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3章:魔王選抜トーナメント
38話:剣術派と拳派
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「うわっ…!」軽くいなされて後ろに座り込んでしまうシトリン。それなのに再度木刀を握り締めてお父様に向かっていく。
少しでも隙を作るために…。でもどうしたらいいんだろう。
私にできる事は傷を治すこととワープをすること。傷を治すことはまぁ今は使えないとしても、ワープで何かできるんだろうか…。あのワープは私だけじゃなくて他の人も入ることができる。だから出しすぎたりするのはNGだし。
「サクラはどうした?こないならこっちから行くぞー!!」
そういいながらコッチに向かってくるお父様。
急いで木刀を構えるが、いつの間にか目の前にいるお父様の攻撃に避けることしかできない。
「お!今のを避けるか!やるなぁー!!」
そうやってウキウキしながら何回も攻撃してくる。
おま、溺愛している娘だぞ!?もっと手加減してよ!!戦うの始めたでしょ!?
避けてばかりで木刀を合わせることも出来ない。
私刀とか剣とか向いてないんじゃないかなぁ!?
「僕を忘れないでくださいっ!」
「おっと!」
━カキンッ。
後ろからシトリンが思いっきりお父様に向かって木刀を振り落とすが、お父様の木刀に跳ね返されてシトリンの木刀が飛んでいく。
不意ついてもダメじゃん!!
そのまま標的がシトリンに変わったのかお父様が追撃をしにいく。
完全に尻もちをついてしまったシトリン。
遠くに落ちてしまった木刀を取りに走りに行くが、その行くてを阻むように攻撃する。
やばい。あのままお父様が攻撃したらシトリンが受け止めるために必要な木刀がない!
ふと私の目に自分の木刀が目に入る。
これをシトリンに渡せれば…。でも普通に投げてシトリンの元へ届く自身はない。
っ!そうだ。ワープを使えば?
私が通るんじゃない、木刀だけが通る小さなワープゾーンを作る。
「シトリン!!受け取って!!!空間の歪み…!」
小さく出来たワープゾーンに木刀を投げ入れる。
「っ!!」
━カキンっ。
「ありゃ、間に合っちゃったな?」
「サクラ様に感謝です…!!」
「でもそんなギリギリの体制から復活できるわけないだろ?もっと頑張ろうなシトリンっ!!」
「サクラ様今ですっ!!!」
その声が聞こえた瞬間振り上げるお父様に向かってワープゾーンを作り、そのまま走り込んで思いっきり殴る。
━バァン。と結界のようなものがお父様を守ったのか、私の拳はお父様には届かなかった。
「そこまでっ!!」
お母様の声にその場に座り込む。
勝てるとは勿論思ってなかったけど、まさか触れることすらできないなんて…。
「これでよく分かったわね!サクラは拳派で、シトリンは剣術派!」
そう高々と宣言するお母様をただただ見上げる事しか出来なかった。
だからお父様が目を見開いて私を見ていることに全然気づけなかった。
少しでも隙を作るために…。でもどうしたらいいんだろう。
私にできる事は傷を治すこととワープをすること。傷を治すことはまぁ今は使えないとしても、ワープで何かできるんだろうか…。あのワープは私だけじゃなくて他の人も入ることができる。だから出しすぎたりするのはNGだし。
「サクラはどうした?こないならこっちから行くぞー!!」
そういいながらコッチに向かってくるお父様。
急いで木刀を構えるが、いつの間にか目の前にいるお父様の攻撃に避けることしかできない。
「お!今のを避けるか!やるなぁー!!」
そうやってウキウキしながら何回も攻撃してくる。
おま、溺愛している娘だぞ!?もっと手加減してよ!!戦うの始めたでしょ!?
避けてばかりで木刀を合わせることも出来ない。
私刀とか剣とか向いてないんじゃないかなぁ!?
「僕を忘れないでくださいっ!」
「おっと!」
━カキンッ。
後ろからシトリンが思いっきりお父様に向かって木刀を振り落とすが、お父様の木刀に跳ね返されてシトリンの木刀が飛んでいく。
不意ついてもダメじゃん!!
そのまま標的がシトリンに変わったのかお父様が追撃をしにいく。
完全に尻もちをついてしまったシトリン。
遠くに落ちてしまった木刀を取りに走りに行くが、その行くてを阻むように攻撃する。
やばい。あのままお父様が攻撃したらシトリンが受け止めるために必要な木刀がない!
ふと私の目に自分の木刀が目に入る。
これをシトリンに渡せれば…。でも普通に投げてシトリンの元へ届く自身はない。
っ!そうだ。ワープを使えば?
私が通るんじゃない、木刀だけが通る小さなワープゾーンを作る。
「シトリン!!受け取って!!!空間の歪み…!」
小さく出来たワープゾーンに木刀を投げ入れる。
「っ!!」
━カキンっ。
「ありゃ、間に合っちゃったな?」
「サクラ様に感謝です…!!」
「でもそんなギリギリの体制から復活できるわけないだろ?もっと頑張ろうなシトリンっ!!」
「サクラ様今ですっ!!!」
その声が聞こえた瞬間振り上げるお父様に向かってワープゾーンを作り、そのまま走り込んで思いっきり殴る。
━バァン。と結界のようなものがお父様を守ったのか、私の拳はお父様には届かなかった。
「そこまでっ!!」
お母様の声にその場に座り込む。
勝てるとは勿論思ってなかったけど、まさか触れることすらできないなんて…。
「これでよく分かったわね!サクラは拳派で、シトリンは剣術派!」
そう高々と宣言するお母様をただただ見上げる事しか出来なかった。
だからお父様が目を見開いて私を見ていることに全然気づけなかった。
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