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第1話 虚弱聖女と追放
”私が死んだ後も、どうかこの国を守って……約束、よ”
どこからか声がする。
時々、夢に出てくる女性の声。
誰だかは分からない。
あなたは、一体……
声の方に手を伸ばした瞬間、
「セレスティアル、またサボって居眠りしているのね!? 供儀の間の掃除はどうなったのよ!!」
耳をつんざくような大音声によって、私は跳ね起きた。必要最低限しか物が置かれていない、狭い自室が視界に映し出される。
そうだわ。
私、儀式の後、いつものように疲れてしまって……少しだけ休もうと横になったら、眠ってしまったみたい。
ドアの方を見ると、怒りの形相の同僚――侯爵令嬢であるキアラが立っていた。私と目が合うと、足音荒くこちらに近づいてきた。彼女が近づくと、ミシミシと床が音を立てる。
「ほんっとあんたはいつもいつも、なんでそうなの!? 守護獣シィ様に力を捧げ終わると、一人倒れて私たちの足を引っ張って! そもそも何でこんな平民が、正当に選ばれた聖女である私たちと、同じ供儀の間にいるのよ! 前神官長様のお考えは、私には分からないわ!」
キアラの口から、私への文句と前神官長であったネルロ様への不満が次から次へと飛び出す。
何もしなければ、いつまでもキアラの罵詈雑言が続いてしまう。
私が不甲斐ないから、私への文句はいくら言って貰ってもいい。だけど、私のせいで、育ての親であるネルロ様まで悪く言われるのは、耐えられない。
だから、ゆっくりとベッドから身体を起こした。
まだ全身がだるい。
頭痛だってするし、とても眠たい。
身体が休息を欲していることは、分かっている。
だけど――
「ごめんなさい、キアラ。今日はなんだかいつもよりも体調が優れなくて……でも、すぐに供儀の間の掃除に行くから……」
弱々しく謝罪をすると、キアラの文句がピタリと止まった。私と違う、艶やかな唇が笑みを形作ると、フンッと鼻を鳴らし、両腕を組んで私を見下ろす。
「分かれば良いのよ、分かれば。私や、ロディシア、ベアトリスは貴族なの。貴族たる私たちが、掃除なんて出来るわけがないでしょ? 手も荒れるし、あんな汚い布を触るなんて……あぁっ! 考えただけでもぞっとするわ」
自分の両腕をさすりながら、キアラが忌々しく吐き捨てる。そして、部屋のドアを勢いよく閉めて立ち去った。粗末な狭い部屋が、ドアが閉まる振動で揺れた気がした。
大きな音が、頭に響いて辛い。
とはいえ、掃除にいかなければ、今度は他の二人を含めた三人で乗り込んで来る。
だって供儀の間は、聖女と神官長などの一部認められた人間し、か立ち入りが許されないから。
三人が出来ないのなら……私がするしかない。
まだだるくて辛い身体に鞭打つと、私はよろよろとベッドから立ち上がった。
*
世界には、緑がなく、人が住むことができない不毛な土地が広がっている。
そんな中、私たちが生きていられるのは、守護獣と呼ばれる偉大な存在が、結界を張って守ってくださっているからだ。
ここクロラヴィア王国も、守護獣シィ様によって守られている。結界の中は緑もあり、人を含めた生き物が生きていける環境になっている。
しかし、守護獣様も結界を維持し続けるには、力の補給が必要となる。もし守護獣様の力がつき、結界を維持することができなくなれば、クロラヴィア王国は結界の外と同じように、不毛の大地へと変わる。
守護獣様に力を捧げ、実質国を守っている存在。
それが聖女と呼ばれる女性たちだ。
私――セレスティアルも、この国に四人いる聖女の一人。
本来聖女はキアラたちのように、貴族令嬢たちの中から選ばれるのが慣習だ。聖女に選ばれた貴族令嬢たちは、聖女の儀式を受け、守護獣シィ様に仕えることを誓う。
しかし私の場合は事情が違った。
十二歳のとき、両親を失って孤児になった平民の私を、前神官長であるネルロ様が見つけ、神殿に連れてきたのだ。
そして他の三人が聖女として選ばれるよりも早くから、守護獣シィ様に力を捧げる儀式――供儀を行っていたため、そのまま四人目の聖女として扱われることになった。
とはいえ、キアラたちが受けた聖女の儀式は受けていない。
儀式を受けていないせいで、私のことを聖女ではないと主張する人も大勢いる。
特に、王太子であるオズベルト殿下は、私を聖女として認めていない。聖女たちは同時に、国王や王太子の婚約者候補でもあるため、私のような平民が聖女なのが特に許せないのだろう。
そのせいで、私に対する周囲の態度も、どんどん冷たくなっていった。
私への当たりが強いのには、もう一つ理由がある。
それは、私が虚弱体質であること。
供儀を行うと、決まって私だけが疲れて動けなくなってしまうのだ。
だけど私と同じく、シィ様に力を与えたキアラたちは疲れないので、私は他の聖女たちと違って身体が弱く、さらにシィ様に聖女として認められていないからではないか、という疑念が出てきたのだ。
その疑念は、キアラたち他の聖女が元気であればあるほど、私が弱れば弱るほど強くなり、今では虚弱体質で役立たない偽聖女という評価へと変わっている。
ネルロ様がいらっしゃったときは、ゆっくり休ませてくれたけれど、もうここにはいない。
四年前――私が十六歳のとき、ある日突然、王家に刃向かったとして拘束され、連れて行かれてしまったのだ。次に神官長となった若い男性――フォルシル様は、ネルロ様がいらっしゃったときは、私の体質に理解してくださっていたけれど、次第に周囲と態度を同じにしていった。
仕事もちゃんとこなせない半端ものだと烙印を押された私の待遇は一気に悪くなり、部屋も食事も粗末なものへと変わった。
本来なら、神職者たちが行う雑務も、体力を作るためだと押しつけられ、朝から晩まで働かされる始末。
誰一人からも感謝されず、やって当たり前、やらなければ罰を与えられる。そんな生活が長きに渡って続いていた。
それでも私は、力を尽くしていた。
私を救い、育ててくださったネルロ様を信じ、彼の恩に報いるために。
私の努力が認められれば、ネルロ様を救い出せるかもしれないから。
だけど……
「シィ様……私はあなた様のお役に立てているのでしょうか?」
身をかがめ、バケツの中の濁った水を見つめながら呟くけど、私の問いに答える者はいない。
ただ濁った水の中に、どこか虚ろな青い瞳の、やせ細った長い黒髪の自分が、悲しそうにこちらを見つめ返すだけだ。
私は、守護獣シィ様を拝見したことはない。
この部屋の地下にいらっしゃるそうだけど、その姿を見た者は、私たち四人の中には一人もいない。
部屋には、台座にのった四つの水晶に囲まれた、大きな四足の獣の像がある。
シィ様も、像と同じようなお姿なのだろうか。
そのとき、
「セレスティアルっ!」
男性の大声が、供儀の間に響き渡った。突然のことに、私の肩が大きく震える。
振り向くと、丁度入り口あたりに、若い茶髪の男性が立っていた。身につけている服装からして、高貴な身分であることは一目瞭然だ。
「お、オズベルト王太子殿下」
声を少しうわずらせながら、私は握っていた雑巾をバケツに入れると、急いで供儀の間を出て、彼の前で深く頭を下げた。
いつもなら、何かと理由をつけて叱責される殿下だが、今日は様子が違った。
「セレスティアル、顔を上げることを許す」
顔を上げると、機嫌が良さそうな殿下が映る。
相手が機嫌が良いのは良いことなのに、心がざわざわとして何だか落ち着かなくなった。
オズベルト様が口角を上げた。
笑顔、ではなく、意地悪い笑みと表現した方が正しいその笑い方に、背筋に寒気が走る。
殿下の隣には、キアラを含めた三人のきらびやかな聖女たちの姿があった。皆、一様にニヤニヤとしながら私を見下ろしている。
嫌な予感が――
「ようやく、役立たずなお前を、聖女の座から、そして私の婚約者候補から引きずり下ろすことが出来た」
「えっ……?」
「セレスティアル! 供儀の度に倒れるお前は、守護獣シィ様に認められた聖女ではない! にも関わらず、お前は長きに渡って聖女を騙り、聖女しか入ることが許されぬ神聖な供儀の間を穢した」
心臓が大きく脈打った。
鳩尾と手から、温度が失われていく。
私の表情が面白かったのだろう。
オズベルト殿下は大きく吹き出すと、嬉しくて嬉しくて堪らない様子で宣言した。
「よって、お前をこの国から――結界の外へ追放する!」
どこからか声がする。
時々、夢に出てくる女性の声。
誰だかは分からない。
あなたは、一体……
声の方に手を伸ばした瞬間、
「セレスティアル、またサボって居眠りしているのね!? 供儀の間の掃除はどうなったのよ!!」
耳をつんざくような大音声によって、私は跳ね起きた。必要最低限しか物が置かれていない、狭い自室が視界に映し出される。
そうだわ。
私、儀式の後、いつものように疲れてしまって……少しだけ休もうと横になったら、眠ってしまったみたい。
ドアの方を見ると、怒りの形相の同僚――侯爵令嬢であるキアラが立っていた。私と目が合うと、足音荒くこちらに近づいてきた。彼女が近づくと、ミシミシと床が音を立てる。
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キアラの口から、私への文句と前神官長であったネルロ様への不満が次から次へと飛び出す。
何もしなければ、いつまでもキアラの罵詈雑言が続いてしまう。
私が不甲斐ないから、私への文句はいくら言って貰ってもいい。だけど、私のせいで、育ての親であるネルロ様まで悪く言われるのは、耐えられない。
だから、ゆっくりとベッドから身体を起こした。
まだ全身がだるい。
頭痛だってするし、とても眠たい。
身体が休息を欲していることは、分かっている。
だけど――
「ごめんなさい、キアラ。今日はなんだかいつもよりも体調が優れなくて……でも、すぐに供儀の間の掃除に行くから……」
弱々しく謝罪をすると、キアラの文句がピタリと止まった。私と違う、艶やかな唇が笑みを形作ると、フンッと鼻を鳴らし、両腕を組んで私を見下ろす。
「分かれば良いのよ、分かれば。私や、ロディシア、ベアトリスは貴族なの。貴族たる私たちが、掃除なんて出来るわけがないでしょ? 手も荒れるし、あんな汚い布を触るなんて……あぁっ! 考えただけでもぞっとするわ」
自分の両腕をさすりながら、キアラが忌々しく吐き捨てる。そして、部屋のドアを勢いよく閉めて立ち去った。粗末な狭い部屋が、ドアが閉まる振動で揺れた気がした。
大きな音が、頭に響いて辛い。
とはいえ、掃除にいかなければ、今度は他の二人を含めた三人で乗り込んで来る。
だって供儀の間は、聖女と神官長などの一部認められた人間し、か立ち入りが許されないから。
三人が出来ないのなら……私がするしかない。
まだだるくて辛い身体に鞭打つと、私はよろよろとベッドから立ち上がった。
*
世界には、緑がなく、人が住むことができない不毛な土地が広がっている。
そんな中、私たちが生きていられるのは、守護獣と呼ばれる偉大な存在が、結界を張って守ってくださっているからだ。
ここクロラヴィア王国も、守護獣シィ様によって守られている。結界の中は緑もあり、人を含めた生き物が生きていける環境になっている。
しかし、守護獣様も結界を維持し続けるには、力の補給が必要となる。もし守護獣様の力がつき、結界を維持することができなくなれば、クロラヴィア王国は結界の外と同じように、不毛の大地へと変わる。
守護獣様に力を捧げ、実質国を守っている存在。
それが聖女と呼ばれる女性たちだ。
私――セレスティアルも、この国に四人いる聖女の一人。
本来聖女はキアラたちのように、貴族令嬢たちの中から選ばれるのが慣習だ。聖女に選ばれた貴族令嬢たちは、聖女の儀式を受け、守護獣シィ様に仕えることを誓う。
しかし私の場合は事情が違った。
十二歳のとき、両親を失って孤児になった平民の私を、前神官長であるネルロ様が見つけ、神殿に連れてきたのだ。
そして他の三人が聖女として選ばれるよりも早くから、守護獣シィ様に力を捧げる儀式――供儀を行っていたため、そのまま四人目の聖女として扱われることになった。
とはいえ、キアラたちが受けた聖女の儀式は受けていない。
儀式を受けていないせいで、私のことを聖女ではないと主張する人も大勢いる。
特に、王太子であるオズベルト殿下は、私を聖女として認めていない。聖女たちは同時に、国王や王太子の婚約者候補でもあるため、私のような平民が聖女なのが特に許せないのだろう。
そのせいで、私に対する周囲の態度も、どんどん冷たくなっていった。
私への当たりが強いのには、もう一つ理由がある。
それは、私が虚弱体質であること。
供儀を行うと、決まって私だけが疲れて動けなくなってしまうのだ。
だけど私と同じく、シィ様に力を与えたキアラたちは疲れないので、私は他の聖女たちと違って身体が弱く、さらにシィ様に聖女として認められていないからではないか、という疑念が出てきたのだ。
その疑念は、キアラたち他の聖女が元気であればあるほど、私が弱れば弱るほど強くなり、今では虚弱体質で役立たない偽聖女という評価へと変わっている。
ネルロ様がいらっしゃったときは、ゆっくり休ませてくれたけれど、もうここにはいない。
四年前――私が十六歳のとき、ある日突然、王家に刃向かったとして拘束され、連れて行かれてしまったのだ。次に神官長となった若い男性――フォルシル様は、ネルロ様がいらっしゃったときは、私の体質に理解してくださっていたけれど、次第に周囲と態度を同じにしていった。
仕事もちゃんとこなせない半端ものだと烙印を押された私の待遇は一気に悪くなり、部屋も食事も粗末なものへと変わった。
本来なら、神職者たちが行う雑務も、体力を作るためだと押しつけられ、朝から晩まで働かされる始末。
誰一人からも感謝されず、やって当たり前、やらなければ罰を与えられる。そんな生活が長きに渡って続いていた。
それでも私は、力を尽くしていた。
私を救い、育ててくださったネルロ様を信じ、彼の恩に報いるために。
私の努力が認められれば、ネルロ様を救い出せるかもしれないから。
だけど……
「シィ様……私はあなた様のお役に立てているのでしょうか?」
身をかがめ、バケツの中の濁った水を見つめながら呟くけど、私の問いに答える者はいない。
ただ濁った水の中に、どこか虚ろな青い瞳の、やせ細った長い黒髪の自分が、悲しそうにこちらを見つめ返すだけだ。
私は、守護獣シィ様を拝見したことはない。
この部屋の地下にいらっしゃるそうだけど、その姿を見た者は、私たち四人の中には一人もいない。
部屋には、台座にのった四つの水晶に囲まれた、大きな四足の獣の像がある。
シィ様も、像と同じようなお姿なのだろうか。
そのとき、
「セレスティアルっ!」
男性の大声が、供儀の間に響き渡った。突然のことに、私の肩が大きく震える。
振り向くと、丁度入り口あたりに、若い茶髪の男性が立っていた。身につけている服装からして、高貴な身分であることは一目瞭然だ。
「お、オズベルト王太子殿下」
声を少しうわずらせながら、私は握っていた雑巾をバケツに入れると、急いで供儀の間を出て、彼の前で深く頭を下げた。
いつもなら、何かと理由をつけて叱責される殿下だが、今日は様子が違った。
「セレスティアル、顔を上げることを許す」
顔を上げると、機嫌が良さそうな殿下が映る。
相手が機嫌が良いのは良いことなのに、心がざわざわとして何だか落ち着かなくなった。
オズベルト様が口角を上げた。
笑顔、ではなく、意地悪い笑みと表現した方が正しいその笑い方に、背筋に寒気が走る。
殿下の隣には、キアラを含めた三人のきらびやかな聖女たちの姿があった。皆、一様にニヤニヤとしながら私を見下ろしている。
嫌な予感が――
「ようやく、役立たずなお前を、聖女の座から、そして私の婚約者候補から引きずり下ろすことが出来た」
「えっ……?」
「セレスティアル! 供儀の度に倒れるお前は、守護獣シィ様に認められた聖女ではない! にも関わらず、お前は長きに渡って聖女を騙り、聖女しか入ることが許されぬ神聖な供儀の間を穢した」
心臓が大きく脈打った。
鳩尾と手から、温度が失われていく。
私の表情が面白かったのだろう。
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