StarDustPhantom～神々の塔～

第23章

絶体絶命！時界神 クロノス

４２８層そうでＹｕｒｉｋａたちはレベリングをしていた。

Ｙｕｒｉｋａ宛あてに一通いっつうのメールが届いた。

『４２９層そうのＢＯＳＳにき･･･』

と中途半端ちゅうとはんぱな文章ぶんしょうで飛とんできた。
Ｙｕｒｉｋａは違和感いわかんを感かんじた。何故なぜ文章ぶんしょうが途中とちゅうなのか･･･
嫌いやな予感よかんがしていた。

更さらに一通いっつうのメールが届とどく。

『副司令ふくしれい及および各かくチームリーダー、至急しきゅう本部ほんぶに帰還きかんせよ』

この一通いっつうがＹｕｒｉｋａの嫌いやな予感よかんが的中てきちゅうしたのだ。


～英傑えいけつの聖剣士せいけんし 総司令官執務室そうしれいかんしつむしつ～

総司令官そうしれいかん「君きみたちに集あつまって貰もらったのは他ほかでもない。次つぎの神かみは時界神じかいしんのようだ」

そう時界神じかいしんは時ときを止とめたり空間移動くうかんいどうしたり出来できる神かみであり、とても厄介やっかいな相手あいてだった。

総司令官そうしれいかん「今回こんかいは私わたしも出撃しゅつげきしよう･･･」

総司令官そうしれいかんが遂ついに動うごき出だす。今いままでは全体ぜんたいをまとめる為ために執務室しつむしつで作業さぎょうを行おこなっていた総司令官そうしれいかんの実力じつりょくを知しるときがきた。

Ｙｕｒｉｋａ「総司令官そうしれいかん！ゲートは開あけていますのでいつでもＢＯＳＳの前まえに飛とべます」

～ＢＯＳＳ部屋前べやまえ～

各班かくはんのリーダーが扉とびらを開あけ、奥おくに進すすむと遂ついにＢＯＳＳ戦せんが始はじまった。

時界神じかいしん クロノス
ＨＰ５００京きょう ＋ 時空間移動タイムワールド

作戦さくせんメンバーＡ,Ｂ,Ｃチームが動うごき出だす。
攻撃こうげきするも、敵てきは普通ふつうの攻撃こうげきしかしない。

Ｙｕｒｉｋａ「油断ゆだんしちゃダメだよ！いつ時間停止タイムストップを使つかうか分わからない！」

仲間「了解りょうかい！」

総司令官そうしれいかんは未いまだに動うごかない。恐おそらく最後さいごの切きり札ふだで動うごくのであろう。
攻撃こうげきを繰くり返かえすとクロノスが大剣たいけんを取とり出し上に掲げあげた。

総司令官そうしれいかん「･･････」

Ｙｕｒｉｋａ「気きを付つけて！何なにか仕掛しかけて来くるわ！？」

そして大剣たいけんを振ふり下おろし

クロノス「L ｍｐｕｉｓｓａｎｔ ｄｅｖａｎｔ ｍｏｎｐｏｕｖｏｉｒ我が力の前では無力！ｌｌｖａｕｔｍｉｅｕｘｓ’ａｒｒｅｔｅｒｐａｒｆｏｉｓ時よ止まるがよい」

クロノス以外いがいのメンバーは固かたまってしまう。

Ｙｕｒｉｋａ「(か、身体からだが動うごかない･･･)」

クロノスが大剣たいけんで攻撃こうげきを行おこなう。完全かんぜんに絶体絶命ぜったいぜつめいの状態じょうたい。
Ｙｕｒｉｋａは心こころの中なかで「Ａｋｉｔｏ助たすけて！」と思おもった矢先やさき、クロノスは吹ふっ飛とび時ときが動うごき始はじめた。

総司令官そうしれいかん「また厄介やっかいな神かみだな。だが私わたしに時間停止技じかんていしわざは喰くらわんよ」

総司令官そうしれいかんがＹｕｒｉｋａを助たすける。

総司令官そうしれいかん「君きみたちは下さがりたまえ。動うごけない状態じょうたいでは足あしでまといに過すぎん」

一瞬いっしゅんで剣けんを抜ぬいてカウンターを放はなち、クロノスは思おもい切きり吹ふき飛とぶ。

総司令官そうしれいかん「さぁ。私わたしを楽たのしませてくれよ？」

クロノスは攻撃こうげきするも一切いっさいダメージを受うけず、無敵状態むてきじょうたいであった。
総司令官そうしれいかんの攻撃こうげきは万単位まんたんいのダメージを与あたえ続つづける。
クロノスは大おおきく怯ひるみながら総司令官そうしれいかんの攻撃こうげきを受うけ続つづけた。

総司令官そうしれいかん「やはり私わたしの敵てきではない･･･」

総司令官そうしれいかんは刀かたなを納刀のうとうして一刀両断いっとうりょうだんするかのように構かまえる。

総司令官そうしれいかん「ＴＨＥＥＮＤ終焉の終告」

クロノスは真まっ二ぷたつに斬きれ、消滅しょうめつしていった。
みんなは驚おどろいていた。総司令官そうしれいかんの実力じつりょくを目めの前まえで見みていたのだから。

そして再ふたたび納刀のうとうして

総司令官そうしれいかん「隠かくれているつもりかな？」

その一言ひとことで「え？」と一斉いっせいに声こえをあげる。
後うしろを向むくとＡｋｉｔｏの姿すがたが現あらわれる。

Ａｋｉｔｏ「ようやく逢あえたな！Ｔｈｅ Ｗｏｒｌｄ！」

総司令官そうしれいかん「･･････」

Ａｋｉｔｏは総司令官そうしれいかんに向むかって歩あるき始はじめる。

Ａｋｉｔｏ「マスターコマンド ０１絶対領域ぜったいりょういき この目めで見みさせてもらった」

総司令官そうしれいかん「Ａｋｉｔｏ君きみ。残念ざんねんだが私わたしはＴｈｅ Ｗｏｒｌｄでは無ないんだよ」

そう。このゲームの製作者せいさくしゃ Ｔｈｅ Ｗｏｒｌｄが製作せいさくしたゲーム。
マスター権限けんげんを持もつ者ものはゲームマスターしか有あり得えない。

そしてＡｋｉｔｏによって総司令官そうしれいかんと戦たたかうこととなるのだった。

 Ｔｏ ｂｅ ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ