射手の統領

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射手の統領109 オミョシ分家との婚姻同盟披露計画

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射手の統領
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№109 オミョシ分家との婚姻同盟披露計画

 翌日は、午前中から表座敷に主だった家来どもを集め、まずはシン鏑とレイ鏑を披露した。橙色に輝くシン鏑と藍色に輝くレイ鏑を見て、家来どもから、
「おおー。」というどよめきが、そこかしこで湧く。

 それから、震撃矢と氷撃矢の披露を行った。家来たちは、やんや、やんやの大喝采である。

 シンとレイの披露の後、膳と酒を出していつもの無礼講である。俺は家来どもに請われるまま、トリトでのシン攻略と、シカオでのレイ攻略を話して聞かせた。呑み食いしながらで構わんと言ったので、攻略話への相槌は酒が進むほど活発になって行った。
「若ー、この三月ほどおらんと思うたら、正しく東奔西走じゃの。」
「それ程でもないがな。」
「若ー、しばらくはゆっくりできるんかの?」
「それがなー、次ノ宮殿下からのご依頼で三の島に行くことになった。」
「なんとそれは誉じゃ!帝家からの直接のお召とは、流石われらが若じゃ。」
「今日は皆とも久しぶりゆえ、遠慮せず、たんと過ごせよ。」
「「「「「おおーう!」」」」」と歓声が上がる。まるで鬨の声だ。苦笑

 家来どもは俺に酌をしに来たのだが、俺の意思とは関係なく、トラップが…。キョウちゃんズである。
「あなた様が一番槍どすえ。」おい、どすえってなんだ!
「ああ、いい呑みっぷり。流石テンバ衆どすなぁ。」おい、どすなぁってなんだ!
「ささ、御屋形様にお酌するんやったら、まずうちらの酌を受けてからにしとくれやす。」御屋形様って、俺か?まだ正式には就任してないがな。
「ええ呑みっぷりやわぁ。惚れ惚れしますなぁ。」煽るな!
 いつの間にか大人嫁たちも、家来どもに注ぎまくってるし。

 この嫁関門を通過してきた家来どもはすでにへべれけである。
「若ー、ひっく、和の国を跨いで、ひっく、お勤めご苦労様です。」
「お勤めって…。」いや、俺、ムショ帰りじゃないし。苦笑
「若ー、ひっく、三の島でも、ひっく、ユノベの武名を、ひっく、轟かせてくださいませー。」
「おう、任せろ。」
「若ー。ひっく、ご立派になりなすって…、ひっく。先代も…、ひっく、きっと喜んで…ううぅ。」おい、泣くな。
「若ー。ひっく、…ZZZ。」おい、ここで寝るな!

 さて、そろそろ引き上げるか?
「では皆の者、われらは先に引き上げるが心行くまで呑み食いせよ。」大方がキョウちゃんズに酔い潰された家来どもの中で、何人かの強者が相変わらず陽気に呑んでいた。笑
「叔父貴どのたち、後は頼む。」
「「「任せろ。」」」ハモった。笑

 宴を切り上げ、皆で赤湯に浸かった。キョウちゃんズのマッサージを皮切りに、嫁全員のマッサージである。至福のときであった。

 さて、今宵の輪番はサジ姉。やはり肉食派のサジ姉との秘め事も真剣勝負である。前回は俺が優勢で、リベンジに燃えるサジ姉と真っ向勝負。俺の両手と下による多面同時攻撃と、サジ姉のマイドラゴン集中攻撃が火花を散らす。今宵の勝負は引き分けであった。
 深更まで及んで勝負に疲れ果てた俺たちは、そのまま抱き合って眠りに落ちた。

 翌日、俺たちは流邏石で名府を経由し、ガハマのユノベ副拠に飛んだ。

 ガハマでは、代官3人が出迎えてくれた。表座敷の主の座には俺、両脇に嫁たち。下座に代官3人。
「若、二の島でもご活躍だったそうで、ユノベの誉れです。」代官筆頭の重臣が口上を述べた。
「ここにいる嫁たち皆の力だ。ところで、副拠の家来どもには、前回はえらい迷惑を掛けたな。」オミョシ分家の隠居のことである。

 オミョシ分家を継いだ盟友シエンが、分家を掌握しやすいように、前の権座主=隠居を、病気療養の湯治名目で、ここガハマにしばらく軟禁した。
 俺からの圧力を躱すために、仮病を使ってシエンに家督を譲り、シエンを傀儡にして実権を握ったままにしようと企んでいた隠居を、仮病を逆手に取ってガハマまで湯治名目で、強引に連れて来たのだ。
 最初は渋っていたものの、根が好色な隠居は、お気に入りの側室との混浴に溺れ、ガハマでの軟禁を、軟禁とも気付かずに湯治として謳歌した。目出度いと言うか、鷹揚と言うか、まあ、ある意味、大物であった。笑

 隠居のガハマでの湯治はおよそ2週間。
 その間にシエンは、数日で隠居の腹心を根こそぎ寝返らせただけでなく、母である、隠居の正室の実家のオミョシ本家に渡りを付けて、隠居を代替わりの報告の正使に仕立ててオミョシ本家に送り、そのままオミョシ本家に、隠居を蟄居させると言う、大謀略を仕掛けた。
 ちなみにこの壮大な謀略を仕掛けたシエンは、まだ成人前の14歳である。まったく末恐ろしい。が、盟友シエンはキョウちゃんズの兄であり、ユノベの婚姻同盟の相手である。味方であるので非常に頼もしい限りだ。

「いえいえ、あの隠居どのは側室どのとの混浴に夢中でしたからな、手が掛かりませんでしたよ。」
「隠居がいたせいで、警戒を厳重にするために、シン鏑を副拠の家来どもに披露できなかったし、二の島でのレイ鏑も合わせて披露したい。
 この後、三の島へ指名依頼で行かねばならんので、急で悪いが、明日、家来どもへの披露と慰労の宴を張れるか?」
「もちろんですとも。若との宴ならば、いつでも喜んで張りましょうぞ。皆も喜びます。」
「ではその手配を頼む。俺たちは、明後日、商都から内海航路で三の島へ向かう予定だ。」
「承知仕りました。」

 その後、俺とキョウちゃんズはオミョシ分家本拠のアーカに飛んで、シエンを訪ねた。表座敷に招き入れられ、主の座にはシエン、両脇に重臣衆。シエンの御母上=隠居の正室はいない。客の座の俺の両横にはキョウちゃんズ。
「アタル、よく来てくれたな。聞いたで。二の島ではえらい活躍したそうやないか。」
「なんの。サキョウとウキョウ、それに他の嫁たちのお陰だ。」
「サキョウ、ウキョウ。アタルをしっかり支えるんやで。」
「「はい。」」
「それにしてもまた大きゅうなったようやな。ちと立って見せい。」
 キョウちゃんズが立ち上がって、その場でくるりと回った。
「こらまた、仰山伸びよったで。急に女子らしゅうなりよったわ。」
「ほんまですなぁ。」重臣筆頭の爺が相槌を打つ。

 キョウちゃんズが座ったので、話を戻した。
「二の島土産があるんだが、北斗号に載せたまま、廻船で送ってしまってな、商都に着くのは明後日だ。迂闊だった。」
「そんなんどうでもええがな。しかし切れ者のアタルでも迂闊なことをすることがあるんやな。何や、ほっとしたで。」
「おいおい、数日で隠居の腹心の残らず引き抜いて、たった2週間で本家を巻き込んで隠居追放の壮大な絵を描いたシエンが何を言うやら。」
「誰かさんの手を借りな、上手く行かんかったで。あのアホを2週間も軟禁してくれてほんまに助かったわ。改めて礼を言うで。この通りや。」シエンが頭を下げた。それにしても隠居をあのアホって…。苦笑

「シエン、そんなことは気にするな。で、隠居の首尾は?」
「そら当然、大成功や。あれだけしっかり準備したんやで。失敗しようがあるかいな。」
「隠居はおとなしくツークで蟄居したのか?」ツークとは、オミョシ本家の本拠がある町だ。すなわちここではオミョシ本家と言う意味である。
「いや、監禁されると分かって、母上に文句を言った様やが、トドメの三下り半を突き付けられて、豆鉄砲を食らった鳩のようになったそうや。今はせっせと侘びの手紙を繰り返し寄越しよる。ほぼ毎日届くんやで。うるそうて敵わん。最近は封を切らずにそのまま送り返したってるわ。」
「往生際が悪いなぁ。ところで御母上はどうされてる?」

「それがなぁ、側室どのが懐妊してなぁ…。」やっぱりか!ガハマじゃ毎日、混浴しながらさんざん盛ってたからな。苦笑
「…ここんとこ悪阻で苦しんどるから、付きっきりで面倒見てはるわ。」
「え?ふたりは仲が良かったのか?」
「いや、良くも悪くもなかってん。まあ、距離は置いとって関わりが少なかった感じやな。せやから、父上をガハマに追いやるために、母上がブチ切れ芝居を打ちよったときは、側室どのは急な母上のお怒りにえろう狼狽えてなぁ。」
「なるほどな。」
「せやさかい、父上が追放されたのを知った側室どのは、肩身が狭いところへ持って来て悪阻やろ?初めての懐妊っちゅーことで不安なこともあった様なんやが、ちょうどそのときに、怒らせたと思うとった母上に労わられてなぁ。お陰で今は母上にべったりや。」

「それにしても、御母上は懐が深いな。」
「まあな。『あの娘もアホ亭主の被害者よ。』言うて、親身になっとる。きついばっかりと思うとったが、存外情け深いで。見直したわ。」
「権座主様。誰がきついばっかりですって?」おっと、御母上登場。苦笑
「これは母上、ご機嫌麗しゅう。」
「息子からの陰口を聞いて、ご機嫌斜めですわよ。」
「母上、きつい言うんはそう言うとこでっせ。俺は、情け深いて言うとったんですわ。
 なぁ、サキョウ、ウキョウ。」
「せやろか?」「どっちも言うとったやん。」
「おい、そこは『はい。』言うてハモるとこやで。なぁ、アタル。」
「まぁ、そうだな。」俺に振るなよ。まるで漫才だぜ。苦笑

 うーん、それにしてもシエンの奴、この切れ者の御母上もあっさりとあしらいやがった。流石だ。

 俺の方からは、二の島でのレイ攻略のことや、これから三の島に行くことを語った。
「休む暇、あらへんな。次ノ宮殿下も人使いが荒いで。」
「次ノ宮殿下と言うよりは、今回は公家連中の差し金だな。殿下には『帰ってすぐですまんが頼む。』と言われたよ。」
「まあでもいい後ろ盾やないか。」
「そうだな。落ち着いたらシエンにも引き合わせるよ。」
「そら、ありがたいなぁ。よろしゅう頼むで。」

 キョウちゃんズと一緒にアーカで昼餉を馳走になって、西都ギルドに飛んだ。
「「ふーちゃーん。」」キョウちゃんズが馴染みの受付嬢、チフユに手を振ると、飛び出してきたチフユが、ガバッとふたりを抱き締めた。
「サキョウちゃん、ウキョウちゃん、お帰り!
 元気にしてた?ケガしてない?随分背が伸びたわね。あー、もうこんなに大人びちゃって。」
「ようやく伸び出したんよ。」
「せや。もう幼児体型とはおさらばやで。」
「えへへ。ちょっとやけど、おっぱいも大きくなって来てん。」サキョウ、こそっと耳打ちしてるが聞こえてるよ。
「アタル兄のお陰やねん。しょっちゅうかわいがってくれとるんよ。」コラ、ウキョウ!こそっと何言ってんだ。
 チフユのジト目が来る。妙に刺々しい。
 俺はチフユに、ギルマスのサンキへの取次ぎを頼んだ。

 西都のギルマス、サンキにも二の島の首尾を報告。いろいろ世話になってるサンキには、当然、真っ先にレイ鏑を見せた。藍色に輝くレイ鏑で、レイが神龍の形を取る。

「いやー、いいもん見せてもろた。おおきに。ところでアタルよ、もうアーカには行ったんか?」
「ああ。午前中に行って来たぞ。」
「で、例の件の首尾は?」サンキが聞いて来たのは、オミョシ分家の隠居の追放の件である。
「ばっちりシエンの目論見通りだ。今は隠居からシエンに毎日のように侘びの手紙が届くそうだ。そのうち、サンキさんにも取り成しを頼む手紙が来るんじゃないか?」
「そんなん来ても、何もできひんがな。」扇子を半開きにして、口元に当て、ホホホと笑う。出た、サンキ笑い。
「まあそうだな。」

「ところでシエンやがな、分家を継いでからまだ顔を見せへんのや。」
「まあ、分家の掌握に忙しいのだろうよ。」
「いや、それはもうほとんど済んどるで。その手際の良さに感心しとったとこや。それにな、シエンが継いでから陰士の評判が良うなって来てるんや。明らかに勤勉になっとる。」
「そりゃそうだ。アーカじゃ、シエン自ら率先して鍛錬してるからな。権座主にあそこまでストイックに鍛錬されたら、家来どもはサボる訳にはいかんだろうよ。」
「一度、ゆっくり話したいんやがな。」

「うーん、そうだ!それなら、うやむやになってたが、ユノベとオミョシ分家の婚姻同盟の披露目をやるか。山髙屋の商都西本店に仕切らせよう。三の島での紅蓮龍攻略にひと月見てもらって、ふた月後でどうだろう?」
「そら、ええな。ほなら、商都と古都のギルマスも呼んで、シエンとの顔繫ぎをするとええ。」
「ダイワも呼ぶのか?」
「そらそうや。仮にも西三都のひとつ、古都のギルマスやからな。
 それにな、アタルにちょっかい出して、きっちり締められてからと言うもの、性根を改めよったで。」

 古都のギルマスのダイワは、古都ギルドに隣接する帝家宝物殿の館長も務めている。俺が次ノ宮殿下からの勅許を持って、帝家宝物殿に保管されていた金剛鏑を受け取りに行ったとき、勅許に難癖をつけて来たので、軽くひと暴れしてやったのだ。
 別に何も大したことはしてない。古都ギルドのギルマスルームの壁をぶち抜いて、そこから帝家宝物殿の外壁を少々崩壊させただけだ。ダイワは、勅許に難癖をつけたのが原因であることが発覚するのを恐れ、自費で修理して、損害自体を一切合切もみ消した。
 こういう経緯があったので、ダイワにはいい印象を持ってなかったが、サンキが言う通り、ダイワだけ外すのは確かに角が立つ。

 結局、山髙屋専務で商都西本店店長に仕切りを依頼して、披露目をする方向で調整することになった。
 キョウちゃんズは、再びアーカに飛んでシエンに、披露目の了承を取り付けに行き、俺はガハマにアキナを迎えに行った。アキナは山髙屋の社長令嬢で特別顧問だからだ。

 結論から言うと、ガハマには嫁たちは誰もいなかった。サヤ姉はトノベ副拠のシリタに、サジ姉はヤクシ副拠のエノウに、ホサキはタテベ副拠のナワテに、タヅナはキノベ副拠のアベヤに、そしてアキナは何のことはない、これから同道しようと思っていた商都西本店に、それぞれ鍛錬やら仕事やらに出向いていたのだ。
 まったく勤勉な嫁たちだ。笑

 では改めて商都に飛ぼう。俺は商都の流邏石を出して掲げた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/8/28

更新は月水金の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「精霊の加護」も、合わせてよろしくお願いします。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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