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1章:思い出の筑前煮
7話:こんにゃくのあく抜き
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天狐様がまな板にこんにゃくを置き、スプーンの先で押しながら切った。
「こうやって切るんじゃ!」
「凄い!スプーンで切れるんだ!」
「ふふ、ほれ次は新汰がやってるんじゃよ」
天狐様に手渡されたスプーンを使ってこんにゃくを切っていく。
「わ、切れた」
思わずそう呟いてしまうほどスプーンでも簡単に切れていく。
あっという間に切り終わると天狐様は切ったこんにゃくをボウルに入れた。
「次は人参を切りますか?」
僕が人参に手を伸ばしながら尋ねると天狐様は唖然とした顔をした。
「天狐様?」
「ま、まさかおぬしこんにゃくをこのまま使っているわけではあるまいな?」
「え?ダメなんですか?」
「こんにゃくのあく抜きをしとらんのか!?」
「こんにゃくのあく抜き?」
こんにゃくってあく抜きするの?
あれだよね?あく抜きって鍋とかにでてくる…。
あれ?俺のイメージしているものと違うのか!?
「えっと…。こんにゃくってあく抜きする必要があるんですか?」
「それは勿論じゃ!こんにゃくのえぐみや渋みをとるためにあく抜きをするんじゃよ。所謂下処理というものじゃ」
「下処理」
「そうじゃ!あく抜きは取り除きたい味を取り除く効果があるんじゃ。多くはえぐみや渋みなんじゃがな。そもそもこんにゃくには素材となっているこんにゃく芋のあくもあるんじゃ。じゃからよりあく抜きをする必要があるんじゃよ」
ドヤ顔で説明してくる天狐様。
そのまま調味料の中から塩を取り出し、こんにゃくが入ったボウルに入れて揉み始めた。
「まずこんにゃくを塩揉みする」
「はい」
「ある程度塩揉みしたら水で洗い流す」
手際よくこんにゃくを洗い流すその姿にどことなく父さんに似ている。
父さんも手際よかったんだよね…。
「その間に沸騰させておいた鍋にこんにゃくを入れて中火で二分から三分間ゆでる。茹でている間に他の食材を切ってしまおうか!」
「はい!」
二人係で食材を切っているおかげかキッチンタイマーが鳴ると同時に食材を切り終わった。
「あとはこのこんにゃくの水気を切って冷ませば、こんにゃくのあく抜きは終了じゃ!」
「おぉ~!!」
これがこんにゃくのあく抜きか!
始めてやったけど意外と簡単かも!
「では早速筑前煮を作っていこうかの!」
「へ?」
「まだ下処理が済んだだけじゃろ?まだ料理しておらんぞ?」
「う、うそ」
前言撤回。
やっぱり僕に料理は難しいかもしれません。
「こうやって切るんじゃ!」
「凄い!スプーンで切れるんだ!」
「ふふ、ほれ次は新汰がやってるんじゃよ」
天狐様に手渡されたスプーンを使ってこんにゃくを切っていく。
「わ、切れた」
思わずそう呟いてしまうほどスプーンでも簡単に切れていく。
あっという間に切り終わると天狐様は切ったこんにゃくをボウルに入れた。
「次は人参を切りますか?」
僕が人参に手を伸ばしながら尋ねると天狐様は唖然とした顔をした。
「天狐様?」
「ま、まさかおぬしこんにゃくをこのまま使っているわけではあるまいな?」
「え?ダメなんですか?」
「こんにゃくのあく抜きをしとらんのか!?」
「こんにゃくのあく抜き?」
こんにゃくってあく抜きするの?
あれだよね?あく抜きって鍋とかにでてくる…。
あれ?俺のイメージしているものと違うのか!?
「えっと…。こんにゃくってあく抜きする必要があるんですか?」
「それは勿論じゃ!こんにゃくのえぐみや渋みをとるためにあく抜きをするんじゃよ。所謂下処理というものじゃ」
「下処理」
「そうじゃ!あく抜きは取り除きたい味を取り除く効果があるんじゃ。多くはえぐみや渋みなんじゃがな。そもそもこんにゃくには素材となっているこんにゃく芋のあくもあるんじゃ。じゃからよりあく抜きをする必要があるんじゃよ」
ドヤ顔で説明してくる天狐様。
そのまま調味料の中から塩を取り出し、こんにゃくが入ったボウルに入れて揉み始めた。
「まずこんにゃくを塩揉みする」
「はい」
「ある程度塩揉みしたら水で洗い流す」
手際よくこんにゃくを洗い流すその姿にどことなく父さんに似ている。
父さんも手際よかったんだよね…。
「その間に沸騰させておいた鍋にこんにゃくを入れて中火で二分から三分間ゆでる。茹でている間に他の食材を切ってしまおうか!」
「はい!」
二人係で食材を切っているおかげかキッチンタイマーが鳴ると同時に食材を切り終わった。
「あとはこのこんにゃくの水気を切って冷ませば、こんにゃくのあく抜きは終了じゃ!」
「おぉ~!!」
これがこんにゃくのあく抜きか!
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「では早速筑前煮を作っていこうかの!」
「へ?」
「まだ下処理が済んだだけじゃろ?まだ料理しておらんぞ?」
「う、うそ」
前言撤回。
やっぱり僕に料理は難しいかもしれません。
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