3 / 49
序章:天狐様の目覚め
3話:スーパー大戦争
しおりを挟む
─キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った途端ダッシュを決める。誰かが呼び止めたような気がしたがそんな事は気にしてられない。
だって今日は…今日は…!!!
「ヒナちゃん。アイツなんであんなに急いで帰ってるの?」
「あー。今日近所のスーパーでお惣菜がセールなんだよね」
「え!?そうなの!?」
「うん。だからいつも以上にお惣菜が売れちゃうの早いらしくて。それでかな?」
「…もう主婦だね、社は」
「だね。ふふ」
スーパーで月に1回のお惣菜セール日!!
前回は近所の主婦に全部持ってかれて、僕はカップ麺を余儀なくされた!だが今回は絶対僕が勝つ!!
そのために鞄に財布とエコバッグを入れてそのまま帰りに向かえるようにしたんだ。前回は呑気に家に帰宅してから行ったからな。今回はそんなミスをしない!
それに今日はストックしてた筑前煮がなくなったから作らないといけない。その為の材料も必須。
僕は必ずこのスーパーお惣菜セール日に勝つ!
見ててくれ父さん!
「こっから行った方が近道だな…!」
─ピコピコピコーン
よし。ついた。
「っく。…人が多いだと」
お惣菜売り場は野菜コーナーのすぐ後ろ。
見えたっ!!!
あの綺麗な衣の纏った唐揚げ、いつもは高くて買わない寿司、マカロニサラダに…あぁ!ある…。あるぞ!!!
僕は勝ったんだ。この大戦争に勝利したんだ!!
「って少し買いすぎたか…?」
アドレナリンでてたからか気づかなかったけど、僕めっちゃ買ったな…。
筑前煮の材料も買ったし、明日はスーパー来なくても良さそうかも。
早く飯食って、筑前煮作ろう。
意気込んで家に入ろうとする僕の足に「にゃー」と三毛猫が擦り寄ってくる。
「お前またこっちに来たのか?今日は誰にご飯を貰ったんだよ?ん?」
撫でて撫でてとお腹を出す三毛猫をお望みのまま撫で回す。満足したのか三毛猫が神社に帰っていく。
そうあの三毛猫は神社に住んでいる猫なのだ。
昨今は色々問題がある野良猫だけど、あの三毛猫は父さんが獣医さんの所連れてって去勢したおかげで皆に可愛がられている。そういえば、父さん最後まで去勢するか悩んでたなあ。
人間のエゴだけど三毛猫も僕らもお互いが安全に生きる為には仕方がない。
さて、変に時間たったけど飯食うか。
リビングの机にエコバッグをおき電気を付ける。
─カチッ
ここには僕しかいないだから電気をつけても誰もいないはずなのにふと気配を感じて前を向く。
するとふわっと金木犀の香りが鼻を掠める。
「なんだこの筑前煮は不味すぎるんじゃよ!!」
そこには三角の耳と四つの尻尾が生えた綺麗な女の人が筑前煮を手に怒鳴っていた。
チャイムが鳴った途端ダッシュを決める。誰かが呼び止めたような気がしたがそんな事は気にしてられない。
だって今日は…今日は…!!!
「ヒナちゃん。アイツなんであんなに急いで帰ってるの?」
「あー。今日近所のスーパーでお惣菜がセールなんだよね」
「え!?そうなの!?」
「うん。だからいつも以上にお惣菜が売れちゃうの早いらしくて。それでかな?」
「…もう主婦だね、社は」
「だね。ふふ」
スーパーで月に1回のお惣菜セール日!!
前回は近所の主婦に全部持ってかれて、僕はカップ麺を余儀なくされた!だが今回は絶対僕が勝つ!!
そのために鞄に財布とエコバッグを入れてそのまま帰りに向かえるようにしたんだ。前回は呑気に家に帰宅してから行ったからな。今回はそんなミスをしない!
それに今日はストックしてた筑前煮がなくなったから作らないといけない。その為の材料も必須。
僕は必ずこのスーパーお惣菜セール日に勝つ!
見ててくれ父さん!
「こっから行った方が近道だな…!」
─ピコピコピコーン
よし。ついた。
「っく。…人が多いだと」
お惣菜売り場は野菜コーナーのすぐ後ろ。
見えたっ!!!
あの綺麗な衣の纏った唐揚げ、いつもは高くて買わない寿司、マカロニサラダに…あぁ!ある…。あるぞ!!!
僕は勝ったんだ。この大戦争に勝利したんだ!!
「って少し買いすぎたか…?」
アドレナリンでてたからか気づかなかったけど、僕めっちゃ買ったな…。
筑前煮の材料も買ったし、明日はスーパー来なくても良さそうかも。
早く飯食って、筑前煮作ろう。
意気込んで家に入ろうとする僕の足に「にゃー」と三毛猫が擦り寄ってくる。
「お前またこっちに来たのか?今日は誰にご飯を貰ったんだよ?ん?」
撫でて撫でてとお腹を出す三毛猫をお望みのまま撫で回す。満足したのか三毛猫が神社に帰っていく。
そうあの三毛猫は神社に住んでいる猫なのだ。
昨今は色々問題がある野良猫だけど、あの三毛猫は父さんが獣医さんの所連れてって去勢したおかげで皆に可愛がられている。そういえば、父さん最後まで去勢するか悩んでたなあ。
人間のエゴだけど三毛猫も僕らもお互いが安全に生きる為には仕方がない。
さて、変に時間たったけど飯食うか。
リビングの机にエコバッグをおき電気を付ける。
─カチッ
ここには僕しかいないだから電気をつけても誰もいないはずなのにふと気配を感じて前を向く。
するとふわっと金木犀の香りが鼻を掠める。
「なんだこの筑前煮は不味すぎるんじゃよ!!」
そこには三角の耳と四つの尻尾が生えた綺麗な女の人が筑前煮を手に怒鳴っていた。
10
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる