20 / 44
第20話 虚弱聖女と大好き
「セレスティアル、大好きだよ」
大好き――
たったの四文字が、私の心に染みこんでいく。染みこんだ場所から波紋のように広がり、心を大きく揺さぶった。
何も言えずにいる私に、ラメンテが少し企みを含んだ笑いを混じらせ、続ける。
「僕は、大好きな人に嘘を言って、傷つけたりなんてしないよ。だから自分のことをもっと誇って」
そう言われて、気づく。
自分が相手の発言に傷つかないように、無意識のうちにたくさんの予防線を張っていたことに。
祖国で受け続けた、周囲からの心ない言動から自分を守るために、知らず知らずのうちに固く小さくなっていた何かが――ふわっと軽く、緩んだ気がした。
自分が思っていた以上にネルロ様がいなくなった後の暮らしは、辛くて、苦しくて、でもそれに気づけば、きっと耐えられなかったから、自分の心を固く小さくして悪意から守り続けていたんだ。
ラメンテの言葉が……大好きという魔法の言葉が、それらに気づかせてくれた。
そんな気が、した。
心がじんわりと温かくなる。
虚弱体質な偽聖女。
平民のくせに。
役立たず。
今まで私を苛み続けてきた言葉が、ラメンテの大好きに上書きされ、突然遠く、薄くなっていく。
心から溢れたぬくもりが、目頭を熱くした。
喉が震え、吐き出された息に言葉が自然とのった。
「ありがとう、ラメンテ……私も、大好きよ」
気づけば、ラメンテと視線を同じにして、彼のふわふわな身体を抱きしめていた。
とっても良い匂いがする。
温かくて、多幸感で胸がいっぱいになる。
顔を上げると、微笑みながら私たちを見守っていたルヴィスさんと目が合った。彼の口角が上がり、ラメンテの発言に同意するように、深く頷く。
「私だけでなく、城の者たち皆、セレスティアル様に深く感謝しています。そして、好意を抱いております。謙虚で慎ましく……しかしいざというときには驚くほどの強さを持っていると」
「強いなんて……私にとって一番縁遠い言葉なんですけど……」
苦笑いをしながら答えると、ルヴィスさんは首を横に振った。
「肉体的な意味ではありません。ローグ公爵との話し合いの場に乗り込まれたあの日のあなた様を、今でも忘れられないと皆が語っています。ラメンテ様に寄り添われ、真剣な眼差しで力強く歩く様は、まさに聖女と呼ぶにふさわしいお姿だったと。この城にやって来られた弱々しいあなたと、同一人物とは思えなかったと」
「そ、そんな! か、買いかぶりすぎです!! あのときは……レイ様が国のために悪役になっているって知って、なんとかしたいと必死だったから……」
思い返せば、ルミテリス王族の話し合いに突撃するなんて、トンデモないことをしてしまったと、鳩尾当たりがヒヤッとなる。
お二人が慈悲深い方々で本当に良かった。
ルヴィスさんが褒めてくださるのは嬉しい。先ほどよりも、素直に彼の言葉を受け入れられている自分がいる。
だけど、それはそれ、これはこれ、であって、私の行動が褒められたものではないことは確かなわけで。
思い出すと恥ずかしくて、自然と顔が下を向いてしまう。
そのとき、誰かに肩を抱かれ、そのまま引き寄せられてしまった。
咄嗟のことで身体がバランスを崩し、私の身を引き寄せた相手の方によりかかってしまう。
肩を抱くのは、大きな手。
その持ち主は――
「れ、レイ、様!?」
「おい、ルヴィス。セレスティアルに何を言った? 目が真っ赤じゃないか! 何か言って、彼女を泣かせたんじゃないだろうな!?」
私の叫びを無視したのか、耳に入っていないのか……レイ様は私に返答はせずに、ルヴィスさんに鋭い口調で訊ねた。
なんか、レイ様の声がいつもと違って怖い。
だけど、ルヴィスさんには恐れはなさそう。何故か呆れたように大きくため息をつき、何か言おうとしたけれど、ラメンテが答える方が早かった。
「違うよ、レイ。僕もルヴィスも、セレスティアルが大好きって話をしてたんだよ、ねー、ルヴィス」
同意を求め、ラメンテがルヴィスさんを見たけれど……ルヴィスさん、何で額に手を当てて困惑しているの?
様子がおかしいのは、ルヴィスさんだけじゃない。
隣にいるレイ様を見ると、彼は赤い瞳を大きく見開いて固まっていた。
まるでここだけ時間が止まっているみたい。
しばらくして、今度はレイ様の瞳だけ時間が速くなったかのように、激しく瞬きを繰り返した。
口がもごもご動き、やっとのことで言葉となる。
「る、ルヴィス、お前……」
「はぁー……誤解しないでください。セレスティアル様に感謝している、という意味の好意です、陛下。」
「そ、そうか……」
レイ様が安堵した様子を見せたのも束の間、
「僕は、それだけじゃないけど? セレスティアルのこと大好きだし、これからもずーーーーっと一緒にいたい。セレスティアルの傍にいると、本当に心地がいいんだー」
という屈託のないラメンテの発言を聞いたレイ様の表情に、再び緊張が走った。
かと思えば、次の瞬間、私の目の前にレイ様の顔があった。私の両肩にを掴み、レイ様が真っ直ぐ、そして非常に真剣な表情で口を開く。
「俺も大好きだ、セレスティアル」
えっ?
だ、だい、好き?
言葉の意味を脳がすぐに処理できず、反応できずに固まってしまった。
代わりに反応したのは、ラメンテ。私とレイ様の間に無理矢理割り込むと、レイ様をぐいぐいと鼻先で押す。
「いやいや! レイ、僕の方がセレスティアルのこと、大好きだしっ!!」
「いーーや! 俺の方が大好きだ!!」
「僕の方が、レイなんかよりも、もっともっともーーーーっと、大好きだしっ!!」
「何を言ってる、ラメンテ! 俺の方が、お前よりもずっと……」
「はいはいはい。お二人が大好きなセレスティアル様が、非常に困っていらっしゃるご様子ですけど。好きな相手を困らせていいのですか?」
冷然とした声が、レイ様とラメンテの言い合いに割り込んだ。
ルヴィスさんだ。
咎められた二人は私の方を見ると、気まずそうに俯いた。
「すまなかった、セレスティアル」
「ご、ごめんね?」
二人がほぼ同時に私に謝罪した。レイ様もラメンテも、シュンッとしている。
ずっと一緒にいるせいか、謝る雰囲気がとても似ていて、思わず噴き出してしまった。
レイ様の発言には驚いたけれど、きっとルヴィスさんと同じように私に感謝しているという意味に違いないわ。
長きに渡る問題が解決したのが他の方々よりも嬉しくて、大好き、なんていう表現になったのかも。
困惑が、笑みへと変わる。
「ふふっ、ありがとうございます。レイ様、ラメンテ。私も、大好きですよ」
ラメンテのことも、レイ様のことも。
ルヴィスさんのことも、ティッカさんのことも。
この城で働く人々のことも、ルミテリス王国のことも――
死にかけていた私の命を救い、温かく迎えてくれたこの国のために、ラメンテの聖女として力を尽くしたいと、心の底から思う。
すぐ傍でレイ様が、
「え?」
と声を上げた。まじまじと私を見つめている。
しかしそのとき、ルヴィスさんが皆に、自分の仕事に戻るように指示を出した。
突然、場が慌ただしくなる。
そちらに気を取られているうちに、気づけばレイ様はルヴィスさんと一緒に城内に戻ろうとされていた……んだけど、ルヴィスさんがレイ様を引っ張っているように見えるのは、私の気のせい?
レイ様たちの後ろ姿を見送っている私の手を、ラメンテの鼻先がつついた。彼と目線を同じにすると、微笑みながらフワフワな白い頭を撫でた。
ラメンテのモフモフは、心が安らぐ。
それにしても……
「不思議ね。出会ってそれほど時間が経っていないのに、ラメンテとこんなにも仲良くなれるなんて……」
「そうだね。でも、僕はセレスティアルを一目見たときから、好きだって、一緒にいたいって思っていたよ。でも確かに、なんでかな……」
「そういえば私も、初めてラメンテと出会ったとき、全然怖くなかったの。一緒にいると心地良いし……」
なんだか、懐かしい気持ちになる。
でもこれは言わなかった。
だって私とラメンテは、ルミテリス王国の結界の端で、初めて出会ったのだ。懐かしいなんて、私の勘違いに決まってる。
聖女と守護獣様だから、初対面でも、何か惹かれるものがあったの?
不思議に思っていると、ティッカさんがやってきた。城内に戻るよう促され、彼女の言葉に従う。
この場を立ち去ろうとしたとき、
”大好き……これからもずっと一緒にいたい……――”
夢でしか聞いたことのなかった女性の声が、聞こえた気がした。
けれど最後の言葉は、人々のざわつきに紛れて、聞き取ることはできなかった。
大好き――
たったの四文字が、私の心に染みこんでいく。染みこんだ場所から波紋のように広がり、心を大きく揺さぶった。
何も言えずにいる私に、ラメンテが少し企みを含んだ笑いを混じらせ、続ける。
「僕は、大好きな人に嘘を言って、傷つけたりなんてしないよ。だから自分のことをもっと誇って」
そう言われて、気づく。
自分が相手の発言に傷つかないように、無意識のうちにたくさんの予防線を張っていたことに。
祖国で受け続けた、周囲からの心ない言動から自分を守るために、知らず知らずのうちに固く小さくなっていた何かが――ふわっと軽く、緩んだ気がした。
自分が思っていた以上にネルロ様がいなくなった後の暮らしは、辛くて、苦しくて、でもそれに気づけば、きっと耐えられなかったから、自分の心を固く小さくして悪意から守り続けていたんだ。
ラメンテの言葉が……大好きという魔法の言葉が、それらに気づかせてくれた。
そんな気が、した。
心がじんわりと温かくなる。
虚弱体質な偽聖女。
平民のくせに。
役立たず。
今まで私を苛み続けてきた言葉が、ラメンテの大好きに上書きされ、突然遠く、薄くなっていく。
心から溢れたぬくもりが、目頭を熱くした。
喉が震え、吐き出された息に言葉が自然とのった。
「ありがとう、ラメンテ……私も、大好きよ」
気づけば、ラメンテと視線を同じにして、彼のふわふわな身体を抱きしめていた。
とっても良い匂いがする。
温かくて、多幸感で胸がいっぱいになる。
顔を上げると、微笑みながら私たちを見守っていたルヴィスさんと目が合った。彼の口角が上がり、ラメンテの発言に同意するように、深く頷く。
「私だけでなく、城の者たち皆、セレスティアル様に深く感謝しています。そして、好意を抱いております。謙虚で慎ましく……しかしいざというときには驚くほどの強さを持っていると」
「強いなんて……私にとって一番縁遠い言葉なんですけど……」
苦笑いをしながら答えると、ルヴィスさんは首を横に振った。
「肉体的な意味ではありません。ローグ公爵との話し合いの場に乗り込まれたあの日のあなた様を、今でも忘れられないと皆が語っています。ラメンテ様に寄り添われ、真剣な眼差しで力強く歩く様は、まさに聖女と呼ぶにふさわしいお姿だったと。この城にやって来られた弱々しいあなたと、同一人物とは思えなかったと」
「そ、そんな! か、買いかぶりすぎです!! あのときは……レイ様が国のために悪役になっているって知って、なんとかしたいと必死だったから……」
思い返せば、ルミテリス王族の話し合いに突撃するなんて、トンデモないことをしてしまったと、鳩尾当たりがヒヤッとなる。
お二人が慈悲深い方々で本当に良かった。
ルヴィスさんが褒めてくださるのは嬉しい。先ほどよりも、素直に彼の言葉を受け入れられている自分がいる。
だけど、それはそれ、これはこれ、であって、私の行動が褒められたものではないことは確かなわけで。
思い出すと恥ずかしくて、自然と顔が下を向いてしまう。
そのとき、誰かに肩を抱かれ、そのまま引き寄せられてしまった。
咄嗟のことで身体がバランスを崩し、私の身を引き寄せた相手の方によりかかってしまう。
肩を抱くのは、大きな手。
その持ち主は――
「れ、レイ、様!?」
「おい、ルヴィス。セレスティアルに何を言った? 目が真っ赤じゃないか! 何か言って、彼女を泣かせたんじゃないだろうな!?」
私の叫びを無視したのか、耳に入っていないのか……レイ様は私に返答はせずに、ルヴィスさんに鋭い口調で訊ねた。
なんか、レイ様の声がいつもと違って怖い。
だけど、ルヴィスさんには恐れはなさそう。何故か呆れたように大きくため息をつき、何か言おうとしたけれど、ラメンテが答える方が早かった。
「違うよ、レイ。僕もルヴィスも、セレスティアルが大好きって話をしてたんだよ、ねー、ルヴィス」
同意を求め、ラメンテがルヴィスさんを見たけれど……ルヴィスさん、何で額に手を当てて困惑しているの?
様子がおかしいのは、ルヴィスさんだけじゃない。
隣にいるレイ様を見ると、彼は赤い瞳を大きく見開いて固まっていた。
まるでここだけ時間が止まっているみたい。
しばらくして、今度はレイ様の瞳だけ時間が速くなったかのように、激しく瞬きを繰り返した。
口がもごもご動き、やっとのことで言葉となる。
「る、ルヴィス、お前……」
「はぁー……誤解しないでください。セレスティアル様に感謝している、という意味の好意です、陛下。」
「そ、そうか……」
レイ様が安堵した様子を見せたのも束の間、
「僕は、それだけじゃないけど? セレスティアルのこと大好きだし、これからもずーーーーっと一緒にいたい。セレスティアルの傍にいると、本当に心地がいいんだー」
という屈託のないラメンテの発言を聞いたレイ様の表情に、再び緊張が走った。
かと思えば、次の瞬間、私の目の前にレイ様の顔があった。私の両肩にを掴み、レイ様が真っ直ぐ、そして非常に真剣な表情で口を開く。
「俺も大好きだ、セレスティアル」
えっ?
だ、だい、好き?
言葉の意味を脳がすぐに処理できず、反応できずに固まってしまった。
代わりに反応したのは、ラメンテ。私とレイ様の間に無理矢理割り込むと、レイ様をぐいぐいと鼻先で押す。
「いやいや! レイ、僕の方がセレスティアルのこと、大好きだしっ!!」
「いーーや! 俺の方が大好きだ!!」
「僕の方が、レイなんかよりも、もっともっともーーーーっと、大好きだしっ!!」
「何を言ってる、ラメンテ! 俺の方が、お前よりもずっと……」
「はいはいはい。お二人が大好きなセレスティアル様が、非常に困っていらっしゃるご様子ですけど。好きな相手を困らせていいのですか?」
冷然とした声が、レイ様とラメンテの言い合いに割り込んだ。
ルヴィスさんだ。
咎められた二人は私の方を見ると、気まずそうに俯いた。
「すまなかった、セレスティアル」
「ご、ごめんね?」
二人がほぼ同時に私に謝罪した。レイ様もラメンテも、シュンッとしている。
ずっと一緒にいるせいか、謝る雰囲気がとても似ていて、思わず噴き出してしまった。
レイ様の発言には驚いたけれど、きっとルヴィスさんと同じように私に感謝しているという意味に違いないわ。
長きに渡る問題が解決したのが他の方々よりも嬉しくて、大好き、なんていう表現になったのかも。
困惑が、笑みへと変わる。
「ふふっ、ありがとうございます。レイ様、ラメンテ。私も、大好きですよ」
ラメンテのことも、レイ様のことも。
ルヴィスさんのことも、ティッカさんのことも。
この城で働く人々のことも、ルミテリス王国のことも――
死にかけていた私の命を救い、温かく迎えてくれたこの国のために、ラメンテの聖女として力を尽くしたいと、心の底から思う。
すぐ傍でレイ様が、
「え?」
と声を上げた。まじまじと私を見つめている。
しかしそのとき、ルヴィスさんが皆に、自分の仕事に戻るように指示を出した。
突然、場が慌ただしくなる。
そちらに気を取られているうちに、気づけばレイ様はルヴィスさんと一緒に城内に戻ろうとされていた……んだけど、ルヴィスさんがレイ様を引っ張っているように見えるのは、私の気のせい?
レイ様たちの後ろ姿を見送っている私の手を、ラメンテの鼻先がつついた。彼と目線を同じにすると、微笑みながらフワフワな白い頭を撫でた。
ラメンテのモフモフは、心が安らぐ。
それにしても……
「不思議ね。出会ってそれほど時間が経っていないのに、ラメンテとこんなにも仲良くなれるなんて……」
「そうだね。でも、僕はセレスティアルを一目見たときから、好きだって、一緒にいたいって思っていたよ。でも確かに、なんでかな……」
「そういえば私も、初めてラメンテと出会ったとき、全然怖くなかったの。一緒にいると心地良いし……」
なんだか、懐かしい気持ちになる。
でもこれは言わなかった。
だって私とラメンテは、ルミテリス王国の結界の端で、初めて出会ったのだ。懐かしいなんて、私の勘違いに決まってる。
聖女と守護獣様だから、初対面でも、何か惹かれるものがあったの?
不思議に思っていると、ティッカさんがやってきた。城内に戻るよう促され、彼女の言葉に従う。
この場を立ち去ろうとしたとき、
”大好き……これからもずっと一緒にいたい……――”
夢でしか聞いたことのなかった女性の声が、聞こえた気がした。
けれど最後の言葉は、人々のざわつきに紛れて、聞き取ることはできなかった。
あなたにおすすめの小説
追放された聖女ですが、辺境で幸せにお務めをしています 〜追放の主犯の姉は、聖女の務めに耐えられず破滅しました〜
ゆうき
恋愛
幼い頃から聖女として酷使され、家族にも愛されなかったベル。
双子の姉に婚約者を奪われ、ついには「聖女の務めを放棄し、姉に押し付けた」という濡れ衣を着せられ、危険な辺境へ追放されてしまう。
――こんな地獄から解放されるなら、どこへでも行く。
しかし、辿り着いた地でベルを待っていたのは、温かい歓迎と、人々の優しさだった。
中でも辺境伯で騎士団長のリオネルは、厳つい姿とは裏腹に穏やかで優しく、ベルを大切にしてくれた。
一方、王都では姉が聖女の務めに追い詰められ、次第に破綻していく。
さらに、リオネルの隠された秘密と、辺境を覆う瘴気の謎が、ベルの運命を大きく揺るがす――。
☆全四十六話。予約投稿済みです。タイトルを変えました。前タイトル『婚約破棄に追放? 謹んでお受けいたしますので、もう放っておいてください』☆
罰として醜い辺境伯との婚約を命じられましたが、むしろ望むところです! ~私が聖女と同じ力があるからと復縁を迫っても、もう遅い~
上下左右
恋愛
「貴様のような疫病神との婚約は破棄させてもらう!」
触れた魔道具を壊す体質のせいで、三度の婚約破棄を経験した公爵令嬢エリス。家族からも見限られ、罰として鬼将軍クラウス辺境伯への嫁入りを命じられてしまう。
しかしエリスは周囲の評価など意にも介さない。
「顔なんて目と鼻と口がついていれば十分」だと縁談を受け入れる。
だが実際に嫁いでみると、鬼将軍の顔は認識阻害の魔術によって醜くなっていただけで、魔術無力化の特性を持つエリスは、彼が本当は美しい青年だと見抜いていた。
一方、エリスの特異な体質に、元婚約者の伯爵が気づく。それは伝説の聖女と同じ力で、領地の繁栄を約束するものだった。
伯爵は自分から婚約を破棄したにも関わらず、その決定を覆すために復縁するための画策を始めるのだが・・・後悔してももう遅いと、ざまぁな展開に発展していくのだった
本作は不遇だった令嬢が、最恐将軍に溺愛されて、幸せになるまでのハッピーエンドの物語である
※※小説家になろうでも連載中※※
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
偽聖女と蔑まれた私、冷酷と噂の氷の公爵様に「見つけ出した、私の運命」と囚われました 〜荒れ果てた領地を力で満たしたら、とろけるほど溺愛されて
放浪人
恋愛
「君は偽物の聖女だ」——その一言で、私、リリアーナの人生は転落した。 持っていたのは「植物を少しだけ元気にする」という地味な力。華やかな治癒魔法を使う本物の聖女イザベラ様の登場で、私は偽物として王都から追放されることになった。
行き場もなく絶望する私の前に現れたのは、「氷の公爵」と人々から恐れられるアレクシス様。 冷たく美しい彼は、なぜか私を自身の領地へ連れて行くと言う。
たどり着いたのは、呪われていると噂されるほど荒れ果てた土地。 でも、私は諦めなかった。私にできる、たった一つの力で、この地を緑で満たしてみせる。
ひたむきに頑張るうち、氷のように冷たかったはずのアレクシス様が、少しずつ私にだけ優しさを見せてくれるように。 「リリアーナ、君は私のものだ」 ——彼の瞳に宿る熱い独占欲に気づいた時、私たちの運命は大きく動き出す。
地味で無能な聖女だと婚約破棄されました。でも本当は【超過浄化】スキル持ちだったので、辺境で騎士団長様と幸せになります。ざまぁはこれからです。
黒崎隼人
ファンタジー
聖女なのに力が弱い「偽物」と蔑まれ、婚約者の王子と妹に裏切られ、死の土地である「瘴気の辺境」へ追放されたリナ。しかし、そこで彼女の【浄化】スキルが、あらゆる穢れを消し去る伝説級の【超過浄化】だったことが判明する! その奇跡を隣国の最強騎士団長カイルに見出されたリナは、彼の溺愛に戸惑いながらも、荒れ地を楽園へと変えていく。一方、リナを捨てた王国は瘴気に沈み崩壊寸前。今さら元婚約者が土下座しに来ても、もう遅い! 不遇だった少女が本当の愛と居場所を見つける、爽快な逆転ラブファンタジー!
偽りの断罪で追放された悪役令嬢ですが、実は「豊穣の聖女」でした。辺境を開拓していたら、氷の辺境伯様からの溺愛が止まりません!
黒崎隼人
ファンタジー
「お前のような女が聖女であるはずがない!」
婚約者の王子に、身に覚えのない罪で断罪され、婚約破棄を言い渡された公爵令嬢セレスティナ。
罰として与えられたのは、冷酷非情と噂される「氷の辺境伯」への降嫁だった。
それは事実上の追放。実家にも見放され、全てを失った――はずだった。
しかし、窮屈な王宮から解放された彼女は、前世で培った知識を武器に、雪と氷に閉ざされた大地で新たな一歩を踏み出す。
「どんな場所でも、私は生きていける」
打ち捨てられた温室で土に触れた時、彼女の中に眠る「豊穣の聖女」の力が目覚め始める。
これは、不遇の令嬢が自らの力で運命を切り開き、不器用な辺境伯の凍てついた心を溶かし、やがて世界一の愛を手に入れるまでの、奇跡と感動の逆転ラブストーリー。
国を捨てた王子と偽りの聖女への、最高のざまぁをあなたに。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!