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ダーリンスイブ編

神化と人外

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       第39話

「これで、良かったんだよな。」倖平
「これ以外、奴隷達を助ける方法はなかったと思う。」奈々
ほんの数分前にはあった帝国の王城は、半径数百キロに及ぶクレーターとなっていた。
そのクレーターのど真ん中にいる倖平と奈々は、少しの後悔と共にこんな言葉を口にした。

「まぁ、やってしまった事に後悔しても、やらなくて後悔するよりはましだな。」倖平
「そうだよ。やらない後悔よりやる後悔。どっちみち後悔するんだったら、やった方が良かったはずだよ。」奈々
「そうだな。取り敢えず、ソーサリス王国に戻って奴隷達を解放しよう。」倖平
「ん?待って倖平。倖平の剣が光ってるよ。」奈々
「え?あ、本当だ。ダーリンスイブの方が光ってる。なんでだろう?こっちは使ってないのに。」倖平
「そうよね。グリードで魔法撃ったもんね。」奈々
「まぁ、一応見てみるわ。」倖平

『ダ?リン?イ?』効果:???
魂:11356421
属性:???
状態:ダーリンスイブが魂を喰らい消化している状況。完全に消化されるには98時間、かかる。

「何だこれ?ダーリンスイブの名前が誤字ってきてる。効果や属性も不明になってるし。」倖平
「本当だ。でも、魂が消化したら何か変わるんじゃ無い?」奈々
「それも、そうだな。わからない事を考えても分からないしな。」倖平
「えぇ。その剣の変化もそうだけど。リンクリングも光ってきたわ。」奈々
「そうだな。これも見てみよう。」倖平

完全なる神の指輪パーフェクトゴッドリング』効果:付けている者同士が全てを完全に共有リンクする。
魔法も剣技も武器の効果でさえも全て。
神化理由:互いが互いを思い、本気で愛したため、リンクリングが神化を果たした。

「すげー。神の指輪だって。」倖平
「倖平。これのおかげで、凄いことになっているわよ。ステータスを見て。」奈々

『木口倖平』
『ストック6』
『体力:7800万』
『魔力:7500万』
『攻撃力:8000万』
『防御力:7300万』
『速力:7000万』
『魔法制御力:7400万』

『スキル』
死々狂刀流・全12種
時空間魔法
魔法創造
付属魔法
神剣
神双剣
神弓
神速
 
『称号』
矛盾の存在
暗殺者
剣王
弓王
強欲の罪
憤怒の罪
勇者

『滝村奈々』

『ストック6』
『体力:7800万』
『魔力:7500万』
『攻撃力:8000万』
『防御力:7300万』
『速力:7000万』
『魔法制御力:7400万』

『スキル』
死々狂刀流・全12種
時空間魔法
魔法創造
付属魔法
神剣
神双剣
神弓
神速
 
『称号』
矛盾の存在
暗殺者
剣王
弓王
強欲の罪
憤怒の罪
勇者

「まじかよ。全ステータスと全スキル、称号までも全部共有されてる。」倖平
「凄いね。ストックって、私の双剣の能力だね。2倍に出来るやつ。」奈々
「成る程な。これって倍にしたやつも共有されると思うから。ステータスの3っつに4倍にして行こう。」倖平
「分かった。」奈々

『共有ステータス』
『体力:3億1200万』
『魔力:3億』
『攻撃力:3億2000万』
『防御力:2億9200万』
『速力:2億8000万』
『魔法制御力:2億9600万』

「あー、人間卒業だなこりゃ。億ってなんだ億って。ん?待てよ。戦闘になったら、全ステータス100倍じゃねーか。」倖平
「あはは。まぁ、良いんじゃない?誰にも言わなければ良いだけだし。それに特異点が物凄く強いかもしれないから。強くなるに越した事はないと思うよ。」奈々
「まぁ、そう言われればそうだな。それにしても、まだまだ強くなるから怖いよな。これから、ステータス見るのはやめよう。」倖平
「倍化はどうするの?」奈々
「適当に振り分けといて。」倖平
「分かったわ。」奈々
「よし、切り替えていこう。取り敢えず奴隷の所に行こう。」倖平
「うん。」奈々
そう言って、倖平と奈々は奴隷の元へ向かっていった。
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