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瓦直伝(かわらじきでん) 5話
しおりを挟む『教わる、口惜(くちお)しさ。』
『教わった、口苦(くちにが)い。口伝(くちつた)え。』
『伝えなければいけない勝ち方(かちかた)。』
「なんでも世界一(せかいいち)に、まもってくれること。お約束ごと。だから、つかいっぱしりだね。」
男の僕は異世界他種(いせかいたしゅ)お姫様(おひめさま)コスプレイヤーに、そう大命令(だいめいれい)された。でも、我ら(われら)の神(かみ)の始祖(しそ)プリミルが他種(たしゅ)の、きえた日々(ひび)であり、我ら(われら)の貴族(きぞく)の使い手(つかいて)ラクエリオンの他種(たしゅ)の、きえた、日(ひ)をおもいだした。こころから、買い出し(かいだし)の道(みち)を歩く(あるく)。その時間内(じかんない)にいなくなるだろう、と、考(かんが)えてた男の僕。
「なんで、ラーメンを食(た)べながら、かえってくるのー?」
男の僕は、言(い)われたら、それはそうだ。日清(にっしん)グループインスタントラーメンを食(た)べながら、そのつかいっぱしりからもどってきた、男の僕。
「このりんごは、世界一(せかいいち)りんごであり、2個(にこ)だから、1(いち)パックだった。本当の、世界一(せかいいち)の、お約束(おやくそく)ごと。」
「!・・・お約束(おやくそく)ごとをまもってくれてありがとう・・生きていて、生きている世界一(せかいいち)、幸せ者(しあわせもの)だよ。」
今(いま)だから今(いま)。男の僕は、口(くち)のくちびるの、何かだから何か。くやしさを感(かん)じてる。男の僕は、そのりんごだとわかっていて、口苦い(くちにがい)。そのりんごをかじっている気持ち(きもち)のまま、相手が、持ち駒(もちごま)を、盤上(ばんじょう)に、置く(おく)こと。それを、じゃました。
相手側(あいてがわ)の反則手(はんそくて)だった。その相手(あいて)の持ち手(もちて)を男の僕が、きき腕(ききうで)でいう、つかんだ結果(けっか)であった。反則手(はんそくて)をした、相手(あいて)は、あきらめて、手(て)のひらの、持ち駒(もちごま)を、おとした。
【相手(あいて)の反則持ち駒(はんそくもちごま)が、おちて、かわいた、音(おと)。世界一(せかいいち)りんご2個(にこ)であり、1(ひと)パック商品(しょうひん)が、異世界現象(いせかいげんしょう)でもある、お約束(おやくそく)コスプレイヤーがいなくなった。その音(おと)と、同じ(おなじ)。その同じ(おなじ)だった、大理由(だいりゆう)など。ちがうから、ちがう、と、男の僕はかんがえなおすかもしれない。】
~続く~
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