな時も余裕そうなシスティーナ様が、困惑した様子で私の顔を覗き込んでいた。
「ほれ、泣くな。可愛い顔が台無しじゃぞ?」
「泣いて、る……?」
頬に伝う生暖かいものに触れると、指先が濡れた。一筋の涙が頬を伝って流れていたのだ。
システィーナ様に言われるまで、全く気づかなかった……
しかし自分が泣いていると気づいた瞬間、心の奥深くに押し込んでいたものがはじけ飛んだ。ぽろぽろと大粒の涙になってこぼれ落ちて止まらなくなる。
口元を手で覆いながら、嗚咽に変わりそうになる声を言葉に変える。まるでせき止められていた水の流れが、一気に放流されたかのように止められない。
「わたしっ……レイ様とルヴィスさんの幸せを――いいえ、レイ様が愛する人と幸せになることを心の底から祝いたいんです。喜びたいんです! なのに……なのにっ!」
あの方は私に居場所をくれた。
こんな私を大切にしてくれた。
そして
『俺は、セレスティアルが好きだ』
幸せをくれた――
気づきたくなかった。
認めたくなかった。
「なのに……よ、喜べない……わたし……」
大切な人の幸せを望めない醜い心なんて、いらない。
こんな自分を、消してしまいたい。
涙が止まらない。
声はとうとう嗚咽へと代わり、何を言っても言葉にならなかった。
美しく煌めく街の光と星空の元、私の嗚咽が響く。
不意に体が温もりに包まれた。
システィーナ様が、私を抱きしめてくださっていた。
肩を震わせて泣く私の背中を優しく撫でながら、まるで子どもに語りかけるような柔らかな声色で仰った。
「それはのぅ、セレスティアル。『嫉妬』と呼ばれるものじゃ」
嫉妬――
言葉は知っている。
自分よりも恵まれた他人を恨み、妬むときの感情。
そして――自分の好きな相手が別の相手に関心を向けるのを、許せないときの感情。
だけど、
「わ、わたし……ルヴィスさんのこと、すき、です! ティッカさんのことだって!」
お二人だけじゃない。
ルミテリス王国で出会った人たち皆が大好きだ。
温かくて優しくて、私が大切にしたいと思っている人ばかり。
妬む理由なんてない。断言できる。
システィーナ様の声色が、私の鼓膜を震わせる。
「ならば、逆に考えてみようかの。ルヴィスとティッカが恋仲なら、お主はどう思う?」
「……嬉しい、です。心の底から祝福、できま、す……」
「なら、わしとルヴィスはどうかのぅ?」
「えっ、あ、あのっ、驚きはしますが……お祝いできると、思います……」
「他の者は祝福でき、レイ王だと嫉妬してしまう。もう答えは明白じゃろ?」
ふふっと軽やかな笑い声が、空気を震わせる。
システィーナ様が私の両肩を掴んで体を離すと、深緑の瞳を細めながら、真っ直ぐ私を見据えた。
「お主がレイ王に抱く好意――人はそれを『恋』と呼ぶんじゃ」
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
追放された聖女ですが、辺境で幸せにお務めをしています 〜追放の主犯の姉は、聖女の務めに耐えられず破滅しました〜
ゆうき
恋愛
幼い頃から聖女として酷使され、家族にも愛されなかったベル。
双子の姉に婚約者を奪われ、ついには「聖女の務めを放棄し、姉に押し付けた」という濡れ衣を着せられ、危険な辺境へ追放されてしまう。
――こんな地獄から解放されるなら、どこへでも行く。
しかし、辿り着いた地でベルを待っていたのは、温かい歓迎と、人々の優しさだった。
中でも辺境伯で騎士団長のリオネルは、厳つい姿とは裏腹に穏やかで優しく、ベルを大切にしてくれた。
一方、王都では姉が聖女の務めに追い詰められ、次第に破綻していく。
さらに、リオネルの隠された秘密と、辺境を覆う瘴気の謎が、ベルの運命を大きく揺るがす――。
☆全四十六話。予約投稿済みです。タイトルを変えました。前タイトル『婚約破棄に追放? 謹んでお受けいたしますので、もう放っておいてください』☆
罰として醜い辺境伯との婚約を命じられましたが、むしろ望むところです! ~私が聖女と同じ力があるからと復縁を迫っても、もう遅い~
上下左右
恋愛
「貴様のような疫病神との婚約は破棄させてもらう!」
触れた魔道具を壊す体質のせいで、三度の婚約破棄を経験した公爵令嬢エリス。家族からも見限られ、罰として鬼将軍クラウス辺境伯への嫁入りを命じられてしまう。
しかしエリスは周囲の評価など意にも介さない。
「顔なんて目と鼻と口がついていれば十分」だと縁談を受け入れる。
だが実際に嫁いでみると、鬼将軍の顔は認識阻害の魔術によって醜くなっていただけで、魔術無力化の特性を持つエリスは、彼が本当は美しい青年だと見抜いていた。
一方、エリスの特異な体質に、元婚約者の伯爵が気づく。それは伝説の聖女と同じ力で、領地の繁栄を約束するものだった。
伯爵は自分から婚約を破棄したにも関わらず、その決定を覆すために復縁するための画策を始めるのだが・・・後悔してももう遅いと、ざまぁな展開に発展していくのだった
本作は不遇だった令嬢が、最恐将軍に溺愛されて、幸せになるまでのハッピーエンドの物語である
※※小説家になろうでも連載中※※
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
偽聖女と蔑まれた私、冷酷と噂の氷の公爵様に「見つけ出した、私の運命」と囚われました 〜荒れ果てた領地を力で満たしたら、とろけるほど溺愛されて
放浪人
恋愛
「君は偽物の聖女だ」——その一言で、私、リリアーナの人生は転落した。 持っていたのは「植物を少しだけ元気にする」という地味な力。華やかな治癒魔法を使う本物の聖女イザベラ様の登場で、私は偽物として王都から追放されることになった。
行き場もなく絶望する私の前に現れたのは、「氷の公爵」と人々から恐れられるアレクシス様。 冷たく美しい彼は、なぜか私を自身の領地へ連れて行くと言う。
たどり着いたのは、呪われていると噂されるほど荒れ果てた土地。 でも、私は諦めなかった。私にできる、たった一つの力で、この地を緑で満たしてみせる。
ひたむきに頑張るうち、氷のように冷たかったはずのアレクシス様が、少しずつ私にだけ優しさを見せてくれるように。 「リリアーナ、君は私のものだ」 ——彼の瞳に宿る熱い独占欲に気づいた時、私たちの運命は大きく動き出す。
地味で無能な聖女だと婚約破棄されました。でも本当は【超過浄化】スキル持ちだったので、辺境で騎士団長様と幸せになります。ざまぁはこれからです。
黒崎隼人
ファンタジー
聖女なのに力が弱い「偽物」と蔑まれ、婚約者の王子と妹に裏切られ、死の土地である「瘴気の辺境」へ追放されたリナ。しかし、そこで彼女の【浄化】スキルが、あらゆる穢れを消し去る伝説級の【超過浄化】だったことが判明する! その奇跡を隣国の最強騎士団長カイルに見出されたリナは、彼の溺愛に戸惑いながらも、荒れ地を楽園へと変えていく。一方、リナを捨てた王国は瘴気に沈み崩壊寸前。今さら元婚約者が土下座しに来ても、もう遅い! 不遇だった少女が本当の愛と居場所を見つける、爽快な逆転ラブファンタジー!
偽りの断罪で追放された悪役令嬢ですが、実は「豊穣の聖女」でした。辺境を開拓していたら、氷の辺境伯様からの溺愛が止まりません!
黒崎隼人
ファンタジー
「お前のような女が聖女であるはずがない!」
婚約者の王子に、身に覚えのない罪で断罪され、婚約破棄を言い渡された公爵令嬢セレスティナ。
罰として与えられたのは、冷酷非情と噂される「氷の辺境伯」への降嫁だった。
それは事実上の追放。実家にも見放され、全てを失った――はずだった。
しかし、窮屈な王宮から解放された彼女は、前世で培った知識を武器に、雪と氷に閉ざされた大地で新たな一歩を踏み出す。
「どんな場所でも、私は生きていける」
打ち捨てられた温室で土に触れた時、彼女の中に眠る「豊穣の聖女」の力が目覚め始める。
これは、不遇の令嬢が自らの力で運命を切り開き、不器用な辺境伯の凍てついた心を溶かし、やがて世界一の愛を手に入れるまでの、奇跡と感動の逆転ラブストーリー。
国を捨てた王子と偽りの聖女への、最高のざまぁをあなたに。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!
ぱんださん
ご感想、ありがとうございますヾ(≧▽≦)ノ
帰るまでが遠足、を少し変えて使ったネタになります(笑)
じわじわきてもらえて、良かったです!
何故皆が、レイの嘘を信じるふりをしていたのかは、16話で明らかになりますー。
理由が理由なので、皆必死になってて、セレスティアルが引くほどの迫真の演技になったのかなーと。
よろしければ、引き続きお付き合い頂けますと幸いです♪