18 / 48
『アジル・イマの溢出 ―逆位置の次女―』
第6話:『死の光、再生の澱(おり)』
しおりを挟む
名古屋の摩天楼が目前に迫る中、東の空が不気味な白銀色に染まっていた。
それは夜明けの光ではない。静岡の沿岸、浜岡の地で起きた「臨界」の残光だった。
亜美が通過した際、彼女の意図とは無関係に、原発の堅牢な格納容器は「殻」としての定義を喪失した。厚さ数メートルのコンクリートは拍動する生温かい皮膚へと変わり、ウランの核は、アジル・イマの「中身」を増幅させるための毒々しい胎児へと先祖返りしたのだ。
冷却を失った炉心は溶け落ち、本来なら広大な大地を死の灰で覆い尽くすはずだった。
だが、追跡する長女・聚楽がそれを許さなかった。
彼女にとって、核エネルギーの暴走による「崩壊」は、最も忌むべき醜悪な混沌に過ぎない。
「……汚らわしい火ね。私が、正しく『直して』あげる」
聚楽は浜岡の焦土に降り立つと、白銀の糸を千々に放ち、漏れ出す放射能と溶け落ちた核燃料を、まるごと灰色の「殻」の中に塗り込めた。
原発跡地は、巨大な「パッチワークの墓標」へと作り変えられた。メルトダウンは止まったのではない。聚楽の力によって、崩壊し続けるエネルギーが、歪な石の檻の中に「永久に閉じ込められた」のだ。
しかし、その余波は名古屋へと届いていた。
聚楽に封じ込められたはずの「死の光」の一部が、亜美の「中身」と共鳴し、目に見えない汚染となって都市を侵食する。
「佐伯さん……、空が、空が笑ってる……」
名古屋駅前。結合体となった佐伯と亜美は、駅ビルの巨大な壁面に縋り付いていた。
亜美が触れるJRゲートタワーのガラス窓は、彼女の「溢出」によって無数の「眼球」へと変異し、一斉に瞬きを始めた。そして、浜岡から流れてきた放射能の澱が、その眼球に毒々しい極彩色を添える。
名古屋城の金鯱(きんしゃち)は、もはや金属の輝きを失っていた。亜美の波動により、それは鱗の一枚一枚が黄金の肉へと変わり、のたうち回る巨大な魚類へと変態を遂げる。そしてその直後、追いついた聚楽の糸が空を舞った。
「金色の魚なんて、壊れるだけ。……永遠の『石』になればいいの」
聚楽が手を振ると、うごめいていた肉の鯱(しゃち)は、空中でピタリと動きを止めた。それは瞬時に、ひび割れたセラミック状の「継ぎ接ぎの彫像」へと固められ、天守閣の瓦さえもが聚楽の貌と同じ、醜いパッチワークの模様に塗り潰されていく。
「やめろ、聚楽……! 名古屋を……この街を、君の凍ったコレクションにするな!」
佐伯は、亜美と溶け合った喉で叫んだ。
彼の意識は今や、亜美の「中身」と、浜岡から流れてきた「死の光」に焼かれ、人としての理性を失いかけていた。
「佐伯さん、危ない……! 姉さまの糸が、地下から……!」
名古屋の広大な地下街が、聚楽の「パッチワーク」の侵食を受け、巨大な「石の腸(はらわた)」へと作り変えられていく。亜美が地下街の壁を「柔らかい粘膜」に変えて逃げ道を作ろうとすれば、聚楽はその粘膜に糸を縫い付け、人々を壁の中にレリーフとして閉じ込めながら、逃げ道を塞いでいく。
破壊の氾濫と、死の再生。
二人の女神が激突する名古屋は、黄金の粘液と灰色の石が混ざり合う、この世で最も美しい地獄へと変貌した。
「さあ、亜美。あなたを愛さなかった神に、見せてあげましょう。……私たちが作り上げる、この『二度と壊れない標本』を」
聚楽の複数のレンズが、絶望に染まった名古屋の街を、愛おしげに凝視した。
『厩戸見創世記:分断と封印の章』
第一節:土盛りの聖域
太古より水の澱むこの地に、新たなる民が寄り集いて、アダキ川の辺りに巨大なる土盛りをなせり。
彼らはその盛り土を「日の出」と名付け、周囲の平地より数刻早く陽の光を浴びる特権を得たり。
これ、水の災いを避けるためと説かれるも、その実、下界の泥濘(でいねい)を見下ろすための「城壁」なり。
第二節:古き民への呪詛
古くよりこの泥濘を守りし「古き民」の子らには、日の出を仰ぐことさえ許されず。
この土地の冷徹なる神官たちは、呪符(じゅふ)を配し、古き民の拠点を次々と打ち壊せり。
生活や教育の柱は抜き取られ、古き民の血脈を継ぐ子らは、鉄の獣に詰め込まれて東の果て、「十字山」という名の封印の地へと送られることとなれり。
第三節:海抜の拒絶
古き民、声を荒らげて「我らの行く先は深淵なり」と訴えるも、神官たちは冷笑して答えり。
「汝ら、今も既に深淵に在り。深淵が深淵に移るを、何を嘆くか」と。
これ、慈悲なき言葉の刃なり。光の当たる「坂の上」への道は、古き民の前で永遠に閉ざされたり。
第四節:衝突の預言
月日は流れ、封印の地で牙を研ぎし「荒野の民」と、坂の上の温室にて育ちし「聖域の民」が、一つの学び舎にて相まみえる刻が来らん。
これ、合流にあらず。
持たざる者の怨嗟(えんさ)と、持つ者の無垢なる傲慢が、鋭き刃となりて火花を散らす「終末の戦(ラグナロク)」の始まりなり。
アダキ川の流れは赤く染まり、盛り土の城壁は内側から崩れ去るべし。
第五節:沈黙する黄金の鱗
かつてこの地を統べしは、紅き衣を纏い黄金の鱗を持つ者たちなり。
彼らは泥濘の水を呼吸し、静寂の中に豊穣を告げる象徴なりき。
しかるに、土盛りの聖域が増殖し、モルタリートの蛇が大地を覆い尽くす時、鱗を持つ守護神たちは住処を追われ、一頭、また一頭と、人々の記憶の淵へと沈みゆけり。
神官たちは「発展」という名の祝詞を唱え、古き池を埋めては、無機質な箱庭を築き上げたり。
第六節:境界に立つ鉄の関所
「日の出」と「深淵」を分かつ境界には、巨大な鉄の獣が走り、昼夜を問わず鉄の獣たちが咆哮を上げん。
これ、単なる道にあらず。光り輝く坂の上と、忘れ去られし低地を断絶する「嘆きの壁」なり。
古き民がこの壁を越えようとする時、混沌の瘴気が視界を遮り、巨大な車輪が彼らの微かな希望を粉砕せり。
第七節:学び舎の煉獄
ついに、預言されし「合流の刻」が訪れん。
東の果て、封印の地より送られし「荒野の民」の子らと、土盛りの頂で慈しまれし「聖域の民」の子らが、石造りの檻にて対峙せり。
聖域の民、彼らの服は白く、言葉は清らかなれど、その背後には「自分たちは選ばれた者」という見えざる光輪あり。
対する荒野の民、その瞳には深淵の闇を宿し、言葉は棘となりて放たれん。
ふたつの民の子の番人たちは、この火薬庫の上で震え、ただ「和」という名の空虚な呪文を繰り返すのみ。
第八節:水底の叙事詩
やがて、天より「大いなる怒り(未曾有の水害)」が降り注ぐ時、土盛りの聖域も、深淵の泥濘も、等しく水底へと帰らん。
その時、人は初めて悟るべし。
日の出の高さも、海抜の深さも、荒れ狂う水の前では塵に等しきことを。
アダキ川の底には、分断されし民の涙が積もり、新たなる神話が泥の中から芽吹く日を待たん。
ーーアジル・イマ神話『厩戸見創世記:分断と封印の章』上 より
それは夜明けの光ではない。静岡の沿岸、浜岡の地で起きた「臨界」の残光だった。
亜美が通過した際、彼女の意図とは無関係に、原発の堅牢な格納容器は「殻」としての定義を喪失した。厚さ数メートルのコンクリートは拍動する生温かい皮膚へと変わり、ウランの核は、アジル・イマの「中身」を増幅させるための毒々しい胎児へと先祖返りしたのだ。
冷却を失った炉心は溶け落ち、本来なら広大な大地を死の灰で覆い尽くすはずだった。
だが、追跡する長女・聚楽がそれを許さなかった。
彼女にとって、核エネルギーの暴走による「崩壊」は、最も忌むべき醜悪な混沌に過ぎない。
「……汚らわしい火ね。私が、正しく『直して』あげる」
聚楽は浜岡の焦土に降り立つと、白銀の糸を千々に放ち、漏れ出す放射能と溶け落ちた核燃料を、まるごと灰色の「殻」の中に塗り込めた。
原発跡地は、巨大な「パッチワークの墓標」へと作り変えられた。メルトダウンは止まったのではない。聚楽の力によって、崩壊し続けるエネルギーが、歪な石の檻の中に「永久に閉じ込められた」のだ。
しかし、その余波は名古屋へと届いていた。
聚楽に封じ込められたはずの「死の光」の一部が、亜美の「中身」と共鳴し、目に見えない汚染となって都市を侵食する。
「佐伯さん……、空が、空が笑ってる……」
名古屋駅前。結合体となった佐伯と亜美は、駅ビルの巨大な壁面に縋り付いていた。
亜美が触れるJRゲートタワーのガラス窓は、彼女の「溢出」によって無数の「眼球」へと変異し、一斉に瞬きを始めた。そして、浜岡から流れてきた放射能の澱が、その眼球に毒々しい極彩色を添える。
名古屋城の金鯱(きんしゃち)は、もはや金属の輝きを失っていた。亜美の波動により、それは鱗の一枚一枚が黄金の肉へと変わり、のたうち回る巨大な魚類へと変態を遂げる。そしてその直後、追いついた聚楽の糸が空を舞った。
「金色の魚なんて、壊れるだけ。……永遠の『石』になればいいの」
聚楽が手を振ると、うごめいていた肉の鯱(しゃち)は、空中でピタリと動きを止めた。それは瞬時に、ひび割れたセラミック状の「継ぎ接ぎの彫像」へと固められ、天守閣の瓦さえもが聚楽の貌と同じ、醜いパッチワークの模様に塗り潰されていく。
「やめろ、聚楽……! 名古屋を……この街を、君の凍ったコレクションにするな!」
佐伯は、亜美と溶け合った喉で叫んだ。
彼の意識は今や、亜美の「中身」と、浜岡から流れてきた「死の光」に焼かれ、人としての理性を失いかけていた。
「佐伯さん、危ない……! 姉さまの糸が、地下から……!」
名古屋の広大な地下街が、聚楽の「パッチワーク」の侵食を受け、巨大な「石の腸(はらわた)」へと作り変えられていく。亜美が地下街の壁を「柔らかい粘膜」に変えて逃げ道を作ろうとすれば、聚楽はその粘膜に糸を縫い付け、人々を壁の中にレリーフとして閉じ込めながら、逃げ道を塞いでいく。
破壊の氾濫と、死の再生。
二人の女神が激突する名古屋は、黄金の粘液と灰色の石が混ざり合う、この世で最も美しい地獄へと変貌した。
「さあ、亜美。あなたを愛さなかった神に、見せてあげましょう。……私たちが作り上げる、この『二度と壊れない標本』を」
聚楽の複数のレンズが、絶望に染まった名古屋の街を、愛おしげに凝視した。
『厩戸見創世記:分断と封印の章』
第一節:土盛りの聖域
太古より水の澱むこの地に、新たなる民が寄り集いて、アダキ川の辺りに巨大なる土盛りをなせり。
彼らはその盛り土を「日の出」と名付け、周囲の平地より数刻早く陽の光を浴びる特権を得たり。
これ、水の災いを避けるためと説かれるも、その実、下界の泥濘(でいねい)を見下ろすための「城壁」なり。
第二節:古き民への呪詛
古くよりこの泥濘を守りし「古き民」の子らには、日の出を仰ぐことさえ許されず。
この土地の冷徹なる神官たちは、呪符(じゅふ)を配し、古き民の拠点を次々と打ち壊せり。
生活や教育の柱は抜き取られ、古き民の血脈を継ぐ子らは、鉄の獣に詰め込まれて東の果て、「十字山」という名の封印の地へと送られることとなれり。
第三節:海抜の拒絶
古き民、声を荒らげて「我らの行く先は深淵なり」と訴えるも、神官たちは冷笑して答えり。
「汝ら、今も既に深淵に在り。深淵が深淵に移るを、何を嘆くか」と。
これ、慈悲なき言葉の刃なり。光の当たる「坂の上」への道は、古き民の前で永遠に閉ざされたり。
第四節:衝突の預言
月日は流れ、封印の地で牙を研ぎし「荒野の民」と、坂の上の温室にて育ちし「聖域の民」が、一つの学び舎にて相まみえる刻が来らん。
これ、合流にあらず。
持たざる者の怨嗟(えんさ)と、持つ者の無垢なる傲慢が、鋭き刃となりて火花を散らす「終末の戦(ラグナロク)」の始まりなり。
アダキ川の流れは赤く染まり、盛り土の城壁は内側から崩れ去るべし。
第五節:沈黙する黄金の鱗
かつてこの地を統べしは、紅き衣を纏い黄金の鱗を持つ者たちなり。
彼らは泥濘の水を呼吸し、静寂の中に豊穣を告げる象徴なりき。
しかるに、土盛りの聖域が増殖し、モルタリートの蛇が大地を覆い尽くす時、鱗を持つ守護神たちは住処を追われ、一頭、また一頭と、人々の記憶の淵へと沈みゆけり。
神官たちは「発展」という名の祝詞を唱え、古き池を埋めては、無機質な箱庭を築き上げたり。
第六節:境界に立つ鉄の関所
「日の出」と「深淵」を分かつ境界には、巨大な鉄の獣が走り、昼夜を問わず鉄の獣たちが咆哮を上げん。
これ、単なる道にあらず。光り輝く坂の上と、忘れ去られし低地を断絶する「嘆きの壁」なり。
古き民がこの壁を越えようとする時、混沌の瘴気が視界を遮り、巨大な車輪が彼らの微かな希望を粉砕せり。
第七節:学び舎の煉獄
ついに、預言されし「合流の刻」が訪れん。
東の果て、封印の地より送られし「荒野の民」の子らと、土盛りの頂で慈しまれし「聖域の民」の子らが、石造りの檻にて対峙せり。
聖域の民、彼らの服は白く、言葉は清らかなれど、その背後には「自分たちは選ばれた者」という見えざる光輪あり。
対する荒野の民、その瞳には深淵の闇を宿し、言葉は棘となりて放たれん。
ふたつの民の子の番人たちは、この火薬庫の上で震え、ただ「和」という名の空虚な呪文を繰り返すのみ。
第八節:水底の叙事詩
やがて、天より「大いなる怒り(未曾有の水害)」が降り注ぐ時、土盛りの聖域も、深淵の泥濘も、等しく水底へと帰らん。
その時、人は初めて悟るべし。
日の出の高さも、海抜の深さも、荒れ狂う水の前では塵に等しきことを。
アダキ川の底には、分断されし民の涙が積もり、新たなる神話が泥の中から芽吹く日を待たん。
ーーアジル・イマ神話『厩戸見創世記:分断と封印の章』上 より
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【電子書籍化】ホラー短編集・ある怖い話の記録~旧 2ch 洒落にならない怖い話風 現代ホラー~
榊シロ
ホラー
【1~4話で完結する、語り口調の短編ホラー集】
ジャパニーズホラー、じわ怖、身近にありそうな怖い話など。
八尺様 や リアルなど、2chの 傑作ホラー の雰囲気を目指しています。現在 150話 越え。
===
エブリスタ・小説家になろう・カクヨムに同時掲載中
【総文字数 800,000字 超え 文庫本 約8冊分 のボリュームです】
【怖さレベル】
★☆☆ 微ホラー・ほんのり程度
★★☆ ふつうに怖い話
★★★ 旧2ch 洒落怖くらいの話
※8/2 Kindleにて電子書籍化しました
『9/27 名称変更→旧:ある雑誌記者の記録』
都市伝説レポート
君山洋太朗
ホラー
零細出版社「怪奇文庫」が発行するオカルト専門誌『現代怪異録』のコーナー「都市伝説レポート」。弊社の野々宮記者が全国各地の都市伝説をご紹介します。本コーナーに掲載される内容は、すべて事実に基づいた取材によるものです。しかしながら、その解釈や真偽の判断は、最終的に読者の皆様にゆだねられています。真実は時に、私たちの想像を超えるところにあるのかもしれません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
182年の人生
山碕田鶴
ホラー
1913年。軍の諜報活動を支援する貿易商シキは暗殺されたはずだった。他人の肉体を乗っ取り魂を存続させる能力に目覚めたシキは、死神に追われながら永遠を生き始める。
人間としてこの世に生まれ来る死神カイと、アンドロイド・イオンを「魂の器」とすべく開発するシキ。
二人の幾度もの人生が交差する、シキ182年の記録。
『月のトカゲを探す者』第一部(全三部)。
(表紙絵/山碕田鶴)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる