俺のことを好きすぎるショタたちに集団で襲われてハーレム絶頂

松任 来(まっとう らい)

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ハーレム第2章 可愛ければ何をしてもよい

その時不思議なことが起こった

 「・・・・・・」
 俺の額を汗が伝った。こいつ、突いてきやがった。めちゃくちゃ痛いところを。俺が最初から棚に上げてたことを。い、いや子供を叱る時ってみんな多少なりとも自分のことは棚に上げるもんでしょ。そうしないと誰も子供に説教なんてできなくなるぞ。
 ・・・・・・い、いかん、ダメだ。ここで黙っては。彼の指摘を認めることになる。何とか言い返さねばと頭をフル回転させていたが、続く赤火のこの追いうちに、俺は右ストレートを喰らったような衝撃を受ける。

 「絶対気持ちよくなってたよねひかり。絶対!すごい気持ちよさそうだったもん!俺たちにエッチなことされるの嫌なんて、嘘だよね!?」
 一旦ヒートアップした赤火の口の達者さは異常である。矢継ぎ早に言われ、俺は「あ、あう・・・・・・」と金魚のように口をパクパクさせることしかできなくなる。
 「い、いや、その・・・・・・。あ、あれはっ、完全に拒否したらお前らが可哀想かなって・・・・・・だ、だからちょっとだけ付き合ってやろうかなって!そう思っただけだからっ!」

 いや、その言い分は相当苦しい。自分でもそう思う。

 紫音(しおん)が天井に向かって右手を高く突き上げた。せんせーしつもんでーすのポーズだ。
 俺はそれを無視して何とか反撃しようと苦し紛れのうわ言を続ける。
 「最初はなんかの遊びだと思ってたから!おっ、お前らがあんなに本気だなんて思ってなかったから・・・・・・そ、それで・・・・・・」
 「でもおちんちんから白いの出してたじゃん!あんなにいっぱい!なんで?気持ちよかったんじゃないの?」
 「くっ・・・・・・。ぐぬぬっ。ち、違うって!あ、ああああのな、た、確かに・・・・・・最終的にはそんな感じだったけど!あ、あれはな!生理現象っていって!・・・・・・あ、脚とかお尻とか、ちんこに近いとこ触られてると勝手にああなっちゃうの!気持ちいいからなったわけではないの!」

 とんだ羞恥責めだ。自分の口から幼児に向かってこんなことを言わされるなんて。

 紫音が挙げた手を左右にぶんぶん振り回し始めた。せんせー。せんせー。
 それを視界に入れないようにしながら俺は赤火とやり取りを続ける。

 「だけどもうこの一回だけだ!今回だけ特別!今日のことはもう忘れるんだ!」
 「ひっでー!なかったことにしろって言うの!?」

 紫音がとうとう立ち上がって歩いてきた。唾を飛ばしながら応酬する俺と赤火の間に割り込む。俺の目の前で手を振りながら、その涼しげな二つの眼で顔を覗き込んでくる。

 「にいちゃん、ひかりにいちゃん。無視しないでよ」
 真面目な口調でそう言われては、もうどうすることもできない。

 「・・・・・・なんですか、紫音くん」

 「ひかりにいちゃんは、絶対、最初っから気持ちよくて俺たちに触られてたと思う。絶対。ぜーったい、最初から気持ちいいって思ってたと思う」
 「な・・・・・・」

 強い目でなんてことを言うんだ、この子は。

 「だって、最初に俺らがひかりにいちゃんの服全部脱がす前から・・・・・・緑葉にお腹触られだした辺りから、にいちゃん明らかに変な声出してたよ。あれ、くすぐったくてびくびくしてたのとは絶対違うと思うんだけど。どんどん脚から力抜けてってたし。俺が脚触りだしたらもうびくんびくんってすごかったよ?前に二人でくすぐり合いっこした時とは声が全然違ったよ?あと顔の感じも。本当に気持ちよくないのにちんちんおっきくなったの?」
 「そ、それは・・・・・・」
 雰囲気に呑まれて・・・・・・普段ならくすぐったいところが快感に変わって・・・・・・。なんて・・・・・・。そ、そんなこと、言えるわけない。

 「ひっ、ひーちゃん!」
 緑葉が身を乗り出す。
 「おっ、俺も!そう思ってた!お腹や腰触ったとき、きっ、気持ち良さそうだったよねっ?俺の気のせいじゃないよね?ひーちゃん、とろ~んってなったなーって俺思って!すごく可愛いなあって思ったんだから!み、見間違いじゃない・・・・・・よね?」

 「う、ううう・・・・・・」
 俺のことよく見てんなあ、お前ら・・・・・・。

 「んふふ~、気持ちよかったのが嘘だっていうなら、・・・・・・ちょっと試しに今ここでお兄ちゃんのことくすぐってみてもいいー?」
 いつの間にか真白が俺のすぐ脇に来ていた。俺の太ももを手で撫で始める。
 「くすぐるのはエッチなことじゃないんだから、別にいいよね?さっきの反応と比べてみたいからさ・・・・・。どこくすぐっちゃおうかなー?」
 「ま、真白・・・・・・」
 真白の目に、ちらちらと淫靡な炎が見え隠れしているのが見え、俺は完全に腰が引ける。
 「膝の裏、膝の裏がいいよ。ひかりにいちゃんそこが大好きみたいだから。優し~くこちょこちょしてあげてね?」
 口元を愉悦に歪めた紫音が加勢してくる。
 「や、やめてくれ・・・・・・い、今、今は・・・・・・」
 先ほど散々いたぶられた感覚がまだ残っている。この状態で勝手なことされたら・・・・・・、な、何が起こるか分からない・・・・・・。

 「おっしゃー!いいぞ紫音、真白!やれやれー!」
 赤火がいらん声援を飛ばす。
 「う、嘘・・・・・・。ひかりにいちゃん本当に膝気持ちいいの?・・・・・・だったらお、俺もやってみたい・・・・・・」
 梨黄のエロスイッチまで入ってしまったようだ。
 「は、はわわ・・・・・・。エッチじゃないところ触られて気持ちよくなってるひーちゃんすごくエッチ・・・・・・。見てみたい・・・・・・」
 りょ、緑葉まで・・・・・・。
 「あ、あ、あああ・・・・・・」
 幼子たちにじりじりと追い詰められ、俺は思わずベッドにしがみついた。

 「あ!」
 青太が天啓を得たような大声を出した。
 「ひーくん、さっき言ったよね?子供は自分がエッチなことをしていいかどうか分からないからエッチしちゃダメって・・・・・・。それならひかりにいちゃんはさっき俺たちとああいうことをしてもいいと思ったんだよね?ひーくんは大人だもん!エッチなことしていいかどうか分かるんだよね?だからずっと俺たちに触られてたんじゃないの?」

 「え」
 これはまさに痛恨の一撃だった。
 俺は目と口を大きく開けたまま金縛りにあったように硬直する。

「おおっ、せ、青太さすがっ!」
「青太くん天才~!」
「青太の言うとおりだー!やっぱりひかり、俺たちに触ってほしかったんじゃないか!」

 俺のバカ野郎・・・・・・。

 もう俺は泣き出しそうになっていたが、なんとか最後の気力を振り絞って掠れた声を出す。
 「い、いや、ちょっと待って・・・・・・。お、俺、こんなことやっちゃだめって・・・・・・最中に言った・・・・・・」

 だが俺の決死の一言は、まるで数時間前みんなで食べた棒状シャーベットのように、いとも簡単に彼らにへし折られた。
 「ふふっ、そーだっけー?」
 「言ってた・・・・・・気がしなくもないけど・・・・・・。でもそんなことよりひかりにいちゃんの可愛さの方が勝っちゃったからなあ」
 「それに基本的にずっと気持ち良さそうな声しか出してなかったよな?」

 喉が震え顔面蒼白になる俺。そして、最後の赤火の言葉で、俺の完全敗北が確定した。

 「ていうか~。・・・・・・ひかりの方から言ってきたよな?ちんこ触ってえっ!って。はっきり言ったよな?俺と青太に頼んだよな?」

 ・・・・・・言いました。頼みました。
 目の前が真っ暗になるのを感じ、俺は後ろによろめいてベッドにもたれかかった。両腕で顔を隠す。
 もうおしまいだ。俺はこんなちっちゃい子たちの手で快楽にふけって興奮して射精する変態なんだ・・・・・・。

 すると、髪にそっと小さな手が触れるのを感じた。
 「ひーちゃん、大丈夫?具合悪いの?」
 緑葉がそっと頭を撫でてくれている。
 「今ちょっと・・・・・・罪悪感と自己嫌悪感がすごいんだよ」
 弱々しく告げたが、彼は心配そうな顔をしながらも、「?」というリアクションだ。

 後ろからそっと細い腕に抱き締められる。背中に熱い体温を感じた。
 「大丈夫だよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんのこと大好き」
 この声は真白か。これくらいの子供の身体って、なんでこんなにあったかいんだろうな。

 「やれやれ。裸見られたのがそんなに恥ずかしかったのか?男同士だから全然平気なのに」
 なんかズレたコメントの赤火。

 「・・・・・・まあ、いきなり服を脱がしたのは確かにちょっとよくなかったかもしれない」
 「まあでも、せめてちゃんと気持ちよくさせられててよかったな。それは俺たち自信持っていいみたいだ」
 「そうだな。本に書いてることも間違いじゃないって分かったし。今日のこと踏まえて、もっと他のことも試してみよう!俺本当やってみたいこと色々あるんだよ!」
 他三人が不穏な会話をしているのも聞こえてくるが、俺はもうこれ以上何を言っても論破されるという気持ちに包まれ、ただただぼんやりとしていた。

 陽が沈みかけている。
 もうすぐこの子らの親が迎えにやってくる時間だ。次にこいつらと会うのは明後日。きっと今日みたいなことをまたされるだろう。

 ああでもないこうでもないと反省と計画中の彼らの顔を見ながら、俺は上手く働かない頭でそんなことを考えていた。どうしよう、どうしよう。何されるんだろう、今度会った時は・・・・・・。俺のこと好きだからって・・・・・・。こんなことを。こんなとんでもないことを。みんなで集まって、知恵絞って・・・・・・。

 頑張って、考えたのかなあ・・・・・・。
 
 そう思った時、俺の中に不思議な感情が生まれた。
 やってることそのものは不埒なことこの上ないが、彼らを行動に至らせたものは無垢で純粋な好奇心と、俺に対する好意なのだ。少々大きすぎるってだけの。
 どうしよう、どうしよう。この状況は明らかにまずい。・・・・・・よくない、のに。

 なんだろう、この感じ。
 六人の子供たちが集まって同じ方向を見てはしゃいでいる。それはなんだかきらきら輝いて見える。オーロラに包まれているようだ。彼らの目的は一つ。大好きだから、俺の喜ぶことをしてあげたいと。全員で力を合わせてそこへ向かって頑張ろうとしている。
 なんだろう。心が、疼く。嫌な疼き方じゃない。ドキドキしている。健気さと、純粋さに応えてあげたい。俺も彼らの笑顔が見たい。ダメなのに。そんなの許されないのに。恥ずかしいのに。彼らの高揚感に当てられてしまったのだろうか。胸の高鳴りが俺の中から湧き上がって治まらない。

 初めての感覚をどうしていいか分からず、俺は頭をぐるぐるさせながらそれを持て余していた。
 
 「まあお兄ちゃんも俺たちとエッチなことするの嫌じゃないってことが分かって良かったね。今度からはちゃんとゆっくりやればいいんじゃない?」
 真白の声に、そうだな、と同意している面々が視界に映った。

 俺は大人だからやっぱり君たちとこんなことはできない、と言うなら絶対にこのタイミングだったのに。まるで熱に浮かされているかのように、思考が全く働かない。そして俺は・・・・・・。

 「今度はちゃんとお兄ちゃんが嫌じゃないように、優し~くするからね~」
 と微笑む真白に向かって、「うん・・・・・・」と頷いてしまったのだった。
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