自称不良は君専用

アtorica

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三章

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「あきって、いつもパンだよな。そんなのばっか食ってたら体壊すぞ。ほら、この野菜炒めとかどうだ?」
「むぐっ」

無理やり口に詰め込まれて、噎せそうになる。

「あ、この肉も」

何で俺は、宮田と一緒にご飯を食べているんだろう。
疑問を解消する間もなく、次々と口内に詰め込まれて、まるでハムスターになったかのようだ。

「ほら、食え!」
「いらねーって!」

本当に、何でこんな事になったんだっけ。
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