女神様のたまご

無名小女

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第21話

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「これで、5人の願いが揃ったわね。で、意見は何かある?」
レイチェルが背もたれにもたれかかりながらだるそうに言った。

わかってる。
ここで女神様になるということは他の4人の願いを犠牲にしなきゃいけないこと。
そんなのが話し合いで決まるわけなんてないってことくらい。

みんなわかっていたんだ。
だけど最後の望みで賭けたのかもしれない。
戦わないための望みとして…

「やっぱり戦おう。魔法は思いが強ければ強いほど強くなる。私達は誰も譲れないのなら戦うしかない」
メアリーが言った。

その声は冷静だった。
まるではじめからこうなるのがわかってたかのように…

「うん…」
みんな思いは一致していた。
願いを聞いたくらいじゃ思いは動かなかったんだ。

私達は魔法で戦う空間を作った。
「5人で同時に戦おう。組んでも何してもいい。ただ、残るのはただ一人だけだ。」

すると桜ちゃんからテレパシーが来た。
「一緒に組まない?」
「うん、いいよ」
「ありがとう。多分、あの三人は組むと思うから」

なんでわかるんだろう?
魔法だろうか?

すると開始の合図がなった。
そしたら三人が一斉に襲いかかってきた。
「…っ」
慌ててバリアを貼る。

本当だ。
三人が組んでる。

桜ちゃんの方を見ると私の援護をしていた。
「やっぱり。あなた達仕組んだでしょ。本当は願いなんかきいてもこうするつもりだったんでしょ?だってあなた達…」
「あはは、そうだよー。私達仲良しだし?それに二人見てイライラしてたのよね。あなた達は覚えてないかもしれないけど私達魔法教わるときあなた達だけには勝てなかった。だからむかついてたのよ」

そうだ。
この子達は…いつも私と桜ちゃんの一個下の順位の人達だ。

「実力が上だって見せてやるよ!」
「テストの結果と同じじゃない?」

こうして私達の戦いは幕を開けたのだった…
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