サイコネバーランド

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サイコネバーランド †第5刻 ◆愉快なゾーニィの遊園地◆ (中編) R18

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R18のこの回を飛ばしても物語は分かるようにしています。
目をつむって暫くしてから、背中の下の方に何か、固いものが当たっているのがわかった。
(なんだ……?)
ズボン越しに触ると、ゼロンがピクリと跳ねた。
「っ──!」
それはゼロンのものだった。
「あっ………」
俺が触れたからか、ゼロンのそれはさっきよりムクムクと大きくなる。疲れていると勃つ事あるし、多分それだろう。
ゼロンはそっちの方面には明るくないだろうから、俺にぴったりくっついてきてたのは多分、股関のソレが固く反り上がってしまう現象が、何かわからず、不安なのかもしれない。
そもそも、一度死んでから記憶を失ってるから、分からないのも当然か。
「それ……苦しいか?」
ゼロンが頷く。
「……………体がウズウズして………ここ…変……オレ病気かな……?」
「男なら、誰でもなるから……」
「………そうなのか……?皆どうしてるんだ……?」
少し固まる。放っておけば自然に収まるけれど、やはり、そういう事も教えておいた方が良いだろうか。
今まで深く考えた事はなかったけど、しないでいると体に悪かったりするんだろうか。
そもそもゼロンは人間じゃない気がするから、そこのところもどうなのだろう。多少、体に影響はあるのだろうか。
ぐるぐると思考が回る。
教えると言っても、結構デリケートな事だし……。
でも多分、ゼロンに教えるとしたら今、このタイミングだろう。
ためらいつつも、そっと後ろに手を伸ばした。
デリケートな事なので、俺が直接触れないようにゼロンの手を上から握って操る。
「それをズボンから出して……………こうやって掴んで……上下に擦ってると……その……………白い液体が出るから…………それで治る」
説明するのが恥ずかしい。ゼロンの手でそれを掴んで、上下に動かしてやる。
「んっ………」
ゼロンは反射的に後ろへ下がった。
「……こ、腰がひけちゃう」
「体の力を抜いて、………手だけ動かしてれば……そのうち出るから」
ゼロンから手を離し後を任せる。
「………ンッ……ァ…」
ゼロンは時折ピクリと、体を震わせながらそれをしごく。
「で………できない……」
俺の背中にピッタリくっついてるからわかる。ゼロンの体が強張っている。
「か、体の力抜けって」
後ろを向くとゼロンが涙目で俺を見ていた。
「フェイ……」
デリケートな事なので、俺は手を触れないと決めていたが……。
こうなってしまっては仕方がないだろうか。
ためらいつつも、ゼロンのそれを優しく握る。
「こ……こうやって、優しく掴んで……上下に………」
ゼロンの体がビクリとなったが、俺が触っているからか堪えてるようだ。
「……ンゥ………はぁっ」
でも、ピクピクと腰が引けている。
「そのまま力を抜いて……快感だけ追いかけて」
「かい、……かん?」
「気持ちいいだろ?それがそう」
「く、くすぐったい……」
「ちょっと我慢してろって」
ゼロンはこくこくと頷くと、涙目で目を細めて俺を見た。
このまま、ぺニスを上下にしごく。
「はぁ………はっ………ァ………ンゥっ」
ゼロンは気持ち良さそうに身を震わせて快感を追っている。
「あっ……はぁ……はぁ……フェイッの…………匂い……が……っ……!」
俺の胸に顔を埋めて、荒く呼吸を繰り返した。
「フェイっ……あっ……フェイッ……んゥッ…
なに……こ、これ…なんかへんだ……オレ……へん、に………ッ──あぁあっ!!」
ゼロンが前のめりになって、両手で俺の手ごと掴む。
掌の中で、それが大きく脈を打つと、熱い液体が俺の手の中へ吐き出された。
それは俺の腕にまで飛び、ぬめりを残しながら、いやらしく下へ垂れる。
「はぁ……はぁ………はぁ………………ぁれ……?」
肩で呼吸をするゼロンが、俺の下半身を触る。
「フェイも……苦しいのか………?」
気がついたら、俺のそれも立ち上がっていた。
「俺はいいから……」
ゼロンに、するりとズボンの中に手を入れられて、それを触られる。
「でも、凄くぬるぬるしてる……」
「いいって……………ぁ……ッ!」
それの先っぽをクリクリと指で撫でられた。
「…………俺もしてもらったから………フェイも気持ちよくなって……」
「ちょッ!…………ゼロン……!」
いきり勃ったそれを指先で掴み擦りあげられた。
「やめっ……ろって……んんっ…………!……っ!……これっ……以上はァ……ッ」
「フェイ……」
ゼロンはじっと俺を見つめている。
射精したばかりだというのに、ゼロンのそれはまた大きくなっていた。
ゼロンのそれからは先ほど射精した残りが、
先端から我慢汁と一緒に垂れて何だかいらやしい。
ゼロンのものにそっと手を伸ばす。
「!…………ぅ」
ゼロンは身をよじるが、すぐに俺を受け入れた。
ソレをしごく度に、先ほど俺の掌にゼロンの出した精液がグチュグチュと音を出して、
いやらしくぬめる。
ゼロンはピクピクと反応すると、快感に気をとられ俺をしごく手が止まった。
やめてくれて、ほっとした。
「ん……これ……さっきより………ビリビリき……て……………気持ちぃ……」
ゼロンは俺を見つめる、涙目の顔が快感を物語っていた。
その顔を見て、俺の胸が鼓動を打ち始める。
「フェイ……」
ゼロンの火照った顔から目が離せない。
意識しないようにしていたが、押し寄せてきたゼロンが好きという感情で、ドキドキしてしまう。
そして、お互い吸い寄せられるように、キスをした。
「ん……ンッ………ふ………んむッ……」
唇と唇が触れあう熱で、気持ちが高ぶる。気がついたかのように、ゼロンの手が俺をしごき始めた。
「ふっ………ぁ……!……あぁっ…………!」
少し口を開け、次第に軽く舌を絡ませあう。
夢中でキスをしていたら、快感で脳が溶けるような感覚に襲われた。
「ッ~~~~…………んむっ………ふぁあっ……!」
ゼロンがいきり立ったそれを俺のモノに押し付けてくる。
亀合わせの状態になったそれらは、先走りの液を絡ませて、先っぽをクチュクチュと擦り合った。
「うっ………ぁぁッ……!」
「ッ……ァ…………フェイ……!」
ゼロンの精液とお互いの先走りの液が混ざり合って、
ぐちゃぐちゃになったそれらを激しくしごく。
限界が近い。乾いた血の匂いと、汗と精液と、ゼロンの匂いがする。
今はゼロンの事以外何も考えられなかった。
「ゼロン……んんっ…………ぁっ!」
快感の波が押し寄せて、意識が白く飛んだ。
「──────ああぁっ!!」
ビクリと体が跳ね、それが白い熱を吐き出す。
「くっ…………んウゥッ!!」
同時にゼロンも大きく脈打ち、一緒に果てた。
「はぁ……はぁ………はぁ………」
「フェイ……………フェイ好きだ………」
ちゅ…と口に軽くキスをされる。
「……………うぅ」
ゼロンに教えるだけのつもりが……結局、俺も一緒に抜いてしまった。
情けなくなって少し涙が滲む。
「……凄く気持ちよかった……またやろう?」
「ゼロン、こういう事はほんとは一人でこっそりやる事だからな……」
俺の罪悪感を余所に、汗ばんだゼロンが優しく微笑んだ。
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