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「密教僧の娘」
しおりを挟むあやね1
あやねは、毎日普通に学校に通っていた
親元離れ1人暮らし
自宅から1キロ離れた、マンションから学校に
理由は「親父の顔なぞ見たくない!信者の顔なんか見たくない!」だった
家は寺で、密教の流れを汲み場所も裏が山、一軒家が多いが、山や木々の伐採もあり過疎雰囲気がある
寺には修行僧もいて、あやねは昔からこの密教のお経や規律が嫌いで、特有の秘事を見てからは父親に密教に怒りが沸騰し、毎日父親との喧嘩になり「ふざけんなジジィ、くそったれが! よるな! 触るな! 生きてんじゃねぇ!」っと、
あやねの怒鳴り声の大きさが隣近所に響き、近所の人達に「昨日あの角の和菓子屋迄聞こえたのよ」「私、あのお爺ちゃん歯医者行ってて、終えて自転車に乗る所で怒鳴り声が聴こえて、本当に凄いわって思ったわ」、「そんな所迄響いたの?」「響いたの!ホント、ほら貝のようによく響くわよね」と近所では毎日聞こえる喧嘩ではなく、時刻五時にほぼ毎日聞こえるほら貝、又はあのお寺さんの娘の怒鳴り声で噂になった
近所?と言うよりも近隣で有名なら、小さな町、中学でもすぐ有名になり、親父罵倒のほら貝の響きは学校の運動会の学ラン応援団に校長自らあやねをスカウトし、あやねは参加する事になり、あやねの黒獅子姿は学年問わずキャーキャーと騒がれる程だった
と言うのも、あやねは身長167㎝、体型は細身だが学ラン着れば問題ない!センター分けの腰迄ロングサラサラの髪に、学ランに白手袋、ハチマキ、少しの顔色に悪さと中の上の美人、だが目つきの悪さが伴い、風吹く中、サラサラロングの黒髪が大きな動き共に派手にカッコよく見え黒獅子と言われるようになったキッカケであり、男女問わずキュンキュンで、運動会文化祭の前後の週間は、不登校の生徒達も(引きこもり、ヤンキーも)学校で、あやねを一目見ようと、見て虜になったものは、校門で待てば1日に一回は絶対会えると、学校に休まずに来るようになる者が多く、この運動会の応援団をあやねは2年、3年と続けて参加した
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そのあやねは、地元の高校ではなく電車で30分の学校に通っていた
その学校も、最近タウン化した学校で綺麗な街
で、高校合格と共に家から1キロ圏内を条件に2Kのマンションに1人暮らしを父親から、勝ち取っていた
→
僧侶の娘2に続く
応援ありがとうございます!
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