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2章:初恋のおにぎり
12話:お花の正体
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あれからいつも通りに授業を受けた。
休憩時間中に花のことを聞こうとしたが、今日は移動授業が多く聞けづに終わってしまった。
「はぁ…」
ついてない。
でも一日で枯れる物でもないし大丈夫か。
また明日にでも聞いてみるか。
そう思いながらスーパーにより買い物をし家に帰る。
「おお! おかえり!」
「た、ただいま天狐様」
久しぶり家で聞いた”おかえり”の言葉に胸が熱くなる。
僕に母親がいたらこんな感じだったのかな?
「今日も買ってきたのか! ん? 筑前煮の材料じゃないぞ?」
「毎日筑前煮って言うのも飽きるかなって思って今日はなんと大福を買ってきちゃいました!」
じゃじゃーんと効果音が聞こえるかのように袋から四つ入りの大福を取り出す。
スーパーで売っている大福は多く入っているのに100円とお手軽に買えるのでお供え物として重宝している。
「おぉ~!!! 大福じゃ~!!」
「天狐様なら自分で作れちゃいそうですが僕には難しいので…」
えへへと頭をかきながら言う。
「確かに作れるがそれも敬一郎に教わったな」
「父さんが?」
「うむ。 奴は凝り性だからな。 でも四つとは二つずつ食えるとは贅沢じゃな!」
「あ、ダメダメ!!」
「何でじゃ!?」
「こっちの二つは父さんと母さんへのお供え物にするからです!」
「えぇ~。 けちじゃのぉ」
「けちで結構! また買ってきますから!」
「約束じゃぞ?」
「はい」
天狐様にとられる前に大福を二つ取り皿に乗せ、仏壇に置く。
手を合わせて父さんと母さんに挨拶をする。
昨日はスーパー大戦争で疲れてお供え物も挨拶も出来なかったから今日は念入りに。
「(父さんが神様を信じていた理由が分かったよ。 母さんがいたら天狐様みたいだったのかな? なーんてね。 あっそうそう。 大福買ったからもしよかったら二人で食べてね。 天狐様みたいに独り占めしちゃダメだからね)」
父さんとの話が終わり、立ち上がる。
すると天狐様がそんな僕に気づいたのかニコニコと手を振る。
朝みたいにご飯を作っていると思ったけどそうじゃないみたいだ。
もしかしたらスーパーで買ってきた材料が悪かったのかもと思い天狐様に何が必要か聞こうとしたが、天狐様に言葉に遮られる。
「そういえばあの花。 どこで見かけたか思い出したぞ?」
「え! どこ!?」
「あの花は野牡丹じゃ」
「野牡丹?」
「あぁ。 ここらへんで野牡丹が咲いている場所はあそこしかないの」
「あそこって?」
「ふふ~ん。 久しぶりのただ酒と行こうかの」
そういいながら天狐様はニヤニヤと笑いながらよだれを垂らしていた。
休憩時間中に花のことを聞こうとしたが、今日は移動授業が多く聞けづに終わってしまった。
「はぁ…」
ついてない。
でも一日で枯れる物でもないし大丈夫か。
また明日にでも聞いてみるか。
そう思いながらスーパーにより買い物をし家に帰る。
「おお! おかえり!」
「た、ただいま天狐様」
久しぶり家で聞いた”おかえり”の言葉に胸が熱くなる。
僕に母親がいたらこんな感じだったのかな?
「今日も買ってきたのか! ん? 筑前煮の材料じゃないぞ?」
「毎日筑前煮って言うのも飽きるかなって思って今日はなんと大福を買ってきちゃいました!」
じゃじゃーんと効果音が聞こえるかのように袋から四つ入りの大福を取り出す。
スーパーで売っている大福は多く入っているのに100円とお手軽に買えるのでお供え物として重宝している。
「おぉ~!!! 大福じゃ~!!」
「天狐様なら自分で作れちゃいそうですが僕には難しいので…」
えへへと頭をかきながら言う。
「確かに作れるがそれも敬一郎に教わったな」
「父さんが?」
「うむ。 奴は凝り性だからな。 でも四つとは二つずつ食えるとは贅沢じゃな!」
「あ、ダメダメ!!」
「何でじゃ!?」
「こっちの二つは父さんと母さんへのお供え物にするからです!」
「えぇ~。 けちじゃのぉ」
「けちで結構! また買ってきますから!」
「約束じゃぞ?」
「はい」
天狐様にとられる前に大福を二つ取り皿に乗せ、仏壇に置く。
手を合わせて父さんと母さんに挨拶をする。
昨日はスーパー大戦争で疲れてお供え物も挨拶も出来なかったから今日は念入りに。
「(父さんが神様を信じていた理由が分かったよ。 母さんがいたら天狐様みたいだったのかな? なーんてね。 あっそうそう。 大福買ったからもしよかったら二人で食べてね。 天狐様みたいに独り占めしちゃダメだからね)」
父さんとの話が終わり、立ち上がる。
すると天狐様がそんな僕に気づいたのかニコニコと手を振る。
朝みたいにご飯を作っていると思ったけどそうじゃないみたいだ。
もしかしたらスーパーで買ってきた材料が悪かったのかもと思い天狐様に何が必要か聞こうとしたが、天狐様に言葉に遮られる。
「そういえばあの花。 どこで見かけたか思い出したぞ?」
「え! どこ!?」
「あの花は野牡丹じゃ」
「野牡丹?」
「あぁ。 ここらへんで野牡丹が咲いている場所はあそこしかないの」
「あそこって?」
「ふふ~ん。 久しぶりのただ酒と行こうかの」
そういいながら天狐様はニヤニヤと笑いながらよだれを垂らしていた。
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