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10年前のはなし
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10年前のお話
当時15歳の私は、mixiで知り合った男性と仲良くしていた。
10こ年上の彼は岩手に住む漁師。
漁師と言っても、ガンガン沖に出るタイプじゃなくて、ホタテやわかめの漁師。
185センチで5人兄弟の2番目。
1番上のお姉ちゃん(当時30ちょい)と、真ん中の兄弟3人(当時20代)、一番下の妹(当時小学生)の3つのグループ(?)で種違い。
腹は全員同じ、通称「ボス」の腹から生まれたらしい。
キャンゼルのみおくんと、黒めのギャルが好き。
白ギャルも可愛ければいいらしい。
「あいうえお」は尽く「ぁぃぅぇぉ」になるし、
「じ」は「ぢ」を使うタイプ
趣味はパチスロ
頭ン中はぽッかぽかだった
ここでは「ぽか」と呼ぶようにしよう。
実は、本当に「ぽか」と呼んでいた。
高1の3月、学年末テスト期間も終わり、午前中の部活しかない毎日は、彼と毎日ウィルコム、お気に入りのピンク色のhoneybee2で電話してた。
ある日彼が言った
「ホタテの赤ちゃんが死んぢゃった」
「なんで?」
「昨日の地震で」
そういえば小さい(?)地震が岩手の方であったらしいな
と思い出す。
漁師はサラリーマンと違って、年に数回大きな収入が入る。
だから赤ちゃんが死んだらとっても大変。
15歳の私なりに精一杯励ました。
今でこそそれなりに分かるけれど、かなりのショックだったに違いない。
それでもガキンチョの私と毎日ふざけたような会話をしてくれた。
毎日楽しかった。
その日午前中は答案返却日っていう、学年末テストが返される日で、部活が午後からだった。
答案返却がおわって部活が始まるまで、部室のピアノにもたれかかって、いつもの様にhoneybee2で話をしてた。
「部活終わったらまた電話する!」
「じゃあパチスロでも打ちに行くかな」
「パチスロ打ってたら電話気づかないじゃん!やだ!」
そんな話をして通話を切ってすぐだった。
地震がきた
私の部活は音楽室の入っている建物の2階で活動していて、1階では吹奏楽部が活動していた。
おバカなうちの部活のひとたちは2階から下を見て
「みて!吹奏楽部の人たちがどんどん外に出てる!」
「木が揺れてる!!」
とか言って騒いでいた。
学校の本館では「グラウンドに逃げるように」というアナウンスが流れたようだけれど、
私たちのいた棟(音楽室や書道室が入っている)には流れなかった。
そして同期が呟いた
「東北の方だって」
私は彼のことで頭がいっぱいになって、パニック、号泣だった。
「ぽかがしんじゃう!!」
そう叫んでいたのを覚えている。
何度も電話をかけたが繋がらなかった。
しばらくして、男の先生が「〇〇部なにしてる!はやくこい!」と言いに来た。
そこでうちの部もグラウンドに出た。
グラウンドで男子生徒に
「ぶりっ子かよ」
と言われて少々傷ついた。
でも、涙は止まらなかった。
家の近いコから親がむかえにきて帰って行った。
よるになって非常食のわかめご飯をたべた。
魔女の宅急便を見た。
私はその日は1晩学校で過ごした。
次の日にはセブンのバイトに出た。
レジ内は油まみれで、ダンボールを敷いていた。
宅急便はほとんど機能していなかった。
棚は空っぽだった。
バイトをしながらも気になるのは彼からの連絡。
オーナーに「彼からの連絡があるかもしれないので」と言って胸ポケットにhoneybee2を仕込ませていた。
1週間、連絡はなかった。
しばらく経ったある日、バイト直前、更衣室で彼から電話が来た
どんな内容だったか、あまり覚えてないけど
「家族みんな大丈夫、電池を温存させるからしばらく電話はできない。」
そんな感じだった。
とっても安心した。
それからまたしばらくして、電気なんかは安定したらしく、また電話の日々になった。
深夜電話していると突然
「おれ、来週東京いくから」
「はいはい、いつかオフしようね~」
「まじ。」
「まじ?」
「だって、家も船もないもん笑」
「なるほど、、」
「だから、今日から彼女な」
「はいはい、、?え?」
そうして私の高2~浪人3年間の大恋愛が始まる……
目次
・おぼろ、はじめての性病~感染元は彼の元カノ~
・おぼろ、目の前で彼の浮気相手に手首を切られる~メンヘラvsメンヘラ~
・おぼろ、誕生日に彼の家に行くと元カノと鉢合わせ~性病の感染元とは別の元カノ~
その他多数
乞うご期待
ちなみに、ちくわ、電動歯ブラシ、フリスクをぶち込んできたのはこの彼です。
当時15歳の私は、mixiで知り合った男性と仲良くしていた。
10こ年上の彼は岩手に住む漁師。
漁師と言っても、ガンガン沖に出るタイプじゃなくて、ホタテやわかめの漁師。
185センチで5人兄弟の2番目。
1番上のお姉ちゃん(当時30ちょい)と、真ん中の兄弟3人(当時20代)、一番下の妹(当時小学生)の3つのグループ(?)で種違い。
腹は全員同じ、通称「ボス」の腹から生まれたらしい。
キャンゼルのみおくんと、黒めのギャルが好き。
白ギャルも可愛ければいいらしい。
「あいうえお」は尽く「ぁぃぅぇぉ」になるし、
「じ」は「ぢ」を使うタイプ
趣味はパチスロ
頭ン中はぽッかぽかだった
ここでは「ぽか」と呼ぶようにしよう。
実は、本当に「ぽか」と呼んでいた。
高1の3月、学年末テスト期間も終わり、午前中の部活しかない毎日は、彼と毎日ウィルコム、お気に入りのピンク色のhoneybee2で電話してた。
ある日彼が言った
「ホタテの赤ちゃんが死んぢゃった」
「なんで?」
「昨日の地震で」
そういえば小さい(?)地震が岩手の方であったらしいな
と思い出す。
漁師はサラリーマンと違って、年に数回大きな収入が入る。
だから赤ちゃんが死んだらとっても大変。
15歳の私なりに精一杯励ました。
今でこそそれなりに分かるけれど、かなりのショックだったに違いない。
それでもガキンチョの私と毎日ふざけたような会話をしてくれた。
毎日楽しかった。
その日午前中は答案返却日っていう、学年末テストが返される日で、部活が午後からだった。
答案返却がおわって部活が始まるまで、部室のピアノにもたれかかって、いつもの様にhoneybee2で話をしてた。
「部活終わったらまた電話する!」
「じゃあパチスロでも打ちに行くかな」
「パチスロ打ってたら電話気づかないじゃん!やだ!」
そんな話をして通話を切ってすぐだった。
地震がきた
私の部活は音楽室の入っている建物の2階で活動していて、1階では吹奏楽部が活動していた。
おバカなうちの部活のひとたちは2階から下を見て
「みて!吹奏楽部の人たちがどんどん外に出てる!」
「木が揺れてる!!」
とか言って騒いでいた。
学校の本館では「グラウンドに逃げるように」というアナウンスが流れたようだけれど、
私たちのいた棟(音楽室や書道室が入っている)には流れなかった。
そして同期が呟いた
「東北の方だって」
私は彼のことで頭がいっぱいになって、パニック、号泣だった。
「ぽかがしんじゃう!!」
そう叫んでいたのを覚えている。
何度も電話をかけたが繋がらなかった。
しばらくして、男の先生が「〇〇部なにしてる!はやくこい!」と言いに来た。
そこでうちの部もグラウンドに出た。
グラウンドで男子生徒に
「ぶりっ子かよ」
と言われて少々傷ついた。
でも、涙は止まらなかった。
家の近いコから親がむかえにきて帰って行った。
よるになって非常食のわかめご飯をたべた。
魔女の宅急便を見た。
私はその日は1晩学校で過ごした。
次の日にはセブンのバイトに出た。
レジ内は油まみれで、ダンボールを敷いていた。
宅急便はほとんど機能していなかった。
棚は空っぽだった。
バイトをしながらも気になるのは彼からの連絡。
オーナーに「彼からの連絡があるかもしれないので」と言って胸ポケットにhoneybee2を仕込ませていた。
1週間、連絡はなかった。
しばらく経ったある日、バイト直前、更衣室で彼から電話が来た
どんな内容だったか、あまり覚えてないけど
「家族みんな大丈夫、電池を温存させるからしばらく電話はできない。」
そんな感じだった。
とっても安心した。
それからまたしばらくして、電気なんかは安定したらしく、また電話の日々になった。
深夜電話していると突然
「おれ、来週東京いくから」
「はいはい、いつかオフしようね~」
「まじ。」
「まじ?」
「だって、家も船もないもん笑」
「なるほど、、」
「だから、今日から彼女な」
「はいはい、、?え?」
そうして私の高2~浪人3年間の大恋愛が始まる……
目次
・おぼろ、はじめての性病~感染元は彼の元カノ~
・おぼろ、目の前で彼の浮気相手に手首を切られる~メンヘラvsメンヘラ~
・おぼろ、誕生日に彼の家に行くと元カノと鉢合わせ~性病の感染元とは別の元カノ~
その他多数
乞うご期待
ちなみに、ちくわ、電動歯ブラシ、フリスクをぶち込んできたのはこの彼です。
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※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
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