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異世界ヒーロー2
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一体何が起きている
村が燃えている
今日は祭りの日だったはずだ。
村に来て聖剣を抜こうと挑む人達を見物し夜にはまゆに
村を出ようと言うはずだった。
その後僕の誕生日を迎えたら町に出て商売を始め、軌道に乗ったらまゆにプロポーズしてそれから…。
どうしてこうなった。
村が燃えている。人が死んでいる。僕たちの家が燃えている。
こんなにも動揺するものなのか。こんなにも呆気ないものなのか。なんでどうして
まゆは?
まゆは何処にいる?そうだ。絶望してる場合じゃない!
今すぐまゆを探して逃げなきゃ…
僕の腕の中にいるこの女の子は誰だ?
冷たい。こんなにも周りが燃えているのに。こんなにも僕の体は熱いのに。この子はとても冷たい。
雨が降って来た。
いや、これは涙だ。僕は泣いていたんだ。
この子は この冷たい女の子はまゆだ。
「あれ。まだ生きてる人いるじゃん」
そうだ。コイツだ。聖剣の挑戦者の中にいたこの男が村をまゆをこんな目に合わせた元凶だ。
「なんでこんな事…なんで!!」
「探しているんだ。」
「何を!」
「主人公をだよ。」
は?コイツは何を言っている?
「主人公っていいよねぇ。どんな逆境にも負けず弱気を助け悪を挫く。憧れるなぁ。会いたいなぁ。」
コイツは何の話をしているんだ?
主人公を探している?
主人公てのはアレか?本や絵本や伝承で出てくる勇者とかそんなの事か?
「だったら何で人を殺すんだよ!村を…まゆを…なんで…!」
「考えたんだよ。主人公を探すには会うためにはどうしたらいいかって。」
「そして思いついた。」
「人をいっぱい殺せばいいんだって!」
「は?」
「いやだってそうでしょ!?主人公に会うためにはこれしかないんだよ!人間はウザい事にウジャウジャいるからねぇ。その中の1人。たった1人のこの世界の主人公に僕が会うためにはきっと僕がいっぱい人を殺す事でしか会えないんだよ!」
「主人公にもし僕が会えたなら。僕のようなモブじゃきっと殺せないだろうからねぇ。
僕が殺そうとしても殺せない人。きっとその人が主人公なんだって!会う方法を思いついたんだぁ!」
狂っている。
話を聞くだけで吐き気がしてくる。
ダメだ。コイツの話を聞くのはダメだ。
どうにかなってしまいそうだ。
そんな事のために村を…まゆを…!
「話しすぎたかな?まぁいいか。」
アイツが近づいてくる。
僕もコイツに殺されるのか。
こんな事にならなければ僕はどんな人生を送ったのかな。
今日まゆに村を出ようと話をしたらまゆはなんて言ってくれてたのかな。
喜んでくれたかな。断られたのかな。
もういい…。
もう疲れた。
「まゆ大好きだよ。」
思わず口に出てしまった。
言いたかった。伝えたかった。村を出なくたっていい。
大人ぶりたかっただけだ。
ただ、まゆと2人でいれるなら僕はそれでよかったんだ。
「私も大好き。」
まゆの声がした。
大好きな人の声が。
もう聞けないと思ってた。伝えられないと思ってた。
伝わった。伝えられた。大好きな人に大好きだと言ってもらえた。
「生きて。」
まゆにそう言われた直後
村の中心が揺れた気がした-
村が燃えている
今日は祭りの日だったはずだ。
村に来て聖剣を抜こうと挑む人達を見物し夜にはまゆに
村を出ようと言うはずだった。
その後僕の誕生日を迎えたら町に出て商売を始め、軌道に乗ったらまゆにプロポーズしてそれから…。
どうしてこうなった。
村が燃えている。人が死んでいる。僕たちの家が燃えている。
こんなにも動揺するものなのか。こんなにも呆気ないものなのか。なんでどうして
まゆは?
まゆは何処にいる?そうだ。絶望してる場合じゃない!
今すぐまゆを探して逃げなきゃ…
僕の腕の中にいるこの女の子は誰だ?
冷たい。こんなにも周りが燃えているのに。こんなにも僕の体は熱いのに。この子はとても冷たい。
雨が降って来た。
いや、これは涙だ。僕は泣いていたんだ。
この子は この冷たい女の子はまゆだ。
「あれ。まだ生きてる人いるじゃん」
そうだ。コイツだ。聖剣の挑戦者の中にいたこの男が村をまゆをこんな目に合わせた元凶だ。
「なんでこんな事…なんで!!」
「探しているんだ。」
「何を!」
「主人公をだよ。」
は?コイツは何を言っている?
「主人公っていいよねぇ。どんな逆境にも負けず弱気を助け悪を挫く。憧れるなぁ。会いたいなぁ。」
コイツは何の話をしているんだ?
主人公を探している?
主人公てのはアレか?本や絵本や伝承で出てくる勇者とかそんなの事か?
「だったら何で人を殺すんだよ!村を…まゆを…なんで…!」
「考えたんだよ。主人公を探すには会うためにはどうしたらいいかって。」
「そして思いついた。」
「人をいっぱい殺せばいいんだって!」
「は?」
「いやだってそうでしょ!?主人公に会うためにはこれしかないんだよ!人間はウザい事にウジャウジャいるからねぇ。その中の1人。たった1人のこの世界の主人公に僕が会うためにはきっと僕がいっぱい人を殺す事でしか会えないんだよ!」
「主人公にもし僕が会えたなら。僕のようなモブじゃきっと殺せないだろうからねぇ。
僕が殺そうとしても殺せない人。きっとその人が主人公なんだって!会う方法を思いついたんだぁ!」
狂っている。
話を聞くだけで吐き気がしてくる。
ダメだ。コイツの話を聞くのはダメだ。
どうにかなってしまいそうだ。
そんな事のために村を…まゆを…!
「話しすぎたかな?まぁいいか。」
アイツが近づいてくる。
僕もコイツに殺されるのか。
こんな事にならなければ僕はどんな人生を送ったのかな。
今日まゆに村を出ようと話をしたらまゆはなんて言ってくれてたのかな。
喜んでくれたかな。断られたのかな。
もういい…。
もう疲れた。
「まゆ大好きだよ。」
思わず口に出てしまった。
言いたかった。伝えたかった。村を出なくたっていい。
大人ぶりたかっただけだ。
ただ、まゆと2人でいれるなら僕はそれでよかったんだ。
「私も大好き。」
まゆの声がした。
大好きな人の声が。
もう聞けないと思ってた。伝えられないと思ってた。
伝わった。伝えられた。大好きな人に大好きだと言ってもらえた。
「生きて。」
まゆにそう言われた直後
村の中心が揺れた気がした-
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